モーターがボイラーに当たらないように何とか処理してボディーをかぶせ、車高下げを完了します。もう一息です。
モーターの端子は、ちょうど発電機の下のあたりに当たってしまいます。
傷をつけないようにマスキングテープで覆い、デザインナイフの先で軽く切り込みを入れます。 なお、穴を大きく開けすぎてしまったら、パテなどで埋めればよいので、あまり気にしなくてもよいです。 |
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切り込むにつれてナイフが溝に埋まり、切れにくくなっていきます。 なお、裏側からピンバイスでいくつも穴を開けてつないでいく方法もありますが、場所が狭いのでニッパーなどの工具も入りにくいと思います。 写真は最初の角穴が貫通した直後です。 |
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裏側から慎重に穴を広げ、ヤスリで断面を斜めに(内側が広くなるように)削ったりして、モーターが収まるようにします。 私は途中で手が滑って大きく削り込んでしまい、その瞬間、ぴったり合うようになりました。 |
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完了後の穴を裏側から見たところです。だいたい、こんな感じに削ればOKです。 車高をこんなに下げなければ、もう少し小さい穴ですみます。 |
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開けた穴を、紙で上からふさぎます。 接着したら、合わせ目に瞬間接着剤をさらに流して固めますが、流しすぎに注意します。 |
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切り取った発電機をゴム系接着剤で接着し、さらに瞬間接着剤で固めます。 なお、紙の白い部分はつや消し黒を筆塗りすれば、ほとんど違和感はなくなります。 |
マイクロエースのC11がいまいち似ていないと感じるとすれば、ひとつは背が高くて斜めの切り欠きが小さいデフの形にあります。
高さを切り詰めるのは、もう一段階難しい工作になってしまうので(その5にて)、ここでは最も効果の高い、斜めの切り欠きの修正を行います。
まず、どのあたりから切断するかを決めます。 目標のラインにマスキングテープを貼ってから定規を当て、デザインナイフでごく軽くスジをつけて切り込んでいきます。 終わりが近づいたら、力を加減して、割れたりちぎれたりしないように注意します。 |
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力を入れすぎて、デフを破損しないように最後まで気をつけます。 意外に簡単に切れると思います。そして、急にC11の顔になってきます。 |
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デフの裏側は、デザインナイフで慎重に削って斜めにしておくと、断面が厚ぼったくなりません。 ただし、やりすぎるとこの部分が逆に目立ってしまうので、ほどほどにしたほうがよいようです。 |
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ちなみに、デフの切断や発電機の切り取りなどを行ったのは、このデザインナイフです。 |
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さて、後回しにした縁取りです。 縁取りの幅だけずらしてマスキングテープを貼り、定規を当てて軽く2〜3回スジを入れます。その程度で十分です。 |
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この程度拡大しても特に違和感はないと思います。 切り込むことによって、少しめくれが生じるので、いい感じに収まります。 |
車高下げとデフの修正を両方行いましたが、デフの修正だけならそれほど大げさなものではありませんので、週末などにちょっと試していただくこともできるかと思います。
左が加工前、右が加工後です。
マイクロエースのC11の形態は、番号に関わらず二次型を基本としているようです。
さて、デフは上部も削るつもりで斜めの部分を切り取ったので、続きを行います。