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C11の車高を下げる・他 その5

前ページまでの基本的な車高下げでは行わなかった、デフ上端の切り詰めと、タンク・キャブ裾の切り上げを行います。
ボイラーが太いのでバランスが崩れるかもしれないと思いましたが、やったほうがよいようです。

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デフ上部・各部の調整

デフ上部の切り詰め ここでは取り付けステーを温存したまま、上部から切り込む方法で工作しました。
この方法ではあまり短くすると、デフ上端の斜めに折れている部分が短くなってへんになるので、0.8mm程度としました。
ナイフを入れる 最初に横方向に一直線のスジを軽く入れ、それからステーを延長するように切り込みを入れます。
内側から外側に向かうようにナイフを入れます。
横線はステーによって三分割され、特に中央のラインは両端から内側に向かってナイフを入れるので、ちょっと面倒です。
余計な力を入れすぎないように、よく切れるナイフで作業しないと失敗しやすくなります。
縁取りの追加

30分もかからないと思います。。
うまく切れたらステーの立ち上がり部の形を整え(削りすぎると切れるので注意)、縁取り表現のスジを入れます。
まずまずの感じになります。

このあと反対側も作業しましたが、今度は最初の半分くらいの時間でできました。

端梁の切り詰め

だんだんヤケクソに近くなってきますが、端梁を下から切り詰めます。
製品では端梁の高さが3mmくらいありますが、スケールでは約2.3mmです。全体に車高が下がってしまったので、切り上げたほうが実物に似た表情になります。

ここは定規が当てられないので、下からヤスリで仕上げたほうがよいと思います。
ステップを傷めないように注意します。

タンク・キャブの調整

サイドタンクやキャブも、少し高めになっています。
ちょうどキャブ下端のフチの高さぐらい切り詰めると、スケールに近くなります。
しかし、これによりサイドタンクとランボードの付き位置が下がってしまうので、気になる時はやめるか、幅を加減します。

私は動輪が隠れすぎたのが気になって、切り詰めました。

加工完了

強引にデフを下げたので、ちょっと上部のステーが「いかり肩」になっていますが、どこか違和感のあった前面の印象はだいぶ改善されました。

加工前後

左が加工前、右が加工後です。単にあちこちを削ってプロポーションを調整しただけで、いわゆるディテールアップは一切行っていません。加工には別付けのパーツなどを購入せずに、元の素材だけでまかなうことを重視しました。

その後
シリンダーブロックが小さくなってしまったのが気になってきたので、シリンダーブロックの取り付け位置を少し下げ、その分上側に長さを延長しました。
窓も開いている形に変えました。
きりがないのでこのへんで終わりです。ここで最初の姿と比べてみると、相当の差があります。

完成

完成

9mmゲージ・1/150という制約の中で模型化するので、Nゲージは実物を縮小した写真というよりは、似顔絵に近いものかもしれないと思うことがあります。
その特徴をいかに捕まえるかが問題ですが、実機の特徴は見る人によって違うので、形を決めて量産品を製造するのは難しそうです。
D51を例にとると、その時点でKATOは似顔絵のプロ、マイクロエースはまだ駆け出しだったということになるのでしょう。でも何もかも的確なマイクロエースというのも想像しにくいです。もともとはプラ模型のアリイでして、実はあの独特なセンスが結構好きです。他のどこのメーカーも真似できないような気がします。


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