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C53の組み立て その4

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追って発売された20立方米テンダーを組み立てた順番(やった結果)です。
特に前方下側のほう、どういう組み立て順が妥当なのか見抜けず迷いました。ひとつずつ固定せず、いくつかを仮組みしてから考えたほうがよいようです(当たり前かもしれませんが)。
これは私が組み立てた順番ですが、どうにもぎこちない感じがします。一応できはしました。

20m3テンダー

ディテール表現は12-17形に比べるとシンプルです。

テンダーを箱に組む
  1. テンダー外板の内側の穴からハンダを流し、2枚を貼り重ねます。コテを当てすぎて外板が歪まないようにします。
  2. 天井の板を左右側板の間に挟んで固定。
  3. 妻板を貼り重ね、上部を直角に折り曲げ。
    ※妻板下部の2箇所の出っ張りは残しておきます。
  4. 炭庫仕切りをW形に折り曲げて固定。
  5. 裏側に背板を取り付け、石炭皿を固定。
テンダー妻板
  1. 手すりを固定(何か曲がってるし…)。下端は側板の穴に差し込んで裏からハンダ付けしますが、上端は側板に重ねてハンダ付けします。
    内側にハンダがはみ出すと妻板が付けにくくなるので、妻板を先に付けるとよいのかもしれません。
  2. 組み立てておいた妻板を挟み込んで固定。
  3. 前方の足場を妻板に差し込んで固定。下側に細い支えが4本出ていますが、これはあとで前部床板に差し込んで固定します。
動力取り付け板の固定
  1. 動力取り付け板を直角に折り曲げ、左右のスリットに最後まで落とし込んで固定。丸穴には1.4mmタップを立てます。
  2. 中央の仮ブリッジを切り取り、左右のみ残します。
前部床板
  1. 前部床板の端梁部分を折り曲げます。
  2. ドローバー部品のステップ部を折り曲げ、後ろから差し込みます。
    このとき上部にある4つの小穴の位置が合うようにします。ハンダ付けのときは穴をふさがないように注意します。
    私は次でテンダー本体に固定するときに一緒に組み合わせてハンダ付けしました。
前部床板の固定

前部床板を固定します。

  1. ドローバー部品と重なっているところにある4つの小穴に、足場の4つの足を差し込みます。
  2. 妻板下部の2箇所の突起を後方の穴に差し込みます。
    以上で固定します。
前面残りパーツ
  1. 手ブレーキハンドルを差し込んで固定。
  2. ドローバーピンを固定。
  3. ステップ中段を固定。
後部ディテール1

ライトもハシゴもないので単純ですが、後部端梁が完全に分離しているのでずれないように注意します。

  1. テールライトを固定。
  2. 手すりを固定。
  3. 後部端梁は3タイプが付属しているので、好きなものを選び、土台と重ねて固定。
    ちなみに私の選定はテキトーで、使ってみたかったものを選んだだけです。
  4. ここでは解放テコが別になっている端梁を選んだので、解放テコを固定。
後部床板
  1. 後方の動力取り付け板を固定。しかし、これは順番が逆かもしれません。
    前方の小さいほうの穴には1.4mmタップを立てます。後方の大きい穴はあとでウエイトを取り付けるためのネジを通す穴です。
  2. 端梁をぴったり合わせて固定。
    先に付けた動力取り付け板が邪魔になり、上方内側からコテが当てられません。端梁の折り曲げ部にある数箇所の穴に内側からフラックスを流し、そこからハンダを流して固定しました。
テンダー上部
  1. 水槽上面と炭庫仕切りを折り曲げ、テンダー本体に固定(完全に固定して構いません)。
  2. 注水口を固定。
  3. 増炭枠を折り重ね、側板の上部のくぼみに引っ掛けて固定。しかし、まっすぐ付けるのがなかなか難しいです。
テンダー下部
  1. 底部の配管を固定。反対側の部品には取り付け足しかありませんが、ここに残っていた0.4mm真鍮線を重ねてハンダ付けします。
残りパーツ
  1. エアホースを固定。アーノルドカプラーを使うときは付けられません。
  2. カプラーポケットを固定。
ウエイト

ウェイトは上部の石炭と、注水口の下側に内側から入れ込む後部ウェイトの2つに別れています。いずれも下側からタッピングビスでネジ留めします。取り付け前に一度タッピングビスをねじ込んでネジを切っておくと楽です。

  1. 石炭部のウェイトをネジ留め。後ろから少々削って入れました。
  2. 後部ウェイトをネジ留め。いずれも塗装後に取り付けました。
台車枠 前回の製品ではエッチング板の折り重ね方式だった台車枠が、真鍮ロストに変わりました。
前方の台車枠がステップに当たるので、エッチング式のときは前後のパーツが別でしたが、今回は共通です。前方に取り付けるものを決めて、少し前縁を削っておきます。

塗装準備

あらかじめ組み立てておいた機関部と合わせて各部を点検します。
今回は気が向いてスノープローを付けてみました。

生地完成

塗装後の下廻り、動力ユニットなどは前回と同じです。

完成

塗装後に写真を撮ってみると、組み立てが不正確なところが普段以上に目に付き、組み直しました。
まだちょっと納得いきませんが、組み直してばかりいると破綻しそうなので、ここでガマンです。

完成 前期型20立方米テンダー仕様

完成

新型動力なので走りはとてもスムーズで静かです。

その後、動輪輪心がダイカスト製になった「C53後期型汽車会社製」キットについて、次ページで触れました。


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