懐かしい遊び

韓竈
平田市

 

カメドンで遊ぼう

ハデバで遊ぼう

白い船
本陣
【昔のぼくら】冬は晴れの日が少なく、空にはいつも厚い灰色雲がたち籠め、堀コタツの中には洗濯物が重なり合っていた。それがこの町に住む人々にとっては至極当然だった。

まち中の道路は未舗装で、その道をロバのパン屋が蒸しパンを売り歩いていた。 高かったのか、余り食べた記憶はない。

簸川の土手からは家を囲った築地松が見えた。土手の坂はスベリ台や体操マットになった。そこを転がると、西代橋もグルグルと回った。橋は木で造られ穴が所々にあいていて、下の流れが見え 恐る恐る歩いた。

廻ノ池の周りにはハゲ山があり、植林が始まりつつあった。僕らはそのハゲ斜面を加速をつけて走り、斜めに横切って競った。

小学校の前には魚屋があり、そこでは串に刺した魚が焼かれ、いつもいいにおいが漂よっていた。

オート三輪と三輪車

瑞穂大橋から見るキューピー山

一畑薬師
台場
簸川の叔父サンがオート三輪で我家に来る。その時我家のオヤジはバイクしか持っていなかった。 バイクの後ろに乗っていると凸凹道で内臓が踊り、直ぐに腹が痛くなった。我家に軽自動車が来たのは、それから5年後だった。

私の名前は『よこなでくん』だった。いつも鼻水をたらし、右の袖で横に拭いていた。靴は地面の感触が直接伝わるゴム製の『タングツ』だった。素足に履くので蒸れて仕方がなかった。 ただ、水が入っても直ぐに乾くのはよかった。  次の頁

タングツ

風車古墳
鰐淵寺