懐かしい風景

韓竈

平田市

白い船
本陣

一式飾り

【平田市の概要】

この町は山陰の片隅にある。中国山脈の陰(かげ)にあり、宍道湖の北西側に位置している。それでも私鉄電車が走り、往時は沢山の人が街中を往来していた。木綿で栄え、化繊や鉱山で潤っていた。そして、更に遠い昔は修験者達によ って海産物や薬が都に知られ、信仰の地としても栄えていた。町は海産物と歴史散策を楽しめる町とも言える。海産物としては、十六島(うっぷるい)の海苔やわかめ、シッタカ等も懐かしく美味しい味である。アゴ野焼ももちろん有名である。

歴史的な建物としては、『鰐淵寺』、『一畑薬師』が上げられる。特に『鰐淵寺』の紅葉は県下に知られている。 そして以前町中にあった木佐本陣は一番大きな建物で、その庭園も見事だった。現在は愛宕山の近くに『本陣』として移設された。更に、ヤマタノオロチで有名な斐伊川、その土手に立って眺められる築地松もこの地方の特徴的なものである。田圃の中を走る二両編成の車両(一畑電鉄)も素朴な田舎町の風景である。

一畑薬師
台場

大きな川が流れ、湖も海も幸を恵み、また山なみが続き風をさえぎ り木々が香りをもたらす。自然には恵まれたこの町、只冬の空は雲に被われて寂しい。

 

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【追加】ここも最近は色々な問題を抱えているようである。少し前では市町村合併で、出雲市の合併問題があり、最近では『発電用風車』の建設について 議論されている。風車問題については右の『風車』をクリックし内容をご確認ください。更にご興味のある方は『楯縫北山の自然と文化を語る会』にお尋ね下さい。 風車古墳
鰐淵寺