Gear

Wear

humane Book Other   頁1

3)古藤さん

古藤さんと釣りがしたくて”関東えびす会”に入会したようなものだった。初めてお会いしたのは納会の時だったが、この時は殆ど話も出来なかった。『海釣りガイド』の巻頭カラーには必ず載っていた人だったので 、やはりこちらから積極的に話す事はなかった。

4)伊東さん

世の中には隠れたところに凄い人が居るものだと思った。そう言えば、釣りをやり始めた時に、伊豆の磯で『俺はメジナ釣り日本一』と書いたシャツを着ている人が居た。何でも信じてしまう自分は 、その人に話しを聞きたくなり近づいて会話したが『洒落だよ。しゃれ。』と言われてしまった。 事実それほど上手くはなかった。

1m位のタナで小メジナを海苔でポンポン上げていた。海苔の場所などを教わって、数回海苔もやったが待ちきれないので元のオキアミに戻った。

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この人の凄いのは96年12月にえびす会で神津島に釣行した際、殆どの人が磯を決めた後に自分の釣座を決め、そこで一番数を釣るのだから関心してしまった。その後、クラブの大会で1度と 、二人で下田の磯 (田牛)に行った時に話が出来た。 さて、伊藤さんは平塚にお住まいでこの方も海苔釣法だった。少し下ネタが多いのには閉口したが、結構数を釣る人で年間何トンもメジナを上げると豪語していらっしゃった。まあ話は半分以下で受け止めて、熱海の防波堤で海苔釣法について聞き、一緒に並んで釣ることが出来た。 この方はタナが1ヒロと浅かったが枚数は多かった。

 
 
下田の磯でもこの人のガッツには驚いた。チヌ釣りに誘われて行ったが、チヌ等まったく釣れないので”何でも釣れれば良い”の私はチヌを諦めてメジナ狙いに替えた。しかし、古藤さんは最後までチヌを狙い続けた。これがやはり何処の磯でも魚を引き出す方法なのかもしれない。

それまでの海苔釣法イコール大型メジナの知識は大きく壊れた。小型ウキ( 右図 1/2B)と初めて見た棒浮き(10cm位)、また竿もがまかつのゼロ号と細い竿を使っていらっしゃった。 その後、茅ヶ崎に転勤になった時に近くの防波堤でお会いした。

5)まとめ

釣りクラブ等に入って教わるのも一つの方法だが、やはり上手い人を見つけて、その人と自分の何処が違うのか見比べたりして、考えるのがステップアップ につながると思う。