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耳が遠くなるのは加齢だではない

聞こえなくなると加齢を実感する

聴力まで影響を及ぼす活性酸素

誰でも耳が遠くなると、いかにも年齢を感じます。

しかし、「聴力の低下は、20代から始まっています」と言われたらどうでしょう。

こういうとビックリされるでしょうが、20代から聴力は下降線をたどり、40代では高い音域を聞く力は落ちてきます。

聴力の低下は、主に内耳や聴力にかかわる神経の機能が衰えることが原因です。

私たちが音を聞くのは、内耳にある「蝸牛(カタツムリ)管」が振動で伝わってきた音を電気信号に変えるからです。そのとき、蛸牛のなかにある「有毛細胞」が大切な働きをします。

この有毛細胞は分裂せず、一生増えることはありません。そのために使うほど摩り減り、傷んで少なくなっていきます。これが聞こえにくくなる原因とされているのです。

大量の活性酸素は、この有毛細胞を傷めます。また、活性酸素は、動脈硬化の原因になります。動脈硬化が起こると酸素や栄養の供給が悪くなり、このことも有毛細胞の活動性を低下させることになります。

さらにいいますと、活性酸素によって脳の神経細胞は活動が鈍くなり、衰えます。信号が伝わっても音として感知されなければ、音として聞くことができなくもなります。

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