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心地よく眠れない人へのアドバイス(大自然のリズム)

人間は、疲れれば必ず眠れます

体を支配しているのは大自然のリズム

なぜ人々は、こんな「体内時計」を携えて生まれてきているのでしょう?もちろん、それはわたしたちが700万年という太古から、延々と「夜」と「朝」を繰り返す地球という星で生活してきたからにほかなりません。

地球で暮らしてきた結果、わたしたちは進化、適応し、地球で最も暮らすのに適した生活リズムを、体の中につくり上げてきたのです。この生活リズムを、専門的には「サーカディアンリズム」という言葉で呼んでいます。「サーカディアン」とはラテン語で、「約1日」という意味です。

人類は、誕生した700万年前から、ずっと昼行性の動物として生活を営んできました。昼行性とはいうものの、もちろん行動開始は「朝一番」です。人類の祖先は、まさに夜明けとともに支度をはじめ、日が出ている間に狩りをしたり、食物となる植物や魚介類を獲っていたと考えられています。

だんらんそして暗くなったら洞窟などの安全な住居に戻り、一家団欒し、あとは明日に備えて早めに眠る…電気もないし、夜に遊ぶ場所もないし、だいたい夜は夜で夜行性の動物の天下なのですから、当然のことです。

そして農業が始まっても、騎士や武士の時代になっても、原則的にはこの「朝型のライフスタイル」をずっと続けてきました。この間、「サーカディアンリズム」も一貫して守られてきたのです。朝になったら「交感神経」が目覚め、バリバリと活動ができる体が、その間に準備される。夜になったら「副交感神経」が目覚め、今度は体もお休みモードに入る。

その間に体内では、脳の情報整理作業や、成長ホルモンの疲労回復作業が行なわれます。このリズムは、もちろん現代人にも引き継がれているのです。はたしてこれが狂ったら、どのようになるでしょう?

わかりやすいのが、時差ボケです。これは時差によって、「サーカディアンリズム」が狂ったことによって起こる現象です。するとしばらくは、「朝方に頭がボーつとして、夜になると目が冴えてしまう」という、厄介な状態に陥ってしまいます。ただし、時差ボケも時間が経てば回復していきます。それはほかならぬ松果体が、日光を感じとることで体のバランスを整えていくからです。つまり、世界中どこへ行っても、朝は朝だし、夜は夜です。そんな一日のスパンに合わせてメラトニンは分泌され、ホルモンのスケジュール管理がしっかりと行なわれていくのです。

しかし、こんな状況が慢性的に続いていたらどうなるでしょう?別に海外を行ったり来たりする、ビジネスマンの話をしているわけではありません。毎日毎日、不規則な睡眠時間で、生活スケジュールがすっかり乱れていたりとか、あるときは深夜まで起きていたかと思ったら、休日になったらしっかりと昼過ぎまで寝ていたりとか。結果的に起こるのは、ズバリ、慢性的な時差ボケにほかなりません。これによってメラトニンの分泌は乱れ、体全体のホルモンバランスが狂ってしまうこともありえるのです。

睡眠は心の状態とも連動している

ある調査によれば、日本人の平均睡眠時間はここ20年の間で、およそ25分も短くなっているそうです。テレビをつければ24時間延々と番組が放送されていますし、外に出れば24時間営業のコンビニエンスストアやファミリーレストランなどが開いています。

しかも、ほとんどの人が携帯電話を持っている時代です。かつては夜中に友だちの家などに電話をかけようと思ったら、「誰かを起こしてしまわないかな」とか、「相手の家族に迷惑だしなあ」などと、ためらわれたものです。しかし現在では、携帯でダイレクトに本人とつながりますから、真夜中であっても気軽に長電話をしてしまいます。

あなたも身に覚えがあるのではありませんか?そうすると「まだ起きていたいな」という誘惑は強くなり、本当に夜更かしをする結果になります。するとその影響は、「早く起きられない」という形で現れます。むろん会社勤めの人は寝坊するわけにいきませんから、時間ギリギリになって大慌てで起きるということが多くなるでしょう。

こうして、「早寝早起き」ならぬ、「遅寝遅起き」が慢性になっていくわけです。もちろん「遅寝遅起き」は、人類が一貫して築き上げてきた「サーカディアンリズム」に、真っ向から逆らうものです。現代人特有の不眠についてはこちらに詳しいサイトがあります。生活習慣が特に大きく影響しており睡眠時間の減少とも連動しています。

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