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Doggys Angels Wild Wild West Jay-Z Damizza 5th Ward Boyz Bone Thugs-N-Harmony Outlawz Daz Dillinger

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Snoop Dogg Presents Doggys Angels - Pleezbaleevit !
Featuring Snoop Dogg,Soopafly,Nate Dogg,Tha Eastsidaz,Kokane,Layzie Bone,Suga Free,Latoya Williams,King Lou,Ruff Dogg,Morticia
Production by
Battlecat,"Fredwreck"Nassar,Meech Wells,Jelly Roll,Marc N Tha Dark,D. Black
SnoopのレーベルDogghouse Recordsからの第2弾は、なんの前触れもなく突如現れた新人famale3人組、Big Chan,Kola,ConiyacによるDoggys Angelsのデビューアルバム。R&Bにはfemaleグループは数多くいますが、イメージ的には、ありそうでなかったそのRap版ってところでしょうか。が、ビュジュアル的には、かなりキツイものがあり、特にリーダー(Big Chan)が1番のバケモノ・ブサイクという前代未聞の構成になってる。制作陣がなんとかDogghouseカラーといえるサウンドを作りだそうと前進してる感じだが、いまひとつ形になってない。R&B調・Dre調・レイドバック調・ダーク調・アップテンポ調となんでもあり状態、出来も全て中途半端で聴き込むモノはなし。中心プロデューサーのBattlecatもヒット曲を作る力はあるが、ノリが弱くなると一気につまらなくなり、何曲もやって質を維持する力はなし。とは言え、そもそもSnoopが抱えてるCrew自体、中味はローカル・ラッパーや中堅プロデューサーの集まりでしかなく、このクラスでは十分過ぎるほどの出来だけど。1番気になるのが、出来の良し悪しに付随することだが、Snoop&Dogghouseが目指してるサウンド。彼らがかもし出そうとしてるフレイヴァ、それ自体にかなり問題が・・・。 (00.12.9)

Wild Wild West Soundtrack
Featuring Will Smith,Dr,Dre,Eminem,MC Lyte,Slick Rick,Common,Lil' Bow Bow,Jermaine Dupri,Dru Hill,Blackstreet,Guy,Faith Evans,Kel Spencer,Tatyana Ali,Tra-Knox,Breeze,Neutral,Jill Scott,Payne,Richie Sambora,1 Life 2 Live
Production by
Rob Fusari,Dr.Dre,Mel-Man,Tim & Bob,Jermaine Dupri,Teddy Riley,Large Professor,R. Kelly,Dent,J-Dubb etc
99年にリリースされた
Will Smith主演映画「Wild Wild West」のサントラ。ラップ半分に歌モノ半分で、どっちかというと歌モノの方が聴きどころになってる。名前の知れてるアーティストが集まってるけど、みんな、ほとんどマイペースでやってる人達って感じ。新人らしき人も数名いるけど、「売りますよー」と騒ぎ立てる感じもなし。そんなんで特別目立つモノはないが、出来は悪くなく、たまにはこんなのも聴くのはいいかと。 (00.12.9)

Jay-Z - The Dynasty La Roc Familia [ 2000 - ]
Featuring Beanie Sigel,Memphis Bleek,Amil,Snoop Dogg,Scarface,Freeway,R. Kelly,Lil' Mo,Rell
Production by Rockwilder,Rick Rock,Just Blaze,Bink,Kanye West,The Neptunes,T.T.
Jay-Zの5th。Jay-Zのソロ名義になってますけど、中味はRoc-A-Fellaコンピというか、お仲間Beanie Sigel,Memphis Bleek,AmilとのユニットThe Dynastyによるアルバム(Nasのサイド・プロジェクトThe Firmに感じが似てる)。しかし、Amilは1曲のみの参加で、4人による曲はその1曲だけ。あとはJay-Zを中心に3人によるソロとマイクリレー。サイド・プロジェクトだからか?プロデューサーの格を落としたのかもしれないが、お馴染みのSwizz Beatz,Timbalandの参加はなく、ほとんど初起用の連中。曲調的にはBounceテイスト溢れるいまどきモノと1stを思い起こさすようなモノになっており、原点回帰のスタンダードなJay-Zを堪能できる。サイド・プロジェクトとは思えない出来だし、Jay-Zのソロ名義でも全然問題ないほどの力作。爆発的な人気から下り坂になるのかと思ったけど、飽きられてるSwizz Beatz,Timbalandを起用せず、このプロダクションで良くここまで作った&上手く流行りを渡り歩いたと関心する。個人的には、いままで1番好きなアルバム。 (00.12.1)

Damizza Presents Where I Wanna Be
Featuring Shade Sheist,Damon Sharpe,Kurupt,Nate Dogg,Krayzie Bone,Layzie Bone,Ja Rule,Caz,TQ,Tatum Tots
Production by Damizza,Kay Gee,Eddie Berkeley,Greg Lawson,Damon Sharpe,Jermaine Dupri,Warren G
Shade Sheistのアルバム・タイトル曲がヒット中、彼の親分Damizzaが贈るコンピ。現在25歳のDamizzaですけど、ラジオ関係の仕事をずっとやってきたようで、いままで彼が手掛けたアーティストはMariah Carey,Ja Rule,The Murderers,Bone Thugs-N-Harmony,TQなどで、プロデューサーとして今年に掛けて世に出てきた模様。自身のレーベルBaby Ree Recordsを持ち、Shade SheistとシンガーDamon Sharpeは彼の抱えてるアーティスト。アルバムはShade Sheistを中心に東西南の知り合いをかき集めて作られた全10曲。出来は特別悪くもなく良くもなく、普通。が、それ以前にDamizza自体がバリバリのWest&Gサウンドじゃないのは固より、100%ピュアなHip Hopと言える存在じゃないから、違和感あり過ぎ。それにShade Sheistも大したラッパーじゃなく、一応、West系ラッパーのようだが、例えるなら東西南のいずれかにくくるとしたら西にくくられちゃうBone Thugs-N-Harmonyと似たようなな存在であんまり興味なし。一発屋で終わる可能性大である。 (00.12.1)

5th Ward Boyz - Usual Suspects
Featuring Scarface,Do or Die,Willi D,Devin,Gotti,Johnny P,Eightball & MJG,Spice 1,Mr. Slimm,Red Dog,Tasha
Production by
Mr. Lee,Mike Dean,5th Ward Boyz,J. Bido,Freddy Young,Flip
97年にリリースされたRap-A-Lot所属の
5th Ward Boyzの4th。この人達はコンスタントにアルバム・リリースして(現在5枚)、しっかりキャリアを築いてるけど、その存在はまったく無視。たんなるオヤジ連中(雰囲気が)って感じのイメージしかない。そんなんで、なんの期待もなかったけど、このアルバムを聴いてみてビックリ。まったりさや濃さはなく、後味が残らない喉越しスッキリな感じのミッド・スローなノリで、かなりいい味だしてる。1人でボケーと横たわって天井を見つめながら、物思いにふけってしまいそうなムードあり。アルバムの出来は悪くないし、心地よくて病み付きになる。その存在と出来のギャップから、通好みな奴らって感じ。 (00.11.24)

Bone Thugs-N-Harmony - E.1999 Eternal
Featuring Flesh-N-Bone,Poetic Hustlas,Graveyard Shift
Production by DJ U-Neek Co-Production by Bone Thugs-N-Harmony,Kenny McCloud,Tony C
95年にリリースされたBone Thugs-N-Harmonyの2nd。準メンバーのFlesh-N-Boneも数曲に参加。プロデューサーは、当時二人三脚で一緒に頑張ってきたDJ U-Neek。このアルバムは400万枚の大ヒットとなったが、ちょっと聴いた感じ「こんなモノか」と・・・。シングル・カットされた“Tha Crossroad”はRemixのようで、あれはこのアルバムに入ってないし。3rdとなにが違うのかよ〜分からんが、アルバム1枚、あのハーモニースタイルは徹底的・最大限に引き出されていて、Boneの魅力は十分過ぎるほど満喫できる。が、トラックが弱い・つまらない・なんのヒネリもなく、1曲1曲は聴いてられない。アルバム1枚にムードが充満していて力作であるには違いないが、今の時代ではきつ過ぎるトラックの集まり。 (00.11.24)

Outlawz - Ride Wit Us Or Collide Wit Us
Featuring Spice 1,TQ,Bad Azz,Phats Bossi,Low Lifes,Val Young,Akwylah,Mil,Ya Yo,H-Rider,Supreme C,Smooth,Dirty Bert,Trife,Divine
Production by
E.D.I.,Outlawz,Quimmy Quim,Reef,Femi Ojetunde,Mr. Lee,Mike Dean
2Pacの舎弟軍団Outlawzのデビュー・アルバム。2Pacの死後もDeath Rowに在籍してたがいつだか離脱、新たにRap-A-Lotに所属したがここも離脱、んで自分達で設立したOutlaw Recordzからのデビュー。一応、リーダー格のYoung Nobleと彼に肉迫するNapoleonの2人が軍団を引っ張り、プロデュースも出来るE.D.I.が参謀格、最後にKastro、みたいな序列になってるようです。外部からのゲストはそこそこに、Homieを大挙紹介。制作陣のQuim,ReefOutlawzのお仲間で間違いないでしょう。あとはRap-A-Lot専属のMr. Lee,Mike Deanに、FatalのアルバムでもやっていたBayで活躍するFemi Ojetundeも参加。98年にリリースされたFatalのアルバムは、大したプロダクションを確保できず散々な出来だったんで、Outlawzにも不安があったがそんなことはなかった。E.D.I.本人も加えた身内制作陣が思ってたより頑張ってたし、それに数少ないコネクションから協力を得たであろうFemiMr. Leeが大活躍。トラック並びにOutlawz本人達がやる気満々って感じで意気の良さがあり、かなりアグレッシブに聴かせてくれる。「2Pacなしでよくぞ、ここまで」という感じで、十分な出来。今後、各ソロ作の予定があるようだが、それは心配。 (00.11.24)

Daz Dillinger - R.A.W.
Featuring Kurupt,Soopafly,Tray Deee,Lil' C-Style,Mac Shawn,Slip Capone,Mark Morrison,Latoya Williams,Tha Mactress,Big Pimpin
Production by
Daz Dillinger,Soopafly
初期メンバーが続々とDeath Rowを離脱していっても同レーベルに残って、要的存在になってましたけど、遅ればせながら彼も離脱。
Dr.Dreの復活と共に初期Death Rowメンバーが再結束の如く、激しく入り乱れて協力しあってる中、Snoopとのビーフが取り沙汰されているDazはこの輪に加わることなく、独自に活動の幅を狭めてローカルに展開。何の前触れもなく自身のレーベルD.P.G. Recordsからひっそりとリリースされた2ndです。ゲストはD.P.G. Recrodsに所属していたSoopafly,Lil' C-Style,Mac Shawnに、盟友KuruptTray Deeeといった顔ぶれで、周りにいるHomieのみといった感じ。そんな徹底した地元志向で内に向かった活動になってますけど、中味はなんの問題もなし。縦ノリファンク・ナンバー、R&B調のメロウもの、デンジャームード漂うギャングスタ・ストリートものなどなど、持ちパターン全開で前作と遜色ない完成度・サウンド・内容になっており、前作の続編・Part 2と言える出来。一連のDeath Row在籍中の活躍を見れば分かるとおり、この人は大きくハズスことなく、かなり安定した力を発揮してるんですけど、このアルバムでも従来通りのDazサウンドを聴かせてくれてます。最近、彼の名前は滅多に見ることはないが、この後、JT The Bigga Figgaとのコンビでアルバムをリリースしたりして、Bay Areaにも進出してる模様。 (00.11.18)

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