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証明書
まるで豪華な乗車証明書

また、メインディッシュの食事中に、パーサーさんが各席を周り記念写真を一枚300円で撮っています。
普段は自分の写真は絶対に撮らないんですが、去年に引き続き今年も「記念」と言うことで、撮ってもらうことにしました。
紅茶を飲み終えると、優雅なひとときは幕を降ろします。列車食堂で、フランス料理のフルコースディナー・・・・、なかなか夢のような時間でした・・・。

席を立ち、レジで記念写真を受け取ります。
 今日のメニューに写真が貼り付けてあり、その下には乗車列車と乗車日のサインが入っています。豪華な乗車証明書みたいな感じです。
後ろ髪を引かれる思いで、食堂車をあとにします。

 部屋に戻って、映画でも見ながらゆっくりとくつろぎます。何もしないで、ただ、ぼ〜っとする・・・。映画を見たり、車窓に流れる夜景を眺めたり・・・・。
 普段生活している時間とは違う流れが、この列車の中にはあります。ゆとり、くつろぎ、ゆったり、のんびり・・・など、「トワイライト」を表現する言葉は、いくつでも出てきそうです。

 もうすぐ新津駅と言うところで、いきなりの停電・・・・。部屋の中は真っ暗・・・。すぐに通路へ出てみると、他の部屋も真っ暗で、通路の非常灯がついているだけです。
 「ひょっとして1号車だけかな・・・」と思ったのですが、しばらくして停電は直りました。車掌さんが慌てて配電盤をチェックしています。その後放送があり、停電は編成全体に及んでいたようです。
 原因は、電源車からの給電異常でブレーカーが落ちたため、だそうです。(「トワイライトEXP」は動力を持たない客車編成で、先頭9号車の前に連結された電源車《ディーゼル発電機を2機搭載》で、編成全体の電力をまかなっています)

 思わぬハプニングでしたが、これも長距離列車ならではの出来事でしょう。
食堂車では、2回目のディナーが始まりました。
 19時40分頃、少し遅れて本日最後の停車駅、新津に停車。駅構内に留置されている、「ばんえつ物語号」の客車に見送られて出発します。
 新津を出発すると、時刻表の上では翌朝の、洞爺駅まで停まりません。新津出発後、2号車を覗いてみましたが、結局「ロイヤル」は4室が空きのままでした。その空いた個室のドアを、車掌さんがカギを閉めてまわっています。

 再び部屋に戻り、ゆっくりとします。
 その後9時をまわった頃、恒例のおやすみ放送があり、また青函トンネル内を走行中に行われる恒例の、JR北海道の車掌によるトンネル話の案内もありました。はたして何人が参加するのでしょう・・・・。

 さて、シャワーを浴びるとします。シャワーの使用方法は、「北斗星」ロイヤルと同じですが、「北斗星」が出湯10分x2なのに対して、「トワイライト」は出湯20分の通しとなっています。
 シャワーを浴びてサッパリした後は、パブタイムの食堂車を覗いてみましたが、利用者が誰もいなかったので、ちょっと入る気になれず、「食堂車の4段活用」は諦めて、部屋に戻りました。

「トワイライトEXP」は、暗闇の日本海海岸線を北上します。
21時35分、鶴岡駅に運転停車し、大阪行き「日本海2号」と交換します。このあたりから列車の速度が落ち始めます。
22時頃、酒田駅に運転停車。ここでは、上野行き「あけぼの」と待ち合わせです。

 酒田を出発すると、さらに速度が落ちます。原因は、強風。
車体に叩き付ける風邪の音が、車内にも響きます。
 今日最後の旅日記と、メールを送信し、寝ることにします。

ベット状態
ベット状態にしたロイヤル

さて寝る前に、ソファーをベット状態にしなければなりません。まず、荷物をすべてしたに降ろし、ドア付近にあるスイッチをON。すると「ウィ〜ン」と言うモーター音と共に、ソファの背もたれが倒れてきて、セミダブル状態になります。なかなか面白い構造です。
 列車は相変わらず徐行運転を繰り返しています。

 ちなみに今日の「トワイライト」の乗車率は、50%ではないでしょうか・・・。
A個室ロイヤルで4室の空きがありますから・・・。B個室も結構空きがあるようですし。ただ、一ヶ月前の時点では満席だったので、かなりの直前キャンセルが出たようです。「オフシーズンの「トワイライト」はこんな感じだよ」と、車掌さんが話してくれました。
 さてそろそろ、寝ようと思います・・・。
前日の仕事の疲れもあり、すぐに夢の中へ入っていきました。明日の朝は、北海道です。

 6時45分にセットした、目覚ましアラームのけたたましい(笑)音で、目を覚ましました。
カーテンを開けて、外を覗いてみます。と、車窓に広がる景色は、一面の銀世界・・・。北海道に来た。と言う感じよりは、ちょっと早いんじゃないの・・・と言う感じ。まだ11月だというのに、まるで真冬の北海道に来たみたい・・・。
 本来ならすでに洞爺駅を出発しているのだが、どうやら遅れているらしい。
青森で交代したJR北海道の車掌さんの車内放送が入り、「昨夜、酒井付近の強風により、徐行運転が続いた影響で、30分ほど遅れて運転している」とのこと。

 7時頃、食堂のパーサーさんが、モーニングコーヒーならぬモーニング紅茶と朝刊を持ってきてくれました。ちなみに朝刊は、「北海道新聞」です・・・。
 7時15分頃、本日最初の停車駅、洞爺に停まります。
 この辺の車窓風景は、太平洋を眺めながら・・・、なのですが、ほぼすべての個室が日本海側を向いているため、流れる景色は山の風景・・・・。

和朝食
和朝食。
ご飯が「おひつ」に入っています

7時半、食堂車からの案内放送があり、朝食予約券をもって食堂車へ・・・。車内はほぼすべて満席状態。
 自分の席に着くとすでに食事の準備は出来ています。まるでホテルや旅館の朝食みたい・・・。また小さな事ですが、ご飯が「おひつ」に入っているのが、何となく嬉しいです。
 和朝食の内容は、ほとんど「北斗星」と変わりませんが、値段は100円安い、1500円です。
「トワイライト」の場合「北斗星」と違い、前日のうちに予約するので、席に着いてからオーダーを取りに来る・・、と言う無駄が無くなり、必然と回転も早くなります。
 朝食は3回転制。6:45〜7:15,7:30〜8:00,8:15〜8:45です。僕が予約したのは2回目の7:30〜8:00です。

 朝食を食べたあとは、サロンカーで少しつろいだあと、自室に戻ります。
「トワイライトEXP」の旅も、残す所あと1時間くらいです・・・。列車はもう少しで、苫小牧に到着します。この辺に来ると、雪もなくなって秋らしい風景が続きます。
 左手に飛行機が見えてくると、南千歳駅・・・。もうこの辺まで来ると、見慣れた景色がつづきます。札幌まではもう30分を切っています。

 21時間を過ごしたこの部屋とも、もうすぐお別れとなります。部屋に散乱している荷物をまとめ、忘れ物がないかチェックしているうちに、列車は新札幌を通過。
 車窓風景は再び真冬の景色が広がります。雪一色です。ただ天気は晴れているので、青空と雪景色の対比が美しい・・・。
 そして、車掌による最後の車内放送が流れました。そして、降りる準備が整ったときには、白石駅を通過していました。

札幌到着
車庫へ引き上げる「トワイライトEXP」

苗穂の手前で、21時間前に聞いた、「いい日旅立ち」がふたたび流れます。苗穂を通過した列車は高架区間に入ります。
 そして9時50分頃、およそ40分ほど遅れて「トワイライトEXP」は札幌駅5番ホームに滑り込み、大阪から1500kmあまり、21時間50分の日本最長距離豪華列車の旅は幕を降ろしました・・・。

 

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