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11月21日 その1

 

網走到着
朝の張りつめた空気に包まれる

 朝、薄闇の中列車は走っています。外を見ると、まあまあの天気のようです。
6時15分、網走定刻に到着。
ホームに降りると、ピンと張りつめた冷気に包まれます。周りは雪景色。ホームの屋根が無いところには、積雪もあります。まるで真冬の景色・・・・。とても11月の風景では無いですね。
いったん改札を出て、駅前にある「○ーソン」で朝食を購入しホームに戻ります。
釧網線・釧路行きのキハ54に乗り込み、網走をあとにします。

鱒浦駅を出ると、車窓にはオホーツク海が広がります。雪景色に囲まれたオホーツク海。
あと2ヶ月半もすれば、一面真っ白な流氷に覆い尽くされてしまうでしょう。流氷のない雪景色の中のオホーツク海というのも、なかなか貴重なのかもしれません。
 知床斜里で学生達のほとんどが下車していき、車内がなんとなく静かになります。車窓景色はだんだんと雪深くなっていきます。緑駅を出ると清里峠を越えていきます。釧網線一番の難所を通過すると、川湯温泉に到着します。
この辺りも結構雪が積もっており、圧雪路の所もあります。空を見ると、なんとなく曇っています。この先晴れてくれるかどうか・・・。

摩周駅と相棒
摩周駅前で、今日の相棒と。

8時半、摩周駅に到着。ここで下車します。
摩周駅では、駅レンタカーの予約をしてあり、さっそくレンタカー券を提示して、受付を済ませます。今日の相棒は「クレスタ」君です。ナンバーを見ると、なんとG.Wに根室駅で借りた車でした。ちょっとびっくり・・・。
 さて、車に乗り込み、ミラー合わせなどの確認をして、出発します。摩周駅前以外はすでに圧雪路・・・。とりあえず加速・ブレーキングを荒く操作して、雪道の感覚を確かめます。

さて、まずは摩周湖を目指します。と、その前に、摩周温泉内の共同温泉が営業しているか確かめてみます。目的の施設は比較的簡単に見つけだしたのですが、なんと、今年の5月を持って閉鎖されたとの張り紙が・・・・・。ショックです。
とりあえず気を取り直して、摩周湖に向かいます。国道に出て、すぐに「摩周湖横断道路」に入ります。天気は最高。摩周岳がよく見えます。その摩周岳を目指すような感じで、真っ直ぐな道を走り、勾配区間に入るとグングンと標高が高くなり、摩周を出てから15分くらいで「摩周第一展望台」に到着しました。

摩周湖
摩周第一展望台からの眺め

展望台付近はすでに雪景色です。天気は相変わらず快晴・・・、期待に胸躍らせ、雪を踏みしめながら展望台に出ます。
そこに広がる風景は、今まで見た事のない摩周湖・・・・・。摩周湖は知っての通り、摩周岳の噴火活動によって誕生したカルデラ湖です。
 摩周岳に湖を取り囲むカルデラが真っ白に雪化粧し、深く吸い込まれるような濃いブルーの湖面、そして青空・・・・。今まで見てきた摩周湖でも、一番の美しさです・・・・・。
 20分くらい景色を眺めたあと、レストハウスでお土産をまとめ買いし、第一展望台を後にします。そして走ること5分くらい、「摩周第3展望台」に到着します。
 ここはわずかながら駐車スペースがあります。
除雪されていないけど、ここを訪ねてくる人達によって踏み固められた雪道を歩き、展望台に立ちます。

第3展望台
摩周第3展望台からの景色

そこに広がる景色は、見慣れた「第一展望台」からの景色とはまるで違い、摩周岳とカムウィッシュ島を真っ正面に見据えた景色は、どこか別の湖という感じさえうかがえます。
 ただ、ここから見る摩周湖も、すごく美しい・・・。「第一展望台」とは違い、展望台の下がカルデラの崖になっており、ほぼ足元に湖面が広がる様な感じなので、とてもダイナミックな景色が楽しめます。
この「摩周第3展望台」は冬期は通行止めとなるので、雪景色を見ることが出来たのは、ラッキーかもしれません。

さて、摩周第3展望台を後にして、第一展望台の前を通って、横断道路を弟子屈方面に戻ります。途中、待避帯でHPのアップとメールの送信。市街地からかなり離れている摩周湖の麓で携帯のアンテナが3本立っているとは、ちょっと驚き・・・。
国道243号に出て、標津方面に向かいます。萩野から道道に入り、養老牛で左に行き、中標津・清里線を走ります。
清里峠に向かうにつれ雪深くなっていき、ついには圧雪路になってしまいました。まさに冬・・・。そして巨大なシェルター(トンネル?)を抜けたところが、裏摩周展望台入り口。

通行止め・・・
この封鎖ゲートの先に、裏摩周
展望台があるのだが・・・・・。

が、入り口に入ってあ然と・・・・。なんと封鎖されています。冬期通行止め・・・・・。
裏摩周に通じる道は雪に埋もれてあり、封鎖ゲートをみると、ちょうど一週間前から通行止めとあります・・・・。残念・・・・。
後ろ髪を引かれる思いで、裏摩周を後にし、次なる目的地に向かいます。今来た道を戻り、養老牛交差点を左へ。しばらく走ると、養老牛温泉入り口の看板があるので、それに従い走ります。
 しばらく走ると、温泉街に出ます。もうほとんど雪景色の中、「こんなところに温泉街があるんだ〜」と、しばし感心・・・

雪道・・・・
からまつの湯への道は、完全な
雪道。しかも林道の様な道・・・。

しかし、目的地はさらに先です。温泉街から先程の中標津・清里線に通じる、ほとんど林道の様な道を走ります。完全に雪道・圧雪路です。クレスタ君は4駆なので、こういった道でも難無く走ります。4駆良いかも・・・・。
 林道に入って、雪道を走ること5分くらいでしょうか・・・、雪の林道にポッカリと空いた駐車スペース。目的地の「養老牛温泉・からまつの湯」に到着しました。

 

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