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糖尿病・予備軍合わせると過去最高を更新中

「糖尿病」の患者数は2019年調査時点で328万9,000人(男性184万8,000人、女性144万2,000人)となり、前回(2014年)調査の316万6,000人から12万3,000人増えて、過去最高となりました。

糖尿病は活性酸素と深く関係している

活性酸素は、糖尿病にも探く関係しています。糖尿病には、型とⅡ型の2つがあります。Ⅰ型はインスリンが分泌されないタイプで、Ⅱ型はインスリンの分泌が少ないか、分泌されても効きが悪いタイプです。

日本ではいま、予備軍を含めると1600万人近い糖尿病の患者さんがいます。日本人に多いのはⅡ型の糖尿病で、約95% がこのⅡ型とされています。

ご存じかと思いますが、糖尿病の特徴は、血液中に糖分(ブドウ糖)が多くなることです。これを「血糖」といいますが、血液中のブドウ糖は細胞でエネルギーがつくられるときの原料です。

空腹時の場合、普通、血液100mlあたりの血糖値は100mg程度になるようにコントロールされています。

その血糖値をコントロールしているものが、インスリンというホルモンです。このインスリンの働きで血液中の糖分が細胞に取り込まれ、コントロールされているのです。

インスリンは、すい臓の「β細胞」でつくられます。怖いことに、このβ細胞は、活性酸素からつくられる過酸化脂質に傷つけられやすい性質があります。

β細胞が活性酸素に傷つけられると、分泌されるインスリンの量が減ります。そうなると細胞に取り込まれる血糖が減り、血液中の血糖が増えてしまいます。これが、Ⅱ型糖尿病を発症した状態です。

また、血液中の糖分も過酸化脂質の被害をもろに受けます。血液がドロドロになりやすく、動脈硬化をはじめとするいろいろな合併症にもかかりやすくなります。

このため、メタポリックシンドロームの要素に、血糖値が入っているのです。

合併症が多いことから、糖尿病はよく「痛気のデパート」といわれます。その原因こそ、活性酸素がつくる過酸化脂質とドロドロの血液にあるのです。

血糖値・ヘモグロビンA1Cなどが下がったという口コミ

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