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口占 

                        呉偉業
欲買溪山不用錢,
倦來高枕白雲邊。
吾生此外無他願,
飮谷棲邱二十年。


    **********************
                     口占

溪山を 買はんと 欲して  錢を 用ゐず,
(う)み來りて 枕を 高くす  白雲の邊。
吾が生 此
(こ)の外(ほか)に  他の願ひ 無く,
谷に 飮み 邱
(をか)に 棲(す)む  二十年。

             ******************


◎ 私感訳註:

※呉偉業:明末清初の人。梅村と号する。新王朝である清に出仕するも、すぐに退隠する。これはその感情を詠ったもの。
※口占:口をついて出る。充分な推敲を経て、典故に則った詩作ではなく、口をついて出た詩句を謂う。ふとくちずさんだ詩句。ここでは伯夷叔齊の感情を詠う。殷末周初・伯夷は『采薇歌』で「登彼西山兮,采其薇矣。以暴易暴兮,不知其非矣。神農虞夏,忽焉沒兮,吾適安歸矣!吁嗟徂兮,命之衰矣!」 と歎いた。

※欲買溪山不用錢:(隠棲するため)渓谷や山林を買おうとしたが、お金は必要ではなかった。 ・欲買:買いたい。買おうとする。李白の『北山獨酌寄韋六』「巣父將許由,未聞
買山。道存跡自高,何憚去人近。」や、顧況『送李山人還玉溪』「好鳥共鳴臨水樹,幽人獨欠買山錢。」や、我が国の夏目漱石も『無題』「結社東台近市塵,黄塵自有買山錢。幽懷寫竹雲生硯,高興畫蘭香満箋。添雨突如驚鷺起,點晴忽地破龍眠。縦落墨誰爭覇,健筆會中第一仙。」と隠棲で使う。晉代の僧・支遁(字は道林)は出家でありながら山林を買い、支y山に隠棲した故事による。 ・溪山:〔けいざん;xi1shan1○○〕谷川のある山。谷川と山。隠棲とする場所のことである。また、隠棲することを暗示する。白居易でいえば『香鑪峰下新置草堂即事詠懷題於石上』の「言我本野夫,誤爲世網牽。時來昔捧日,老去今歸山。倦鳥得茂樹,涸魚反C源。舍此欲焉往,人間多險艱。」の「歸山」に該ろう。明・劉基の『絶句』「人生無百歳,百歳復如何。古來英雄士,各已歸山阿。」と使う。陶淵明の『挽歌詩』其三に「荒草何茫茫,白楊亦蕭蕭。嚴霜九月中,送我出遠郊。四面無人居,高墳正嶢。馬爲仰天鳴,風爲自蕭條。幽室一已閉,千年不復朝。千年不復朝,賢達無奈何。向來相送人,各自還其家。親戚或餘悲,他人亦已歌。死去何所道,託體同山阿。」とある。 ・不用錢:お金は必要ではない。お金がかからない。 ・不用:必要でない。使わない。

※倦來高枕白雲邊:(俗世間に)疲れてきたので、白雲の漂う(隠棲に適した)地で、心配なく枕を高くして休もう。 ・倦來:疲れてくる。 ・倦:〔けん;juan4n●〕疲れる。くたびれる。また、うむ。あきる。ここは、前者の意。陶潜の『歸去來兮辭』に「雲無心以出岫,鳥倦飛而知還。」 と使い、前出・白居易『香鑪峰下新置草堂即事詠懷題於石上』の「倦鳥得茂樹,涸魚反C源。」になる。 ・−來:…てくる。…てきた。動詞の後について、動作や情況などの趨勢を表す。 ・高枕:心配なく枕を高くする。安心するさまをいう。 ・白雲邊:白い雲が漂っている(俗世間を離れた雰囲気のある、あの)あたり。 ・白雲:白い雲のことで、人間世界を離れた超俗的な雰囲気を持つ語である。王維『送別』「下馬飮君酒,問君何所之。君言不得意,歸臥南山陲。但去莫復問,白雲無盡時。」や、『汾上驚秋』「北風吹白雲, 萬里渡河汾。心緒逢搖落,秋聲不可聞。」 や、陸龜蒙の『奉和襲美贈魏處士五詩』「倚肩滄海望,鉤膝白雲吟。不是逍遙侶,誰知世外心。」に同じ。『穆天子傳』『古詩源』に『白雲謠』「白雲在天,丘陵自出。道里悠遠,山川阡V。將子無死,尚復能來。」があるが、こちらの場合は高遠なさまを表す。前出・陶潜の『歸去來兮辭序』には「歸去來兮,田園將蕪胡不歸。既自以心爲形役,奚惆悵而獨悲。悟已往之不諫,知來者之可追。實迷途其未遠,覺今是而昨非。舟遙遙以輕,風飄飄而吹衣。問征夫以前路,恨晨光之熹微。乃瞻衡宇,載欣載奔。 僮僕歡迎,稚子候門。三逕就荒,松菊猶存。攜幼入室,有酒盈樽。引壺觴以自酌,眄庭柯以怡顏。倚南窗以寄傲,審容膝之易安。園日渉以成趣,門雖設而常關。策扶老以流憩,時矯首而游觀。無心以出岫,鳥倦飛而知還。景翳翳以將入,撫孤松而盤桓。」 とある部分になる。

※吾生此外無他願:わたしの人生は、このほか(「高枕白雲邊」以外)には、他に願いごとは無い。 ・吾生:わたしの人生。 ・此外:このほか(には)。これ以外には。 ・無他願:他には願いごとが無い。陶潜『歸去來兮辭』「已矣乎,寓形宇内復幾時。曷不委心任去留,胡爲遑遑欲何之。富貴非吾,帝ク不可期。懷良辰以孤往,或植杖而耘。登東皋以舒嘯,臨C流而賦詩。聊乘化以歸盡,樂夫天命復奚疑。 とある。

※飮谷棲邱二十年:山野に隠棲してから、二十年が経った。 ・飮谷棲邱:山野に隠棲する。 ・飮谷:谷川で水を飲んで(生産活動をし)をする。 ・棲邱:丘に(草庵を結んで)住む。 ・二十年:(隠退してから)二十年が経った。





◎ 構成について

韻式は「AAA」。韻脚は「銭邊年」で、平水韻下平一先。次の平仄はこの作品のもの。

●●○○●●○,(韻)
●○○●●○○。(韻)
○○●●○○●,
●●○○●●○。(韻)

2006.2.25
     2.26

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