シャフト【しゃふと】
第一級戦列艦ビルキスに搭載・合体している超巨大人型兵器。
展開時の全長5,305m。腕部の全長だけでも3,000m程もある。
イコノニウムドライブを採用し、専用のOSで動いている。
通常兵装として多数の多弾頭MkIVミサイルリニアレールガン
両腕に計2基の荷電粒子砲を搭載。
主兵装としてSEEC(超電磁破砕砲)を装備している。
また戦闘中はイコノニウムドライブを利用して、
フォースフィールドを展開する。

探査船として開発されていたビルキスに対し、当初から
ビルキスの護衛用兵器として)開発されていたシャフトは
全身が兵器の塊である。

頭部から突き出ている2本の角のような部分は空母ブロックであり、
ここに400機ものコマンドシェルが格納されるはずであった。
乗員の操艦及び居住ブロックは頭部から胸のあたりまでで
その他の部分はほとんどが無人の兵装ブロックとなっている。

通常は戦闘空母として運用されるが、状況に応じて
人型機動兵器として運用する。
その場合、頭部にある艦橋の前方に設置された
全方位コクピット(ドライバーズ・シート)
シャフト・ドライバーが操縦する。
それを補佐する役目として下の階層に
サブドライバーシートが設置されている。
本編ではこの階層までしか描かれていないが、
本来ならば更にそれをサポートするために、
各ブロック25人づつ末端サポートがその下の階層に存在する。
つまり、シャフトを人型機動兵器として運用する際には最低でも
131名(メイン1、サブ5、サポート5×25=125)が必要なのだが、
本編でミカたちはそれを6人(メイン1、サブ5)でやってのけた。

シャフトに搭載されているイコノニウムドライブ
簡易型のもので両肩、両股部分に計4基搭載されているが、
合計出力はビルキスの60%しか出せないため
シャフト単体の亜空間航法は不可能である。
(後にAMAGIWAに搭載されたシャフトMk.IIは可能)

ニビル戦役に投入されたシャフト1号機は外部装甲も無い状態の
完成度75%の状態だった。
また武装においては可動率が60%だった事も付記しておく。

以下は100%完成状態だった場合でのスペック
全長5,305m
(注.本編でのミールのセリフにある3kmとは腕の全長を指す)
乗員4,000人
主機関 簡易型イコノニウムドライブ×4
搭載戦術コンピュータ AEON2500R
兵装:
 SEEC×1
 超大型荷電粒子砲×4(両腕両脚。本編では両腕のみ可動)
 大型レールガン×20
 中型レールガン×666
 大型粒子ビーム砲×20
 中型二連装粒子ビーム砲×100
 対空レーザー砲×400
 大型ミサイル(Mk.III)発射管×20
 中型ミサイル(Mk.IV)発射管×50
 小型ミサイル発射管×160
搭載機:
 コマンドシェル400機
 高速爆撃機“アペンディクス”50機
 中型シャトル20機
 600m級中型シャフト2機(両足のスネ部分に搭載)
その他:
 フォースフィールド装備

本文:金子良馬、山口恭史 
初出:II-p109 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
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