AMAGIWA【あまぎわ】
船籍コードI:IDSS-2214BII AMAGIWA
全長:7,165m
乗員数:32,000人(最大45,000人まで収容可能)
搭載コンピュータ:AEON3500X
2214年就航
NEOイコノニウムドライブを3基搭載
兵装:
 量子砲×2
 大型粒子ビーム砲×6
 小型レールガン×20
 小型レーザー砲×20
 ミサイル発射管×6
 近距離迎撃システム:サテライトディフェンサー100機
 フォースフィールド
搭載機:
 シャフトMk.II
 大型シャトル×15
 中型シャトル×30
 小型シャトル×100
 探査用無人プローブ×300
その他:
 フォースフィールド装備

イコノニウムドライブによる長距離亜空間航法を実現した
ビルキス級2番艦、第一次深宇宙探査船。
シャフトMk.II搭載。
第一次宇宙探査には護衛用の軍事ブロックとして
シャフトMk.IIの他にプトレマイオス級戦闘空母が2隻随行している。
亜空間航法時にはAMAGIWAに接舷する)

船籍は船が軍(IESA)ではなく、IEO(地球統合政府)ならびに
IDSS(深宇宙調査機関)に属することを示すものである。
全人類の救世主にして英雄ヒロト・アマギワを記念して、この名を与えられた。

民間と軍が共存し、非軍人が全体を統御しなければならない
同艦の組織における最高責任者=AMAGIWA艦長には、
ニビル戦役における実績を評価され
ジュリア・レッドグレイブが抜擢された。
また同様に優れた能力を認められ、軍事ブロックを束ねる
IESA司令官にマリオ・ムジカノーバ少佐が着任、
AMAGIWAのメインクルーとして一級航宙士ミカ・セイドウをはじめ
ミールを除く旧アマギワ隊ムジカノーバ隊メンバーも参加している。

もともとは対ニビル迎撃用戦闘艦として建造されていた
ビルキス級2番艦であったが、ニビルの脅威が去った2211年、
人類が外宇宙へ進出するための探査船として大改修された。
このとき船名がヒロト・アマギワにちなみ
「AMAGIWA」と改名された。
ビルキスがもともと深宇宙探査船として開発されながらも
戦闘艦として生まれ変わったのに対して
戦闘艦として開発されたAMAGIWAが探査船として
生まれ変わったという、なんとも皮肉な話である。

NEOイコノニウムドライブの採用によって、より広い
スペースを居住用や研究施設に
使えるようになり、工場や農産物栽培、酪農、娯楽設備等も充実した
まさに都市型宇宙船と呼ぶにふさわしいものとなった。

武装に関しては艦の下部に接合されているシャフトMk.II
ほとんどが委ねられており、本体には
防御用の最低限の武装しかないため、
ビルキスに比べ火力そのものは随分少なくなっている。
しかし人類の最強兵器である量子砲は健在であり、
出力こそビルキスの70%だが、両舷に計2門レイアウトされ
連射も可能となっている。
また3基になったNEOイコノニウムドライブの総合出力がビルキス
2.1倍になったため、正式採用された
フォースフィールドの安定した運用が可能となった。

本文:金子良馬、山口恭史 
初出:II-p188 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
※当ページに含まれる全ての文章について、一切の無断引用、複製、配布等を禁じます。