モンサンミッシェル編タイトル

※ 1ユーロ=約115円(2010年7月当時) ※


【3日目】

プレサレの昼食とオムレツの夕食
放牧中  トゥールを出発してバスで約3時間半。道路沿いの一面のひまわり畑などを見つつ、一路モンサンミッシェルへ。
 途中で大雨が降り出して心配したが、到着したお昼頃にはとりあえず止んで一安心。

 モンサンミッシェル見学の前に、まずはレストランで腹ごしらえ。ここでのメインは名物のプレサレ。潮風の味がする牧草で育った仔羊のローストです。 他に野菜サラダとデザートのアップルパイ。さらに、やはり名物のシードル 3ユーロを追加注文。
 この辺りではシードルは自家製なので、お店によって味がかなり違うとのことだったが…飲んでみたらこれがマズイ! 薬っぽい酸っぱさで、しかも後味が悪いのだ。 飲んだ人たちが出した結論は、「失敗した白ワインの味」。とにかく、日本で一般的にシードルと言われているものを予想すると完全に裏切られます。
 女王様1号はラム肉好きなのでプレサレは楽しみにしていたのだが…これも焼きすぎ&半分くらいが骨だった。塩味もほとんど感じられなかったし。 肉が固かったせいで、1号はあやうく喉に詰まらせて窒息するところでしたよ(いやマジで危なかった (^^;)。
 しかし、切り分けられた肉の場所によっては生焼けだったという人もいたらしく、要するにこのレストランがハズレってことですね??? 残念ながらレストランの名前をチェックしなかったので(有名店でないことは確か)、これから行こうという皆様のお役に立てず申し訳ない。

 なお、翌日モンサンミッシェルを去るときには、道路を横切って牧草地に向かう、プレサレになる前の群れに遭遇しました(右写真)。

自家製シードル(激マズ) プレサレ(焼きすぎ) アップルパイ
市販のシードル  夕飯は宿泊ホテル内のレストランで。負けず嫌いの1号はリベンジを期してまたもやシードル 4.1ユーロを注文。ここのシードルはビン入りの市販品で、味も日本とは違うが不味くはなかった。
 前菜はこちらもモンサンミッシェル名物のオムレツ。出来たてのをフライパンごとテーブルまで持ってきて、1/4ずつサーブしてくれる。 元々が巨大なオムレツなので、これくらいの量で十分。よく「単調な味」と言われるのであまり美味しくないのかと覚悟していたが、バターが効いているところにほんのり塩味で結構イケた(でもそんなにたくさんは要らないけど)。 ガイドさんも「この店のオムレツは割と美味しい方です」と言っていた。
 メインは魚料理でデザートはアイスクリーム。ガイドさんと同じテーブルになったので、いろいろなぶっちゃけ話を聞きつつ夕食を楽しみました。
オムレツ 魚料理 アイスクリーム


修道院&島内
 昼食が済んだら、添乗員さん&合流したフランス人ガイドさんに連れられていよいよ島内へ。 島の大部分を占める修道院は、大天使ミカエルのお告げに従って建設された後、城塞として使われたり、監獄として使われたりしたこともあるそうな。
王の門 大階段 修道院付属教会正面
「王の門」という跳ね橋式の入口から中へ。 両側にそそり立つ建物の壁の間の大階段を昇ります。 修道院付属教会に到着。

聖ミカエルの小像 修道院付属教会内部 西のテラス
教会内の聖ミカエルの小像

  教会内部。   教会前のテラスから見ると眼下の海はこんな感じ。割と干潮のときだったのか?
ラ・メルヴェイユ(驚異) 食堂 大車輪
「ラ・メルヴェイユ(驚異)」と呼ばれる棟の回廊。うーむ、この写真ではイマイチ驚異っぽさが出ない…。   だだっ広い食堂。   牢獄として使われていた時代、この大車輪の中に6人の囚人を入れてハツカネズミのように車輪を回させ…

聖ミカエル像 騎士の間 大車輪を回して荷物を上下
もういっちょ、出口付近にある聖ミカエルの像   見学コース終点の騎士の間   この鎖を巻き上げて、下から荷物を運び上げていたそうです。

卵かきまぜ中  この後は解散してしばし自由行動。みやげショップで組立モンサンミッシェルを購入した後、階段を下っていって、グラン・リュという参道(といっても今はみやげものや通りだけど)をブラブラ。 配りみやげ(塩キャラメルが有名)を物色したり(この辺についてはあれこれ編にて)、買った絵はがきを郵便局から出したり。
 なお、モンサンミッシェルの特製スタンプを押してもらうには郵便局の前のポストに投函しなければならない。 女王様1号はついウッカリ郵便局内の投函口に入れてしまったため、日本に着いた絵はがきにはフツーのスタンプが押されていたらしい… (^^;

 この辺りで1番有名なお店は、例のオムレツを最初にプラールおばさんが出したというレストラン「ラ・メール・プラール」でしょう。 1号が外から覗いたときは、にーちゃんがでっかいボウルで頑張って卵をかきまぜ中でした。

ラ・メール・プーラール


モンサンミッシェル朝・昼・晩
 お次はいろいろな時間帯のモンサンミッシェルの全景を大きめ写真で。
 左上は午後、島内見物に行く途中の「撮影ポイント」でバスから降りて撮ったもの。これ以上接近すると全景がカメラに収まりづらくなるとか。 午後2時頃だったが天気がどんよりしていたのでなんだか陰鬱な感じに (^^;。

 夏場のモンサンミッシェルは夜間もオープンしているので対岸側から歩いて見に行く人もいるようだが、女王様1号の宿泊ホテルからだと徒歩20分以上かかる上、道路に街灯がなくてキケン(出掛ける人はホテルのフロントでライトを反射する素材のライフジャケットみたいなものを借りて着用しなくてはならない)。
 なので、右上はホテルから徒歩5分くらいのところにある橋の上から撮ったもの。 夜景を撮ろうと待ちかまえている観光客が結構いたのだが、なかなか日が暮れない。夜10時前に日没を迎えたが、まだライトアップされていない状態。

 左下はそれからさらに30分後。ようやく暗くなって、ライトアップが映えるようになりました。 1号はこの写真を撮ってすぐにホテルに引き上げたが、その直後から夕立が降り出して、まだ外にいた人たちは大変だったらしい。

 右下写真は翌朝、橋とホテルの間の道路沿いから。

昼 日没時
晩 朝


本日の宿泊
ホテル外観 ホテル室内  3日目の宿泊は、モンサンミッシェルの対岸側(島内ではない)にあるルレ・ド・ロワ。 こじんまりとしたホテルで、石造りの外観も可愛らしい。
 ホテルから徒歩5分くらいのところに、各種みやげ&食料品を扱う大きなスーパー?があった。 店内をブラブラしていたら、地元民らしきじーさんに「このミネラルウォーターはガス入りか?」(推測)というようなことをフランス語で尋ねられる。 どう見てもフランス人じゃない&観光客にナゼそんなことを質問するのだフランス人よ!

 向きによっては部屋からモンサンミッシェルが見えるようなのだが、1号が泊まった部屋からはまったく見えず。
 室内はフツーだったが、1つ大きな問題が。トイレ個室と洗面所(&バス)が独立しているのはいいのだが、それぞれが部屋の対角線上の位置にあって、やたら離れているのだ。 つまり、トイレから出たら部屋を斜め横断して洗面所の扉を開けて手を洗わなければならないという構造。この非合理的な造りは一体…(ただし全室がそういう造りだったわけではないらしい)。


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