今度は赤の広場の手前側に戻っていって、カラフルなネギ坊主の集合体・聖ワシリー寺院(左写真)を見学することに。入場料 100ルーブル、写真チケット 100ルーブル。
9つのネギ坊主(それぞれがロシア正教の教会)は全部デザインが異なっている。前から「この屋根は何でできているのか?」と疑問だったのだが、近くで見てみるとものすごく安っぽくてビックリ。
本当のところはわからないが、「プラスチック製?」という感じだった。
内部は、9つの塔がすべて通路でつながって一体化している。なんとなく「順路」っぽい道筋はあるのだが、ぐるぐる見て回っているうちに、同じところを2度通ってしまったりしがち。
みやげ売場も複数の塔にあるので、そんなにあせらず、ぐるっと一巡りしてから買った方が良いかも。
ロシア正教ではお約束のイコノスタス(=聖障・イコンの壁、右写真参照)や、通路の壁に描かれているフレスコ画などが見どころ。
残念ながら、説明的な案内板などはほとんどないので、自力見学してもあまり詳しいことはわからなかった(爆)。
運良く団体さんがいたら、添乗員の説明に耳を大きくするしかない(だが多分、日本のツアーでは聖ワシリー寺院の内部見学というのはほとんどないハズ)。
思ったより早く聖ワシリー寺院の見学が終わってしまったので、単にホテルのすぐそばにあるから、という理由で、ロマノフの家博物館なるところにも行ってみた。
「ロマノフ王朝の創始者、ミハイル・ロマノフの祖父ニキータ・ロマノフが建てた館。1613年にミハイルが皇帝になるまで、一家はこの館に住んだ。(ガイドブックより)」…だそうである。ハッキリ言って、マイナー名所である。
マイナーすぎて、建物は見えているのになかなか入口がわからず右往左往。なんと、ホテルの駐車場のフェンスの一角にあった門から入るのでした。ちょうど出てきたところだった外国人観光客に、ガイドブックの写真を見せながら、「この写真ってココですか?」と聞いちゃったよ。 (^^; 入場料 100ルーブル。
建物(左写真)に入ると、最初は地下の貯蔵庫?のようなところを通り、それから階段を上がってロマノフ家の人々の居住フロアへ。室内の装飾や調度品は豪華だが、天井が低く、部屋そのものも狭い。
ヨーロッパにあるような貴族の豪邸と比べると、かなり質素。部屋ごとに、ロシア語と英語の説明がクリアケースに入って置かれているので、ロマノフ家に興味津々!という人はゼヒお読みください。
さらに、美しいと評判の駅構内を見るためだけに地下鉄に乗車。3号線でホテル近くのプローシャチ・レヴォリューツィイからキエフスカヤまで行き、1駅戻ってスモーレンスカヤで下車。
ここからアルバーツカヤまでの1駅分、歩行者天国のアルバート通りを散策してみることに。
だが、スモーレンスカヤの駅を出るときに間違った方向に出てしまったため、最初は行けども行けどもアルバート通りにたどり着かなかった。目印になるはずの外務省の建物も、近すぎてどこにあるか見えず。
女王様たちが歩いていたのは、サドーヴァヤ環状道路。全然歩行者天国じゃない(爆)。取り返しがつかなくなる前に駅まで引き返して事なきを得たけど。スモーレンスカヤの改札出て右の出口が正解(多分)。
アルバート通りは、カフェ・レストラン・みやげもの屋がいっぱい。ただ、もう8時頃だったので、路上のみやげもの屋はそろそろ店じまいしかけていた。
ある店先に作り物のホルスタイン牛がいて、何事?と思ったら、ガイドブックにも出ている「ムー・ムー」というレストランだった(「ムー・ムー」とは、ロシア語で牛の鳴き声)。
アルバート通りで夕飯にしても良かったのだが、これぞという店が見つからなかったので、アルバーツカヤからまた地下鉄に乗り、当初からの狙い目だったロシアン・ファミレスの「ヨールキー・パールキ」へ。
何だかんだで(詳しくは食事編参照)食事を終えたら9時半近く。さすがにモスクワでも日が暮れた。真っ暗にならないうちにと急いでホテルに帰り、2日目の日程は終了。 |