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モスクワ観光編タイトル
<文責:女王様1号>

※ 1ルーブル=4円弱(2004年7月当時) ※


◆ 2日目後半 ◆
 
グム百貨店内部  ワケのわからない市内観光に連れて行かれた徒労感や、明日クレムリン観光ができるかどうかわからないという不安はあるものの、腹が減っては戦ができないので、女王様たちは今度は徒歩で赤の広場に向かい、昼食場所を求めてグム百貨店に入ってみた。
 外から見ているととにかく横長さが目についたが、中に入ってみると結構奥行きもある。さまざまなショップが横3列にズラッと並んでおり、列と列の間は吹き抜けで、2・3階は空中通路(?)で結ばれていた(右写真参照)。 天井のガラス屋根から太陽光が入ってくるので、晴れている今日は非常に明るいが、天気の悪い日はちょっと薄暗いかも?
 中にはヴィトンやシャネルのような超高級ブランド・ショップはなかったと思うが、服や化粧品などファッション系のお店が多い
 3階に軽食のお店が集まっており、女王様たちはピザ&サラダ&コーラのセット 69ルーブル+生ビール 79ルーブルを購入。 空中通路上に設けられたパラソル付きテーブルで、店内の光景を眺めつつ腹ごしらえをした。そして食後のデザートとして、通路で売られていたアイスクリームを買い、噴水周りのベンチに腰を下ろして食べつつまったり。
 ガイドブックの情報では、グム百貨店内のトイレは有料となっていたが、少なくとも女王様たちが利用したトイレは無料でフツーのキレイさだった。

 グム百貨店から出て、赤の広場の奧の方にある建物群を再度見学。下写真左から、国立歴史博物館、ヴァスクレセンスキー門、カザン聖母聖堂。どれも皆「お菓子の家」っぽい。
 国立歴史博物館は、右横にみやげ売場の入口があり、中を見学せずにみやげだけ買うことも可能。入口から階段を上ったところでデカイ白熊の剥製にお出迎えされるが、コレも売り物。誰が買うんでしょーか(笑)。
 建築物の組立紙模型コレクターである女王様1号は、もちろんみやげ売場を探してみたが、残念ながらロシアみやげに組立紙模型というジャンルはないようだった。せっかく組立ゴコロをそそる建築物が多いのに残念!
国立歴史博物館 ヴァスクレセンスキー門 カザン聖母聖堂
聖ワシリー寺院外観

ロマノフの家博物館

 今度は赤の広場の手前側に戻っていって、カラフルなネギ坊主の集合体・聖ワシリー寺院(左写真)を見学することに。入場料 100ルーブル、写真チケット 100ルーブル
 9つのネギ坊主(それぞれがロシア正教の教会)は全部デザインが異なっている。前から「この屋根は何でできているのか?」と疑問だったのだが、近くで見てみるとものすごく安っぽくてビックリ。 本当のところはわからないが、「プラスチック製?」という感じだった。 聖ワシリー寺院内のイコノスタス

 内部は、9つの塔がすべて通路でつながって一体化している。なんとなく「順路」っぽい道筋はあるのだが、ぐるぐる見て回っているうちに、同じところを2度通ってしまったりしがち。 みやげ売場も複数の塔にあるので、そんなにあせらず、ぐるっと一巡りしてから買った方が良いかも。
 ロシア正教ではお約束のイコノスタス(=聖障・イコンの壁、右写真参照)や、通路の壁に描かれているフレスコ画などが見どころ。 残念ながら、説明的な案内板などはほとんどないので、自力見学してもあまり詳しいことはわからなかった(爆)。 運良く団体さんがいたら、添乗員の説明に耳を大きくするしかない(だが多分、日本のツアーでは聖ワシリー寺院の内部見学というのはほとんどないハズ)。

 思ったより早く聖ワシリー寺院の見学が終わってしまったので、単にホテルのすぐそばにあるから、という理由で、ロマノフの家博物館なるところにも行ってみた。 「ロマノフ王朝の創始者、ミハイル・ロマノフの祖父ニキータ・ロマノフが建てた館。1613年にミハイルが皇帝になるまで、一家はこの館に住んだ。(ガイドブックより)」…だそうである。ハッキリ言って、マイナー名所である。
 マイナーすぎて、建物は見えているのになかなか入口がわからず右往左往。なんと、ホテルの駐車場のフェンスの一角にあった門から入るのでした。ちょうど出てきたところだった外国人観光客に、ガイドブックの写真を見せながら、「この写真ってココですか?」と聞いちゃったよ。 (^^; 入場料 100ルーブル
 建物(左写真)に入ると、最初は地下の貯蔵庫?のようなところを通り、それから階段を上がってロマノフ家の人々の居住フロアへ。室内の装飾や調度品は豪華だが、天井が低く、部屋そのものも狭い。 ヨーロッパにあるような貴族の豪邸と比べると、かなり質素。部屋ごとに、ロシア語と英語の説明がクリアケースに入って置かれているので、ロマノフ家に興味津々!という人はゼヒお読みください。

 さらに、美しいと評判の駅構内を見るためだけに地下鉄に乗車。3号線でホテル近くのプローシャチ・レヴォリューツィイからキエフスカヤまで行き、1駅戻ってスモーレンスカヤで下車。 ここからアルバーツカヤまでの1駅分、歩行者天国のアルバート通りを散策してみることに。
 だが、スモーレンスカヤの駅を出るときに間違った方向に出てしまったため、最初は行けども行けどもアルバート通りにたどり着かなかった。目印になるはずの外務省の建物も、近すぎてどこにあるか見えず。 女王様たちが歩いていたのは、サドーヴァヤ環状道路。全然歩行者天国じゃない(爆)。取り返しがつかなくなる前に駅まで引き返して事なきを得たけど。スモーレンスカヤの改札出て右の出口が正解(多分)。

 アルバート通りは、カフェ・レストラン・みやげもの屋がいっぱい。ただ、もう8時頃だったので、路上のみやげもの屋はそろそろ店じまいしかけていた。 ある店先に作り物のホルスタイン牛がいて、何事?と思ったら、ガイドブックにも出ている「ムー・ムー」というレストランだった(「ムー・ムー」とは、ロシア語で牛の鳴き声)。
 アルバート通りで夕飯にしても良かったのだが、これぞという店が見つからなかったので、アルバーツカヤからまた地下鉄に乗り、当初からの狙い目だったロシアン・ファミレスの「ヨールキー・パールキ」へ。 何だかんだで(詳しくは食事編参照)食事を終えたら9時半近く。さすがにモスクワでも日が暮れた。真っ暗にならないうちにと急いでホテルに帰り、2日目の日程は終了。

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