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サンクト・ペテルブルク観光編タイトル
<文責:女王様1号>

※ 1ルーブル=4円弱(2004年7月当時) ※


◆ 5日目前半 ◆
 
銀行橋  7月29日、木曜日。今日はオプショナルツアーなどをまったく入れていない完全自由行動デー。そろそろ疲労もピークに達していたので、若干遅めの行動開始。 昨日までとうってかわって肌寒いくらいの風が吹き、天気が不安定そうなのが気がかりである。

 まずは地下鉄ガスティーヌィ・ドヴォール駅からイサク寺院目指してぶらぶらと歩き始める。昨日通りすがりに眺めたカザン聖堂の回廊に立ち入ってみたが、中央の聖堂は修復工事中で入れず。
 そのままグリバエードフ運河沿いを進んでいくと、銀行橋という歩行者用の橋が架かっている(左上写真)。 4匹のグリフォンが橋のケーブルをくわえて支えているというデザインで、カッコイイんだがマヌケなんだか判断がビミョーだ。名前の由来は、昔この橋の前に銀行があったことから。
 グリバエードフ運河よりも大きめのモイカ運河に出ると、運河クルーズの船が走っていた。昨日の午後、この辺りを歩いているときも運河クルーズの客引きがたくさんいたが、面白いかどうかは乗っていないのでわからない。
 カザン聖堂から徒歩15分くらいでイサク聖堂に到着。

 イサク聖堂(http://eng.cathedral.ru/)の入場チケットは、聖堂と展望台、そしてそれぞれのカメラチケットが別売りになっているので買うのがちょっと面倒だった。 聖堂 250ルーブル、聖堂のカメラチケット 50ルーブル、展望台 100ルーブル、展望台のカメラチケット 25ルーブルで計425ルーブル。聖堂入場時に写真チケットをチェックされて、やはり胸にシールを貼られる。
イサク聖堂壁画  イサク聖堂の外観は、特徴といっても金色の丸屋根が目立つくらいで、やたらゴツくてデカイだけという印象なのだが(右上写真)、中に足を踏み入れてみるとビックリするくらい豪華。外観からは想像もつかないほど。 至るところ、聖書に題材を取った壁画&天井画&ステンドグラス&モザイクで埋め尽くされている(左下写真&右下写真)。
 ガイドブックによると「『預言者エゼキエリの幻』『大洪水』『最後の審判』は必見」らしいのだが、何せ天井画なので案内板もなく(もしかしたら近くの柱とかにあったかも)、どれがどれやらなかなかわからなくて、天井を見上げながらウロウロしてしまった。 後で見直すために、みやげ売場で絵はがきセット 60ルーブルや日本語版のガイドブックを購入。
 他にもイコノスタスやら、柱に立てかけてあるイコンやら、一通り見て回るだけでも結構時間がかかった。1万4,000人を収容できる世界で3番目に大きな聖堂だけあって、内部もとにかく広い。

 聖堂内を見終えたら、入口の方に戻って展望台へ。聖堂内の螺旋階段を上りきって屋上に出ると、そこから丸屋根の下まで左右が金網&ステップの隙間から下が見える非常階段風の階段を渡らなければならず、高所恐怖症の女王様3号はしばしフリーズしていた。
 ただでさえ狭いのにみやげ売場があったりして、回廊は混み合っていた。そういえば、ここではカメラチケットをチェックされなかったような…? 回廊そのものの写真を撮るわけではなくて、「回廊から」眼下の景色を撮る人がほとんどなんだから、そもそもカメラチケット要るのか?という話もあるのだが。
 回廊からは、近くの旧海軍省やエルミタージュ美術館だけでなく、スパース・ナ・クラヴィー聖堂や、ネヴァ川対岸のペトロパブロフスク要塞の聖堂まで見渡せる(下写真、IEの場合は主な建物にマウスポインタを乗せると名前が出ます…が小さくてよくわからんですね (^^;)。
 しかし、ビューポイントになっているのはこちらの方角だけで、回廊をぐるっと巡って反対側に行ってみると、うらぶれた感じの街並みとか工場現場しか目につかなかった。

 イサク聖堂見学終了後、サンクト・ペテルブルク市内で1番の目抜き通りであるネフスキー大通りのカフェにて、謎のSENCHA(笑)などで軽めの昼食。

イサク聖堂外観

イサク聖堂天井

イサク聖堂展望台からの眺め
スパース・ナ・クラヴィー聖堂 エルミタージュ美術館&宮殿広場withアレクサンドルの円柱 旧海軍省 ペトロパブロフスク要塞

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