十二月三十一日頃
テロの災禍にあう事なく、無事帰省する。
帰省前日。高校時代の友人AB氏より電話ある。久しぶりに友達皆で会いたいが正月勤務がある為、早めに会えないかとの事であり、急ぎ居酒屋を予約する。
あいつも呼ぼう。ということが数珠つなぎになって、結局6人集まった。中には8年あってない友人もいて。近況などを語り合い。またいつかやろうと約束して別れた。
去年の「最近のわたし」をみると、PSOにはまっている。とある…
それを思うと、今年はずいぶん早いような気がする。
十二月二十四日頃
埼玉の自転車屋から電話あり、「ブロンプトン」一月の入荷はすでに予約で一杯になっており、次は四月との事。あまり長く待つと自転車購入資金を使ってしまうかも…という危険があるので、東京の自転車屋に電話してみると、一月の入荷で取っておく事が可能との事。黒のUKモデルを注文する。
時間がなく、なかなか仏教誌「大法輪」を読み進める事も出来ない(もっとも、今月はハリー・ポッターばかり読んでいたのだが)しかしやはり「大法輪」が面白いと思うのは、ガチガチの仏教からばかりではなく、たまに変わった視点から仏教を眺めてみるかのような記事が多い事であろう。それが例えば神道だったり(つい最近神道特集なんかもやっていた。祭壇の祀り方から年中行事まで下手な神道入門書より詳しかったのが笑えた)キリスト教だったり、あげくブラジルで魔教と呼ばれたマクンバだったりするのだが、現在読んでいる9月号は「風の谷のナウシカ」だった。
とはいっても、早稲田の院の講師先生が寄稿した一記事だけなのではあるが、これがしっかり期待を裏切らずに面白かった。基本的に「風の谷のナウシカというアニメ作品をもって、如何にして宗教解説になりうるか」といったかのような話である。この院の講師である正木さんは、その理由として4つを挙げているが、そのうちの一つは特に実感できたので載せてみることにする。
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(前略)ふつうなら、重要なメッセージや膨大な情報をもりこむと、その作品は、複雑になり、混乱して、見ていて楽しくなくなってしまいがちだ。しかし「風の谷のナウシカ」は本当におもしろい。何も考えずに、ただぼうっとみていても、おもしろい。(後略)
−−☆−−
すくなくとも、その膨大な情報なりメッセージなりが、それを語る作風にマッチしていればあまり問題ではないように思う。実際の例として「新世紀エヴァンゲリオン」を挙げてみるとよくわかる。カバラ(聖書的隠秘学とでもいうか)的着色が著しい本作ではあるが、視聴者のほうでも決してその膨大な情報を投げ出す事なく、自分なりの解釈・もしくは推理をもってこの作品を読み解いていった、その情報が本作のストーリーにからむ大きな要素であるという事であり、なにより重要だからである。もっとも物語の終盤は「わけわかんねーよ。」という意見も少なからずあったようではあるが…
突然だがPS2ソフト「メタルギア・ソリッド2」をやった。
この作品が問題なのはその後半に持ち出した「重厚なメッセージ・テーマ」によって、ただの娯楽作品が一転、説教くさい作品になり、なおかついままで進めてきたストーリーすべてが、あたかも茶番であったように感じるという事であろう。おもしろく読んでいた小説の最後が「すべては夢だった。」で終るのと似ている。
その作品自体を破壊してまで語るメッセージがあるとするならば、いっそのことその作品から離れてしまったほうが良い。豆腐屋の豆腐に「世界平和」という焼印を押すくらいなら、休日に街頭デモでもやってくれ。と言いたい。豆腐で世界平和を語るのなら、「平和だからこそこんな美味しい豆腐が食える。」と消費者に実感させるほどの美味い豆腐を作ってほしいものだ…
十二月十七日頃
映画「ハリー・ポッターと賢者の石」を観る。
さすがに2時間強では、すべてを語ることなんてできない。というのが率直な感想。
組み分けやクィディッチに関しては「ダイアゴン横丁」でハリーはすでにその話(細かくはないが)を聞いていたし、ニコラス・フラメルに関するちょっとした複線もなかった。
しかし、かといって出来が悪いという事では決してない。
まずはなにより、キャストが秀逸!ハリーもロンもハーマイオニーもピッタリだと思ったが、「お見事」と思ったのはグリフィンドール寮監・マクゴナガル先生。まったくイメージ通り。これ以上のマクゴナガル役はいないと断言してもいいくらいハマり役。猫からの変身解除シーンもお見事!
キャストに不満があるとすればドラコ・マルフォイ役くらいだろうか…ちょっとルックスが良過ぎるのが気になった。わたしのドラコのイメージとして、ダドリーと対して変わらないデブというのがあったためであるが…
あとはクィディッチ。これは間違いなく映像化して正解であろう。そのスピード感はまさに「百聞は一見にしかず」である。
十二月十日頃
さらに引き続き「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を読む。
「めざましテレビ」の軽部の話によれば、現在日本で発売されている三作では、この「アズカバン」が一番面白いとの評判だそうだが、「アズカバン」における、魔法薬学教師スネイプの性格は三作の中でも極悪であり、それを起因とする「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師(「秘密の部屋」のロックハートではない。)の行く末には納得がいかなかった。
まぁ、新しい箒とクィディッチの事は確かに楽しかったが…
ボーナスが支給される。
まぁ、それっぽいスポーツサイクルを扱っている店に行き、前から欲しかった「折りたたみ自転車」を物色する。
しかし、すでにカタログでどの自転車にするか決めていたので、店員にその自転車「ブロンプトン」の在庫確認をお願いする事にする。
十二月三日頃
先週の「賢者の石」に引き続き、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を読む。
「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師が実に面白かった。何故にダンブルドア校長はこんなのを新任にしたのか良く解らぬ(実際他の教師たちもそう思っていたが)ほどの無能ぶり!無能を無能と解って慎むならまだしも、いいかげんな知識をばら撒いておるのには笑えた。
スネイプ先生との共同授業は特に面白く。いつもはスネイプの大人げなさに腹を立てている読者も、ここだけは「やっちまえよ!スネイプ。」と思った人も多いのではないだろうか?わたしもその一人…
左右二層になっている水槽(一つの槽が3mx3m深さは5mくらい)の間を仕切っているコンクリート壁を220mmの、そこそこ大きな穴あけドリルであけるという仕事がその日の仕事だった。右槽から左層へむけて掘り進めるわけであり、わりと下方の位置なので右槽の水を全て抜いてからの作業である。
作業は順調に進み、コンクリート壁の中間地点までドリルが入った。その時点で上司曰く…
「左層には少し水が残っているから、あけた瞬間右槽に流れてくるかも。」
右槽底から穴あけ地点までの高さは少しはあったし、これだけ広い槽なら、少しくらいなら受けきれるだろうと思っていたのだが、あけた瞬間出てきた水の量は少しではなかった!
まるで沈没途中のタイタニック!!あっという間に長靴は役にたたなくなった。気分を出すために例のセリーヌ・ディオンのテーマ曲を回想している場合では無い。電動工具のみを引き上げ、早々に脱出した。
「めざましテレビ」で「スターウォーズ・エピソード2」の映像が公開される。
どうやらこの回でアナキンはダース・ベイダーへと変貌を遂げてしまうらしい。予想より早く、来年夏公開という事。かなり楽しみである。
またペプシがボトルキャップ出してくれるといいのだが…