六月二十四日頃
XBOXで発売が予定されているオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン」は、ブロードバンドに限った通信環境と、ハード自体のスペックの高さからかマイクによるボイスチャット機能を有しているそうだ。
そうなってくると問題はプレイする個人が数種類のキャラクターをオンラインで活躍させる場合、その個々のキャラが全て同じ声になってしまう事である。特にそれが性別を異にする場合はよりその問題が浮かび上がってくる。わたしの場合ではドリームキャスト版PSOにおけるキサラ・ハスターないしライラ・ツァールがそうだ…
今週発売されたファミ通にXBOX関連の発表会の模様が掲載されていた。
当のPSOにおけるボイスチャットのテストプレイも公開されたらしく、タイムラグ・音質の低下などはないという事で、さすがにwindowsなどで培ったネットワーク技術のノウハウが生かされているのではなかろうか。と、同時に読んで驚いたのは「現在、4種類の声を使い分ける事ができますが、もっといろいろな声に調整できるようになります。」との事。つまり、女の子の声に自らの声を変質させて発信できるというのだ!
XBOX版PSOでのキサラ復活の兆である。
PCオンラインゲーム「Gundam UniversalCentury」をやるためのPCを本格的に電器屋で物色し始める。
現在愛用しているノートPCのメーカーであるGatewayであれば、自分好みでしかも安定した信頼性を持つPCが手に入るのだが、Gatewayは日本市場から撤退してしまったため。やむなく別メーカーを探さなくてはならない。
Gatewayと同じような組みたてPC販売会社であれば、DELLやエプソンが考えられるが、特に理由もなくそれらBTOメーカーはやめて、現在考えているのはソニーのVAIOである。
Pen4−2.53GHz メモリ512MB HDD−160GB GeForce4 VRAM−64MB などなど、あげたらキリがないが、現在のノートPCが10個は入ってしまうであろうシロモノである。「どんなゲームでも快適に動く!」がコンセプトである。無駄に能力が高いような気がしないでもないが…
ラーゼフォンのサントラを買った。
OPとEDは秀逸。その他はそこそこ。
六月十七日頃
最近は健康的に早く寝るようにしている。いや、ただ単に無性に眠いからそうしているだけなのではあるが…
五時間寝ても、八時間寝ても、その三時間余計に寝た分の「スッキリ度」が得られた様に感じないのはどういうわけであろうか?逆に三時間寝ただけでも十分スッキリする時もあるのだ。
「銀河英雄伝説」という小説に、生ぬるい塩水をひたしたポッドで一時間寝れば、六時間の睡眠効果が得られるという画期的なグッヅがあったが、実用化されないものだろうか?
おくればせながら、「唄ひ手冥利/椎名林檎」を買う。
椎名林檎嬢が面白い所は、なによりその曲によって、あたかも別の人間が歌っているかのような錯覚を得られる事ではないかと思う。成熟した大人のような曲があれば、愛らしい少女のような曲もある。一枚のアルバムの中における個々の作品からうけるイメージのギャップを感じる時が多いのが林檎嬢の音楽の魅力の一つであると思う。
映画「陰陽師」のDVDを買う。
晴明役の野村萬斎は悪いとはいわないが、ちょっと怖いような気がする。不気味さを出すという点ではかなり成功している。こう書くとキャスティングに不満があるかのように思われるかもしれないが、そうではなく、逆に野村萬斎以上の晴明役はおるまい。少なくとも稲垣吾郎よりは全然マシである。
ストーリーもなかなか良かった、岡野玲子の世界が見事に再現されている印象をうけた。
六月十日頃
何度やっても飽きない「HALO」ではあるが、そろそろ変わった遊び方もやってみたいと思い、「HALO皆殺しツアー」という事でやってみる事にした。
「皆殺し」というからには、いままででは戦闘を回避して進める局面も当然前面に出ていってドンパチやらなくてはならない、戦闘の回数が増える分、死の危険も高まるわけだが、この「ツアー」の凄まじいところはそれではない。味方海兵隊をも殺さなければならない所なのである。
「チーフ(わたしが動かす主人公キャラ)会えて良かった…」
「チーフ!助けてくれ!!」
などとわたしをあてにして駆け寄ってくる肉体派のナイスガイたち…そんな男たちに対するわたしの返答は、鉛の弾である。
「気でも狂ったのか!?」「やめろ!俺だ!!」とそれなりのセリフがあるのには驚いたが、
おしまい「どういう事か説明できるのか?」「この裏切り者が!」と反撃してきた時にはパターンの多さに感心した。さらに、敵味方を分けて表示する簡易レーダーの海兵隊の表示が敵表示に変わったのには笑った。
そのステージ内での自分に対する海兵隊の信頼度のようなものがいくらかはあるらしく、ある一隊を全滅させた後、別の一隊に遭遇した時には「とりあえず信じておいてやるが…」などといわれた。「もうあんな事はするなよ…」ともいわれる事もあるが、やる事は同じ「あんな事」である。コヴナント(敵)の青い血でもフラッド(同じく敵)の黄色の血でもなく、人間の赤い血がHALOの大地を染めるのである。
たまにハナから信じてもらえぬ事もあり、あるエリアに入ったら遠距離からスナイパーライフルでの狙撃をうけた…自業自得というやつである。
チーフ(わたし)のボディアーマーに常駐している「コルタナ」というAIは、わたしが何をしようが無関心のようであり、わたしが海兵隊を血祭りにあげても「誰も助けてあげられなかったわね…」などと言い、なおかつ「コルタナからE419へ、現在地へ援軍を派遣してほしいの。」などとさらなる犠牲者を呼ぶ。「チーフだ。」と輸送機から降りてきた援軍の一団に、わたしは黙ってグレネード(手榴弾)をなげるのである。
そういえば忍者ゲーム「天誅」でも似たような事をした記憶がある。
町娘の散歩ルートに「まきびし(道にばらまいておく鉄のトゲ)」数十個と「地雷」を敷設しておくのである。何もしらない町娘は鼻歌でも歌っているかのように散歩ルートを歩き、まずはまきびしを踏む。血をまきちらし片足をあげてピョンピョン跳ねまわるのであるが、まきびしはそこらじゅうにまいてある。ピョンピョンを数回繰り返した後、地雷の真上に…それを見たユーキは「日本の夏だねぇ…」といっておった。
他にもあるが、管理人の精神構造を疑われるため、このへんにしておく。また機会があれば…
「あずまんが大王」第4巻が発売された。
「電撃大王」誌で実際巻頭カラーであった回がそのままカラーで出版されたのは良かった。
あと、修学旅行の回で読んだ覚えの無いものが数点あるのだが、単行本の為に書き下ろされたものがあるのだろうか…
六月三日頃
コミック誌「電撃大王」にて、今月から連載された「GunslingerGirl」に期待している。
大王誌表紙のAKを持つ女の子からしてマニアックだが、なにより面白かったのが、主人公ヘンリエッタのバイオリンケースの中にP90が入っていて、それが実際使われた事だろう。
もし、この漫画がそれなりにでもヒットするなら、電動ガンでP90を出している「東京マルイ」はその株をあげるだろうと思った。
とりくすた氏とともに「少林サッカー」を観る。
その内容をここに書くのは控えるが、いまでもそのシーンを思い出し笑いするくらいである。かなり面白かった。
初日に見たという事もあるかもしれないが、終ったとたん拍手がまきおこった。劇場で拍手がおこったという、そんな場所に居合わせる事はこれまでなかったので、少し驚いている。
ワールドカップの日本代表チーム、初戦はさいたまスタジアムでベルギー戦である。
「さいたま市内のホテルに宿泊し…」とニュースでいっていたので、はてどこのホテルかと思ったら「ロイヤルパインズホテル」である。
会社より程近いこのホテル。初戦当日、本を買いに行く途中で通りがかると、やはり見物客が多くいた。
実際の試合のほうは引き分けに終ったようだ…わたしは同点に追いつかれた時点でTV観戦をやめ、同時刻BSでやっていた「エリザベス女王即位50年式典」をみていた。
礼拝が行われたセントポール大聖堂の内装は実に素晴らしく、TV画面で見るだけでも圧倒された。キリスト教の色濃いその造り…久しぶりに建築物に感銘をうけた。
内装だけではなく音楽からしてもキリスト教的な色合いであるから、英国教会のみのミサかと思ったらヒンドゥ教、はてはイスラム教までも代表が出席しているらしい。
諸民族宗教の融和という問題以前に、靖国神社参拝問題程度で大騒ぎする日本の国柄では、こんな式典はできまいな、と思った。
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