八月二十六日頃
日中は仕事をしているわたしには、その間のGNOの自部隊の様子など知る由もない。
オデッサが陥落したため、地上におけるジオン公国軍の支配地域はなくなり、連邦による宇宙攻略作戦がいよいよ始まろうとしていたときであった。我が隊は地上におけるささやかな反抗部隊として活動すべく、地上戦仕様のMS編成にしており、宇宙戦など全く考えていなかった。が、それが痛手となった。
連邦の宇宙攻略作戦は、わたしが仕事をしている日中に始まり、わたしは防衛の為に強制的に宇宙へ投げ出されてしまった。当然、敵が来ても迎え撃てるMSは無い。結局、わたしが接続していない間の戦跡は(当然だが)全敗という事になった。
人間の明日の運命というか、何がどう転んでどうなるかなど、まったく解らぬものである。
仕事中、足を痛めて病院へ。医師の診断は「骨折している。入院して腫れの引きを見つつ、会議で手術如何を決める。」という事である。一度は経験してみたかった「命に別状無く、ほぼ心身壮健な状態での入院。」が叶ったわけである。仕事には迷惑がかかるが、電話などの打ち合わせで出来る程度の後始末をやり、その日の内に入院した。
案内された病室は個室で、おまけに内装がまるでホテル。話を聞くと、この病院には個室しかないらしく、6人くらいの大部屋に入れられるものと考えていたわたしには、嬉しい不意打ちとでも言えるものだった。バスタブ、トイレなど個人専用のものが付いており、テレビは無料、簡易キッチンまでついている贅沢ぶり。「こんなんでいいんかぃ!」と逆に不安になる。
その後の医師会議で「手術はなし。ギブスで完全固定して治療。」との治療方針が決まる。退院予定は早くて九月二十日頃。長い夏休みの始まりである。
香月氷菜嬢が持病で入院した時は「食事制限が辛い。」と言っておいでだったが、わたしは内蔵系の疾患で入院したのではない。つまり、なんでも食べられるのだ。1日3食決まった時間にバランスのとれた食事が提供される…先に出た健康診断の結果によれば、尿酸値がさらに高くなっていたが、入院の一月でいくらか改善されるのではないか?と期待している。
病院の食事は不味いのではないか?そう思われる方も多かろうとは思うが、決してそんな事は無い。下手な定食屋より美味い。わたしはほぼ残さず食べている。ある意味「人間らしい食生活」が送れるという安心感からかもしれない…というより、その事が楽しい食事の一助になっている事は否めない。
本来は禁止されているのだが、ノートPCと「人形劇三国志DVD」を持ち込んだので時間は十分潰せる。現にこれは病室のベッドの上で書いているのだ。あとは、どういう手法でかは内緒だが、「ドラゴンクエスト3」をやりはじめた。かなーーり昔に終わらせた事のあるRPGの再プレイ…暇つぶしには最適といってもいいだろう。
彩雅介君が見舞いに来てくれたのが嬉しかった。黒衣月子さんも「東京にいるから、時間がとれれば」といってくれた。
「おそらく3分を計るのであろう100円ショップで買った木製の砂時計」と沢山のデザートを持って来てくれた雅介君と歓談する。仕事や趣味の資料にするのであろう。デジタルカメラを持ってきており、療養中(コンセプトは死にかけ)のわたしも撮っていった。当ページBBSからできた画像にリンクを貼ってやる…という話なのだが、これを書いている時点では、はたしてどうなったのかわからない。
雅介君を送って病院の外へ少し出る。そして再び院内へ…外に出るまでは気付かなかった鼻をつく消毒液・病院の匂い。「本当に自分が入院してるんだなぁ。」と実感する一瞬である。母親方の祖父も、当の母親も病院で死んだ。だからこの匂いは、その時見舞いに行ったわたしにとって必ずしも良い印象の匂いでは無い。いわば「死の匂い」と言っても良い。しかし今回の入院によって、その印象も変わってくるかもしれない。
今週のgta3「ダーナルさんが行く!3」
新しい宣伝カーの品定めをするダーナルさん。場所はどういう訳かFBI車輌置場である。 「濃い緑の車体と、男らしいデザイン。そしてなにより突き出た鼻のような部分(砲塔)が、店の宣伝にピッタリだ!」 ダーナルさんの選定基準に叶った車輌はその1台だけだった。しかし誰もが言うだろう。それは宣伝カーではなく、戦車だ…と。 |
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整備士がいなくなった時を見計らい、ダーナルさんは運転席に腰を下ろしてみた。なんとエンジンはすでにかかっているではないか!! FBI捜査官の声が前からも後ろからもするが、ダーナルさんはかまわずその巨体を前進させた。気分は「イージードライブでいってみようか、ドーゾ(AKIRA より)」である。鉄柵と捜査官を強引に乗り越え、ついにダーナルさんとその相棒である緑の宣伝カーは町へと出た。 |
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車内に転がっている尖った筒は、おそらく宣伝のためのビラのように使えるだろう。 その後、ダーナルさんが店長のもとに帰るまで、二つ三つ騒動があるのだが、それを語るのはまた別の機会にするとしよう。 終わり |
八月十九日頃
GNOは第二次降下作戦失敗の後の、連邦側「オデッサ作戦」が発動。これを阻む事が出来ず、戦線はノヴォシビリスクからモスクワへ。今後の主戦場は宇宙へ展開される事が、これで決定となった。
ザクレロのロールアウトに伴い、わたしを除く公国華檄団の面々はサイド2へ移動。来る宇宙戦へと準備を進めている。
MS−09とMS−08TXによる次期陸戦MS投票は、全ジオン部隊長の75%もの支持をうけ、MS−09ドム となった。
オデッサ作戦(現在の主戦場・モスクワ) | ||
フィルナ・ヨグ | Lv13 | ムサイ/ファットアンクル |
ライラ・ツァール | Lv12 | MSM−03 ゴッグ |
キサラ・ハスター | Lv12 | MS−07B グフ |
カイン・ロイガー | Lv11 | MS−06D ザク・デザートタイプ |
トモタカ・イタカ | Lv12 | MS−07B グフ |
「公国華檄団」の現在 | ||
勝利ランキング | 53位 | 1st コトネ・ヒメカワ少尉 |
任務ランキング | 26位 | 1st コタツ少尉 |
今週のgta3「ダーナルさんが行く!2」
営業活動を妨害するポリスマン。他社製品をこよなく愛する一般市民。ダーナルさんはもう我慢ができなかった。サブマシンガン・UZIをためらわずオートモードにしてトリガーを引く。彼の嘆きを承知したかのように、弾丸は全て命中する。 留まる事を知らぬ食材作り…決してハンバーガー店々長のためでも、店に来る客のためでもない。内に秘める情熱のままに、ダーナルさんは引金を引きつづけるのだ。 |
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最初から火を使えば、手間が少なくて済む。肉をミンチにする事も、こねあげることもなく、ダーナルさんは火炎放射器を振りまわしはじめた。 「パイナップルとカクテルの幸福セットォォォォォ!!」 そう言うダーナルさんの右手には手榴弾が、左手には火炎瓶が握られていた… 彼の背中に光るM字が「MAD」の頭文字である事は、もはや疑いようがない。 |
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どこでどう間違えたのか、「パティ」ではなく「パトカー」を焼いてしまうダーナルさん。 「パ しかあってないだろ!」などというツッコミの言葉も、もう彼には届かない… つづく(?) |
八月十二日頃
気象予報士の石原某の話によれば、埼玉・熊谷地方の連日35℃を超える猛暑は、ヒートアイランド現象で暖められた東京の空気を海風が拾って運ぶためであるのだそうだ。東京のとばっちりを食らってるわけではあるが、とりあえずここではその愚痴を言うのはやめておく。
しかし以上の事を逆に考えれば、つまり東京、しかも海の方へ向かえば向かうほど涼しくなるのは道理である。という事になる。
彩雅介君とNAMさんのサークルが参加している「コミックマーケット」へ遊びに行く。
コミックマーケットの開催地は有明・東京ビッグサイトであり、ちょっと歩けば海という立地条件である。わたしは前述の石原某よりの情報を得ていた為に、夏とは言え「さいたまよりは涼しかろう」と気温に関しては楽観していた。…が、まったくその期待を裏切られる事となった。
もっともその時の気温が33℃であり、埼玉方面−2℃だったとしても大して体感温度としては変わりが無いのではないか?という感じではある…しかしそれ以上に暑く感じる要因として考えられるのは、春のC・レヴォを遥かに凌ぐ人出であった。
C・レヴォの数倍の面積を占める人間…東京ドームが2個(推定)くらい入る敷地の中のわずか1m四方に人が一切いないという事が無い…いや、むしろ3人くらいはいるだろう、というほどの人口密度である。1m四方3人の中に入る事を想像して頂きたい。それも空調なんぞ無い真夏の猛暑の中である。苦労いかばかりかお解りいただけるかと思う。
C・レヴォの数倍の面積である…という事は出品数もC・レヴォの数倍であるという事である(実際には3日にわたって開催される為、数倍×3なのである)すなわち広すぎて、1日分を回るのに体力を使いすぎる。その為、わたしは東ブロックだけを見て、あとは雅介君のスペースで座り込んでいた。
夏に限らず、たとえ冬の開催であったとしても、どこか拠点を見つけてそこを中心に行動しなければ数時間で体力の限界を感じるであろう…雅介君やNAMさんには感謝している。
村田蓮爾さんのスペースを雅介君に教えてもらうも、すでに体力無き時であり、なんらかの購入は次回へ見送った。
高野真之さんの本は難なく入手。
GNOは第一次降下作戦の成功に伴い、引き続き第二次降下作戦(史実とは違いアフリカ方面攻略作戦)が開始された。
開戦当初から連邦製MS(陸戦型ジム)の強力さに舌を巻いていたジオン公国軍であるが、先週半ばにロールアウトしたMS−06Dザク・デザートタイプ、八月十二日本日ロールアウトしたMS−07Bグフにより、いくらか楽になるであろう事が予測される。
第二次降下作戦・アフリカ降下作戦(現在の主戦場・カイロ) | ||
フィルナ・ヨグ | Lv11 | ムサイ/ファットアンクル |
ライラ・ツァール | Lv10 | MS−06S 指揮官用ザクU |
キサラ・ハスター | Lv10 | MS−07B グフ |
カイン・ロイガー | Lv10 | MS−06D ザク・デザートタイプ |
トモタカ・イタカ | Lv10 | MS−07B グフ |
「公国華檄団」の現在 | ||
勝利ランキング | 48位 | 1st キュベ・レイ少尉 |
任務ランキング | 25位 | 1st コタツ少尉 |
今週のgta3「ダーナルさんが行く!」
「BSEの影響でまともな牛肉も入らず、客足も遠のいている。君の次の仕事はこれまで以上の営業活動と、食材の確保だ。」 そう命令したハンバーガー店々長からダーナルさんが受け取ったものは、あくまで食材加工用としての火炎放射器、あくまで屠殺用としての武器一式であった。 「足が付かない様、仕事は隣町でやってくれたまえ。」 店長のその言葉の意味が良く解らないダーナルさんであったが、パティ作成用火炎放射器を肩に抱え、颯爽と店を後にした。 |
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スマイルは無料である彼の本当の姿を知るものは少ない。ハンバーガー店々長はそれを知る一人であった。それゆえ彼をこの仕事に就かせたのである。 彼はその本性を如何なく発揮し、隣町へ向かうための足を力ずくで確保する。 「降りやがれ!クソババァ!」 無垢な子供たちと楽しげに遊ぶ彼の姿は、もうなかった… |
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「モ○バーガーでしょ?やっぱ」 迂闊にもダーナルさんへ向かってそう言い放った男が次に見たものは、自らの顔へ向けて唸りをあげる一本のバットであった。 営業活動が食材確保活動へ変わる一瞬である。 肉を柔らかくする為に…死体から食材へと認識を変えたものに向かってダーナルさんはバットを振りつづける。 しかし、場所を選ばぬ活動がダーナルさん本人を窮地に落とし入れる。 「キミ!何をやっとるのだ!」 そう言われて振りかえると「リバティシティー警察」と書かれた看板の脇を、ポリスマンが歩いてくるではないか。 腰の拳銃に手を当てたポリスマンに対し、ダーナルさんはバットの柄をさらに強く握りしめた… つづく(?) |
八月五日頃
すっかり家庭用ゲーム機は御無沙汰になってしまった。PCゲームgta3とネットゲームGNO(ガンダムネットワークオペレーション)の所為である。
gta3では、さる方法にて、ついに戦車を手に入れた。
gta1でも2でも世話になった戦車…やはり戦車砲は強力で警察の検問など一発の砲弾で瓦解し、その脅威的な車体重による「踏み潰し」は大型トラックも1秒とたたずにスクラップにしてしまう。それよりなによりgta3戦車の素晴らしい所は、ひっくり返るか水没しない限り絶対に壊れることは無いというところである。警官隊の連射するマシンガンなど一切問題にならない。他の車ならある程度ダメージを受ければエンジンルームより火を吹き、数秒後に爆発…となるのだが、この戦車に限ってはそのダメージという考え方そのものが無いのである。こうなったらもうやりたい放題である。対向車線を走行し、激突する車すべてを粉砕。戯れに民衆へ挨拶がわりの戦車砲を「ドカーーーン」である。瞬時にバラバラ死体数体が出来あがり、踏み潰された市民を助けに来た救急車にも「ドカーーーン」 なんとなく降りて火炎瓶を投げてみたところで都合良く来た消防車にも「ドカーーーン」坂道で角度をつけて、ヘリコプターにも「ドカーーーン」夜中になるとたむろする売春婦にも「ドカーーーン」である。調子付いて走りもせず戦車砲を撃ちまくっていたら、黙って近づいてきた警官に、戦車から引きずり下ろされて御用となった…
GNO購入当初は「ノア」という名のサーバでゲームをやっていたのだが、ザグレフさんが新設サーバでやるつもりであるという事を聞き、わたしもそのサーバ「フォン・ブラウン」で新規に登録する。
ノアにいた頃と比べると、兵器は貧弱この上ないが、戦争が始まったばかりであるので、敵も同等な兵力である。補給pt(金のようなもの)を貯め、現在のジオン最強の兵器である「指揮官用ザク」を購入した。
ザグレフさんやキュベさん、コタツ(由宇)と「公国華檄団」を結成。任務遂行ランキングは現在の所25位とトップ30に入る活躍ぶりである。
第一次降下作戦(現在の主戦場・マドラス) | ||
フィルナ・ヨグ | Lv8 | ムサイ/ファットアンクル |
ライラ・ツァール | Lv8 | MS−06S 指揮官用ザクU |
キサラ・ハスター | Lv8 | MS−06F ザクU |
カイン・ロイガー | Lv8 | MS−06C ザクU(初期型) |
トモタカ・イタカ | Lv8 | MS−06C ザクU(初期型) |
「公国華檄団」の現在 | ||
勝利ランキング | 36位 | 1st コトネ・ヒメカワ少尉 |
任務ランキング | 25位 | 1st フィルナ・ヨグ少尉 |