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石川雄二さんの世界(五泉の原風景)

 

 石川雄二さんは、五泉で生まれ五泉で育った。兄とは小学校時代が同級生で、今もつき合いがある。絵の経歴は長く、下のような略歴をお持ちである。昭和13年から18年に至る小学校時代の思い出を漫画 風の絵や巧みな文章で表現している。日本が戦争に突入した激動の時代の中で、健気に生きた子供達をおもしろ、おかしく表現し、楽しく、 懐かしさに満ちた作品だ。

 

母校を想い、声援送る

 

5月のカエルに郷愁 

 

童心思い起こす秋空

 

米一粒も粗末にせず

 

わくわくしたお正月

 

山百合に心癒され 

 

(本記事の掲載について、ご本人から許諾済み)

 

石川雄二さんの経歴

洋画家。1931年、五泉市生まれ。東京農工大卒。画歴は旧制中学校から60年以上を数え、同大学在学中に美術部を創設。同市に帰郷後、ニット業を営むかたわら、絵画愛好会「莫彩(ばくさい)会」の設立に参加。2000年11月からは市公民館主催の公開講座(洋画部門)修了生で結成した洋画愛好会「雄美会」の講師を務める。「一水会」の会友。04年に石井柏亭奨励賞を受賞するなど計31回の入選を誇る。