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よくあるご質問

◆ カンフーは中国武術の代名詞?

カンフーとは中国の武術のひとつのスタイルと思っている人も多いようですね。
元々功夫(カンフー)は様々な分野において技術が高いことを表す言葉ですが、ブルース・リー以来カンフーというと中国武術の代名詞のようになっています。
ちなみに中国拳法という言い方もありますが、正確には中国武術といいます。
本来拳法は拳(こぶし)を使用する手の用法のことで、足で蹴る事を腿法、武器を使えば武器法といい、総合した場合は武術というのが正しい言い方です。
ですから太極拳も、少林拳もその他の拳種も全て中国の武術はカンフーということになります。


◆ カンフー、中国武術は映画では見たことあるけど
   実際にどんな練習をするの?

中国の武術には、日本でもおなじみの太極拳をはじめ、ジェット・リーやジャッキー・チェンの少林拳や酔拳、竜や虎などの動物の形を模した象形拳、易の理論で体系付けられた八卦掌など、実に様々な種類があります。
健康になりたい方には、呼吸法と気功を武術に取り入れた太極拳や、流れるように伸びやかな型の八卦掌をお勧めします。また、映画でみるカンフーのスタイルにあこがれて、という方には査拳、華拳などの跳躍技も多い北派少林拳を、とにかく強くなりたいという方には形意拳や心意六合拳をお勧めしています。


◆ 未経験で運動もあまりしていないのですが練習できますか?

初めは誰もが未経験です。また、先人の逸話にも病弱な体を武術で鍛えて達人となった話がたくさんあります。
中国武術はどんな拳種でも個人個人のレベルに合わせた練習が可能ですので、年齢、性別、経験の有無にかかわらず、その人にあった無理のない練習で体力を向上させ、上達することができます。
さらに天龍武術会では毎年武術交流のため中国を訪問していますので、中国の伝統文化に触れてみたいという方もぜひご参加ください。


◆ ・・・ そういわれてもまだ良くわからないのですが 

天龍武術会では無料体験を随時受け付けていますので、とにかく一度体験してみてください。


◆ ・・・ 体の大きな相手に勝てるのでしょうか

これは初心者、経験者に限らず武術を練習する人なら誰でも一度はもつ疑問です。
”武術資料”の中にも書いていますが、体が大きいということは武術の要素のひとつです。体の大きな相手はそれらの要素のひとつが勝っていると考えてください。そのハンディを埋めるためにはその他の要素、例えば攻撃のスピードや的確性、意識的な反応の速さ、敏捷性等々、体格以外の要素で相手を上回り、総合的に体格差をカバーするだけのものがあれば良いのです。
但し相手が素人でなければ体格以外の要素も当然身につけているでしょうから、最終的には体格を含めた全ての要素を総合して、どちらが有利かということになります。


◆ ・・・ 体格差があると技がかかりません

柔術などの場合、初心のうちは相手と力がぶつかり押しくらまんじゅうになりやすいものです。こうなると体格差が物を言い、体の大きな相手にはなかなか思うように技がかかりません。
柔術や柔道で体の小さな人間がはるかに大きな相手を投げ飛ばすのを見たことのある人もいるのではないかと思いますが、相手の力とまともにぶつからず、回転することで相手の強い力を流しながら、弱い部分に自分の力を働かせるようにします。直線状の力は相手の抗力を生みますから、必ず二方向の力(円)、できれば三方向の力(螺旋)を使います。円や螺旋の動きは良く練習して身につけることが必要です。
触れた部分に力を入れてしまうとまともに相手の抗力を受けて力比べになってしまいますから、触れたところはできるだけ柔らかくして、螺旋によって相手の中心を崩す意識で練習してください。
また、手を動かす場合でも決して手だけの力で動かさず、常に正中線を意識し、足元から腰、背中、肩甲骨、肩、肘、手へと力が伝わるようにしてください。つま先から頭頂まで全身を一致させることで大きな力が生まれます。全身が一致して螺旋状に動き、相手の力とぶつからず弱い部分(あるいは方向)に力を作用させることで、スムーズに技がかかるようになるはずです。
柔道では崩しといいますが技をかけるタイミングも重要です。体の大きな人がどっしりと構えているところをいくら押しても簡単には動かないでしょうが、同じ人が階段を降りようと足を踏み出したところを後ろから押せば簡単に倒すことができます。
柔道の試合でも相手の勢いに乗じて技をかけ、見事一本勝ちというシーンを良く見ますが、技を仕掛けるタイミングがつかめず、延々ともつれあって判定になる試合も多いことを考えれば、技をかけるためのタイミングをつかむことがいかに難しいかかわかるでしょう。
柔術の練習では相手が力を出した瞬間に崩します。力いっぱい抱えられた柔術の先生が「お前の力はそんなものか」と言い、「なにおっ!」と相手が力を入れなおした瞬間に投げたというような話も良く聞くところです。
武道ではよく相手との理合(りあい)ということが言われますが、理合には相手との体格差を含め、お互いの立ち位置、距離、重心の置き方、運動の方向、体勢、スピード、意識状態等々、実に多くの要素があり、且つこれらの要素は常に変化しますから、状況に応じた柔軟な対応ができるよう、良い師に就いて正しく学び、常に心がけて繰り返ししっかり練習してください。