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(50999 5 00283 2 0) |
75歳記念盤 (0002894817857) |
Simple Gifts (B0004772-02) |
13世紀に作られたキリストが磔になった時の聖母マリアの悲しみを思う内容の聖歌でこれまでもヴィヴァルディ、ハイドン、ドヴォルザークと言った著名な作曲家によって曲が作られておりこれは言わばKarl Jenkins的解釈によるStabat Materです。
基本はクラシカル路線ですがダラブッカやリックやドゥドゥックのように中東の民族楽器やVovaliseにも参加したBelinda Sykesが歌うアラム語の歌詞と言ったミステリアスなエッセンスを各所に配しています。
(他にもヘブライ語、ギリシア語も歌詞に用いられています)
収録曲「Cantus Lacrimosus」は「Song of Tear」を、「And The Mother Did Weep」は「Amate Adea」をそれぞれ今作の世界観に合わせてリメイクしたものです。
また「Ave Verum」は元々ウェールズ出身のテノール歌手Bryn Terfelのアルバム「Simple Gifts」のために書き下ろしたアルバムで同アルバムには「Ave Verum Corpus」と言うタイトルで収録されています。(「Ave Verum Corpus」はiTunesで曲単位で購入可能です)
「Ave Verum」は女性コーラスですが「Ave Verum Corpus」は(当然ながら)テノールのソロです。
iTunesではCD収録全曲に加えてデジタルボーナストラックとして「Ave Verum Corpus (Choral Version)」が購入可能です。
(50999 5 00235 2 3) |
75歳記念盤 (00028948178117) |
Karl Jenkinsの小作品群を一つにまとめたアルバムです。 ※iTunesでも購入可能です。
このアルバムは以下の作品で構成されています。
Sarikiz:カザフの慈善家に委嘱されその先祖のために作られたバイオリン協奏曲です。
最近のKarlのソロワークは荘厳かつ重厚な傾向であるのに対してこれはリラックスして聴くような軽快な音楽となっています。
Quirk:アルバム表題にもなった作品でロンドン交響楽団創立100年記念として委嘱されたものです。
この作品も軽快な雰囲気が心地よい作品となっています。
La Folio:バロック時代のイタリアの音楽家アルカンジェロ・コレッリの曲をマリンバと弦楽合奏のための曲にアレンジしたものです。
愁いを帯びたようなマリンバのメロディが印象的な曲です。
Over The Stone:王室付きハーピストであるCatrin Finchのために作曲された2台のハープのための作品で後に曲のいくつかが彼女のソロアルバム「Crossing The Stone」にアレンジされて収録されています。
つまりこのOver The Stoneが先でCrossing The Stoneの方が後に作られたことになります。
Allegretto from Palladio:「Diamond Music」収録の有名な曲で新録されたものが収録されています。
国内盤 (TOCP-90002) |
輸入盤 (50999 6 88648 2 8) |
75歳記念盤 (00028948178063) |
クリスマスをコンセプトにしたアルバムです。 ※iTunesでも購入可能です。
本作は「Stella Natalis」と「Joy to The World」の2部で構成されています。
主な参加メンバーはAlison Balsom(トランペット)・Kate Rolyal(ソプラノ)・テネブラエ合唱団・Mary Carewe(Adiemus1・2・4でコ・ヴォーカリスト)・Mae McKennaです。
※今回「Adiemus Singers」としてクレジットされているのはMary CareweとMae McKennaの事を指していてコンサートなどで活躍したフィンランド人たちは参加していません。
Stella Natalis:タイトルはラテン語で「星の誕生」を意味しており歌詞は英語をベースにラテン語・ズールー語・ヒンズーの神々・ギリシア神話の要素が散りばめられた作りになっています。
ゆえにキリスト教の枠を超えたワールドワイドな世界観を持っています。
またAdiemusを始めとする過去のKarl Jenkins作品の曲が多数アレンジされて収録されています。(詳細)
Joy to The World:クリスマスソングで構成された純然たるクリスマスアルバムで内容的には事実上のMerry Christmas to the Worldのリニューアル版です。
iTunesではデジタルコンテンツのみのボーナストラックとしてDona Nobis Pacem(Remix)が収録されています。
国内盤は1年後に「アディエマス〜カール・ジェンキンスのクリスマス」に改題してHQCD仕様で発売されました。
輸入盤 (50999 6 46430 2 1) |
75歳記念盤 (00028948178032) |
キリスト教のラテン語のテキストを混声合唱で歌い上げる近年のKarl Jenkinsの定番で「Gloria」と「Te Deum」の2部構成になっています。
このアルバムはスタジオ録音のアルバムの発売日前日にコンサートを開き来場者限定でコンサート名前録音のアルバムを発売するというユニークな販売スタイルで行われています。
今作はThe Armed ManやRequiemが好きな方には間違いなくオススメできます。
Gloria:ラテン語で「栄光」を意味するミサ曲を5章構成にして各章の間にヒンズー教・仏教・道教・イスラム教の言葉を挿入した構成となっています。
「The Psalm:Tehillim」はDewi Santの「Psalm 150」やRequiemの「Overture Part II: Now!」のリメイクです。
また「The Song:I'll make music」にはボーカリストとしてHayley Westenraがフィーチャーされています。
Te Deum:アンブロジオ聖歌を題材にした作品です。
輸入盤 (50999 0 95058 2 7) |
75歳記念盤 (00028948179039) |
Adiemusおよび彼のソロワークである「Diamond Music」「The Armed Man」「Requiem」「Stabat Mater」「Quirk」「Stella Natalis」「Gloria」から厳選された曲を2枚のアルバムにまとめたカール・ジェンキンスの集大成とも言えるまさにベストアルバムです。
残念ながら書き下ろし曲は無いもののAdiemus以外のソロワークに興味を持ち始めた方にお勧めのアルバムです。
輸入盤 (50999 0 84378 2 2) |
75歳記念盤 (00028948177639) |
マザー・テレサ、ガンジー、キング牧師、ダライラマ14世など世界平和に貢献した人々の言葉や詩、を歌詞に用いた楽曲で構成されたまさにタイトルが示す通り「平和」をテーマにした作品です。
コーラスはRundfunkchor BerlinやTthe City of Birmingham Youth Chorusそしてなんと1000人で構成されたThe Really Big Chorusと豪華な顔ぶれです。
他にAdiemusをかかわりのあるパフォーマーとしてはThe Eternal Knotで参加したイーリアンパイプのDavy SpillameやThe Vocaliseやコンサートに参加したソプラノサックスのNigel Hitchcockが名を連ねています。
(479 3232)
Karl Jenkinsの生誕70周年&作曲活動50周年を記念したアルバムで「Songs of Sanctuary」から「The Peacemakers」までの彼のソロワークをまとめたいわゆるコンピレーションアルバムですが単に曲を集めたのではなく統一されたコンセプト「モテット(Wiki)」で再編された言わばセルフカヴァーした曲で構成されています。
それに加えて「The Healer - A Cantata For St Luke's」(後述)の中の1曲が先行収録されています。
また、iTunesでアルバム単位での購入特典として「Ave Maria(AdiemusのHymn)」のピアノ版が存在します。
書籍 (N/A) |
国内盤 (WPCS-13322) |
輸入盤 (0825646100538) |
Karl Jenkinsの生誕70周年&作曲活動50周年を機会に書かれた自叙伝およびベストアルバムです。
本ではAdiemusに関して1章を割いて述べられておりAdiemusファンにとっても貴重な内容ですが残念ながら日本語訳は存在しません。
またCDは「motets」とは異なり通常のベストアルバムでこの後リリースされる「Voices」のお試し版的な意味合いを持っています。
Voices (0825646100514) |
The Healer - A Cantata For St Luke (N/A) |
Karl Jenkinsの生誕70周年&作曲活動50周年を記念して作られたCD-Boxで「Songs of Sanctuary」「The Armed Man:A Mass For Peace」「Requiem」「Stella Natalis」「Stabat Mater」「Gloria/Te Deum」「The Peacemakers」で構成されています。
更にボーナスディスクとして「The Healer - A Cantata For St Luke」が収録されています。
これはスタジオ収録ではなくライブ録音されたもので医師の守護聖人である聖ルカを象徴とした『癒し』をテーマにした作品です。
なお2016年10月現在で単品販売されていません。
(479 6486)
1966年にウェールズにあるアベルヴァン村の小学校を含む一帯が、崩れれたボタ山の下に埋まり、116名の子供を含む144名の死者を出した『アベルヴァンの悲劇』を題材とした作品でウェールズのテレビ局から事件後50周年を機会に依頼されて作られたものです。
今作では久しぶりにハープのCatrin Finchが参加しています。
また他のKarlのソロワークにも参加した事があるユーフォニアム奏者のDavid Childsも名を連ねています。
なお、今作以降の作品はe-onkyoなどのハイレゾ音楽販売サイトでハイレゾ版が購入できます。