ここの背景画像はまりまりさんの「いろいろ素材」からお借りしました。
具体的にはこんな感じだったようです。1)金髪碧眼、2)広い額、3)歯はやや不揃い、4)鉤鼻、5)尊大な表情の下唇、6)輝くように色艶のよい顔、7)雪のような肌、を持っていたそうです。
誰もが口を揃えて言うことは、アンバランスで決して美人ではなかったようですが、非常に魅力的な顔立ちをしていたそうです。そして、顔立ち以上にその優雅な立居振舞いは人を惹きつけました。
よく言われることですが、マリア・アントニアの歩く姿はまるで滑るように軽やかで、その足は地面を踏んでいないのではないか、と思われるほどでした。
音楽を楽しむ マリア・テレジア |
また、仮面舞踏会にもよく参加し、狩猟も楽しみました。おまけにトランプ賭博も好きでした。これは母親のマリア・テレジアが大好きだったため、自然と大公女達も生活の一部として取り入れていったのです。マリア・テレジアの踊り好き、賭博好きは有名で、宮廷内だけの催しだけでは満足できず、街のダンスホールや賭博場にまで足を運んだそうです。
マリア・テレジアは躾を厳しく行ったつもりでいましたが、教育方法は欠陥だらけで子供達は甘やかされました。マリア・クリスティーネ以外、集中力を育てることもなく、物事をじっくり考えることを学ぶこともなく大きくなったのです。特に兄姉がたくさんいて要領のいいマリア・アントニアは放任され、手におえないおてんば娘になりました。
マリア・アントニアをはじめ、マリア・テレジアは、そり遊びが大好きでしたが、ウィーンにあまり雪が降らない時は、シェーンブルン宮殿まで雪を輸入することさえありました。
このようなことを日常茶飯事として許してきたマリア・テレジアの躾がマリア・アントニアの持つ「負」の部分を作ったことは間違いないのでしょう。
H15.11.30.UP
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