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トップ大型・中型一種免許(仮免許含む)

Q&A縦列の仕方(図解)隘路への進入(アニメーション)仮免許コース路上コース

 

大型・中型一種には学科試験はありません。適性検査と技能試験だけです。技能試験は平成19年6月からは路上試験となりました。それによって、路上試験を受けるためには仮免許を受け5日間以上の路上練習が必要です。(1日2時間を限度に計10時間以上という指導があります) 受験する際に路上練習申告書を提出します。

◆路上練習について◆
 静岡県では1日1時間程度×5日間以上の路上練習をしていれば路上試験を受けることができるそうです。
 各都道府県によって5日間5時間程度で良いところもあれば、5日間10時間程度でなければいけないところがあるようです。
 受験の際は所轄の試験場にお問い合せすることをお勧めします。
 路上練習申告書には、同乗者の免許証コピー(表裏)と練習車の車検証コピーが必要だそうです。
(ダイスマンさんより情報をいただきました。平成25年6月22日加筆)

※平成19年5月までに普通一種免許を有していた方は自動的に8t限定中型一種免許となり、限定解除の審査(場内試験のみ)を受けることで中型一種免許を取得することができます。(乗車定員29人以下のマイクロバスを運転することができます)

仮免許と限定解除の審査は場内試験、本免許は路上試験となり、それぞれ技能試験の課題は異なります。

仮免許技能試験の主な課題は、試験場内においてクランク、S、坂道発進の他に、隘路(あいろ)への進入路端停車および発進が加わりました。(隘路とは“狭くて通行の困難な道”という意味)

本免許は場内において方向変換または縦列駐車のいずれかを行った後に路上コースでの試験となります。概ね5km以上走行します。減点超過など試験官の見極めにより路上コースに出られないこともあります。

限定解除の審査は、試験場内においてクランク、S、隘路への進入、路端停車および発進、そして方向変換または縦列駐車の課題で行われます。(AT限定が付いていない場合は坂道発進はありません)

※本免、限定解除ともに方向変換および縦列駐車の課題の中に後方間隔が加わりました。(平成19年6月より)
※静岡県中部運転免許試験場では大型一種の後方間隔の課題を行う場所が上記とは別の場所になっているようです。(平成25年8月現在)(ダイスマンさんから情報をいただきました)

全免種ともに乗車から降車までが試験です。ただし、ならし走行では採点されません。また、路上試験の場内コースにおいては課題のみが採点対象となります。

持ち点100点から試験開始し減点法で採点されます。試験終了時に本免試験では70点以上、仮免試験では60点以上、限定解除審査では70点以上残っていれば合格です。危険行為や課題通過不能等で試験中止になった場合、また、合格点を下回り更に15点減点超過した場合は採点が中止されます。

不合格の多くは、右左折の方法、交差点の通過方法が悪くて減点されていると思います。

試験開始までにコースを歩いて確認しておきましょう。試験官からコースの指示はありますが、覚えていれば、次の動作の準備ができて余裕が生まれます。

本免試験に合格した場合は、後日行われる取得時講習の受講義務があります。受講後に免許証が交付されます。(合格後に試験官より受講についての説明があります)8t限定中型または普通二種を有している方などは受講が免除され即日交付となります。また、限定解除の場合も受講義務がなく、免許証の裏に限定解除の印が押されて即日有効となります。

取得時講習には、@自動車の運転に関する講習とA応急救護処置講習があります。 現に普通免許、大型二輪または普通二輪免許を有している方、そのほか医師や看護師など要件を満たす方はA応急救護処置講習のみ受講が免除されます。

このほかにも特定失効者など取得時講習が免除される場合がありますので、詳しくは各都道府県の公安委員会または警察本部のホームページ等で確認してください。

 

以上をまとめると次のようになります。

免種

場内試験

(乗車から降車までが試験)

路上試験

(乗車降車および路上起点から終点まで試験)

合格点

その他

大型・中型

(本免)

なし

(ただし、路上試験の場内コースでの課題あり)

場内コース

(課題のみ試験)

路上コース

(場内課題のあと)

70点以上

Ø 仮免許および路上練習申告書(過去3ヶ月以内に5日以上練習)が必要

Ø 取得時講習あり

(大型取得時講習は、現に8t限定を含む中型一種・二種および普通二種を有している方は免除されます。また、中型取得時講習は、現に普通二種を有している方は免除されます)

· 障害物設置場所の通過

·  方向変換または縦列駐車(後方感覚含む)

· 一般道5km以上の走行

· 信号の通過または一時停止

· 右折・左折

· 横断歩道の通過

仮免許

· 指定速度による走行

· 周回カーブ

· 一時停止

· 交差点の通行(右折・左折・信号)

· 横断歩道の通過

· 踏み切りの通過

· 坂道発進

· 障害物設置場所の通過

· S

· クランク

· 路端における停車および発進

· 隘路への進入

なし

60点以上

Ø 有効期限6ヶ月間

Ø 方向変換および縦列駐車(後方感覚含む)なし

限定解除

(審査)

· 指定速度による走行

· 周回カーブ

· 一時停止

· 交差点の通行(右折・左折・信号)

· 横断歩道の通過

· 踏み切りの通過

· 障害物設置場所の通過

· S

· クランク

· 路端における停車および発進

· 隘路への進入

·  方向変換または縦列駐車(後方感覚含む)

なし

70点以上

Ø 取得時講習なし

Ø 坂道発進なし

(ただし、AT限定が解除されていない場合は特別に追加されます)

      場内試験と路上試験では採点範囲、減点数が異なります。路上試験の方が減点が大きい項目があります。ならし走行は採点されません。

試験車の車両基準については「豆情報・豆知識」のページを参照してください。

受験手続や受験手数料等についても「静岡県中部運転免許試験場のご案内(受験の手引き)」ページを参照してください。

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 坂道発進

  1. 登り坂の途中で停止します。(停止位置の指定はありません。左合図およびハザード点灯は必要ありません)(写真上)
  2. ブレーキを踏んだままサイドブレーキを強く引きます。
  3. ギアを1速にします。
  4. 5点確認をします。
  5. ブレーキからアクセルに踏み替えて半クラッチ状態にします。
  6. さらにクラッチを徐々につないでいきます。
  7. 車が動こうとするのを感じたとき、またはエンジン回転が下がり始めた(エンジン音が変わった)ときサイドブレーキをゆっくりと解除していきます。
  8. 同時にアクセルを踏み込んでいきます。
  9. 車が動き出したらサイドブレーキを一気に解除し、クラッチを完全につなぎ、頂上まで徐行して上ります。(ギアはそのまま)
  10. 頂上の平らのところで2速にします。(写真中)
  11. 2速のままエンジンブレーキとフットブレーキの併用で徐行して下ります。(加速しては絶対にいけません)(写真下)
  12. 下ってすぐに右左折する場合は、下り始めたら進路変更(右寄せまたは左寄せ)します。左折する場合は、下ったところに路側帯がありますので、白線を踏んだりはみ出したりしないように注意が必要です。
  • エンストは1回までは減点されませんが、23回エンストすると1回にさかのぼって減点(5点/回)されます。さらに、同じ場所で4回エンストすると発進不能で試験中止になります。
  • 坂道発進の際に30cm以上逆行しないこと。1m以上逆行すると危険行為で試験中止になります。

ここでのポイントは、徐行です。坂道の頂上付近と(急な)下り坂は徐行しなければなりません。

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縦列   →縦列の仕方(図解)方向変換があるコースでは縦列はありません)

  1. 縦列の狭路コースに徐行して進入します。
  2. 凹部に障害物等がないかを直接目視して安全確認します。
  3. 道路左端から50cm位に寄せて道路と平行に進行します。
  4. 左ミラーを見て左後輪が凹部を過ぎたら停止します。(ミラーを凝視していけません)
  5. 運転席側の窓を全開しシートベルトを外します。(外さなくても良いのですが、これから説明する方法では外さないと出来ないと思います)
  6. バックギアに入れ、5点確認をします。
  7. 左ミラーを見ながらゆっくりと真っ直ぐにバックします。
  8. 左後輪が凹部の角に来たらハンドルを左に切り始めます。
  9. 少し角度がついたら一旦止まって、右腕を窓の外に出し体を窓から乗り出して後方を見ます。
  10. 車体右側面の延長線上に凹部奥の角が来るように再びバックしてハンドルを切っていきます。(同一方向の再発進なので5点確認は不要と思います)
  11. 車体右側面の延長線上に凹部奥の角が来たら体を戻し、ハンドルを真っ直ぐにしてバックしていきます。
  12. 左ミラーが凹部入口のポール(フロント左角が凹部の入口角)に来たらハンドルを右に切り始めます。
  13. 左ミラーを見て、左後輪が縁石にギリギリ沿うようにハンドルを切っていきます。
  14. 凹部と車体が平行になる寸前でハンドルを戻します。
  15. 凹部と車体が平行になったらハンドルを真っ直ぐにします。このとき車体が凹部に完全に入っていることを確認してください。
  16. バンパとポールの間隔が50cm以内になるまで下がり停止します。(平成19年6月2日より後方間隔が追加されました)
  17. サイドブレーキを掛けギアをニュートラルにします。このときブレーキは踏んだままです。
  18. 試験官に「完了しました」と報告して終了です。
  19. シートベルトをして、右に合図を出し5点確認して出て行きます。
  • 車体が凹部に完全に入っていないと試験官からやり直しを指示されます。切り返してやり直すことなります。
  • 後方間隔が50cm以上離れていると、試験官から1回だけやり直しの指示があります。一旦まっすぐ前に出て再度バックして行います。この場合はやり直したあとに採点されますが2回目のやり直しの指示はありません。(あおりが45cmと低く後方の視認性がいいのでそれほど難しくはありません)(5点確認を忘れずに)
  • 1回目の切り返しは減点されませんが、23回切り返すと減点(5点/回)されます。4回目は課題不能で試験中止となります。(1回目からさかのぼって減点されることはありません)
  • 切り返すたびに前進およびバックそれぞれに5点確認をしなくてはいけません。(切り返しが23回となると疎かになりやすいので注意)
※静岡県の大型一種本免試験(場内コース)では縦列の課題は行われていないようです。(他県の情報はわかりません)平成25年9月8日加筆

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方向変換(右へバックして左へ出で行く方法)(縦列があるコースでは方向変換はありません)

  1. 方向変換の狭路コースに徐行して進入します。
  2. 道路右端から50cm位に寄せて道路と平行に進行します。
  3. 凹部に障害物等がないかを直接目視して安全確認します。
  4. 右ミラーを見て右後輪が凹部の中央をやや過ぎたら左に1/81/4回転程ハンドルを切り、左斜めに進行します。(1回転切ってからすぐにまっすぐにする方法もあります)
  5. フロントバンパー左角が縁石にかかるくらいで停止し、ハンドルを真っ直ぐにします。このとき、右後輪が凹部を超えていなければいけません。
  6. 運転席側の窓を全開しシートベルトを外します。(シートベルトは外さなくても良いのですが、バックブザーが聞こえるように窓は開けておいた方がよい)
  7. バックギアに入れ、5点確認をします。
  8. 窓から顔を出して、右後輪が凹部の角に沿うようにハンドルを切りながらゆっくりとバックします。(一気にハンドルを切らない)
  9. 時々、左前輪が脱輪しないか注意しながら、出やすいように車体を凹部に向かって左寄りに入れていきます。(無理に寄せなくて良い)
  10. 車体後部が入ったら、フロントガラスと前方縁石が平行になるようにハンドルを戻し、平行になったらハンドルをまっすぐにします。
  11. バンパとポールの間隔が50cm以内になるまで下がり停止します。(平成19年6月2日より後方間隔が追加されました)下記※参照
  12. サイドブレーキを掛けギアをニュートラルにします。このときブレーキは踏んだままです。
  13. 試験官に「完了しました」と報告して終了です。
  14. シートベルトをして、右に合図を出し5点確認して出て行きます。
  • 後方間隔が50cm以上離れていると、試験官から1回だけやり直しの指示があります。一旦まっすぐ前に出て再度バックして行います。この場合はやり直したあとに採点されますが2回目のやり直しの指示はありません。(あおりが45cmと低く後方の視認性がいいのでそれほど難しくはありません)(5点確認を忘れずに)
  • 出来るだけハンドルの据えきりはしないようにしましょう。
  • 1回目の切り返しは減点されませんが、23回切り返すと減点(5点/回)されます。4回目は課題不能で試験中止となります。(1回目からさかのぼって減点されることはありません)
  • 切り返すたびに前進およびバックそれぞれに5点確認をしなくてはいけません。(切り返しが23回となると疎かになりやすいので注意)
後方間隔は車体後部中央で計測するため、改正前は凹部に車体が斜めでも良かったのですが改正後はまっすぐ平行にしないと車体角がポールに接触する恐れがありますので注意してください。
※静岡県中部運転免許試験場の大型一種では、方向変換の場所と後方間隔の課題の場所が異なっているようです。 したがって、方向変換の課題では凹部に平行にする必要はなく、進路方向が180度変わればよいそうです。(平成25年8月現在)(他県及び中型等の情報はわかりません)(ダイスマンさんから情報をいただきました)2013/09/08加筆

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隘路への進入   隘路への進入(アニメーション)

コース上に赤、青のラインがそれぞれ2本づつ引いてある個所があります。赤は中型用、青は大型用です。(都道府県によって色が異なるかもしれません)進入路(6m幅)から止まることなく直角に曲がりながらそのラインの中に車体が完全に収まるように入れます。(静岡では大型用に2ヶ所、中型用に1ヶ所あります)

画像をクリックすると拡大し、ラインが確認できます 

 

  1. 進入路(6m)の白線を踏まないようギリギリに車体を白線へ寄せて徐行します。(白線より50cm以上離れないこと。30cm位が良いと言われているが白線に近ければ近いほど良いと思います)注:静岡では白線ではなく赤または青線になっています。
  2. 2本のラインのうち、手前のラインに近づいたら後方確認を目視で行います。(既に右左折の合図を出していること)
  3. 進入しようとしている隘路の中央に運転席(前輪)が来たらハンドルを大きく切り始めます。(大型の場合は殆どいっぱいに切った状態になります)
  4. 内側の後輪(右折進入なら右後輪)が手前ラインの端の上を通過するようにサイドミラーを見ながら誘導し、後輪がラインに達したら残りのハンドルをいっぱいに切ります。(中型の場合は少し残っています)(はじめからラインの内側を通そうとするとハンドルを切るタイミングが遅れる危険性があります)※1
  5. 2本のラインの先端から30cm以内にバンパの最先端をあわせて停車します。越えてはいけません。(アンダーミラーで確認できますが、バンパの角をラインの端に合わせるとバンパ中央が超えてしまいますので注意)
  6. サイドブレーキを掛けギアをニュートラルにします。このときブレーキは踏んだままです。
  7. 試験官に「完了しました」と報告して終了です。

 

※1TKOさんより、「右折進入の場合は、奥側(左)ラインの端の直近を前輪が通過するように進入すると、後輪をポイントにするよりもやり易い」とのアドバイスをいただきました。(@大型車の場合ですA隘路への進入(アニメーション)の前輪の軌跡と同じです)平成21年6月20日追加

 

  • 各試験場のコースによっては、進入路の白線に寄せる前に後方確認と合図が必要になる場合があるかもしれません。
  • 隘路に進入する際は止まってはいけません。止まると履行条件を満たさないとして減点されると思います。
  • 進入路(6m)の白線を踏んだり越えて隘路に進入してはいけません。
  • 完了の報告をした後に、ラインを踏んでいたり車体がラインからはみ出ていると試験官からやり直しの指示が出ます。この場合は「隘路」という新設の減点項目で減点(−10)されます。(下図の切り返し範囲の中でやり直し)
  • 切り返しは前後に移動できる範囲が定められています。(下図参照)その範囲から出そうになると試験官から注意または補助ブレーキを踏まれることがあります。ただし、その場合は減点や試験中止にはならないそうです。
  • 1回目の切り返しは減点されませんが2回目からは減点されます。4回切り返しすると試験中止となります。

切り返しの範囲

(大型試験車のバンパから最後輪の軸までの長さが約8.5mあり、前後あわせて約5.5mまでしか移動できません)

(中型試験車はバンパから後輪の軸まで約6mあり、前後合わせて約3.5mしか移動できません)

切り返しのカウントについて

前進していた状態から後退した場合は1回、更に後退していた状態から前進した場合は2回とカウントされます。

したがって、ラインの中に納まらず前進または後退するときは行き過ぎないように注意しましょう

 

  • 左折進入も右折進入もまったく同じ要領です。
  • 隘路に進入している最中や切り返しの最中は2本のラインを踏んでも越えてもかまいません。
  • 発進時の安全確認を忘れずに! 特に切り返しする時には怠りやすいので注意!

ここでのポイントは、ハンドルの切り始めと内側後輪の軌跡(ラインの端を通過)が重要です。切り始めが早い分には修正可能ですが、遅いと切り返しすることになります。

参考までに、最小回転半径は大型車で約10m、中型車で約7mです。

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路端停車および発進

指定された位置にバンパーを合わせ、かつ、路端に平行で、白線(または縁石)から30cm未満の範囲に停車させた後、前方の障害物を回避して発進する。

 

  1. 徐行しながら左ミラーをポールにギリギリ寄せていき、路端にある白線と平行にします。(左ミラーをポールにギリギリ寄せるようにすれば白線より30cm以内に収まります)
  2. 中型は最前列にある停止位置(ポール)、大型は最後尾にある停止位置(ポール)にバンパを合せて停車します。停止位置の目標物が助手席ドアーガラスの視界に少し入った所を目安にすると良いでしょう。(写真中)
  3. サイドブレーキを掛けギアをニュートラルにします。このときブレーキは踏んだままです。
  4. 試験官に「停車しました」と報告します。
  5. 試験官から「OK」が出たら、ギアを2速に入れ5点確認とともに発進の合図をします。
  6. 再度、右後方の目視確認をして発進します。このとき、ハンドルを大きく切らずに、左ミラーでリアがポールに接触しないか確認しながら緩やかに(少しずつ)ハンドルを切って前進します。
  7. 同時に目の前にある障害物(上から吊り下げられたポール)を避けて通過しなければなりませんが、このときも、左側方および左後方の安全を確認しなくてはいけません。発進時の左側リアの確認とあわせて、これらを怠るとポールに接触しなくても「路端安確」という新設の減点項目で減点(−10)されます。

  • 停車の報告をした後に、路端にある白線より30cm以上離れていたり平行になっていなかったり停止位置が悪いと試験官から切り返してやり直しの指示が出ることがあります。もちろん、減点の対象です。
  • 方向変換などの狭路コースでは1回目の切り返しは減点されませんが、この課題では1回目から減点されます。この課題でも1回目は減点されません。(北海道一発屋さんのご指摘により訂正2014/04/27)また、停止位置の手前で停止したため再び前進した場合も切り返し1回とカウントされるようですので特に注意してください。発進時にいったんバックするのも切り返しになります。4回切り返すと試験中止となります。
  • 中型一種・二種(仮免および限定解除)、大型(仮免および限定解除)、大型二種(限定解除)とそれぞれ停止する位置が違います。ポールで指定されています。※大型、大型二種は「大型(二種)はマイクロに限る」の限定解除です
  • 発進時にROH(リアオーバーハング)によるポールの接触に注意が必要です。前方の障害物にばかり気を取られないように!

ROH軌跡

参考までに、ハンドルをいっぱいに切った状態で旋回(発進)すると、大型車で約1m、中型車で約40〜50cmリアがはみ出ます。(中型試験車の場合は中型の中でもサイズが少し小さいので40cmくらいだと思います)

 

  • 停車時の合図および左後方目視の安全確認(巻き込み防止)も忘れずに!
  • 特に切り返しする時の5点確認は怠りやすいので注意!

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