オバチャリダ―北の大地を行く2001年夏 5日目 |
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7月21日 (土) 昨日の恐怖体験のせいか、よく眠れなかったし夢も沢山見たような、目覚めがすっきりしない。 疲れが出て来ているのか、身体も瞼も重い。 雨は止んで、霧がうすく立ち込めている。 寒そう〜〜! 朝食の時、隣りに世田谷区から来ているというご夫婦が座った。 北海道に魅せられて毎年写真を撮りに車で周っているという。 「今日は釧路まで走るんです♪」 私が3日間かけて走った距離を車だと1日で行ってしまう。 そうか、釧路ってそのくらいの距離だったのか・・・ 厚岸の牡蠣弁当は是非食べて〜、と薦めたら、奥さんがメモしながら 「他には〜?」 食後、すでにロビーに置いてあった荷物を持って 「お先に〜」と出発していった。 今年は中高年カップルの姿をよく見かける。 さくらちゃんを濡れた雑巾で拭いて、注油して私も 8:30に出発。 今日は羅臼までだから、の〜んびり行こうっと♪ 風も弱いし、道は平坦だし・・・ でも、少しはアップダウンがあった方が飽きないかも知れない。 あまりに平坦だと目標が遠過ぎる感じがしないでもない。 って贅沢を言いつつ、鼠色の海を見ながらペダルを回していく。 すぐに、国後展望レストランでコーヒー休憩をとる。 【国後まで24km】 と看板が出ている。 「晴れていれば、すぐそこに見えるんですけどねー」とおばさんが言っている。 北方問題って、関っている方達にとっての意識は私なんかにはきっと想像出来ないくらい深刻な問題なんだろう。 鈴木君、マキコチャン、喧嘩ばかりしてないで頑張ってね♪ 薫別の郵便局でお金を引き出し、ちょっと町なかの道を通ると、今日はお祭りらしい。 神社には色とりどりの旗が飾られ、おばさん達が集まっている。 面白そうだなぁ〜、見学して行こうかなぁ〜。 聞いてみると、夕方からというので諦める。 「このまま晴れるといいですねー」 「ああー、晴れるサアー♪」 小さな町の小さなお祭り♪ なんかいいな♪ 植別川を渡ろうとして上流の方を見ると、遠くに海別岳の頭が見える。 久し振りに見る山です。 やっぱ休憩でしょ♪ 橋の横を下りて、適当な場所を見つけ山を見つめます。 太陽が出て来て、背中がポカポカ、全身をマッサージされている様で気分はホンワカ♪ スノーシェルターの中をいくつか登ると、シェルターに挟まれた所に、「羅臼峠」と書いてある。 なんて味気ない峠なんだ!! これじゃ峠じゃなくて、「丘」だぁー!! でも登れたじゃん♪♪ 羅臼町に入ると、豪邸が並んでいます。 玄関の風防室の作り方もそれぞれで工夫をこらしています。 2階まで吹き抜けにして、サンルーム風にしていたり・・・と見ていて飽きません。 お庭には、春の花と夏の花が一緒に咲いています。 オット見とれているとまたコケちゃうかも。 まだまだ時間が早いので、「ひかりごけ」を見に行きましょう。 洞窟に牢屋のように鉄柵がしてあり、そこから覗きます。 ホント、光ってる♪ でも、「エッ? たったこれだけ?」っていう気がしないでもない・・・!! 明日の為にスポーツドリンクとパンを買って、ホテルに向かいます。 ここは知床峠への道を3kmほど登ったところにあります。 明日3km得をしようって魂胆なわけ・・(^^ゞ チェックインしてまだ誰もいない温泉に入り、入念に身体をストレッチします。 なんだか今の処、やることなすこと全部「明日のため!」という感じ。 夕べの寝不足を解消するために、1時間半ほど眠ってしまいました。 これも明日のため♪ だから私は洋室が好きなんです♪ 夕食はまたもや海の幸満載! そろそろ飽きてきたぞ〜。(なんて贅沢!)
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