私は甘いスイカが好物である。もう一度言いますが甘いスイカが好きであって、甘くないスイカは |
嫌いです。 |
ということからスイカを1個買うことは非常なリスクを伴います。たたいて良い音がしたら甘いという |
通説も100%信じられるものではありませんし、果物屋さんがおいしいと折り紙をつけてくれたと |
しても、甘くないからと文句を言ったところで取り替えてくれるほど果物屋さんも甘くはありません。 |
先日とっても大きいスイカが家にありました。これは4日は毎日スイカがデザートかとも思いました |
が、甘くなかったらどうしようとも考えてしまいました。 |
そんな時は辛いですね。甘くないからといって塩をかけて食べるのは嫌いなので、そんなスイカに |
遭遇した場合は能面のような顔をして黙々と粛々と食べるようにしています。 |
包丁を入れた時にどうだったと聞くと、結構甘いとの返答。ホッという安堵の溜息を思わずついて |
しまいました。今年は今のところ、お蔭をもちまして甘くないスイカには当たっておりません。 |
ところで、テレビで四角く作ったスイカがテレビで話題になっていましたが、何が面白くて四角くする |
のか理解に苦しんでしまいました。おまけに値段が1個1万円と聞いて、「ばっかじゃないの!」と |
声に出しておりました。いいですか、スイカは丸だからスイカであって四角はスイカと呼べません。 |
漢字をあてて「水角(すいかく)」にでもしたらどうですか。本当に作った人は何を考えてるんでしょう |
上の二人が私が最も好きな日本の映画女優である。他にも左幸子さん、野川由美子さんや浜美枝 |
さんに増村保造の作品での若尾文子さんが好きな女優である。 |
さて安田道代さん、現在は大楠道代さんはとても存在感のある女優さんである。兵隊やくざのような |
娯楽映画でも強烈に光り輝いていた。 |
この女優さんのピカイチの作品は1966年の「氷点」である。山本薩夫監督の的確な演出もあるし、 |
妻役の若尾文子さんの演技も素晴らしかったが、養女役の安田さんの演技と魅力には本当に参って |
しまった。(ちなみにこの映画を初めて見たのがつい4年前である。) |
何と美しくかつ悲しみに満ちた女性であろうかと、映画ということを忘れて安田さんのみを見つめて |
いる私がいた。ちなみに日本映画で女優の演技のみで私が映画を褒めることはめったにない。 |
是非、安田道代の素晴らしさをこの映画でみなさんに見て頂きたい。(決して今やってるTVではない) |
もう一人の中江有里さんであるが、女優としてとても将来が楽しみである。 |
最初に知ったのは山田洋次監督の「学校」で自閉症の中学生を演じた時である。 |
正直、うまいと思った。もちろん山田監督の演技指導もあるだろうが、生来彼女の持っている輝きを |
存分に見せてくれたと強く印象に残った。次に印象的であったのが「風の歌が聴きたい」という大林 |
宣彦監督の映画である。聾唖者である夫婦がトライアスロンに挑むストーリーを中心に強く生きて |
いく夫婦愛の素晴らしさをみせてくれた映画であった。その妻役を演じたのであるが、久しぶりに見て |
びっくりした。中江有里さんは見事に女優として成長していてくれたのであった。 |
こだわりを持つ私にとって、カバンは傘と双璧に立つものである。もちろん、カメラバッグにしても |
ラムダの背負い式でないと許せない。また日常使用し、愛してやまないのがBREEというメーカー |
のカバンである。京都では学生さんから若い主婦の方迄多数愛用されておりとてもメジャーである。 |
私はブランドとしては全く知らなかったのだが、よく通っていた深泥池へ出向く道沿いに店がある |
ものだから、毎週ウインドウをのぞいていて知らぬ間に魅力に取りつかれていた。 |
生成り色のヌメ革素材のカバンは使えば使うほどいい味わいが出てきて、年々表情を変えていって |
くれるので使っていても飽きないのである。もう6年になるが未だに見惚れるほどである。また仕事 |
用にビジネスバッグを購入したのだが(色はダークブラウン)これがまたいい。ハンドル部分の持ち |
よさといったら最高である。長く持ち歩いても決して疲れることはない。 |
今も通勤に使用しているが、かばんに対する愛着と信頼感は強固なものだ。話によればドイツの |
メーカーとのこと。道理でハードな使用にもびくともしない。また金属部分が破損してもしっかりと |
メンテナンスフォローをしてくれるのもありがたい。今ではコインケースや定期入れ、財布に休日用 |
のデイパックまでがこのメーカーで統一されている。値段は確かに高い。がそれ以上の安心感と |
喜びを与えてくれるカバンメーカーである。数ある有名ブランドのように持つことに意味のあるカバン |
と違って使い続けて喜びが倍化するものです。もし機会があったら見て、そして使って頂きたい。 |
このコラムを呼んでいる奇特な知人からのメールの中で自分ではクラシック等ならたくさん書くことが |
出来るとのこと。後日コーナーを設けて思う存分述べて頂こうと思う。 |
私はというと・・・・クラシックはどちらかというと苦手である。聞くだけで眠くなる派である。 |
そういえば以前カラヤン指揮のベルリンフィルのビデオをいい画像で見たいからと百万近くもする |
業務用のモニターを購入した知人がいる。クラシックファンの方の熱烈な思いには頭が下がる。 |
ただ、私も映画の中のクラシック音楽は大好きである。有名なところでは「アマデウス」という映画の |
モーツァルトの音楽は感動してしまった。(私はモーツァルトの音楽はわかる気がする)音楽の生命感 |
を見事に感じさせた映画であった。また古い映画であるが「2001年宇宙の旅」でのクラシックの効果 |
的な使い方は見事であった。「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しき青きドナウ」といったクラシックを |
宇宙の広大さを表現する為に使用していたキューブリック監督はクラシックを熟知していたのだろう。 |
もっと古い映画では「オーケストラの少女」が好きであった。失業楽士たちが有名な指揮者に認めて |
もらう為、少女とともに邸内で演奏する音楽の素晴らしさには陶然とさせられた。 |
「マーラー」という作曲家を主人公にした映画も魅力的であった。ケン・ラッセルという監督の小品だが |
不思議に見入ってしまった映画で、クラシックも効果的に使われている。「コンペティション」という |
ピアニスト達のコンテストでの争いに恋愛を織り交ぜた佳作も好きである。このようにクラシックを単体 |
で聞くことには抵抗があっても、映画の中で素晴らしいクラシックが適材適所で使われていると抵抗感 |
CSであるこの衛星放送と契約してから4年近くになるが、飽きずに契約しているという事はよほど |
満足しているのであろう。契約内容は見たい番組によって増減していったが、それも簡単に変更 |
出来るのでとても嬉しい。 |
基本は映画を見るために契約したのだが、今はいろんな番組を楽しんでいる。まず懐かしの番組 |
を見れることが嬉しい。私が小さい頃は刑事番組が全盛であった。「太陽にほえろ」「特捜最前線」 |
「ベイシティ刑事」そして私が一番好きだった「Gメン75」。このほとんどがこの4年の間にぞくぞくと |
放送され、私は感涙の涙を流しつづけたのであった。(もちろんすべて録画済み) |
また人気のあったアメリカものも。「刑事コジャック」「刑事コロンボ」も全て見ることができ、懐かしい |
気持ちでいっぱいであった。それと「白バイ野郎ジョン&パンチ」や「スター・トレック」なんかも。 |
その一方、お笑いファンである私にとって今も放映中の「お笑いネットワーク」はとても嬉しい。 |
1970年後半から80年代が放送されているのだが、中田ダイマル・ラケット、青芝フック・キックや |
宮川左近ショウ、人生幸朗・生恵幸子、春やすこ・けいこ、マイナーなところでは浮世亭三吾・十吾 |
やミヤ蝶美・蝶子等々毎週がとても楽しみである。先週はいとし・こいしさんの漫才を堪能した。 |
その一方プロ麻雀の番組も極めて面白い。私は麻雀は実際には打たないが、見るのが大好きで |
特にプロの対戦は、レベルが高く見ていてワクワクしてしまう。 |
スポーツも魅力的である。今絶好調の大阪近鉄やしょぼい阪神の試合が完全生中継であったり、 |
ヨーロッパサッカーも楽しめる。また、プロレスもあったりしてとにかく面白いのだ。 |
音楽番組も充実している、先日もFM802の万博での野外ライブが全て生中継であって大好きな |
真心ブラザーズやくるり、山崎まさよし等の演奏を楽しむことができた。また我々の学生時代には |
全盛であった80年代前半のビデオクリップが楽しめる。マイケル・ジャクソン、クイーン、ポリスや |
私が生まれてこの方、死ぬかもしれないと思ったのがこの山での体験であった。 |
若草山は奈良にあり、山焼きでとても有名な観光スポットである。私は小学生の時に遠足で行った |
のであるが、その際に恐怖の体験は起った(若草山をご存知の関西の方ハハ〜ンと予測されたか |
も)。この山は芝生に覆われた山で結構急な坂になっており、先生からも降りる時は必ず斜めに |
ジグザグに降りるように指示されていた。結構怖がりの私ではあったが、まっすぐに降りるとどうな |
るかにとても興味もった。それでとうとうやっちまったのである。 |
最初はスピードも出ずこんなもんかとタカをくくっていたのだが、だんだんと加速していき歩幅が信じ |
られない程大股になっている時には自分ではどうにもならなくなっていた。 |
ちなみにこの山の下部にはフェンスがあったと記憶している。「助けて〜!」と叫びながらも目の前 |
のフェンスに激突して死んでしまう自分自身を小学校の私は想像していた。 |
もうダメだと思ったフェンス10mくらいのところで芝生のへこんだ所に幸いにも足をとられて転倒、 |
10回以上ゴロゴロと転がってようやく停止した。体中、草にまみれて、目の前には鹿のフンが。 |
何とフェンスまで僅か数メートルのところであった。 |
その後、先生にこっぴどく叱られたのはいうまでもない。 |
今も考えるだに恐ろしい体験であった。自分でもどうにもならない状態になることはめったに経験 |
出来るものではない。その後若草山に行ったことはない。いい大人になった私は若草山に行けば |
関西人には欠かせない食べ物である。そしてショックだったのが、東京で世にもまずいたこ焼きが |
関西風や京風として売られていたことである。(ちなみに京都にはあまりたこ焼き屋はなく、東京で |
の京風という売り方はサギに近いかも?) |
もちろん自宅にはたこ焼き器はありますし、昼飯として食べることもしばしばです。焼く時はやはり |
自分で焼くのがベストですね。最近はテレビでの紹介番組を見ますといろいろな食材が入っていた |
り、ダシ入りでなにもつけないタイプなのもあるようである。たこ焼きもバリエーションが広がったも |
のだと妙に感心してしまう。 |
当家では極めてオードソックスな作りではある。中にはタコと天カス、後は個人の好みで紅ショウガ |
やネギを入れて焼き上げる。当家ではどちらかというと固めにカリカリッというくらいの仕上げで、 |
あとはカツオブシとアオノリを上からふりかけるタイプである。もちろんソースはべっとりとね。 |
焼きたてをハフハフ言いながら食べる時が至福の時である。飲み物はキンキンに冷えた水がいい。 |
ジュースとあわせて食べる若者も見るが、私の食への美意識感覚が許さない。そして必ず爪楊枝 |
を使用して食べること。この爪楊枝は食した後にアオノリのついた歯を掃除する役割もあるのだ。 |
たこ焼き器の作る個数もちょうど食べ頃の数である。当家は15個であるが12個もあるようだ。 |
一度に食事として食べるにはベストである。たこ焼きはおやつにも食事にも関西ではなるのである。 |
本日テレビでダチョウの目玉焼きを作っているのを見ていると、醤油をかけていた。私はソース、醤油 |
どちらでもOK派だが、他の家族は醤油でなければならないようだ。塩のみという人もおられるようだし、 |
マヨネーズが一番という人もいる。味の嗜好はさまざまで個性があってとてもいいことである。 |
さて卵の一番贅沢な食べ方は何だろうか。今は特売で10個数十円の世界であって有り難味は薄れて |
きているようであるが。 |
一度、1個百数十円の卵を頂いたことがある。私は迷わず卵ぶっかけごはんにして食べた。あつあつ |
のご飯の真ん中に穴を開けて、こんもりと盛り上がったオレンジ色の黄身が美しい卵を落とす。 |
そして丹念にかき混ぜて、醤油を適量落とす。その上から海苔をたくさんふりかけて、またかき混ぜる。 |
口にひと口。ウーン、うまい!あっという間に平らげてしまった。 |
私は美味しい卵を食べる場合はぶっかけご飯オンリーであるが、出し巻きタマゴなんかも美味しいかも |
しれないですな。またスクランブルエッグにして美味しいパンに載せてパクリもいいかも。 |
普通の特売品の卵はインスタントラーメンに入れて(特にチキンラーメン)食べる場合が多い。(小市民 |
ですなあ)しかしこれも結構難しいのである。固まってしまうと美味しくはないし、生に近いと違うんだなあ |
という感じがする。しかし、これについても意見は分かれるんであろう。 |
こう書きながら卵ほど食べ方について意見が分かれるものはないなとしみじみ感じてしまった。 |
私が小さい頃から水槽が二つあった記憶がある。父親の唯一の趣味であった。 |
とにかくいろいろな種類を飼育した。小さいのはグッピーから大きなものはナマズ(グリコのCMに |
出ていた)やアロワナまで。テッポウウオやピラニアを飼っていたこともある。 |
現在は南米のドジョウであるコリドラスという種類が400匹ほどいる。いずれも安いものばかりだが |
水槽内でどんどん繁殖して増えたしまったのである。 |
私はこの種類は余り好きではない。動きが少ないし、やたら神経質で懐こうとしないからである。 |
私はアロワナが好きであった。小さい頃から育てたし、結構なついてくる。顔は怖いがなかなかの美 |
しいボディが照明に映える。 |
ただ、ナマズを飼っていた時は餌が金魚だったので嫌だった。家族みんながかわいい金魚が丸呑み |
されるのを見ることに我慢できなかったからである。そういうことの無頓着な父は金魚を飼いつづけた |
が、数年前急死してしまった。ガッカリするのかなと見ているとすぐに違う熱帯魚を飼ってきていた。 |
本当に熱帯魚が好きで飼っているのか極めて疑問である。 |
私は小さい頃から熱帯魚の水槽をボンヤリと眺めている時間がとても好きである。水槽を見ていると |
違う世界(非日常)にいるようでとても楽しいのである。 |
熱帯魚は心をなごましてくれる。そして現在、家で飼っている唯一の生き物である。 |
関西人ゆえのこだわりがある。漫才師は本業でなければばらない。だからダウンタウンは漫才師 |
ではない。漫才師はコンビまたはトリオでなければならない。だから西川きよしは漫才師ではない。 |
関西の漫才師は話芸で笑わさなければならない。だから最近のオール阪神・巨人は漫才師では |
ない。彼らは最近、慢心して芸に進歩が見られない。明らかに手抜き漫才をしている。それは面白く |
ないことでわかる。10年以上前の彼らの漫才を見る機会があったが、それは素晴らしく研ぎ澄まさ |
れた刃物のようであった。 |
さて私の好きな漫才師をいくつか挙げてみる。「Wヤング」。今のコンビではなく平川さんと自殺した |
相方との初代コンビである。面白かった。笑った。ボケとツッコミの微妙な間延びした間がとても好き |
であった。ダジャレの掛け合いが秀逸で私の笑線をくすぐってくれた、小さい頃大好きだった漫才師 |
である。「海原千里・万理」。若くして結婚してしまった為に、寿命は短かったがとても素晴らしい漫才師 |
であった。姉妹であるだけに双方の息が合っていた。確かに妹の方が目立ってはいたが、姉のうまさ |
も私は評価する。「島田紳助・松本竜介」余りに紳助が才能があり過ぎたために、自然消滅的な形で |
コンビ解消となったが私はこのコンビの漫才は未だに輝きを消さない素晴らしさがあったと評価する。 |
つなぎの服でツッパリをキャラとはしていたが、漫才の話の持って行き方は紳助の才能もあるのか |
若くして素晴らしいものがあった。竜介のツッコミも紳助のコンビの時には素晴らしい輝きがあった。 |
是非、若い方にあの頃の二人の漫才を見てもらいたい。今でも面白いと断言する。 |
「夢路いとし・喜味こいし」。この二人はもう70も越えているのに今尚漫才の技が進化している。一種の |
奇跡といってよいだろう。10年前のお二人の漫才を見たが、今の方が面白い。人間の年輪というか |
とにかく人間国宝として冷凍保存して未来に残して頂きたい愛すべき漫才師である。 |
私は絶対的に野鳥をアップで撮影することが好きではない。アップで撮ると野鳥だけの意味の全く |
ない空虚な写真になってしまうからである。だから私の好きな写真の大部分はアップではない。 |
しかしそのことによってホームページ上で写真を掲載する際にとんでもないジレンマに悩むことに |
なるとは思ってもみなかった。 |
ページ内の野鳥写真集に掲載しようとスキャンしたものの、野鳥が小さすぎて満足しているにも関 |
わらずお見せできなかった写真が20枚以上ある。カルガモのいい写真はほとんどが点景的構図 |
が多いので4回ほど公開を断念した。またシギにしても引き気味でいい写真があるにもかかわらず |
お見せできないのである。本日追加したミユビシギもそのままではとても何の鳥かさえ判別出来 |
ない有様だったので、やむなくトリミングをして野鳥部分を見やすく加工して掲載した。 |
基本的に私の写真はホームページ用ではないのである。それがジワジワと私の神経をイライラと |
させる。本当に見てもらいたい写真ではなく、見やすい写真を選ばざるを得ないのである。 |
今日も淀川で綺麗に撮れたホオジロ♂をみてもらおうとチャレンジしたが、ダメであった。この写真 |
の場合はトリミングしてしまえば台無しになる写真なのである。 |
私はノートリミングを基本に撮影して、構図を大事にしながらシャッターを押している。写真という |
よりも絵画的なイメージで撮影している為にトリミング = 私の失敗と考えている。 |
先日、某ホームページより当方のページを夏休みお助けリンクにリンクさせてくださいとの依頼 |
メールを頂いた。当方のようないい加減なページを見て子供達が宿題の参考にするなんてとも |
思ったが、そういうリスクを承知で依頼されたのだからと考え直してどうぞと返事を出した。 |
私のページは基本的に写真中心であり、図鑑があるといっても毛ほどの役にもたたない。 |
それにコラムといったら子供に害悪となる駄文の嵐である。夏休み限定のリンクだとのこと。 |
子供さんが覗かないことを祈るのみである。 |
さて夏休みの宿題の参考にインターネットを子供達が利用するようになったとは時代も変わった |
ことを痛感させられた。しかし、検索サイトを使えばほとんどの情報を実際に得ることが出来る |
のである。当家でもスズムシの飼い方やスイカの作り方等をインターネットから情報を得て実践 |
している。 |
私の夏休みの想い出はほとんどが外での川遊びや昆虫採集、それに高校生からはアルバイト |
をしていたからあんまり勉強をしたなあという覚えはない。どちらかというと宿題は7月中に終わ |
らせて8月は思いっきり遊ぶ方のタイプであったから、8月末に親子一緒に宿題に取り組むとい |
うマンガによくあるパターンは無かった。 |
とにかく夏休みは知らぬ間に体が真っ黒になるほど遊びまわったものである。今ごろの子供達 |
私は社会人になるまではコーヒーを飲まなかった。あの苦味が好きではなかったので喫茶店では |
いつも紅茶を飲んでいた。 |
社会人になって飲むようにはなったが、おいしいとして飲むのではなく時間つぶしにとりあえず飲む |
という感じであった。 |
そんなある日に立ち寄った喫茶店が私の嗜好を変えてしまった。 |
ある各停しかとまらない小さな駅近くに仕事で寄った。その時に一見すると見過ごしてしまいそうな |
喫茶店を見つけた。普通の家の横に店はあるが、看板も出ていないのである。 |
ドアを開けて入ると、3組のテーブルセットがあるだけの4畳半ほどの小さなスペース。他のお客さん |
はお年寄りばかりであった。違和感を感じながらも60代後半に見えるマスターにコーヒーを注文。 |
何気なくメニューを見ると、コーヒーが200円である。いまどきの金額ではない。 |
10分ほどたってコーヒーが出てきた。他のお年寄りの方々は和気あいあいと話がはずんでいるよう |
だ。一口飲む。美味しい!いつもチェーン店の薄まずいコーヒーに慣らされていた私にはショックで |
あった。それから何回か通ううちにマスターとも話をするようになった。マスターは植物好きで結構話 |
もあった。マスターにこんなに安くて大丈夫なんですかと一度聞いてみた。 |
マスターは笑いながら「これは道楽みたいなもんですよ。近くのお年寄りのコミュニケーションの場に |
なればと思ったんですよ。商売と考えたらとてもやっていけません。」 |
その頃にはモカを注文するようになっていたがこれも300円で京都にはこれ以上の味を出す喫茶店 |
を私は知らない。マスターはお客さんの為に毎月1回、わざわざ豆を購入する為大阪の専門卸のと |
ころまで足を運ぶ。マスターに言わせると、本当にいい豆は日本に入った途端に大手の商社に買い |
占められて、一部の金持ちしか飲めない仕組みになっているとのこと。だから我々サラリーマン達が |
飲む豆は、マスターに言わせるとカスの豆だとのこと。マスターは長年のつてからその中でもましな |
豆を購入することが出来るということであった。お蔭で私はコーヒー通となってしまったのである。 |
ある日、いつものようにモカを購入するとマスターが申し訳なさそうに「今日は悪いがいい豆を手に |
入れられなかった」と仰る。飲むとやはり弱冠は落ちるようである。お金を払う時になってマスターは |
こんなコーヒーに300円は取れないと200円しか受け取らなかった。私はそんながんこなマスターが |
私は「男はつらいよ」シリーズをこよなく愛している映画ファンの一人である。全48作をいつでも |
見れるようにしている。疲れた時、笑いたい時に「とらや」に帰りたいから。 |
このシリーズは何と言っても渥美清のキャラがなければ、ここまで長寿の映画にはならなかった |
だろう。そして山田洋次監督のディテェ−ルにこだわった見事な演出と、巧みな役者の配置。 |
車寅次郎は基本的な人間を変えてはいないが、微妙に変化している。それは山田監督の演出 |
にもよるだろうが、私には渥美清さんの演技の成長がその中で強く感じられるのだ。 |
笑顔一つをとっても作品を重ねるにともなって非常に多種にわたった表情を見せてくれるように |
なっている。ただ、体を明らかに害されているのが見える晩年の作品は痛々しくてまともに渥美 |
さんの顔を正視できなかった。 |
また、このシリーズには素晴らしいキャラクターがたくさん生み出された。特においちゃんの初期 |
を演じた森川信さんは圧倒的に素晴らしい。寅さんを本当に心配しながらも、顔をあわせると |
小言をつい言ってしまいケンカばかりしていたあのおいちゃんは最高である。森川さんがもっと |
長生きしておられたら、このシリーズはとんでもない優秀作品の嵐になっていたであろう。 |
また、さくらの夫である博の父を演じた志村喬も秀逸である。私は日本映画の男優ベスト3には |
志村さん、三船敏郎さん、渥美清さんを考えている。 |
寡黙でがんこのように見えて、実はとても寂しがりやであるこの父親像を風格をもって演じてい |
るところはさすがである。またスポットではあるが15作の船越英二さんはこの俳優さんのベスト |
の演技が見れる。大映で多くの映画で主役を演じてはいるが、このサラリーマン以上の演技は |
ないであろう。そして、なんといっても38作の三船敏郎である。これは山田監督がこれ以上は |
ないはまり役を設定し、三船さんは期待以上に演じられたと思う。この作品の淡路恵子さんも |
とても魅力的である。 |
さて、マドンナ役に言及しよう。これは見る人によって評価は分かれてしまうであろう。それぞれ |
に素晴らしいのだから。その中で個人的に好きなのが32作の竹下景子さんである。この時期の |
竹下景子さんは一番美しかった。その美しさを山田監督はこれでもかと見せ付けてくれた。世間 |
ではほとんど評価されていないようだが、私の一番好きな作品である。(竹下さんはその後2作 |
朝の早くから頼んでもいないのに大きな声が街中に響いている。ただでさえ暑いのに何とかして |
くれと考えずにはいられない。 |
だが、冷静に考えると彼らは不幸な季節に生まれているのである。彼らがもし冬に生まれてきた |
ら決してやかましいと毛嫌いされることはなかったであろう。夏に一斉に生まれ出て鳴くことから |
セミ×夏=やかましいとの計算式が必然的になりたってしまうのである。不運である。 |
特に最近はクマゼミの数が異常に増えてきている。図鑑には「シャッシャッ」とその鳴き声が記さ |
れているが、私には「ジャンジャンジャカジャカ、ほれほれ暑いやろ」と聞こえてしまう。(夏バテ故 |
か)昔はアブラゼミが圧倒していたと思うのだが実際はどうなのだろう。またクマゼミは近畿地方 |
に普通で東日本には少ないと書かれてある。昨年の夏は東京にいたが、クマゼミの声はしっかり |
と聞いた気がするのだが・・・ |
そういう点ではヒグラシは恵まれている。恐らく音的に人間に不快感を感じさせない声なのであろ |
う。ヒグラシ=夕方=涼しいというイメージがある。私もヒグラシの声は大好きである。昨年生まれ |
て初めて家からヒグラシの声を聞いた。こんな街中までヒグラシがやってくるもんなんだなあと妙 |
に感心してしまった。 |
暑い!とてもクーラーなしでは日中は過ごせない。しかしクーラーが開発されるまでは、熱い空気を |
かき回すだけの扇風機しかなかったのだ。それ以前は何もなく、ひたすら暑さに耐えることしかなか |
ったことを考えるとクーラーというものはやはりぜいたく品なのだろうか。 |
我が家に初めてクーラーが登場した日を鮮明に覚えている。やたらガタが大きく、室外機もでかい。 |
そして動きだすと振動と大きな音を出し始めた。その当時は涼しくなる為に当然のことであると受け |
入れたのだが、今のクーラーの進歩を考えると隔世の感ありである。 |
しかしびっくりする程ひんやりとしていて、その日から暑くなるとその部屋に家族が集まり「涼しいな」 |
という言葉が飛び交った。その当時はテレビが一家に1台でなくなりつつあったので、クーラーがまた |
家族の団欒を呼び戻したのである。 |
今はテレビもクーラーも一部屋に1台ずつになりつつある。特にパソコンが普及しつつある現在、熱 |
を持つパソコン使用には絶対的に必要なものとなっている。また、街中は道路がアスファルトで塗り |
固められ、更にビルの空調機から出る排気熱によって昔に比べると格段に温度が上昇してきている。 |
我々は自分達の手でクーラーがなければ夏を越せない状況を作り上げてしまったのである。 |
昔はクーラーがなくても確実に過ごせたのである。先代からの知恵である、風鈴による聴覚的なもの |