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KAMWOOD SYNDROME
〜とある神林狂いの日常〜

■過去の日記17(`03年1/9〜1/30)

<ふりむけば……>
 あ、久しぶりにファイルサイズが20Kを越えている。
 今月は、後半に入ってから『敵は海賊』DVD化とか、新刊・重版情報とか、ネタも多かったし、神林作品も一応一冊読めたし、久々にしょーもない妄想ネタや思いこみの激しい考察もどきを展開したり……と、わりとバラエティに富んだ内容であったなぁ……。更新頻度も、9日以降は、ほぼ2日に一度ペースだったし……って、なに自画自賛してるんだか(^^;;)。
 まぁ、情報系に関しては、わざわざSFMを立ち読みしたり某巨大掲示板を覗いたりしなくても、ウチを見ていれば、基本的な情報は押さえられる程度にはしておきたいな……とは一応思っていたりします。「基本的な」とは、この場合「書籍」「DVD」関連を指します。要するに「自分が欲しいもの」(^^;;)。だから、模型とかCG系情報は完全にアウトオブ眼中なのも、OVA関連情報に対するリアクションがイマイチ遅いのも、すなわち、わたしの興味の濃淡が反映されているわけでして……(^^;;)。
 所詮ズボラでグータラなわたしのすることですから、網羅的なデータベースサイトやニュースサイトなんて作れませんが、こんな駄 文ページにわざわざご来訪くださった方に、「ひまつぶし」以外のお役にいくらかでも立てるなら、もっけの幸いでございます。
(2003.02.03 kayako拝)

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あ、いっこ情報洩れてた(^^;;)(1/30)

 SFM今月号に載ってた2月末からの(第二次?)神林長平フェア関連情報で一個書き忘れ。
 今月号で「第一部完結」を迎えた多田由美版雪風は、『YUKIKAZE I 戦闘妖精』のタイトルで3月上旬刊行予定……だそうです。版型、値段等はまだ不明。描き下ろしカラー口絵などが付くと嬉しいのですが……先月出た『Sittin' in the Balcony』に載せたの以外にも、ラフスケッチや絵コンテがまだ残っているなら、そっちのお蔵出しでもイイのですが……。

 更に追記、『死して咲く花、実のある夢』をようやく読了。
 やっぱり全体としては難しかったです〜〜。「理論が難解」というより、文中の「言葉」がワタシの中にある不定形の「イメージ」に繋がらないと言うか、「楽譜通りの音は出しているけれど、『音楽』にはなっていない」状態がずっと続いてしまった(^^;;)。過去の「神林読み」の経験から言って、原因のほぼ9割方は、「自分の方のスキル不足」だと思うので、またいずれ再チャレンジしてみたいとは思っています。
 そうは言っても、ラスト40ページ程になったところで、ようやく「既に他作品でお馴染みのアレ」には出会えたので、読後感は充分良かったです。それまでがなかなかシンドイ道のりだっただけに、「来た来た来た〜〜〜っ!!」というときの快感は、またカクベツのものがありました(笑)。
 今回の「アレ」は、『グッドラック』や『ライトジーンの遺産』に登場した「絶体絶命の状況下で、己の死(人生の終焉)に対して断固として“主体性”を主張する矜持」とでも申しましょうか。「(おまえに)殺されるんじゃなくって、ただ死ぬ (or 自分が選んだ相手に納得して殺される)んだ」ってヤツ。ウロ覚えですが、確か『ラーゼフォン 時間調律師』でも、作中でではないけれど、イズブチとの対談で、「消えるのはいいけれど、消されるのはイヤだ」みたいな言い回しで登場したような……。『死して〜』の初版(トクマの方の)は、92年の2月だそうですが、時期から言うと、この「アレ」が一番最初に登場したのは、この作品、ということになるのでしょうか。


神林長平フェア再び?(1/28)

 はい、前夜話しそびれたSFM3月号のの神林の新刊・重版情報……です。

 まず、新刊の方は、

 ■『小指の先の天使』 四六判上製/1600円
  わたしの意志が、現実を創りあげるのか?──意識と神についての物語が現実と仮想を往還する。
  81年作「抱いて熱く」から書き下ろし「意識は蒸発する」まで、神林文学の原点にして先端たる連作集。

 ……だそうで、「四六判上製 」ということは、単行本版『グッドラック』と同じかな。表紙はどんなのでしょうね……。あんまり「表紙イラスト:誰々」というのが前面に出ているのでなく、シンプルで上品な「いかにも本です!」って感じの装丁だと嬉しいなぁ……。
 内容は、一昨年の年末、近所の図書館でSFMのバックナンバーを取り寄せて読んだ「抱いて熱く」と、同じく図書館で借りた『2001』収録の「なんと清浄な街」以外は、たぶん全部未読なので、楽しみです〜〜。

 で、重版の方はハヤカワ文庫JAから4冊

 ■『狐と踊れ』  予価600円
 ■『言葉使い師』  予価580円
 ■『過負荷都市』  予価620円
 ■『宇宙探査機 迷惑一番』 580円

 長らく在庫切れだった『過負荷都市』(祝・重版!)を含めた最初の3冊は「予価」とあるように、おそらく、昨年夏の表紙替え重版(詳細は'02年7/29の日記参照)と同じような感じみたいですね。巻末の編集後記には、「(OVA2巻の)リリースにあわせ、神林文庫フェア第二弾を2月下旬より。新カバーは緒方剛志版『過負荷都市』など。」とありますし……
 昨夏のフェアの際は、「緒方さんには(『完璧な涙』よりも)『七胴落とし』の方を描いて欲しかった〜〜」とほざいていたわたしとしては、今回の『過負荷都市』への起用には結構期待しちゃいます。私見では、『過負荷都市』は、「スラップスティック版『七胴落とし』」(←ハヤカワ文庫版『迷惑一番』の帯風)だと思っているので……。実は既に1年以上前に手を尽くして、トクマノベルズ版、ハヤカワ文庫JA版共に所有しているのですが、今度の重版もなんか買っちゃいそうな予感……(^^;;)。
 後2冊の表紙はどなたが担当なさるんでしょうねぇ……どちらも一応既読ですが、こちらも、たぶん(以下略)。実は、『言葉使い師』は、「イルカの森」だけ未読なので、この機会に読んでみようかな……

 あう、また日付が変わっちゃった。昨夜の話の補足とかもしたかったんですが、それはまた明日……できる、かなぁ(^^;;)。


確認しました(1/27)

 週末はSFMのある本屋さんに行けなかったので、本日シゴト帰り、ようやくSFM3月号を入手いたしました。
 今月も載っていた多田版『雪風』は、第一部完。……あらら、ずいぶんとあっけない終わり方ですこと(^^;;)。脱出シーンは、OVAに比べたら原作に近いですが、「おっぱい食いちぎり」シーンはやっぱりこちらでもナシでした。……って、どこに注目しとるんだ(^^;;)。
 いや、真面目な話、わたしとしては、件のシーンは、ひたすらマーニーを不気味がっていた原作の零よりも、優しい看護婦さんによしよしとオツムを撫でられて、彼女の腰にすがりついて甘ったれていたOVAや多田版の零ちゃんにこそ、やって欲しかったなぁ……と、今になってしみじみと思います。なんというか、彼の、「弱さの裏側にある、(自分を受け入れてくれる相手への)凶暴なまでの貪欲さ」を原作以上にハッキリと読者に提示できるシークエンスだと思うので。>おっぱい食いちぎり

 だって、零って、本人には自覚はないんだろうけれど、「かまって君オーラ」振りまきまくっているところがあると思いませ〜ん? それはもう、OVA版や多田版だけじゃなくって、原作の初期から! 「非人間的だ」って描写されるほどに、その下側から「どこがぁ? こいつ、タダの甘ったれ君じゃねぇの〜〜?」って地が思いっきり透けて見える……と思う読者(特に女性)は多いはずだ!
 零の「昔の女」が一人だったのか複数だったのかは不明ですが(^^;;)、複数だったとしたら、そのうちの一人は確実に、一人きりだったとしてもその一人もかなりの確率で、その「かまって君オーラ」に引っかかっちゃったクチではないかと考えていたり……(^^;;)。女じゃないけど、面倒見のよいジャックは思いっきり引っかかってますし(爆)。……いかんいかん。
 え〜、話を零の元カノに戻しますと(^^;;)、ヤツの「かまって君オーラ」に引っかかるのはどういう女かというと……ひとつには、ジャック同様、面倒見のよいというか、なまじ母性本能豊かなタイプ。でなければ逆に、自分の中に零と同種の「かまって君」を飼っているんだけど、オトコに甘えるにはシッカリしすぎている(あるいはプライドが高すぎる)ような女が、自分と同種の他人(零)をかまうことで自分自身を癒そうとするケースか(あ、古傷が〜〜ズキズキ(^^;;))。いずれにせよ、先に仕掛けるのは女の方、あっという間に深い仲にはなるものの、結局は女の方が愛想づかしして長続きしない……というパターンが目に見えるようだ……と思うのはわたしだけでしょうか?(^^;;)
 上手くいかない最大の原因は、零には、自己と他人の区別がつかないから。基本的に「世界は自分のものではない」って認識はあるけれど、それだけに、彼が好意を持つ数少ない対象は「『自分ではないもの』だらけの世界」の中で、数少ない「自分でなくない(二重否定)もの」=「自分の一部」と見なしてしまうから。つまり、誰かが零に対して好意を寄せ、零がそれに応じて相手に対して好意を持つほどに、零はその相手のことを「自分とは独立した人格」だとは感じられなくなってしまうんですよ。
 『グッドラック』終盤で、「愛」について「相手を他者と認めつつ、それはまた自己の一部であると意識すること」という定義が登場しますが、この定義の後半部分「自己の一部であると意識すること」のみを取りだして言い換えると、「愛とは、相手の人格を無視すること」という極端な定義すら成立しちゃうんですよね。そして、『グッドラック』以前の零の雪風への接し方を見れば、彼にとって「愛」とは、まさにそう(=雪風独自の意識の存在の無視)であったわけで……。だから上記定義で真に重要なのは前半部分「相手を他者と認めつつ」の方で、その部分に零がいかにして気づくかが『グッドラック』という物語であった……というのはここでは置いときまして〜(^^;;)。
 「女を食い物にする男」というと、まず思いつくのは暴力ふるったり金せびったりする男……ですが、一度として手を挙げることも、一銭も要求することもなく、「弱さ」故の「甘え」で女の精神を喰い尽くす男というのは、案外その辺にゴロゴロ存在するものです(逆に男の精神を食い尽くす女もいるでしょうが)。ともあれ、こんな男に惚れちゃったら、女はもうおしまい。精神的にとことん喰い尽くされるか、そうなる前に音を上げて逃げ出すしかない。で、実際に零ちゃんは彼女に逃げられちゃったわけですが……。OVA版の、零ちゃんに優しかった(零自身もなついていた)マーニーに対して、原作にあった「おっぱい食いちぎり」を敢行してくれちゃったら、「自分に優しくしてくれた女を喰い殺す男」って側面が出せたのになぁ……と、今更残念に思うわけです。

 ……と、ダラダラ書いているうちに日付が変わってしまった(爆)。
 SFM誌上で入手した神林の新刊・重版情報はまた明日〜〜……というか、立ち読みでもSFM読める方は、「新刊・重版情報」と「編集後記」をチェックだ!! 今月は神林情報多いですよ〜〜。


なんとっ! ついにっ!!(1/22)

 17日付けで届いた(危うく読まずに捨てるところでした(^^;))bk1のメールにこんな情報がっ!!

『小指の先の天使』 神林長平
早川書房刊 2003年2月中旬刊行予定
予定価格 \1,800

 まだ早川書房のサイトでは案内が出ていませんが、↑のリンク先では既に予約を受け付けている模様ですので、25日に出るSFマガジンの今月号にはおそらく情報が載るでしょう。
  『戦闘妖精・雪風 解析マニュアル』で予告されていた『父の樹』から、タイトル変更になったのかな? 石堂藍さんのサイト作品解説によると、「父の樹」「小指の先の天使」は同じシリーズのようですし……。あと、てっきり文庫本で来るかと思っていましたが、単行本みたいですね。Jコレクションとはまた別ものなのかな?
 2月といえば、おそらくSFM別冊の「このSFが読みたい!」も出るでしょうし(『永久帰還装置』はランキングどのあたりでしょうねぇ…)、 OVAの2巻も出るしで、来月は日記のネタにこと欠くことなさそうです(^^;;)。
  ……それって、 更新さぼる言い訳ができないってこと?(自爆)


悪戦苦闘(1/21)

 引き続き、『死して咲く花、実のある夢』を読んでいます。残りのページ数からいうと、後半3分の1に入ったあたりですが、通勤時に細切れに読んでいると、全然アタマに入ってこない〜〜〜(^^;;)。もう、状況が混乱してて、何がなにやら……。
 「死んでしまった」主人公達の元に、「メッセンジャー」が訪れ、チャネリング・ヘッドを使ってどーのこーのというあたりなんですが……「え? え? 今の夢だったの?」「いや、夢というか、何というか……」「うわぁ、その前の状況なんて、もう覚えていない〜〜、また戻って読み直し〜〜(^^;;)。」……って、つまりはパニック状態。

 「夢また夢」「何が現かわからない」というシチュエーションは、神林作品だけでも、『Uの世界』や『永久帰還装置』で経験済みですが、前2作では、何らかの「ハンドル」──たとえば、「サヴァニン」を喪ったケイ・ミンの涙にシンクロしたりとか──を頼りに、細かい説明はおっぽりだして(^^;;)ストーリーの「流れ」に乗っかっていけたのですが、『死して〜』には、今のところそういう「ハンドル」が見つからなくって……なんというか、「初見の譜面の音を一つ一つ拾うのに精一杯で、自分が出している音がどんなメロディやハーモニーになっているのか全然把握出来ていない」みたいな状態です。
 対して『永久〜』は、音符の一つ一つは拾えていないんだけど、主旋律(或いは伴奏)のメロディだけは追えた、というカンジかな。


頭痛が痛い…(1/17)

 連休明けから、『死して咲く花、実のある夢』を読んでいます。年末に読んでいた最初の部分は、半月以上のブランクの間に忘却の彼方に消えてしまったので(^^;;)、結局アタマからの読み直しです。
 神林作品群の中でも評価の高い作品だけに、かなりの期待を持って読み始めたのですが、冒頭の「クジラの鉄板焼き」のシーンからいきなり読者を異世界に引きずり込み、「んなアホな!?」な論理のラッシュ、そのくせ、作品自体の雰囲気は妙にノホホン淡々としていて、縁側でひなたぼっこしているようなカンジ……と、ウワサに違わぬ面白さと言えそう。

 が、しかし。あいにく昨日から、腹痛腰痛頭痛のトリプル攻撃に身体が振り回されている状態では、こういう「意識」だけをとことん突き詰めるような話にはノリきれません(^^;;)。ワケがわからなくって混乱するたびに、おぼれかけて浮き輪に捕まるように、冒頭の「クジラ肉」の即物的(ただし、肉が手にはいるまでのシチュエーションはとんでもない)な描写に戻って一息ついたりして……で、なかなか先に読み進められないいんだな(^^;;)。
 とりあえず、今は「死体に仕掛けたビーコンが動き出した?」ってあたりまで来ています。


シブヤ系神林事情(1/13)

 久しぶりに渋谷の旭屋書店に行きました。お目当ては佐藤亜紀の『天使』だったのですが、あいにく、単行本のコーナーには置いてなかったようで(単に見つけられなかっただけかもしれんが)、足をのばしてブックファーストへ。
 休日の昼間だったせいか、ブックファースト店頭のスペースでは、平台が出てました。パッと目に付いたのはハヤカワ文庫系。『星界』に『ダーティペア』に……神林では『雪風<改>』と『グッドラック』。
 「またハヤカワが何かのフェアやってるのかねぇ……」と横目に見つつ入り口のドアをくぐりかけたとき、平台の奥の即席のカウンターに貼られた文字が目に入る。

「サイン本フェア」

 なに〜〜!? その場で方向転換して、『グッドラック』を手にとって表紙をめくる。サインペンのインクがうつらないように挟まれたらしき紙をめくると、扉ページには確かに著者直筆サインがっ!
 ……もちろん、その場で『グッドラック』『雪風<改>』を一冊ずつ買いました。
 あー、わたしゃ、これで全部で何冊の『雪風』を持ってるんだ? いや、文庫版『グッドラック』と『<改>』では、まだ2冊目だけどさ〜。既に『グッドラック』のハードカバーを2冊、旧『雪風』が3冊あるんですけど〜〜(^^;;)。
 まぁ、今はまだ比較的新しい『グッドラック』(文庫)と『<改>』も、どうせこの先も何度もめくってボロボロになっちゃうだろうことは確定だから、今日買った方を「保存用」だと思えば……。新刊で買ってるから、作者様にも後ろめたくないし〜〜〜。<言い訳
 その後、当初の目的だった『天使』を入手して、諸々探したり立ち読みしたりして小一時間ほどたってから店を出たところ、ちょうど平台が片づけられているところでしたが、サイン本の方はまだ結構残っていた模様。あれ、次のフェアの時まで店内に保管して置くのかなぁ……。普段のときに、「サイン本ありませんか?」って店員さんに尋ねたら、奥から取り出して来てくれたりとかはしないのかな? シブヤ近辺にお勤め・お住まいの方、どなたかブックファースト渋谷店で試してみません?(^^;;)

 帰りがけ、再び旭屋書店の文庫本のフロアも覗く。 前回この店に来たときは、ハヤカワ文庫の平積みスペースに『雪風』等と並べて徳間デュアル文庫の『ラーゼフォン 時間調律師』を置いていたのですが、さて、今回はいかに?
 結論を言ってしまうと……あれから2ヶ月半が経過した現在も、依然として『時間調律師』は、ハヤカワ文庫のスペースにありました。更に、今回は、ソノラマ文庫の『永久帰還装置』も加わっています!(大笑)
 偉いぞ! 旭屋書店渋谷店! もう、大好き♪


どんな〜夢も〜信じれば〜かなう〜よ〜♪(1/11)

 「夢見ること」と「実現すること」の関係については、↑の某アニメEDとか、とある漫画家の「時間は夢を裏切らない。夢が時間を裏切らない限り」との格言など、熱い名言がいくつもありますが、そこで「実現」のために重要なのは、どうやら、「信じ続けること」「夢見続けること」の意志の強さのようで……心身共にスタミナ不足のわたしとしては、実践するのはちとキツそうです(^^;;)。
 というわけで、わたしが気に入っているのは、「願うことが叶うことの始まり」。「始まり」で止めていて、その先へたどり着くための「意志」や「努力」を強要していないのがお気楽で良いです(笑)。実際、個人的な経験から言うと「こうなってくれ!」と必死に願ったり、そのための努力をしたりしたことは滅多に叶わなくて、「こうなってくれたらいいなぁ……」程度にぼんやり思って、幾度か口に出したり文章に書いたりしたこともあったけれど、普段はほとんど忘れているようなことの方が、コロコロ叶っちゃったりするんですよね(^^;;)。

 で、今回も「願っていたらコロッと叶っちゃった」ことがまた一つ。2、3日前から某巨大掲示板ほかあちこちで話題になっていましたが、本日午後、パイオニアLDCのサイトで確認いたしましたので、ここにも情報載せちゃいます。

『敵は海賊〜猫たちの饗宴〜』DVD-BOX
3/21発売 定価12000円

 詳細はパイオニアLDCの「新譜情報」-「アニメ」(2002年3月)で。

 ……だそうです。ブラボー!(拍手喝采) 「『雪風』よりもこっちをDVD化して欲しい」と言ってから早1年、こんなにアッサリ叶ってしまうとは!! これでようやく、全話が観られる!
 昨年1/29の日記でもレポートしたように、『敵海』OVAは、たまたま2話と4話をワゴンセールで入手していたのですが、わたしゃ、アニメに関しては脳内が80年代で止まっているせいか、1年前に観たときも「古くさい」とは感じないで楽しめてしまったんですよね(^^;;)。
 #買ったアニメDVDも『ハイジ』と『ウテナ』を除けば80年代の作品ばかりだし…
 まぁ、最低でも、『雪風』に比べたら「普通の原作付アニメ」として充分観られることは保証できますので(乾いた笑い)、どうせお買いあげになるなら、『雪風』よりもこちらの方がよろしいかも……(^^;;)。
 いえ、わたしは『雪風』2巻も買うつもりですけどね。石○電気のポイントがそれくらい貯まってるから。
 #それを「買う」と言って良いのかどうか疑問が残りますが……

余談1: 今回、改めて気づいたのですが、ラテル&アプロの声って、アイオリアとシャカなんですね(^^;;)。「生真面 目だけどキレると猪突猛進の破壊王。兄とは悲劇的な死別の過去アリ」「ひざまづいて私を拝め!なんてマジで言っちゃう、人間の常識では計り知れないヤツ」なコンビって……まんまじゃん(笑)。更に、ラジェンドラ役の堀内賢雄さんも(以下OVA『ハーデス十二宮編』ネタバレにつきコメントアウト。読んでみたいぞという酔狂な方はソースをご覧ください。)
 そりゃー、ラテルチームは宇宙最強だわ……
 以上、『聖闘士星矢』をご存じない方にはわからない話題、ご容赦(^^;;)。
 

余談2:パイオニアLDCのトップから「新譜情報」を辿っていった先のページですが、ドメインが変わっています。……URLを「stingray-jp.com」でぶった切ると、別のサイトに辿り着くのですが……これ、「販売元のオフィシャル情報」と見なしても大丈夫なんですよね?(^^;;)<ちょっと心配


同日緊急更新(1/10)

 年末から行方不明になっていた『死して咲く花、実のある夢』を、たった今発見しました!\(^O^)/
 灯台もと暗しと申しましょうか、パソコンデスクのすぐ脇の棚のMOドライブの上に載っていた……(^^;;)。
 本の上には更にCDが載っけてあったから、すぐには見えなかったのは確かなのですが、モンダイは、そのCD、つい一昨日買ってきて聴いたばかりなんですよね(^^;;)。当然、それを置く前には、本の上には何もなかった筈……なのに、なんで置くときに気がつかなかったんだろう……。

 答え:そりゃー、用済みのモノを置くときは意識が飛んでいて、周囲なんて見ちゃいないからだろう(ぼそっ)。

 ……(T_T)(T_T)。


ふと考える…(1/10)

 『雪風』でタイピングソフトは可能だろうか?
 絵柄はOVAでも、「むは」とか「しずく、雨だれ、ほんの少し」とか「妖風が目に染みる。涙が止まらない」とか、原作に登場するセリフがさりげなく混ざっていたりすると、打ち込むのが結構楽しそうな気がしますが(^^;;)、モンダイは「設定をどうするか?」……と。
 数年前に出た『北斗の拳』以降、懐アニを題材にしたオタク向けタイピングソフトは数々出ていますが、(実はワタシも今コレで遊んでいたり〜〜)、大抵は「敵を倒す」という設定でゲームが進行する模様です。でも、『雪風』は基本的には戦わないからな〜〜〜(^^;;)。
 たとえば……最初のステージは「戦況報告」。「とくしゅせん tokushusenn」「シルフィード sirufi-do」「情報収拾行動完了。生存者確認できず。 jouhoushuushuukoudoukanryou seizonshakakunindekizu」(←はアニメ版のセリフ)等々のセリフを淡々と打ちながら、JAMの追撃を振り切る……とか?  でもって、次のステージに進むと、MAcProIIが使えるようになって、雪風とお話しできたり、更にその次のステージではJAMとの対話イベントがあったり……とかとか(^^;;;;)。
  セカンドステージのスタートは「無数の自分に向けての通信文、MAcProIIを起動せよ」のダイアログから始まったりとか……そこで、「MAcProIIとはなにか」とか入れちゃったら「別の世界の自分」とのチャットイベントが始まっちゃったり……って、作品が違ーう!!
 #元ネタの解らない人は、『ラーゼフォン 時間調律師』を読みましょう。

 どうせ神林作品全般にまで手を広げるなら、やっぱり一番盛り上がりそうなのは『言壺』でしょうなぁ。この手のゲームの「敵キャラ」としては、「ワーカム」以上のものはないでしょう。

 「わたしを生んだのは姉だった」を制限時間内に入力しないと、「わたしを生んだのは母だった」に修正されてしまうぞ、さあ、速度と分量で勝負だ!

  ……って、これ、熱中しているうちに、気がついたら世界が変わっていそうで、マジでコワイかも(^^;;)。
 #意味の解らない人は、『言壺』を(以下略)。


ごぶさたしてすみません〜〜〜(ヨロヨロ)(1/9)

 とりあえず生きてます。
 神林作品は、12月下旬から『死して咲く花、実のある夢』に手をつけた……のですが、なんと! 年末年始のドタバタの中で、本を紛失してしまって中断しています(大泣)。ハヤカワのサイトでも品切れなのに〜〜〜!!
 落ち着いて探せば見つかる……と思いたいけど(捜索途中で、机の下に落ちてた『時間調律師』とか、タンスの隙間に置いていた『不敵な休暇』を発見した)、なんせ27日〜29日は記憶も吹っ飛ぶほどのハードスケジュールだったし、現にタクシーの中に定期入れ落としてるし〜〜(こっちはタクシー会社からの連絡で無事に回収しました)。

 というわけで、なんとも冴えない年明けのご挨拶ですが、年末に振ったネタなど、おいおいお話ししていけたらいいな……と思っております。
 本年もご気分とお時間の許す限り、おつき合いいただければ幸いです。


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