back to top page

00.0300.05


2000年4月

その他
『美少年の恋』@新宿ジョイシネマ
『メルロ=ポンティ入門』(ちくま新書)
福田和也『作家の値うち』(飛鳥新社)
吉本ばなな「最後の日」『不倫と南米』
カジヒデキ『MINI SKIRT』
天藤真『炎の背景』(創元推理文庫)
カジヒデキ『15人の怒れる男たち』(PSCR-5760)
小嵐九八郎『せつない手紙』(ちくま新書)
岡崎大五『意外体験!イスタンブール』(祥伝社黄金文庫)
篠田真由美『仮面の島』(講談社ノベルス)
ビデオ『ワンダフルライフ』
ナンシー関『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』(カタログハウス)
弓削孟文『手術室の中へ−麻酔科医からのレポート』(集英社新書)
ギ・デ・カール『破戒法廷』(創元推理文庫)
杉浦さやか『ベトナムで見つけた かわいい☆おいしい☆安い!』(祥伝社黄金文庫)
『玻璃の城』@岩波ホール
『シャンドライの恋』@シネスイッチ銀座
エクトル・マロ 津田穣訳『家なき娘』(岩波文庫)
シリ・ハストヴェット『目かくし』(白水社)



29(土)
いま、真夜中の4時をまわりました。いったい、どれくらいのことを書けば人は心配してくれるんだろう?と、なんだかもう、めちゃくちゃな気分です。優しくされれば嬉しいし、それを求めていることも認める。私がずるいのは、それを素直に出せないことと、それでもやっぱり人と距離をおこうとしてしまっているところだと思う。なーんて明日になれば消してしまいそうなことを書いている。くだらないから寝ようっと。


28(金)
結局、吉田武『虚数の情緒』(東海大学出版会)を買ってしまった。それに、新葬制委員会『自然葬』(宝島社新書)も。ビデオ『グレン・グールド 27歳の記憶』も出てたなあ。ちょっとだけ考えるふりをしつつ、7対3で買ってしまいそうです。

江國香織をまだ開いていない。今回の新刊は、少し離れて読みたい。目の前で読むのではなく、腕を伸ばして…とか、本に触れずに…、というか。近づくのがもったいないのか、期待しすぎてしまってるのか?

ホットサンドトースター欲しくなった。

いろんなことにちょっとずつ絶望しつつ、絶望という言葉を使ってみたかっただけのような気もするし、もがいている、というほど必死ではないけれど、なにかしなければならないことがあるような、忘れているような、忘れてるふりをしているような、そんなあせりも、これまたちょっとだけ感じている。


27(木)
シリ・ハストヴェット『目かくし』(白水社)を読み終わる。

4章からなる長編。3章までは、アイリスの視点で人々を見ていたような気がするんだけど、4章に入ってからその視点を離れ、アイリス自身を対象として眺めるようになった。彼女が「奇妙な振る舞い」をしている間、3章まで出てきた「変わった人々」と同列にアイリスを見ていたんだろう。彼女が「奇妙な振る舞い」をやめてからは、また彼女の視点に戻って読んでいたので。どんな話?と聞かれたら、「この装丁みたいな感じ」と答えるかなあ。この色といい質感といい、まさにこういう感じ。


26(水)
妹と電話で話す時には、必ず姪とも話すことになる。小さい子は電話が好きなのかな。今日は何をして遊んだのだとか、ピンクのスカートをはいたのだとか。注射に泣かなかったというので、「えらいねー。泣かなかったの。明日も注射する?」と聞くと「うん」と答える。たぶん、わかってない。ドナルドが好きだというので、ほかには誰が好き?と聞いたら、いろいろ名前をあげる。つい、「おばちゃんのことは好き?」と口をついて出てしまい、何言ってるんだろう、ってあとになって気恥ずかしくなった。もちろん、好き?と聞いたことに対してです。

好きといえば、ちっとも好きじゃないんだと改めて気付いたような気がして、いきなり気分が落ち込んだ(主語と目的語を省略しても文になるところがいいね)。しっかし、落ち込むっていうのも、この場合、過剰で無駄な感情だなあ。ばっかみたい。


25(火)
江國香織『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』(集英社)「活字倶楽部」を買う。「薔薇の木に薔薇の花咲く なにごとの不思議なけれど」(表記あやふや)って誰が言ったんだっけ。

エクトル・マロ 津田穣訳『家なき娘』の(下)を読み終わる。12,13の女の子が、こんなに強くたくましく賢く生きている。甘ったるい運命に乗っかって、知らず知らず幸せになるという物語ではない。「意志」というものの重要さがクローズアップされている。それに、そうだ、やっぱり幸せを目指さないと。

スターキングデリシャスのシードルは、冬が過ぎても、ひょっこりコンビニで見つかることありますよ! スーパーでの今日の買い物は、永昌源の杏露酒と、グレープフルーツとパインのお酒というもの(白ワインと4種の天然ハーブ入りって書いてある)、それから電球。まるで酒のみです。グレープフルーツ+パインのお酒は、かなりおいしい。ジュースがわりに。

準急に乗れば乗り換えなしで帰れる。乗った電車は確かに準急だった。なのに、急行と間違えて途中駅で降りてしまった。「ずいぶん接続悪いなあ」なんて考えているうちに、「あ、準急に乗ってたのか」と気付いたけどあとのまつり。こないだも同じことやった。全くどうかしている。

自分が思ったことに対し、よこしまだなあという感想を抱いた。いやいや、むしろ「よこしま」は「正直さ」から発生するのかも。そしてまた、よこしまをよこしまと認識している限り、余裕があるということなのかもしれない。


24(月)
先日書いた気になる本をさしおいて、文藝別冊「グレン・グールド」(河出書房新社)を中身も見ずに買う。11月にみた『グレン・グールド 27歳の記憶』が5/1にビデオで出る。これも本当は欲しいけど、\5,000.-くらいするので……。

夕方、ゴロゴロと雷の音が聞こえ、先生の家を出た時にはどしゃぶりの雨。傘を借りた。来週返す時にも雨だといいのに。晴れた日に傘を持ち歩きたくないから。晴れていたら何か包装紙にでも包んで、買った傘のように振舞おうか。……と、人から見たらくだらないことを真面目に考える。

シリ・ハストヴェット『目かくし』(白水社)を買うきっかけになったサイトへメールを出したら、ほどなくお返事をいただき、舞い上がってしまった。ハッピーな出来事というのは、ささやかでもちゃんと効くんだ、と私の気分が証明する。


23(日)
待ち合わせに2時間遅刻され、エクトル・マロ『家なき娘』(上)(岩波文庫)がほとんど終わりかける。理由は寝坊。2時間も経つと、さすがに怒りもなくなります。映画代おごってもらったし。みた映画は『シャンドライの恋』@シネスイッチ銀座。『ニコラ』もみる予定でしたが、遅刻のためこちらは中止。

とても好き。気に入った。時に、言葉よりも語る表情としぐさと音楽。その「時に」をじっくり味わいました。表現の微妙さや、言葉と行動のアンビバレンツなところがとてもいい。アイロンの蒸気をシューッの場面、らせん階段で布を落としてしまうところ、がらんとした部屋でにっこり笑ってる姿なんかが印象に残ってる。映像も素敵だったなあ…。

手紙を何回も失敗し、Thank youの文字を死ぬほど重ねて書きなぐり、でも本当はなんて書きたいのか、それは集約するとなんなのか。文字数は少なく表現もシンプルになって、でも、その、Thank youからの"翻訳"がたまらない。

ラストには、「いったいどうなったんだろう」というリドルストーリー的な味わいを残してくれて、甘くて苦い、宙ぶらりんな思いが残る。ねえ、どうなのよ。でも話し出すと野暮ったくなりそうで困ってしまう。うわあー、もう一度みたい。

物語中に出てくる音楽も良い。が、サントラには全部収まっていないみたい。

昨日の昼、夜、そして今日の昼とタイ料理でした。そんな週末。

リクエストにお答えいただきありがとうございましたっ。


22(土)
2ヶ月ぶりくらいにスケートへ。先生に連絡してなかったのでだめもとだったけど、ガラス越しにリンクをのぞいていたら、先生が「おおー」とやってきた。先生の髪がのびていて、すぐに気付かなかった。「○○さんから連絡いった?」「はい。実は、かくかくしかじかで(休んでいたんです)」と説明。恐ろしくもマンツーマン。

久しぶりの氷の上は、とっても気分が良く、2ヶ月のブランクなんてないじゃん!なーんて、本人ガンガン飛ばしたつもり。だけど、「滑ってる」(足にちゃんと体重がかかってないの意味。足が横滑りしてるようなものということで、注意されている)と言われたし、「顔が少しふっくらした」と言われるし。「丸いですか丸いですか丸いですか!」とショックを隠せず、先生につめよる。運動してなかったからなあ。あれやこれや盛りだくさんに練習し、いつものレッスンより、ずいぶん汗をかいたように感じた。これも運動不足のせいなんだろうと思った。

夕方、『玻璃(ガラス)の城』@岩波ホールをみに行く。Mneさん、そのお友達と現地で待ち合わせ。女性が多い。40歳以上のおばさまも? 映画は、だめだめ。みながら「何がいけないんだろう」ってずっと考えながらみてしまった。Mneさんも同じ意見で、そのお友達は良かった、らしい。自分たちの都合で勝手に別れておいて、やけぼっくいに火がついてそれがいったいどうしたというのか? ヴィヴィアン(スー・チー)は、子供を育てているという設定だったはずだけど、全然出てこないのはどうしてか? 彼らの子供たちがあまりに簡単に惹かれあってないか? 広いロンドンであてもなく(でしょ、多分)探し回って、そんなに上手く見つかるかいな! 映像としては、構図がきれいだとか、逆さにうつる花火が美しいとか、なかなか良かったんだけど、あまりにご都合主義のストーリーに???がたくさんでした。

スー・チーが可愛いからまだ救いがあるというもの。けれど、魅力がいまいち出てないような気もした。レオン・ライも、『ラヴソング(甜蜜蜜)』での、いけてない彼のほうが良かったし(もちろん映画も断然上等だ)、ダニエル・ウーも、ただの男の子。ちなみに、同じ監督の『宋家の三姉妹』はみてないけど、『誰かがあなたを愛してる』のほうが断然良い出来です。

Mneさんから、『見世物小屋〜旅の芸人・人間ポンプ一座』@アップリンク・ファクトリーは、みて損はない!とすすめられた。ので、みに行きたい、です。内容紹介。5/23にみました。

それから、aikoのCDをひょいと貸してくれました。気に入ったら自分で買うつもり。CDは貸してもらってもテープにとったり、CDに焼いたりできなくて、そのまま返すか、気に入ったら自分で買うかのどちらかです。\3,000.-のCD2枚と、\6,000.-の本だったら、CD2枚のほうが買うのに躊躇しないのは、どうしてなんだろう。


21(金)
土日続けて映画をみることになったので、ビデオは借りないことにした。

日曜日に会うのは、私の一番古い友達。彼女は私がいつも自発的に連絡しないことを半ばあきれ、あきらめて、私は連絡すると言いつつ結局甘えて受け身になることの繰り返し。来月彼女は鹿児島へ引っ越す。

杉浦さやか『ベトナムで見つけた かわいい☆おいしい☆安い!』(祥伝社黄金文庫)を読み終わる。彼女の、いい意味で力の抜けた旅行記とキュートなイラストを見ていたら楽しくなってきた。ベトナムいいなあ〜。食べ物のおいしそうなところと、案外のんびりできそうなところが。

長らく流通していなかった、グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』(新思索社)が店頭に並んでいるのを見てしまった。\6,500.-。だから「見てしまった」なのです。


20(木)
気になった本をメモ。とりあえず『目かくし』だけ買いました。

シリ・ハストヴェット『目かくし』(白水社)……最近見つけて楽しみにしているサイトに載ってた。ポール・オースターの妻。
浅田彰『映画の世紀末』(新潮社)……ストローブ=ユイレについての対談があった。
吉田武『虚数の情緒』(東海大学出版会)……値段が値段(\4,300.-)なのです。
植松黎『毒草を食べてみた』(文春新書)……タイトルがストレートでいいなあ、と。
島田雅彦ほか『中学生の教科書』(四谷ラウンド)……死を想え、とのこと。
椎名誠・林真理子・藤野千夜・村松友視・盛田隆二『東京小説』(紀伊國屋書店)……フランス・オートルマン社のシリーズ「世界の街の小説」のために書き下ろしたアンソロジー。日仏同時刊行。

ギ・デ・カール『破戒法廷』(創元推理文庫)を読み終わる。ガボリオ「ルコック探偵」をただでもらった。

やっぱり「やせ浪人」が気になる。結果見せて下さい。

シードルの洋なしバージョンは、薬くさい感じがしてあまりおいしくなかったです。おすすめは、冬限定の「スターキングデリシャス」!


19(水)
社食は、たとえばA定食300円、B定食200円という安さ。昨日、A定食にうなぎが出た。うなぎに目がないので楽しみにしていたんだけど、おいしくなかった…。おいしいうなぎが食べたい。うなぎの処理の仕方、関東式か関西式か、ってどこで分かれるんだろう。

弓削孟文『手術室の中へ−麻酔科医からのレポート』(集英社新書)を読み終わる。

満月なのに曇り空で月が見えない。夜の曇り空はつまらないし不安。


18(火)
ナンシー関『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』(カタログハウス)弓削孟文『手術室の中へ−麻酔科医からのレポート』(集英社新書)を買う。 


17(月)
私信。なんとセガサターン新品が\8,800.-で売っているのを見ました。

たまごのグラダンが食べたくなった。食べたくなったら即実行。たまごをゆでながら、rと一緒に料理をした時のことを思い出した。その時も、やっぱりたまごをゆでることになって、rに担当してもらうことに。が、rは何を思ったかいきなり、「ゆでるときって(割れないために)こうするんだよね!」と言いながら、右手と左手に持ったたまご同士を、ガツンとぶつけあわせたのだっ。確かに私は以前、「ひび割れ対策」を教えました。でも、そんなことは絶対言ってない! たまごに最初からひび割れ入れてどうするん。

だっはっは、ヒエラルキーなんて言葉、久しぶりに聞きました。

>ものうさと甘さとがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に,悲しみという重々しいりっぱな名をつけようか,私は迷う。
>フランソワーズ・サガン,『悲しみよ こんにちは』,朝吹登水子訳

あまりに素敵だったのでひっぱらせてもらいました。更新されたら見えにくいところに行ってしまいますからね!

サガンは『冷たい水の中の小さな太陽』(新潮文庫)しか読んだことがないのですが、この本のとびらにポール・エリュアールの詩が載っていて、それが好きです。小説は朝吹登水子訳ですが、その詩はお兄さんの朝吹三吉訳とのこと。この詩が載ってるエリュアールの詩集をさがすともなしにさがしている、という感じですが、いまのところ見つけていません。

未知の彼女はぼくのいちばん好きなかたち、
人間であることの悩みからぼくを解放してくれたひと、
ぼくは彼女を見、それから見失う、そして
 ぼくはぼくの苦しみを甘受する、
冷たい水の中の小さな太陽のように。

16(日)
予定がなくなっていつもの休日。散歩がてら古本屋に行ったら、「幻影城」が隅のほうに30冊くらいどばーっと並んでいたのにはびっくり。楡井亜木子『チューリップの誕生日』(集英社)田村由美『巴がゆく!』(1-5)(小学館文庫・コミック)エラリー・クイーン編『ミニ・ミステリ傑作選』(創元推理文庫)を買った。楡井亜木子は文庫にもならないしハードカバーも店頭であまり見かけなくなってしまった。これは持ってなかったので買っておくことに。新作が読みたいんだけどなぁ。

さて、藤村さんとか永井さんの日記で知った「ちょんまげ占い」。結果は「江戸町奉行」でした。

江戸町奉行(えどまちぶぎょう)とは?

江戸において、現在の都知事・警視総監・消防総監・地検・地裁の所長まですべて兼任している存在で、その権力は絶大でした。当然、非常に多忙な役職でもありました。南町奉行所と北町奉行所の2箇所があり、交代で任に当たります。支配対象は町人(および浪人)で、武士や僧侶には手を出せません。飛びぬけて有名なのが南の大岡忠相(大岡越前)、北の遠山景元(遠山の金さん)の二人ですね。

【あなたの性格】
・正義感が強く、悪は許せないが、情にもろい所もある
・忙しいのが好きで、ダラダラ過ごすのは性に合わない
・なんでも自分の責任と思い込みがち
・いいかげんな事が嫌いで、細かい事にも気を遣う

・相性が良いのは八丁堀の旦那
・相性が悪いのは火付盗賊改方

ハムスターが飼いたい気分。聞いた話を2つ。カラカラで運動していたのがいきなり動きが止まってびっくりした飼い主が病院へ連れてってたら、普通にあることだと医者に言われた。あのカラカラ回るやつで走っていると、ずいぶん遠くへ来た気になるそうで、充分遠くへ来たなと思ったところで、ピタと止まってしまうんだって。こちらは、うさぎの話。実際、飼い主が数日間留守にして帰ってきたら、そのうさぎは緊張の糸が切れてしまったのか、飼い主の腕でこときれたという。「うさぎはさみしいと死んじゃう」なんて、ありましたっけね。

実家では動物といえば小鳥しか飼ったことがありません。それも、猫にやられたり、私が踏んでしまったり、逃げられたり、そんなんばかりでした。物心つくかつかないかの頃にいたのは、インコのモウちゃん。なんでモウちゃんかというと、土用の丑の日に買ったからだそうで。猫は飼ってみたかったんですが、父が寅年というのでダメと言われていました。寅(虎)は猫の種類なので、同じ家に一緒にいると、どちらかが「負ける」状態があるらしい。実際、父の実家では、猫を置いてても、いつも猫がいなくなってしまったそうです。猫が負けているうちはいいけれど、寅(としての父)が負けてはいけないということで、猫はぬいぐるみはもちろん、キャラクターグッズでさえ、だめだめ言われていました。


15(土)
自分の叫び声で目が覚めた。だって、生の魚を持った人が私の膝に魚のしっぽで触れたんだよー。ぎゃー。

スケートに行くつもりだった。ずいぶん休んでしまったし、久しぶりに滑りたくもなったし。でも、雨を見て一気に気分が萎えた。で、休む。夕方、スケートを一緒に習っている人から、「どうしてるー?」と電話。実は……と答えて、そういえばスケートの先生には事情を言ってなかったんだった。ロッカーの工事が入るので、荷物の移動したほうがいいかも、ということで電話をくれたとのこと。「またティーヌンで食べよう!」を合言葉に受話器を置く。

篠田真由美『仮面の島』(講談社ノベルス)を読み終わる。

夜は借りてきたビデオ、『ワンダフルライフ』をみた。生きてきた人生の中で一つだけ思い出を選ぶ。それは映像化され、その思い出がよみがえった瞬間、その思い出だけを抱いて、天国へ行く。死んだ人たちにあたる人々がさまざまな思い出を語る時の素な雰囲気や、選んだ思い出を映像化する作業が映画中にあらわれるというメタなみせかたをしていて、ところどころドキュメンタリー的な映画。

しおり(小田エリカ)が最初っからふてくされた小馬鹿にしたような表情ばかりなので、「なんでここにいるんだろう」と不快で仕方なかった。が、実はそれには意味があったわけで、そう考えると彼女の演技は成功していたということか。スタッフの人々の素性も、のちのち明かされることになる。

「思い出を一つだけ選ぶ」とは、パッと見、素敵で感傷的に思える事柄だけれど、よくよく考えたらどうだろう、それ以外の思い出は捨て去るしかないということでもある。だから、「僕は選べないんじゃなくて、選ばない。自分の人生に対するそういう責任の取り方もあるんじゃないか」という男の子の意見にも一理あると思った。それでも、(ここからネタバレ→望月が今までの経験を経て思い出を選んだということ、その理由、そしてその映像……スタッフ全員の姿があった……←ここまで)には、泣いた。

互いに関係のある3人が選んだ思い出が、場所は同じで設定が違うというのがあった。その違いがなんとも印象的。それを選ぶまでの時間も、ね。

今日という日には全然関係ないんだけど。「思い知る」という感情は、その重さを受け止めるのと同時に、「さてどうしよう、どうすればいいのか」と考えられるようになるきっかけの感情とも言えまいか。その意味では、(思い知った瞬間は、動きは止まるにしても)動けなくなっていた自分から、動いてみようとする気持ちの分だけでも、動きが出てきたことのように思う。


14(金)
もっちーとデート@目白。改札で待っていると向こうから駆けて来た。なんだか嬉しい。2人ともいい具合にお腹がすいていたので、早速ごはんを食べに。仲良くカシスオレンジを飲みながらの話題は、いけすかないのに嫌われないとか、完璧すぎとか、感受性豊かは繊細だとか、美術鑑賞におけるコロンブスの卵とか、あの中にいると普通に思えるとか。yahoo!のオークションで見つけたという、オザケン特集の「月刊カドカワ」をもらってしまう。私からは無理やりスティーブン・フォンのCDと、『美少年の恋』のVCDを渡す。

お腹いっぱいになってからは、カラオケへ。私にとっては何年ぶりかというくらいで、カラオケ屋の空気や、部屋の雰囲気や、マイク持つ感触が懐かしい。早速、オザケンのページを見てみると、うひゃーというくらい載っている。もっちーも私も、それぞれオザケンで歌い始め、歌うたびに「やっぱりいいね〜〜!」と再確認。カジヒデキ、ショコラ、スピッツ、椎名林檎、松田聖子、森高千里、大江千里、ともさかりえ、原田知世などをあれこれ歌って、最後の曲はもちろんオザケン。「ぼくらが旅に出る理由」を2人で合唱。オザケンを一緒に歌える機会なんてなかなかないよなあ、貴重だーと思いながら歌ってた。

金曜日の満員電車に押されて、少し離れたところから「またね〜」と手を振る。別れると、まだ話し足りてないなあと思い出す。そんなものですね。


13(木)
岡崎大五『意外体験!イスタンブール』(祥伝社黄金文庫)を読み終わる。篠田真由美『仮面の島』(講談社ノベルス)に戻る。

ほとんど毎日シュークリーム食べてます。


12(水)
さらに2冊を買う。岡崎大五『意外体験!イスタンブール』、トルコなので。そして、杉浦さやか『ベトナムで見つけた かわいい☆おいしい☆安い!、大好きな『お散歩ブック』(KKベストセラーズ)を書(描)いた人。イラストのキュートさに、またも惹かれて。どちらも祥伝社黄金文庫。

行きに篠田真由美『仮面の島』(講談社ノベルス)を読み始めたものの、帰りに『意外体験!イスタンブール』を開いてしまったので、こちらを先に読んでしまおう。添乗員のドタバタ体験記なのですが、物語仕立てになってる。

ozocで見たスカートのことが忘れられないでいます。でもでもなあ。

さしずめ「買い物病院」ってところでしょうか。……買い物をして気分をパーッとさせることをリハビリの一種と称し、私の中では「買い物病院(に行く)」という表現をしてるのです。

ふと思ったんだけど、もし私が何かを書くことで人に感情を起こさせるのだったら、せつなくて悲しい気分にさせたいです。残酷に悲しませてしまいたい。感動という言葉からは遠い雰囲気で。「どうしてそんな悲しいこと言うの」と言われるくらいの、到達できない距離と、高さのある壁を築く。


11(火)
久しぶりに、駅を一つ乗り過ごしてしまった。でもそのおかげで、電車から川べりの桜を望めた。桜はやっぱりこういう風景が一番好き。もう色は薄くなってきている。また来年。

調子に乗って3冊も本を買ってしまった。殊能将之『美濃牛』古処誠二『UNKNOWN』篠田真由美『仮面の島』、全て講談社ノベルス。ノベルス買うのも久しぶり。

小嵐九八郎『せつない手紙』(ちくま新書)を読み終わる。余談ですが、かの動物占いでは「オオカミは手紙に弱い」てなことが書かれてあって、あれあれと思ったんでした(オオカミです)。


10(月)
昨晩、天藤真『炎の背景』(創元推理文庫)を読み終わった。

CDを見に行く。店で流れている曲がいいなあと思ったので、店員さんに聞いたら、「aikoのアルバムです」だって。むー、ちゃんと聴いてみたくなった。でも結局買ったのは当初の目的通り、カジヒデキ『15人の怒れる男たち』(PSCR-5760)。

家に帰って早速流してみる。ああもう、なんなのこのキュートさは、カジくんてば!とか言いたくなるねー、困った。「Falling&Loving」、かっこいい〜っ、さいっこーっ。ショコラが歌ってるのもいいけど、ガンガンいってしまう雰囲気がまさに"あーすーにーむかーってーはしれー"だ。

ところで「paper hearts」(キムラさん)の中のコンテンツ、「ファンサイト(仮)」の中にある、カジヒデキ『MINI SKIRT』評を初めて読んでみましたが、やっぱり「ハートじかけのオンガク」は良いですよね。しっかし、これが彼の1枚目のアルバムだとは知らなかった。私も全体の流れがすごく良いと思いました。完成度高いよなあ。今のところ『MINI SKIRT』『15人の怒れる男たち』です。まだ1回しか聴いてないから当たり前か。

「xgag」(XIさん)の新しいコンテンツ「香港芸能雑事memo」が嬉しい!


9(日)
服を見ていたら、店員さんに自分のつけている時計をほめられて嬉しくなり、会話が盛り上がってる途中、気付いたら文字盤をなでまわしてた。でも近頃良く狂う。24時間もたない手巻き。

桜の咲く道を歩きながら人のほうに目がいってしまう。桜にちょうちんとか余計なものがつくのは嫌いです。


8(土)
友達の結婚式。牧師さんの言葉がわかりやすくって良かった。有名なコリント人への手紙、13:4-も、牧師さん自身による、より噛み砕いた言葉になっていた。

田村由美『BASARA』(27)(小学館)で。ハヤトが、お世話になってる職人さんの家を出るにあたって、そこの孫娘から「がんばってね 遠くから応援してるから たまには遊びに来てね」と言われた時に返すセリフ。「…なんで そんなに冷静なこと言うのさ」。このセリフが出なくって、お別れ〜ってことも多いと思うので、新鮮。現実でも、この類の言葉が言えるか言えないかが、運命の分かれ道になるような気もするね……。

明日はシードル持って桜を見に、と思ったけど、人がいっぱいだろうから、駅まで出るのに桜の道、川べりを歩く、というシンプルな花見にしようと思います。

泣けるための装置が欲しいなあ。「なにかのせいで泣く」ってほうが気が楽だから。ずるいことは承知。


7(金)
「popAsia」#28(ブルース・インターアクションズ)を、リブロ@池袋西武で発見しました。表紙は、スティーブン・フォン(馮徳倫)とニコラス・ツェ(謝霆鋒)でした。少し高いけど、「香港新世代アーティスト特集」などなど、読み応えあり。ちなみに、1999年香港映画興行成績トップ10のうち、1,2,3,6,8,9位のものが日本で公開されるとのことで、まだまだブームという感じではないにしろ、環境は恵まれてきているのですね。

ポケモンの(攻略)本がいろいろ出てるのはわかったけど、近くに高校生の男の子がいて、なんだか恥ずかしくって買えずじまい。照れる歳か? 結局買ったのは、
「ERIO フルーツまるかじり」(NHK出版)
「dancyu」(プレジデント社)……蕎麦特集。行ったことはないけど近くの店が載っている。
「東京人」……カフェの特集。

西武に寄ったついでに、たいやき2種類(桜餡+桜の葉はさみ/抹茶生地+餡+白玉)を買ってみた。桜の葉の塩漬けってどうしてこうおいしいんだろう。そういえば、先日、パン屋で黒糖レーズンパンを見つめていたら、おばあさんに話しかけられた。「うちは黒いのだめなんですよ」。翻訳してみよう、「家で待っているおじいさんは黒糖が嫌いなので、そういうのは買えないのです」、きっとこうです。「そうですかあ、おいしいのにね…」としか答えようないのでそう答えて、そう言った手前買いましたけどね。

「じゃあいってきます」と、のぞきこまれたその笑顔が、ねぼけまなこにやけに焼きついた。少しそのままでいたら、ふいに不安な気持ちがわいてきた。さっきの笑顔がより強く思い出されてきたのだ。パッと起きて、「あわてないで!」と叫んでしまった。それはドアが閉められたのと同時だったので、声は届いてないに決まってる。霊感もなにもないくせに、不安で不安でたまらない気持ちに襲われる。なんでこんなに不安なのか。あの笑顔が最後だったらどうしよう、やけに記憶に残るのがこわい、私の声が届かなかったのにはやはり不幸な意味があるんじゃないか、とか。だからこそ、絶対これは悪いことが起きるんだと確信してしまう。急いでて事故にあってしまったらどうしよう、私が家にいない間に事故の電話が入ったらどうしよう、どこか私へ連絡を取れるようなメモを持っているんだろうか、ばかみたいにそんなことばかり考えて、胸がドキドキしていた。……そんな夢を見ました。

天藤真『炎の背景』(創元推理文庫)があと少し。ドキドキするのは、命からがらうまく逃げおおせているそのスリルにではなく。


6(木)
>看護婦さん
やはり、針をさすのの上手い下手は確実にあると思いました。下手な人だと、さしはじめから終わるまでずっと痛いけど、上手い人だと、ちくっと最初だけ痛くて後はわりと我慢できる。しかし、世の中の職業が看護婦さんしかなかったら困る、と改めて思いました……。尊敬する職業の一つです。

>『作家の値うち』
を買ったのは、奥泉光が載ってたからというのが大きい、かな。保坂和志も載ってたし。

『ポケモン銀』、ゆきづまってます。海を渡れないよ〜。とうとう攻略本を買わなくてはいけないのかしらん。コイキングには期待してたのに役立たずなので、マサキに預けてしまいました。トゲピーが結構働いてくれます。成長して不気味になってもそれなりに強いポケモン(ウツドン)は手放せないので困ります。

(嫌いな)アイロンがけに、カジヒデキ『MINI SKIRT』は助かる。「ラ・ブーム」は相変わらず良いけど、「HEART ハートじかけのオンガク」を聴いていると、オンガクっていいなあとしみじみ思う。せつなくさみしくなる反面、心が温まっていくのを感じる。"世界はハートのテンポで""世界はハートの温度で"。「EGGSTONE たまごの中の欲望」のサビのところもいいなあ。繰り返すメロディが、どんどん階段をのぼってくような感じがして好き。ところで、ライナーノーツにも曲目としても載ってない15番目の曲、なにこれ?水の歌?ふざけてるようでまじめな歌っていうかー。

ついに、イーキン・チェン(鄭伊健)が出ている、焼酎トライアングルのCMをみました。画面がちょっとごちゃごちゃした仕上がりだと思ったのと、顔をもっと良くうつせばいいのに、という不満はあるけど、ちゃんとかっこよかったです。それから、トヨエツと山崎努のビールのCM、「卓球編」に続く「焼肉争奪編」も見ましたが、最後のオチがなんとも笑えた。

ステ君、「はしか」らしいです。「popAsia」、別の本屋でも見つからず。あああーもうーっ。

>誰も知らないか。
いや、私知ってます…。石野真子!


5(水)
チャウ・シンチーは、周星馳でしたね。記述間違えてましたので、訂正しました。それから、『喜劇王』というふうに、3日のところにべたべたリンクをはりました。

『美少年の恋』は初日(3/18)にステ君の舞台挨拶があったというのでその様子を。この画像は、うつり悪いかも(ひいきのぞいてもね)。

「東京カフェブック」(マガジンハウス)と、福田和也『作家の値うち』(飛鳥新社)を買う。後者は、「ミステリー&エンターテインメントと純文学の現役作家100人の、最新作を含む主要作品574点を<厳正>かつ<徹底的>にテイスティングし、100点満点で採点した、前代未聞、究極のブック・ガイド」(帯より)。好きな作家が載ってたので買ったんですけど、けなす作品は思いっきりけなしてて、すっごいです。ひゃー、って言っちゃう。

『メルロ=ポンティ入門』(ちくま新書)は、おととい読み終わる。うーん…、メルロ=ポンティは1冊しか読んだことないですけど、この「入門」を読んでたら、著者が何を言いたいのかわからなくなっちゃって、メルロ=ポンティ自体読んでるほうがわかりやすかったなあと思いましたです。

吉本ばなな『不倫と南米』の中に入っていた「最後の日」について忘れないうちに。

>看護婦さん
ちなみに私の場合は、今度始まる『ナースのお仕事3』をみてみようかと思ったくらいで印象良かった、かな。入院していた病院は円形の建物で、中央にナースステーションがありました。そして、そこを中心に、廊下をはさんで部屋があるという形。昼間は戸も開け放しなので、ナースステーションからも部屋からもお互いが良く見えるというわけです(もちろん、各ベッドを仕切るためのカーテンはあります)。そういえば、ナースキャップや、いわゆる看護婦の制服着用でもなかったんだなあ。「白い」というイメージがあまりない病院でした。

天藤真『炎の背景』(創元推理文庫)を帰りの電車から読み始めた。『美少年の恋』のサントラを入れ替えて、カジヒデキ『MINI SKIRT』へ。


4(火)
退院して1週間経ち、先生に経過をみてもらいに病院へ。「月・火・土にいるけど土曜は午前中だし、3時間くらい待つし、月・火の午前も混むけど、月・火の午後は空いているからその時にして。ちなみに、4時から5時が一番空いてんの。で、5時過ぎると仕事する気なくなっちゃうから、4時から5時の間に来て」という、ふざけたお願いを受け入れて(これを愛というのだ)、その時間帯に。

診察の前に、事務のおねえさんから「忘れものです」といって眼鏡ケースを手渡される。なくしたと思ってたら、単に病室に置き忘れていただけのようで恥ずかしい。

「よっ、元気〜?」と予想通りのお出迎え。本日のシャツは黒、そしてネクタイはベージュ地にもう一段明るいベージュのストライプでした。私の髪型を見て、「あれっ、ボクと同じとこで切ってんの?」「ちがいます」「1200円くらいの床屋?」「ちがいますー。床屋じゃありませんー」「自分で切ってんの?」「ちがいますって」。

そりゃね、会うたびに「切りすぎよ!」って母に嘆かれるほど短いですけどね!

診察のほうは、「ま、こんなもんだな〜。お腹の硬いのも3ヶ月くらいで戻るから(3ヶ月も!と心の中で驚いた)。もうどんな無茶してもいいよ〜。次はGW明け頃ね」というわけで、あっさりおしまいです。

なんだか全然気分がさえない。これをウツというのかなー。原因もわかってるんだけど、わかってるってのもまた気分悪い。


3(月)
夜遊びできるくらい元気になりました。明日書き足します。どうせ「またか!」って言われるようなことです。

つまり、『美少年の恋』@新宿ジョイシネマをみに行ったというわけ。これで都合3度目。レイトショーのため、先に食事。目白で待ち合わせ、お店が開くまで時間があったので、学習院の中を散策しました。桜も少し咲いていて、しだれ桜のきれいなのがあったなあ。馬もいました。ぶるる。

Mneさん、その職場のお友達最終的に3人と私。「香港映画布教のため」だそうですが、「きれいな映画」というのは一環して受ける印象のようです。客数は、「まあこんなもんかな」。男の人も数人いました。通路をはさんで前に座っていたおじさんは、絶対あれ、泣いていたと思うー。全部終わったあとに、頬をぬぐってたのを見たので。途中、ぼそぼそ話し声が聞こえて、なんだよお、と思っていたら、それはどうやら「どうしてサムは死んだの?」(ネタバレ)などという、豆腐のカドに頭ぶつけて死んじまえ系の発言だったようです。

99/07/18 1度目感想99/11/04 2度目感想

今回は、ジェット役・ステ君(馮徳倫:スティーブン・フォン)の恋するまなざしと、"仕事"してる時とのまなざしの比較をポイントに鑑賞。でも、彼だけに限らず、各人の「まなざし」に注目していたつもり。サムのおとうさんの訴えるまなざしも。それから、セリフをかなり丁寧に追ったかなあ。やっぱり日本語訳が丁寧で良いと思う。「自殺を決意した」サム(呉彦祖:ダニエル・ウー)の気持ちが今までよりズンときたのが印象に残る。言うまでもなく、ラストは何度みても、せつなくて美しくてぐっときます。ところで、アチン(曾仕賢:ジェイソン・ツァン)が一番かわいそうなのは変わらずでした。

パンフではなく「プレスシート」が\400と、サントラ\2,500は、もちろん買いました。「プレスシート」は、コンパクトながらもポイントは押さえたつくりで良いです。サム役の呉彦祖:ダニエル・ウーは当初英語しか話せなく、広東語は全く話せなかったらしいです。ところで、アチンと中の良かったシンディ役の彼、一番素で女の子っぽかったですが、20代前半で、この映画の助監督なのだってー、見えない。監督の趣味? 主題歌は、映画と一緒にみると確かにベタだなあと、今回初めて冷静に聴くことができたかも。

どうせ私が1人で勝手に盛り上がってるだけの映画ですが、別にいいです。あきらめてます。1度目感想2度目感想『美少年の恋』は、まだしょうがないにしろ、どう考えても『ジェネックス・コップ』に火がつかないのはおかしいよ。プロモーションをなんとかしろーという憤りを昨日もMneさんと話してた。

それでもまあ、『玻璃(ガラス)の城』は公開しているし、『風雲』(千葉真一も出る)もじき公開だし、ニコラス・ツェーとステ君、それにスー・チーが出る映画も公開予定に入っているようで嬉しいし、キネカ大森で5月に『喜劇王』をやるようです。主役は周星馳(チャウ・シンチー)、カレン・モクに、この人がいないとさみしいン・マンタも出るし、チラシのお馬鹿さ加減を見ても、もう絶対にみたいと思った。

「アジポップ」は売っていたんですけど、馮徳倫:スティーブン・フォンと、呉彦祖:ダニエル・ウーが表紙らしい「popAsia」はなかったです。


2(日)
退院して数日間は、眠りのペースがつかめなくてイライラしていた。とにかく寝つきが悪い。おまけに、切ったところが病院にいたときより痛く感じる。眠れないとどうしてこうあせるのかって、それは「眠るのが得意」だったからだと思う。「いやなことがあれば眠って忘れる・早く寝る」を逃げにしていたのに、それがふさがれてしまっては、救いがないじゃないですか。しょうがない、眠れないのも大人になった証拠なのだとあきらめることにしました。

右腕ひじの内側、さいけつ3回分のあざも消えかかり、痛さも薄れてきました。

そして傷を見るのにも慣れ、面白くなってきた。ただ、傷のすぐ上の皮膚は、なんだかまだ変。他の皮膚よりぷよっとしている。そして、触っても感覚がない…。まるで死んだ皮膚のよう。でも、温度はある。きゃー。

ニッカ・シードル「サマーフレッシュ」発見。確かにあっさりめの味。


1(土)
エイプリルフール。嘘はついてないけど、本当のことも言ってない。言いたくないからです。

近くの川の桜並木にも花がつきはじめた。来週あたりが見頃だろう。一つ先の駅から、私の利用駅までの間の、電車から眺める景色が、一番美しいように思う。近くで視界いっぱいの桜より、遠くから、視界の一部が桜色になっているほうが好きなのかもしれない。遠くからならば、桜の近くに人がいるのも見えないから桜の色だけを楽しめるし、ここで咲いている、ではなく、あそこで咲いている、という、その手の届かなさがちょうどいい。そういえば、桜より梅のほうが好きだと気付いたのは、3年くらい前だっただろうか。

1999.06.03に見かけて以来気になっていたモスクのことがわかりました。朝日新聞2000.03.31付朝刊、「ニッポン現場紀行」という記事で。今夏完成予定。正式名称は未定、仮称「トルコ東京モスク」。建築費の12億円は主にトルコ政府が負担したらしい。出来上がったら是非見に行きたいです。


back to top page

00.0300.05