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99.0599.07


1999年6月


30(水)
病院に行く前と診察中の心の変化(ってほどじゃないけど)を思い出すと、ちょっと面白い。ぼんやりした不安でいると、いろいろ考えたりする。その考えがあまりに突拍子もないので、ここに書こうか書くまいか迷ってる。それでここ数日こんな変な記述なのかもしれない(し、全然関係ないかもしれない)。笑い話になりつつあるので、書いても良さそうですね。

保坂和志『この人の閾』(新潮文庫)は、感想を書きにくい。母は、それほどピンと来なかったようだけど、それもわからなくはない。彼女も好みが難しいからなあ。とはいえ、私自身は、読んでいる時の心理状態とピタッとはまってしまい、文章を反芻しながら窓の外を眺めて考えてみたり(電車の中で読んでいた)、まあ、なんというか、くそおっ、っという感じなのでした。ああ、難しい。


29(火)
病院。念のためレントゲン。しばしの間。とりあえず薬。

大阪のショウガ入りおこし。こういう味なんだ。

ミウラトモカズが本を出す。


28(月)
『Cold Fever』

カレルチャペック紅茶店からのダイレクトメール。

保坂和志『この人の閾』。

SMAP『Fly』のプロモビデオ。


27(日)
カブ式会社というならば、カブ主の方を向いた経営を望みますな。
クッキー

ただいま夜中の1:30a.m.をまわりました。『初恋』を、みおわる。不思議な映画。ボツになった超短編が4つくらい続いたかと思うと、やっと本編2つが始まる。

1つめ。夢遊病者の女の子と、清掃員の男の子の話。夢遊病者の女の子に毎晩付き添うようになった彼。恋心を抱くようになるけど、彼女は一向に起きる気配なし。一方、彼女のほうも、自分が夜何をしているか不安でビデオを持参してふらつくようになった。彼は夜の間だけ彼女を見、彼女はビデオで彼の断片を探す…。監督が一番気に入ってるというシーンは、本当に素敵っ(ここで終わりでも良かったのでは)。ウェイウェイが、ものすっごくかわいいっ。

2つめ。泣きました。カレン・モクって、すっごいきれいだと思う時と、かわいくないなーと思う時が波のようにあって、見るたびいつも混乱してしまう。だからこそ、じっと見てしまう。不思議な魅力。

この監督は、ウォン・カーウァイにすすめられて、この映画を撮ったのだそうです。例えば本で、著者が「あとがき」を使ってごちゃごちゃ言うのは嫌いなのですが、今回、そういうのも含めてじんとしました。 

派手でめちゃくちゃでうるさいのに、しっとり静かなところも感じられる映画でした。途中ではなく、みおわってから「ああ、これ好きだなあ」としんみり感じるような。

CDTVを見てたら、宇多田ヒカルが出てきてびっくり。初めて動いているのをみた。"Automatic"歌ってる〜。喋ってるときと歌ってるときのギャップがすごいすごいすごい。そこがいいなあ。


26(土)
『100人の子供たちが列車を待っている』を、夜中にみた。ビデオのケース裏の記述によれば、チリでは上映禁止になったそうで、見れば確かに理由はわかる。思ったより政治色強い? なるほど、蓮實重彦が言ったこと(太字部分)も、わからなくはない気分。全面的な肯定もしないけど。教室で作ったものを、私にも見せて見せてと願いながらみていたのは事実。

TIの電卓かっこいい。欲しい! "Texas Instruments MathMate"。雑誌で見た限り、もっと真っ赤で、キリッとしてる。

結局みていた、日テレ『蘇える金狼』、最終回。香取慎吾が、豪華な脇役に負けてなかったのがすごかったと思う。


25(金)
永井さんの「原田知世ファン3タイプ」(今月の毎日 その3)、面白いです。なるほど。以前、みなちゃんが赤坂BLITZでの彼女のライヴに行ったというので「今度は誘って!」と言ったところ、「昔っからのコアなファンって感じの人が多くてちょっとこわかったよ〜。それでもいいなら一緒に行こう!」ということでしたが・・・。

延滞料金、2本で\399.-。チョウ・ユンファの出てる『プリズン・オン・ファイアー』(たしか脱獄もの)、陳小春が出てる『BE MY BOY』、(誰のだったか忘れた。有名な人の)『中国女』、『唇(くち)によだれ』もいいな、と考えたあげく、借りてきたのは『初恋』(監督:エリック・コット)と、『100人の子供たちが列車を待っている』(監督:イグナシオ・アグェーロ)。

『初恋』は、「金城武ファン」に見られるのはいやだなあと、のばしのばしにしてた。でも、ケースの裏をみたら思いのほか面白そう。『100人の〜』ほうは、昔「marie claire」で記事読んで以来、題名を覚えていたもの。

買ったもの。『オール・アバウト「π」-PI manual』(アーティストハウス)と、室伏哲郎『この辞書・事典が面白い!』(トラベルジャーナル)。

E・R・バローズ『火星のプリンセス』が合本で出たというのを、見た。懐かしい。はしがきが印象的だったおぼえあり。文庫化された、江國香織の『落下する夕方』(角川文庫)、ちらっと見たら、表紙はハードカバーと一緒。やっぱりこの本は好きみたいです。

「千葉ウォーカー」の創刊号は、柏特集だったんですね。買えば良かった。高校時代は、柏駅を拠点に遊んでいたので。でも、卒業して引っ越して、もう何年も行っていません。

XIさん(South China Sea News)、6/24付、最初のパラグラフ。わかります。って、リンクはると、「なんだかわかってない私」って感じ。うーん。せめて、そうだなあ、リンクをはるのは明日にしようっと(左のとこにです)。


24(木)
ビデオ返し忘れた。

新宿の伊勢丹や丸井のある通りには、わけのわからんおにーさんたちがいる。前、すみませーん、って言われて無視してたら腕つかまれたことあり。なにさまよ? 紀伊國屋と反対側の通りにはいないので、いつもそちらを歩く。さて、信号を渡り終えた目の前に、男が出現し(みごとだった)、西口への行き方を知りたい、と聞かれた。ひとめみて、あやしいとわかる。が、道を聞かれたので、とりあえず教える(ばか)。続いて、「こんなあやしい格好してるんですけど〜(まったくだ)、仕事なんですよ〜。好きな芸能人を聞いてるんです〜」だって。いかりや長介じゃ解放してくれないだろうなあ、と考えてるうちに、おいくつですか〜と聞いてきた。そんなもん、言えるかっ。ハタチ以下ですか? んなわけないだろ〜っ。「かんべんしてください。急いでいるんでっ」と逃げてきた。

きーっ、まともに相手してしまったっ。不覚! しかし、一応道を尋ねて警戒心を解くというやりかた、なかなかである。これくらいの芸は欲しい。感心するなって。

歳の話。こういう人たちは、見た目より若く言ってよいしょしようとするつもり、ってわかるから、まだいい。

が。2ヵ月ほど前に1日だけ、仕事で、ある大学に、ある手伝いをしに行った際、そこの女性に「何年生?」って聞かれた時には、さすがにまずいと思った。そこの大学では、学生さんに手伝いをしてもらう時があって、私もそれで行ったのだと思われたらしい。服装は、シャツにパンツという、いたってフツー。若く見られるのは、嬉しいに決まってるよ。でも、ものには限度がある。

髪が、ちょ〜短いから(この現象は髪を切ってからなのだ)。色気がないから(それは昔から)。理由は多々あろう。でも、一番は、「内面が歴史を重ねてないのが出てる」っていうふうにも思えて、それを言われたような気がして、いかんなあ、と思ったんでした。でも、ここ見てて短髪の私を知っている人(把握数3人)は、「さすがに学生には見えない」と思ってくれているはずだ! どうです?

へろへろになっているrに、なに飲んだのよ? と聞くと「わかんない。忘れた〜。オレンジジュースのやつ〜」。「それって、スクリュードライバーじゃないの? ばっかじゃない。それは、いわゆる男が女を口説くときに飲ませる、と言われてるやつなんだよ?」。お酒に弱いrであった。「酒に飲んでも飲まれるな〜」と酔いながら言ってる。アー、ヨイヨイ。


23(水)
塔島ひろみ『鈴木の人』(洋泉社)を読んでみた。きらい。

女の人では、原田知世や緒川たまきが好きな雰囲気。原田知世は、私の周りの女性には結構評価高いんですが、男性にとっては物足りないんでしょうか。いい、って言ってる人一人しか知らない。深田恭子人気も、まあ確かにわかるんだよな。彼女って、ちょっと山口百恵に通じるかげ(っていうのかな)を感じる。たとえ明るくても月の光のような。

そういえば、おとといみた『狼たちの絆』のなかに、山口百恵の最後の歌(題名忘れた)が、広東語になって流れてたんでした。直訳じゃなくて、でも、雰囲気は伝えている歌詞でした。

『今すぐ抱きしめたい』。 弟分さあ、兄貴分に迷惑かけてると思ったんなら、どうしてそういう行動取るか。アンディ・ラウとマギー・チャンの、電話ボックスでのラブシーンは、なかなか。でも、この恋愛要素ちょっと中途半端? そもそも、彼がマギー・チャンに会いに行ったの、(はじめは)純粋とは思えなかったのだ。ラストシーンのスローモーションにどっきり。これで終わりですか!(やっぱり)

夢をみた。ノートみたいなのを渡される。それは手紙らしい。びっしり文字。その人の背景というか、事情というかが書かれていたようで、それがなんだか物語みたいだったわけ(全然覚えてないけど)。で、ああ、せつない話だなあ、と思ってたら目が覚めた。残念。


22(火)
数ヶ月前。「相互リンク」という言葉について疑問が出てきたころ、「まこりんのお部屋」のまこりんさんと知り合いました。気分を悪くされないといいなあ、とかなり迷ったのですが、「相互リンクとは?」と率直に質問を投げてみました。何回かやりとりをして、まこりんさんも私の気持ちをわかって下さって、とても良い対話だったなあと思ったんでした。この対話から、「リンクについて」が生まれました。いぢょ、誕生秘話。まこりんさんの6/21付日記でも、この件触れられています。

ここの「販売情報」。

夏至。


21(月)
急に、小椋冬美『リップスティック・グラフィティ』(集英社文庫・コミック版)の中のあるシーンが見たくなった。本をパッと開いたら、そのシーンがちょうど開いて、びっくり。女の子が二人、パフェを前にしくしく泣いているっていう、そういうシーンなのです。片いっぽうが意地っぱりな子で、パフェを前にスプーンをカツンと器にあてて、「なんでもばれちゃうんだもん。つきあいづらい子よあんた」って相手の子に言いながらぽろっと泣いてしまう、っていう。

「理想の男の人は?」って聞かれたら「”リップスティック・グラフィティー”の紀文さん!(できれば髪を下ろしてるとき)」と思ってたのだ。やっぱり改めて読んでも、これは名作。

借りてきたビデオ、『狼たちの絆』。これは、ジョン・ウー監督だけど、全体の雰囲気から「たぶん大丈夫(良い人が死なないという意味)だろう」と思いながらみてた。赤ワインで赤外線が見えるのっ? 「レスリー・チャンが楽しそうだよ」とは聞いていたけど、たしかにスコーンと抜けた感じで良いなあ。絵画泥棒の話。アクションも効いてるしコミカルだし、楽しめました。

小泉喜美子『ダイナマイト円舞曲』(集英社文庫)を読み終わった。


20(日)
5分くらい前に急に雨が強く降り出して、TVでみてた、映画『グラン・ブルー』も終わった。こんなにつまらない映画だったかなあ、と、かなしくなった。ジャックとジョアンナの結末については胸が痛くなるのは相変わらずだったけど、彼に恋しちゃいけなかったのです。そもそも。

夜中より、明け方のほうがさみしいです。おやすみなさい。

結局、↑この朝5時過ぎから寝て、11:30頃に一度起き、2時からまた寝て、次に起きたの7時。今夜が思いやられる。借りてきたビデオが意味なしになっちゃった。

なんにもやる気ないなー。だから、日記もふぬけ。


19(土)
いくらなんでも、トイレに高倉健をはる、っていうのは失礼でしょう。そもそも、もらったものをトイレにっていうのは、いけないですよねっ。しかし、「だれかいらなーい?」と、束になってるポスター。1本だけ、なんとなくもらってしまったんでした。欲しい人は欲しいと思う。地下鉄・丸の内線に、かつて、赤いボディに白い線タイプというのがありました。それが走らなくなる(アルゼンチンだかにいってしまう)っていうときに、記念のメトロカードが出たんですが、駅にはもちろん、ポスターも貼ってありました。その写真が、聖橋の上からのぞむ丸の内線、とっても良かったんですよ。思わず、駅員さんに「ポスターはいただけないんでしょうか」と言うと、丁寧に応対してくれたんだけど、確約できない、と言われました。ポスターがはがされた頃にまた来てね、って言われた。でも、面倒になってそれっきり。あの赤いボディが来ると、嬉しかったんだけどなあ、今日はアタリ、と思ったり。あっちのがレトロで良かった。

スケート。調子の乗ってまわりすぎ、目がぐるぐる、気持ち悪くなる。また足がつる。そうだ、きっと寒いからだ。靴はいたまま、えいえいと足の裏をのばす。

夜、お好み焼きを食べに行った。隣から、広東語! これが広東語だとわかったのも、香港映画のおかげだわー。ちらちらと視線を感じる。生地をひっくり返すと、ちょっと感心したような言葉をもらされた(たぶん)。へへー。あちらは、セットというかコースを頼んでいたようで、もんじゃ焼きがきて、とまどっていた。具を炒めてドーナツ状、汁を入れて3分間、ここまでは店員さんがやった。そのあと、どう処理するのかっていうのと、食べるタイミングがわからなかったようなので、横から口を出してみた。口に合ったかな?

急に梅酒が飲みたくなった。自分でつけるのって、難しいだろか。待ちきれなくて飲んでしまいそうな気もするし。

雑誌「Software Design」の次号予告のとこにある、「あきよの生態観察記」がいつも楽しみで読んでる(でも、ここだけ)。ちなみに来月号の特集1は、「Linux&BSDで楽しむメッセージングアプリケーション」。


18(金)
ここ数日、九州の友達とのメールやりとりで、東儀秀樹の話題がのぼってた。ところが今日、彼女のもとへ、私たち共通の友人から荷物が届き、その中に、彼のCDが入っていたのだという。すごいタイミング。面白い経歴の人のようです。

昨日メモした『音楽誌が書かない「J-ポップ」批評』2と『トルコで私も考えた』2巻を買って読む。後者、あっついトルコパワーを感じる。火事にあった話(オチがエネルギッシュ)に笑い、昼間っから「いいとしをしたおやじ」がぷらぷらしている理由が解けた気がした。

塔島ひろみ『鈴木の人』(洋泉社)、題材が面白そうで手に取ったんだけど、読んだ人に言わせると(書き手の態度が)「だんだんハナにつく」らしい。「もういいって感じになる」とか。かなり信頼している読み手なので、そういうことを言われると読む気がなえる。でも自分で確かめたいし。

りなりなさん (6/18日記)のほうがよっぽど具体的で罪だってば!(わはは) こういうのは、読むほうのが、うぎゃー、ですよね。自分で書く分には、避けながら書けるから、まだ平気。

自分に好意を持ってくれる人には、たいてい好意を持つものだ。でも、私からの度合いというか度数が、このごろ低くなってきたような気がする。10くれたら10返せば相手に届くのに、それが足りない。わざと足りなくしている、と思う。うーん。距離を置くって、もしかしたらこういうことも含まれてるのか? と感じる。ふとさみしくなって(これがめずらしい)、ああ、自分で自分の首をしめているんだな、と思う時がある。それに気付かなければ、よかった。返されるのわかっていて投げるのと、最初から少なく投げるのと、どちらがいいか、なんてねえ。たとえるならば、前者は鈍くて重い痛みで、後者はちくちくした痛み、かな。

『鉄道員(ぽっぽや)』の映画の宣伝ポスターもらったのはいいけど、どうしよう。はるとこない。トイレとか?


17(木)
森博嗣の新しいの、『そして二人だけになった』(新潮社)の内容に、ちょっと惹かれる。新潮ミステリー倶楽部ということで、背表紙には彼の指紋。

ちらっと見かけた永沢光雄『おんなのこ -AV女優2-』(コアマガジン)。前作、『AV女優』が最近文庫化されたばかりで、なかなかうまいタイミングだなあと思った。『AV女優』は読みごたえがあったので、できれば「2」も読みたいと思ってる。

別冊宝島#450『音楽誌が書かない「J-ポップ」批評2』(宝島社)、棚の前が混んでいて、「すみません」って言うのが面倒だったので、明日買うことにする。

和田慎二『超少女明日香』5巻(白泉社文庫)が出たので買う。明日18日には、高橋由佳利の『トルコで私も考えた』2(集英社・ヤングユーコミックス)が出る。待ったよー。3年? これもまた、「旅」ではなく「生活」なのが、いい。書き込みがたくさんなので、読むのに時間がかかって嬉しい。

『いますぐ抱きしめたい』(監督:ウォン・カーウァイのデビュー作。アンディ・ラウ/マギー・チャン ほか)
『狼たちの絆』(監督:ジョン・ウー。チョウ・ユンファ/チェリー・チェン/レスリー・チャン ほか。レスリー・チャンのかつての「引退前」最後の作品。)
を借りてきました。『100人の子供たちが列車を待っている』が、全部(と言っても3本)貸し出し中。なんでだよー。本日ポイントが100たまったらしく、500円分として使えるとのこと。

小泉喜美子『ダイナマイト円舞曲』(集英社文庫)、早速いけてきた。皇子さまの登場だーい。

TBS-TV『魔女の条件』最終回。「死んではいけない殺してはいけない」という作り方をしてきたそうなので、比較的安心してみてた。ひっぱるひっぱる。「眠り姫」みたいだったなあ。ちょっとじんとした。真っ白がきれい。良くも悪くも、眠っている間に大団円という感じだった。


16(水)
このごろ、こわい体験を書くことが多い気がする。

そんな大げさな? まーねー。

だけども注射、それも注射針の話を具体的にされてみなよ。たまらないですよ、勘弁してほしい。かみそりもごめんです。ああ、ぞっとする。本人真面目に苦手です。いつだったか、乗り合わせた車で、他の二人がそういう怖い話を始めてしまって、もういてもたってもいられなくなった。それでも我慢しなきゃならない、あの状況は本当に拷問だった。降りられる状況じゃなかったし。電車ならば、移動するところ。友達と話してても、本当に席をたってしまう。しょうがないのだ、この隔世遺伝は。

なじんでしまう外国語があると思う。「どうぞお入りください」の意味の言葉を、ある外国語で言おうとしたときに、ふっと「ブユルン」(トルコ語)と浮かんだりする(ちょっと困る)。そっちのが自然な気がするというか、気持ちと一致するというか、口からするっと出そうになる。実際体験したから、っていうのも、このごろ違うような気がしてきた。そんなに何回も言われなかったし、自分が言う言葉じゃなかったし。つまり、聞いたり話したりの数は少ないはずなんだ。日本語と近いからかなあ、と思ったりもするけど、果たしてどうなんだろう。単に、親しみの問題かもしれないなあ。好きだから、すーっと頭に入ってくるという。でも、外国語に好き嫌いがあるっていうのも、変な話なのか?

結局、映画『π』@渋谷シネマライズと、尾崎翠の映画@岩波ホール(たぶん、「第七官界彷徨」を映像化したもの)、一緒にみてくれる人みつかりました。

打ち水をしたようなところ(本当にしたのかは、わからない)を歩くと、涼しく感じる。


15(火)
昨日あれから。やっぱりみないで返すのは、もったいない気がして、『CUBE』の後ろに入っていた短編「ELEVATED」をみることにした。そろそろ夜12時。でも、30分あるかないかの長さ、みてさっさと寝てしまおう。

高層ビルの上のほうから、エレベーターに乗って下を目指す女の人。途中で閉所恐怖症の男性が乗り込む。そしてあともう少しで着く、というところで、血まみれの警備員が入ってきて、下にはエイリアンがいるから上に行かないとだめだ、と無理矢理上に行かせる。・・・そういう話が展開してく。

見終わって思った。「これは私がみる映画じゃない」。

誰かと一緒にTVや映画をみていて、はからずも怖い場面が始まりそうな時、「何も言わないで! 何も言わないで!」と、ほとんど叫びながらみます(映画館ではないです。そもそも、映画館に怖い映画はみに行かない。お金もらっても、ホラーはみません)。説明する時あるじゃないですかー、「うわー、○○が」とか、「なになにがどーした」とか。それを映像でみるのも、言葉で想像するのもだめだから、隠してるわけ。具体的な想像させちゃうようなことを、言わないで! なのです。

そろそろ、私の中ではアイスミルクの季節になってきました。なんのこたない、牛乳です。グラスに氷を入れて、冷たい牛乳を注いで、ついでにガムシロ(ここだいじ)を入れる、と。

赤坂真理『ヴァニーユ』(新潮社)を読み終わる。「ヴァニーユ」「白い脂の果実」「ヴォイセズ」の3編。「ヴァニーユ」は、あまりピンとこないし、痛々しくていやだ(痛々しいのはすきなのに)。ただ、p.60の「母国の自分と同じ年頃の女」っていう表現に衝撃を受けてしまった。「白い脂の果実」は、印象になくて、「ヴォイセズ」がとてつもなく良い。「欠け」(と言って良いのなら)のある人(たち)の物語。

フジイ・セツコ『イスタンブールのへそのゴマ』(旅行人)。いやになっちゃうくらいの強い気持ちで、トルコへ飛びたくなる。うー、ちくしょお、トルコが恋しい、せつないよー。そういう意味では、かなり、まずい。でも、ものすごく楽しい本。ああ、トルコでの生活。旅ではなくて、近所づきあいなんかもある、生活。何度も何度も読み返したくなるよ。


14(月)
7月に出る文庫、買おうかなーと思ってるもの。

・見沢知廉『天皇ごっこ』(新潮文庫)
・山本容子『ルーカス・クラナッハの飼い主は旅行が好き』(中公文庫)
・瀬戸川猛資『夢想の研究』(創元ライブラリ)
・P・D・ジェイムズ『人類の子供たち』(ハヤカワ文庫HM)

毎朝、孫娘をつれたおじいちゃんの図、を見る。いい風景です。おじいちゃんは、ときどき信号かまわずに道路を突っ切って、それもいいのです。

足を組んで食事をするのは(テーブルと椅子)、どうにも許せないことの一つです。それは、ものを食べる姿勢・行儀じゃないでしょう。


13(日)
たったいま、『CUBE』をみおわったところ。うわー、怖くて泣きそうになった映画っつーのは初めてかもしれない。怖いし、気味悪いし、みおわって「うー、吐き気がするー」っていうくらいなんだけど、これはすごい、好きです。片手にTVガイド持って、怖い場面を隠しながらみた(字幕は見えるようにしておく)。結局残る謎があったりして、それがまた不気味。おまけに人間、とことん醜い。おえっ。『バトル・ロワイアル』が後味悪いって? 勘弁してくれ! って言いたくなってしまうのだった(比べる根拠はあまりないのだけど)。

続けて後半入っていた短編のやつ、昼間にみようかと。そろそろ夜中の2時。おやすみなさい。

明けました。

これは悪い夢を見そうだ、と思ったのに、結局熟睡。後半に入っていた短編は、どうもみる勇気が出ない。あらすじを教えてもらったら、それもまた、こわいじゃない。うへー。

『CUBE』という題名のせいか、プレイステーションのゲーム、『I.Q』というのを思い出した。向こうからやってくるキューブの山を、ボタンの操作で下に沈めてゆく、という、至極簡単なルールなのですが、中に黒いキューブが入っていて、それを沈めてしまうと、アウト。1つ落とすにつき、自分の後ろの1列が消滅してしまう。間違うと、自分のいる場所がどんどん狭くなっていって、キューブの存在する幅に対応できなくなってっちゃうのです。キューブは、かたまりになって、こちらへ向かって来くるので。キューブを全部沈めるまでに、何サイクルでできたか、っていうのも点数に関わってくるので、なるべく効率良くしないといけません。それで頭を使う。間違いだらけで後がないと、奈落の底へ落ちます。その時の声がリアルで怖い。ゲーム中の音楽も、妙にクラシック的で怖い。やめてー、もっと明るくしてー、って感じです。少し前にこれにはまってはまって、根をつめていたのですが、いざ自分のお金で買ってしまうと、やる気がなくなってしまったんでした。

『男たちの挽歌4』をみた。チンミー・ヤウって好きなんだよな、あの色っぽいおねえさん。監督の王晶(ヴァリー・ウォン)と公私ともにパートナーとのこと、かっこよく撮るよなーと思う。このごろ「どうせ、良いのも悪いのも死ぬんだ」なんていう免疫ができてしまって、うーん、果たしてこんなんで良いのか。


12(土)
スケート。久しぶりに行くと逆に調子が良かったりする。でも、終わって練習してたら足がつった。いててて。運動不足?

昨日見たのは、劇団青年団の『海よりも長い夜』(作・演出 平田オリザ)@シアタートラム(三軒茶屋)。

「現代口語演劇」というのを実践していて、ちょっと普通のお芝居とは違う、という知識しかないまま、出かけてきました。日常、複数人がいるところで、誰かと誰かが話してるのと同時に、別の誰かと誰かが話しているのは、普通ですよね。でも、お芝居では、誰かが一人喋っているときには、他の人は喋らない。それをなくして、そこかしこで話しているようにしてたりする。お芝居始まる前に、もう登場人物が、出入りしていたり。

一緒に行った二人は、お芝居にとても精通している人なので、「今回のはどうだったんですか」と聞くと「いつもよりストーリー性がある」とか「あんなに大きな声出すことはなかったよ」とか、「いつもとちょっと違うねー、でも面白かった」ということでした。それまでの、たんたんとしたものもみてみたいと思ったので、また今度なにかあれば出かけてみたいです。

読み終えた、平田オリザ『演劇入門』(講談社現代新書)は、本人が書いているように「タネ明かし」的部分もあって、面白かったです。まさに、目からウロコ。

本屋さんで、児童書の棚をうろうろしていたら、小学生くらいの女の子が、図書券を手にしながら、森絵都『カラフル』(理論社)を、ためつすがめつしてる。図書券と相談かあ、と、ほほえましくなって、つい「それ、良かったよ」と声をかけてしまった。彼女も、こっちをみて、にこっとしてくれた。結局どうしたかなあ。

新刊で、大学の実態(?)を書いてある本を見つけ、出身校が載ってたので、読んでみた。うわははは。これは、なんというか、結局、在校生や卒業生には常識というか、必ず知っているような事柄が載っていたのです。いやあ、良く調べてるー。私がいた学科について「長期休暇が取れれば各国放浪の旅に出る」とか書かれてあって、ぶぶぶ。

周りは確かにそんなんばっかりで、そう言われていたのも事実でした。一例を挙げると、長期休みごとに、「イラン・イラク」、「中国奥地・カシュガル」、「中南米」という子がいました。「イラン・イラク」では、食べ物買うのに行列に並んでたら、前に行け行けと言われ、お店の人も手招きしてて、あっさり買えたり、自分の旅行荷物持ったことがなかったという(持ってくれたらしい)。それで、「ああ、これは極端な男女差別なのだ」と思ったらしい。「カシュガル」では、バスで奥地へ移動っていうのが続いて、ある街を出たあと、そこで伝染病がはやったというニュースを聞いて消毒したとかしないとか、10キロやせて戻ってきた。「中南米」では、銅山ツアーに行って、コカの葉(コカインのもとだよねー)を何百回噛むはめになったとか、げらげら笑える体験してきたらしい。


11(金)
新聞にも記事が出たんだそうですね(取ってないものですから)>「ちびくろさんぼ」。子供の本の売り場に行っても、どうにも見つからないので店員さんにたずねると、「カウンターでご覧になっていただいてます」とのこと。小さい本なので、万引き防止のためにかもしれません。りなりなさんも早速お読みになってらっしゃいました。本が消えてから、もう10年経ったのだと会社の人に言われ、そんなに経ったのかと驚きました。

ヘレン・バナーマン著・絵 なだもとまさひさ訳『ちびくろさんぼのおはなし』(径書房)。改めて読んでみると、途中のエピソードがすっかり抜けていることに気付いてしまう。そう、どうしても、「ホットケーキとトラのバター」の印象が強くて仕方なかったのです。しかーし、ちびくろさんぼってば、なんておしゃれなの!

フジイ・セツコ『イスタンブールのへそのゴマ』(旅行人)も買う。「旅ものはちょっと」なんて言ってた、舌の根も乾かぬうちに! そ。トルコものは別なのです。

平田オリザのお芝居みにいった。詳細は、できれば、明日。眠くて。『演劇入門』で読んだことが、ちらちら頭に浮かんで、なるほどなるほど、なんて思いながらみてたことは確か。


10(木)
森絵都『カラフル』(理論社)を買ってしまいました。「本の雑誌」で98年2位だったのですね。電車の中から読み始め、家でガーッと読み終える。あともう1冊、日夏塔子『アンラッキー』(新書館 ディアプラス文庫)。この人の『Regrets』というのが良かったので、2作目を買ってみました。レイチェル・アンダーソン著 江國香織訳の『レターズ・フロム・ヘヴン』(講談社)は、少し迷っている。

借りたビデオ。『100人の子供たちが列車を待っている』を一度手に取ったものの、結局、『男たちの挽歌4』(あと1つあるし)と『CUBE』にしました。

「ちびくろさんぼ」が復刊されたとかされないとか。詳細知らず。おかあさんの焼いてくれたホットケーキと、トラのバター。疑問もなく「おいしそうだ」と思えたあの話。


9(水)
たこが冷凍してあったんで、いいや「おぼれだこ」にしてしまおうと半解凍したまでは良かった。でも、レンジのとびらを開け、取り出そうとしてギョッとした。「ひゃ!」ぐらいは言ったと思う。冷凍して白っぽかったのが、まるで生きかえったみたいに、中途半端にいい色になってる。うわー、こわー。

そもそも、生きたままの形で死んだもの、っていうのが苦手だ。生花とか。生きていたやつが枯れていって、そしてとうとう捨てなくてはいけないときの、あの恐怖。枯れて、もう命がない、その状態に逆に「生」を感じて、ものすごく怖くなる。変なんでしょうか、こういう感覚。

というわけで、たこも魚も一緒。ああもう、こっちを伺ってるみたいにさえ思えてしまって、「死んでるんだ死んでるんだ」と言い聞かせるが、それもちょっと考えると気味が悪いことに気付く。もう何も考えないようにする。たこに触れたら、冷たい。ぶよっとしてるのかと思ってたから、また驚く。そうだ、「半解凍」だったのだ。「ああー」とうなりながら、なるべく触れないよう、それでもぶつぶつ足を切る。

この頭んとこがいやなんだ。頭は小さいほうがいい。

赤瀬川原平『目利きのヒミツ』(岩波書店)を読み終わった。ある実体そのものについての、というより、その周りの雰囲気みたいなものについての、「目利き」。人はそういう雰囲気を敏感に察知する。何故とはわからぬままに、どうして人は目が利いてしまうんだろう、といった考察。思ったよりも・・・、面白くない。意識した感じに思えてしまった脱線は、あまり格好良くないのでありました。脱線は、酩酊気分がよろしい。

平田オリザ『演劇入門』(講談社現代新書)を読み始めた。この人の16歳の時の自転車旅行記があるのだけど、それに関しては、「もし芝居を見て、興味を持って、彼にも興味を持つようになって、そしたら読むってくらいでいいかも」と言われた。

「旅もの」。写真と文章だったら、文章に、より嫉妬感がわく。写真のほうが嫉妬しそうなのに、どうして、と聞かれ、そうだなあ、と考えてみる。写真は、その場の雰囲気を伝えるのにパッとわかりやすいところもあるんだけど、文章でいろいろ書かれてあるほうが、濃い感じがしちゃうんですね。雰囲気なんて、文章で書くの難しいけど、書いておきたい、っていう、そういう気持ちが羨ましくなる。伝えようとする気持ちに対しての嫉妬? 「書けてしまうなにか体験をした」ということが羨ましいのかな、とちょっと思います。


8(火)
すばる文学カフェ。昨日の客層は、こないだの、ジァンジァンと比べると若い若い。「すばる」を読んでいる人が来るんだろうな、と思わせるものあり。前売り買って入った人あまりいないようだった。アップリンク・ファクトリーは、渋谷方面から来て、エッグマンをぐるっと回り込む感じに道を入ったところ。こじんまりした建物の、5F。渋谷も、ここまで来ると静かでいいんだけど。

友達と、その友達と3人で行った。終わったあとの感想が3人ほとんど同じで、「ああ、私だけじゃなかったんだな」と。なんつーか、青野總さんと奥泉さんの(朗読の)技量を比べてしまって、どう客観的に見てもその差が歴然としていたっていうのが、そもそもの発端。そこから、「小説家が自作を読むことの意味って・・・」とか「詩の朗読との違い」「谷川俊太郎とねじめ正一の詩バトル(お互い自作を朗読して対決するっていうのがあったらしい)」の話を聞いたり。結局、初めに「青野さんは・・・」で始まって、最後も「青野さんは・・・」で、話が終わってしまった。少し変化があったのだとしたら、最後に「かわいそうだったかもしれない」という結論めいた同情がわいた点?

奥泉さんは、今回はフルート吹いてた。また派手な服装(特にネクタイ)で、まー。あと、「すばる」編集部からギター応援で参加してた、タケモトジュンイチロウさん(?)という方がかっこよかったです。はっきりいって好みです(友達には言わなかったけど)。ここまではっきり言ってしまうのは、私にしては珍しいのだ。どうせ、ここで言ったって、私とその人の両方を知っている人は存在しないのだから、この意味のなさに遊んでみるのだ。

金曜日に同じメンバーで、初めて平田オリザのお芝居をみに行きます。やっほー。楽しみ。彼による『演劇入門』(講談社現代新書)というのが去年の秋に出ていたので、それを買ってみました。

『π』っていう映画、おもしろそう。

食欲が落ちてきて、ああ、夏が来たなーと感じる。

メモ。

すばる文学カフェ(この第9回

アップリンク・ファクトリー


7(月)
気力で風邪を回復へむかわせた。

なのに、帰宅は午前様。月曜日から飛ばしすぎたかー。すばる文学カフェ@渋谷アップリンク・ファクトリー。とにかく、明日のために寝る。日記よりも睡眠のが大事。


6(日)
ウクレレを買った夢をみた。そうだ、昨日、ウクレレ、ケース付き9800円っていうのを見たからだ(わざわざ見に行ったのではない。通りががりです)。どうも影響されやすい。

風邪ひいたみたいです。ちょっと体温高し。でも、ごはん食べたら元気になりつつある。明日はまた奥泉光の「すばる文学カフェ」っていうのに行ってくるので(まるで追っかけだなー)早く寝る。


5(土)
高見広春『バトル・ロワイアル』(太田出版)をあれから読み続けました。いろいろ考えたりしたものほど、感想書いても書きたりない気持ちが残ります。

・・・画面の前でぼーっとして、書くことがないのに気付く。無理しないで終わりにしよう。でも、読み終えた本とは関係ない。読み終えてもう12時間以上経って・・・、そうなんだ、もう落ち着いちゃってるんだ。私の感覚なんて、その程度のものになってる。

どうして、感情や感覚が持続しないんだろう。摩耗しちゃったのかな。つまらない人間、だな。


4(金)
東京国際ミネラルフェアでした。本日は、初日とあって混んでました。平日なのに、こんなに人が集まるんだな。

昨日、夜中に堀江敏幸『郊外へ』(白水社)を読み終わる。『郊外へ』よりも、『おぱらばん』のほうが、読みやすいし、うまいし、力抜けてるし、好きだな。

鞄の中には、結局、『バトル・ロワイアル』を入れて出かける。設定自体で、心臓ドキドキしてるのがわかる。そして、精神的吐き気。あのシステムとあいつに対して。自分ならどうするか、ってやっぱり考えてしまいながら読んでいる。今夜中に、読んでしまうかもしれません。

うなぎ食べました。


3(木)
世界鉱物ミネラルフェア(だっけ?)に行く。なぜか仕事なのだ。不思議でしょう。私も不思議です。のんびりする。ぐるっと一周してる時に、ペンダントヘッドを眺めていたら、そのブースのおじさんに「それは、どーのこーのだから、どーのこーのだよ」と言われる。何を言われているのか、全然わからない。石の名前も、専門用語も、ちんぷんかんぷんとは、このことだー。「はあ、はあ」とうなづいていたら、値段付けの相談を「三千円かな。二千円かな」と、他の人としてる。そしてまた突然、私のほうへ「これ、三千円くらいかな?」と聞くのだ。「はあ、私全然わからないので・・・」と、その場を去りましたが、値段はあってないようなものなんだろうなあ、と実感した。確かに、ねぎるべしの世界である。アンモナイトに三葉虫、鉱物、いん石、宝石までいろいろありました。象のヒゲを使った指輪もあったよ。新宿の第一生命ビル(センチュリーハイヤット隣接)で、明日4日から8日までやってる。

りなりなさん。親しくしてた叔父叔母の呼び方は、ただの「おばちゃん、おじちゃん」じゃなかったです、やっぱり。***おばちゃん、と名前をつけて呼んでた。これは、結構普通でしょうか。でも、叔父さんに対して、「まーちゃんおじさん」って呼んでた。「まーちゃん」とは、母が叔父(母にとっての弟)を呼ぶときに使ってて、それがくっついたようで。

ぜひ知りたいこと。小田急線、下北沢から代々木上原の間で、進行方向左側、トルコの国旗発見。おまけに、モスク建設中、といった風情。いったい、あれはなに。

なにしよう、なにからしよう、どうしよう、と悩んでいるばかりで、ちっともはかどらない。それはまだ、悩む時間があるってことで、余裕があるってことで。忙しいほど、なにしようって考える時間もないから、逆にはかどる。

うなぎが食べたかったのに!


2(水)
気分は、燃えつき症候群。あるいは楽しい脱力感というか。ふぃ〜。

武田泰淳『目まいのする散歩』(中公文庫)を読み終わった。高見広春『バトル・ロワイアル』(太田出版)を、ちょっと読み始めたら、「まずい、このまま進んでしまう!」と感じる。でも、読みかけのを先にしよ。週末も近いのだし。

ところで、6時に目覚ましをセットし、一度起きてから、7時にセットし直し、「あと1時間ある」という幸せな気分を味わう作戦、昨日からまずっています。気が付いたら7:45、7:15とやっています。気を付けて下さい。


1(火)
初物のスイカをもらう。もらった時は嬉しかったけど、なにせ量が多い。おまけに、少し食べれば、お腹は水分でいっぱいになる。でも、食べなければダメになる。食べなくてはならない! と食べ物に待たれている状態って、追いつめられてる気分。楽しくないー。逆に、つまみ食いの、なんとおいしいことよー。

夢。と題し、「スイカ丸ごと外の皮をピーラーでむき、赤いボールにして食べる」なんてのを、ちょっと前に雑誌でみた。たぶん、「TJ KAGAWA」誌。ぶぶぶ。実物をちょっと見てみたい。

買わなくてはならない本を、紀伊國屋本店では見つけられず、南店まで歩く。おお、まっすぐな道なんだなー。目的ではない高見広春『バトル・ロワイアル』(太田出版)を手に取り、「これかあ」と思う。これなら電車の中で持てるし。と、買ってしまった。目的の本も、あっけないほどに見つかって、来たかいがあったというもの。

6/1は、じーちゃんの誕生日だった。もういないけど。母方の祖父母を、「じーちゃん、ばーちゃん」と呼んでた。父母のことは、とーちゃん、かーちゃん、ではない。”お”なし、というのがミソです。なぜだかは、わからない。死んだ人に会いたいって、時々思うな。


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