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読後メモ index

2015年2017年

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary2016.html#yyyymmdd


2016年1月ー12月

その他


12/31(土)
仕事は今年も28日まで。
29日は家の(そこそこの)大掃除。窓ガラスとカーテン洗いをしていると1年が早いなと思う。夕方、近くの電器店を2つはしごする。
30日は、午前に高田馬場の穴八幡で一陽来復をいただきに行く。ティーヌンでお昼を食べて池袋まで歩く。電器店を冷やかして、珈琲亭で休憩をする。その 後、東武の地下2階まで降りたはいいが、あまりの混雑に特に何も見ずに戻る。カヌレの専門店があったので買って帰る。
1時間くらい散歩した後に巨大ショッピングモールへ。日曜日に来たときよりも少し人は少なめかなあという感じ。近所で買い忘れた食品を買う。紅まどんな、 という柑橘がとーってもおいしくて、休みの前に八百屋さんで買いだめする。これが今年最後の買い物でした。
年末の3日間はだいたい毎年同じような感じだなあ。長い休みの間だからこそできることは何だろう? と慌てて考えている間にすぐに時間が経ってしまって休みは終わるというパターンだ。
毎日ハンドドリップで珈琲を入れるとか、長編小説を読むとか、それくらいしか思いつかなかったけど、やらずに終わってしまいそうだ。

12/4(日)
鎌倉アルプス(天園ハイキングコース)を歩 いてきました。前回は2016.1.24に行っていました。
シーズン中は、ホリデー快速鎌倉号を使って一気に北鎌倉まで行けるのがとても楽です。6両編成で指定席車両が2両。
らくらくアクセスだった分、人は多いです。北鎌倉駅を降りて建長寺へ向 かう道がすでに渋滞。中に入ってしまえばそこそこの混雑ですが、半僧坊から続く天園ハイキングコースも時折渋滞していました。紅葉のハイシーズンの混雑は 先日の箱根と同じ、相当なものなんですね。
前回行った峠の茶屋は2016.5.8に閉店とwebで見ていたのだけど、実際ないのを目の当たりにするとさみしいなあと思う。更地にみんながシートを広 げて思い思いに憩っているので賑やかではあるのですが。
ここから先、獅子舞に行って紅葉を見たかったのですが、何かのアトラクションを待つかのように列が動かないのが見えたので、やめておきました……。
瑞泉寺まで降りてそこにも寄らず鶴岡八幡宮方面へ。前回と同 じお蕎麦屋さん、鎌倉 茶織庵でかきあげ天せいろを食べる(前回も同じものを食べていたと今知った)。鶴岡八幡宮をお参りしたのち、江ノ電に乗って長谷で降り(乗り切れず1本見 送った)、鎌倉大仏を見に高徳院ま で歩く。道は大混雑で歩きにくい。そして、大仏を見ていても写真を撮っている人たちが多すぎてなんだか疲れてしまった。駅まで戻ってまた江ノ電の混雑かー と思うと気が滅入ったので、途中のバス停で鎌倉駅行きのバスの時間を見たらそれほど待ちそうでもなかったので、しばし待つ。幸い混雑もなくすんなり座れ、 のんびり駅まで戻ってきました。

西口のレ・ザンジュに行ってみたかったのですがお店の小洒落た感じに私の山登りの格好がそぐわない気がしてパス。代わりにファミマ近くの珈琲ヲガタへ。十 勝あずきと珈琲のセットをお願いしました。十勝あずきは、煮あずきをほんのり甘く煮てあるもの。あんこまでの甘さがなく、豆の味を楽しめます。冷たいのと 温かいのがありました。珈琲となぜか合う。カップの種類がずらり、というお店でもあり、きれいな色合いの植物模様のカップで供されてとても嬉しかった。全 面禁煙なのもありがたい。良いお店。

線路近く小さなお洒落なお店があったので、ついつい中へ。OKASHI0467 GIFT。 小さな焼き菓子やプリンがあり、焼き菓子を4種類買いました(バターマドレーヌ、フランボワーズ&オレンジマドレーヌ、キャラメル&無花果のガトー、フラ ンボワーズのティグレ)。お店のお姉さんが素敵でした。ちょこちょこっと会話をしたのですが、テンポが良くてかわいらしい。よくある会話なのですが、印象 の良さが残りました。マドレーヌはちょっとかためでしっかりした味わい、フランボワーズのティグレはチョコとフランボワーズのバランスが良くてとても好 み!

帰りも鎌倉号に乗って帰宅。

12/2(金)
恩田陸『蜜蜂と遠雷』を一気に読み終えた。
ピアノコンクールの予選から本選までのドラマ。恩田陸の音楽の描写に舌を巻く。個性的な挑戦者たちの音楽の思想と表現を見事に描き分けている。登場人物の 気持ちにもなれるし、その音楽を聴くひとりの観客の気持ちにもなれる。才気あふれる人たちがしのぎを削るコンクール、もちろん緊張感は描かれるけれど、反 面、ごく普通の部分が描かれているので、ときどき彼らがすごい人たちであることを忘れる。しかし、ちょっとした変化にも気づき、反応をし、自らを成長させ ることができる人たちは彼らに共通の“言語”を持っているのだろう。共通感覚でつながることができる人たち。だからこその天才か。そういった、コンクール の過程で進む化学反応を堪能した。

私が気になっていたのは高島明石でした。彼にとって一番いい結末になったと思う。というか……、少なくとも主要登場人物の亜夜、塵、マサル、高島たちは、 コンクールによって人生の転機を迎えたと思う。

曲を仕上げてゆくことを掃除にたとえた箇所があって妙に納得しました。

11/27(日)
上野動物園に行ってきました。パンダの前に来たときに、どうやらあと少しで餌の時間だと知った。そのまま待っていたら、飼育員さんが4箇所くらいに笹など を置き、パンダ登場。順番に食べて行くのだが、もりもりバクバクすごい勢いで、葉っぱを掴みながらどんどん口に入れていく。かわいいんだけどちょっと笑え る。横から見ると背中が丸く厚みがあってかわいい。木の少し高い枝に置かれた人参を食べるために木登りまで見ることが出来た。動画を取ったので繰り返し楽 しめるな。
他に象の餌やりにも遭遇して、鼻で器用に草をまとめていくのが見てて飽きない。ハシビロコウはちょっと遠いところにいて前回より近くで見られなかった。

11/23(水・祝)
森林公園に行ってきました。森林公園駅からバスも出ているのです が、歩いても40分くらいです。森林公園までの道も樹木クイズがあったり、木々の間を歩けるので(道路が近いのであまり情緒ははないけど)飽きないで歩け ます。とはいえ、森林公園の中がとてつもなく広い(東京ドーム65個分)ので、強くお勧めはしないですが……。
今回は、南口から入って、中央まで行き「カエデ園」を楽しんでから西口から出てきました。「カエデ園」がこんな感じのすばらし い紅葉です。赤から黄色までのグラデーションがなんとも美しかった。カエデ園の紅葉ガイドマップも置いてありました。
カエデ園近くに、みたらし団子と甘酒の出店があり、みたらしを頼んだところ、注文してから焼いていました。おお〜、いつも食べるお団子と全然違うよ〜。や わらかいお餅のように優しく、そして表面が少しだけ香ばしい。

最近、ジュール・ヴェルヌ 鈴木啓二訳『八十日間世界一周』を読みました。子どもの頃ダイジェスト版で読み、最後のトリック(とは言わないか?)を知っていただけで、ちゃんと読んで いませんでした。
どんな危機的状況に置かれても沈着冷静なフィリアス・フォッグに感服し、でも読んでいる私は(というか普通の人は)ハラハラドキドキしっぱなしです。解決 の仕方が想像の域を越えているのです。自分の全財産の半分を賭けて旅へ出発し、半分は持参してどんどん使っていきます。会話の驚き具合からすると、数十億 単位の話なんじゃないかと思います。謎の経歴、基本的にインドア派、時間に秒単位で正確、規則正しい、お金は無尽蔵にある、友人はいない、少々変わり 者、だがしかしおさえるべき点はしっかりおさえることができる人物、そのあたりを非常に魅力的に描いています。自分の感情を殆ど表に表さない彼だからこ そ、感情を表したときの言葉や行動に重みがあり、彼はここに自分のプライドを置いているのだなと知ることができる。そのメリハリが良く、涙ぐんでしまう場 面でもありました。フィリアス・フォッグは、フランス人が思うイギリス人のかっこいいイメージなのかなあ。

11/20(日)
箱根に行ってきました。
1日目は道了尊(大雄山最乗寺)。大雄山から道了尊までのバスは 混んでいたけれど、紅葉の時期にあたるし、そんなものでしょう。人は多くても雰囲気が保たれていて素敵な場所でした。奥の院まで行くと階段をたくさん登る ので注意。ただし、下りはぐるっと迂回する道を通るので怖くはないです。
小田原駅まで戻って、駅近くの氷花餃子でチョマーメンを食べま した。山盛りの肉野菜炒め(やたらにおいしい! イカとホタテも出てくる!)の下には刀削麺みたいな麺と、ラー油のようなスープ。見た目は真っ赤っ赤なのですが、ほどほどの辛さのラー油という感じで口が 痛くなるわけではない。餃子も食べました。餃子自体は、とてもあっさりした味でつるつる食べられてしまいました。おいしかったです。
早雲山の宿に泊まる。

11/21(月・祝)
芦ノ湖に行ったことがなかったので行ってみました。
まず、ロープウェイで早雲山から大涌 谷へ向かうとき、早雲山駅で駅員さんに心臓に疾患がないか聞かれ、ガスが多く発生したとき用のマスクを手渡しされました。ガスはモクモクしていましたが、 息苦しくはなかったです。大涌谷は、私が行くときはいつも寒いです……。お地蔵さんにお参りをして、ちょっとその辺を歩いたら(自然散策路は歩けない。そ れでも、大涌谷にロープウェイが止まって外へ出られるようになったのは嬉しい)桃源台へ向かうために再度ロープウェイへ。下る景色の中で紅葉をとても楽し めました。もみじの赤やオレンジが美しかった。
桃源台からは海賊船に乗って、箱根町港まで。 とーーーっても混んでいて、ほんとに月曜日なんだろうか? と思いました。箱根関所に寄ろうか迷って結局やめて、箱根神社まで、てくてく散歩。どこもかしこも外国の人の割合がとても高 い。
お参りをして元箱根へ戻ると、元箱根から箱根湯本へのバス乗り場の列が半端ない人数。朝方、路線上で交通事故があったせいか道路の渋滞もあり、時間も遅れ ているとのこと。
そして、元箱根ー箱根湯本のバスはルートが異なったり、停車する数が違ったり、始発かそうではないかなどいろいろ異なる路線があるので、職員さんに確認す るのが一番良さそうです。混乱があって軽く揉め事になってました。
混んでいる時期は、箱根町港から途中でバスに乗るのは非常に困難と思われます。元箱根から始発の直通バスを狙うのが結局は一番楽かもしれません。……でも 私はもう紅葉の時期の箱根には行かないぞ(笑)

箱根湯本で少し遅いお昼。知客茶家とい う豆腐・山芋料理のお店へ行きました。少しだけ待ちましたが、待ったかいのあるおいしいお料理でした。親にも食べさせてあげたいなあ……。「豆腐とき膳」 というのを選び、わさび味噌奴、早雲豆腐、姫がんも煮、豆腐ステーキ、白ご飯、お吸物、香の物。添えられた説明の紙にこう記してありました。

わさび味噌奴:胡麻とワサビと白味噌を練り合わせたタレをかけてございます
早雲豆腐:豆腐を昆布出汁の中で温め、引き上げた上に熱いお味噌汁で味付けしたとろろをかけてございます
姫がんも煮:がんもをカツオのダシ汁で煮含めたものです
豆腐ステーキ:豆腐の上のネギ・生姜・削り節・バターを全てタレの中に入れてください。バターが溶けかけた頃がお召し上がり時でございます

それぞれ量もしっかりあるので結構おなかいっぱい。幸せな気分になって駅までの道すがら、ちもとで湯もちを購入。お上品の極みという風情の和菓子です。凝ってる。

帰りのロマンスカーで、限定の箱 根八里越えを購入。早雲山駅にはロープウェイバージョンあり。

今回思ったのは、私は電車や乗り物に乗っているのが楽しく、何かを見学したりするのはあまり好きではない興味がないのかもということ。あとはおいしいもの をたべられれば満足。なので、何かスペシャルな電車に乗って食堂車やお弁当などを楽しみ、ちょっとだけホームに降りて気分転換して戻ってくるのでもいい気 がする。旅館に泊まるにしても、もったいないからといってあれこれ観光を入れ込まないほうがいいような気がしてきました。あと、旅館のテレビで大相撲を観 戦するのが好き。なんだか贅沢な気がする!

山を登るのは景色を見てはいるけれど何かを見学するわけではないので良いです。早起きを頑張って、ときに電車やバスの混雑を乗り越えればあとはマイペース で動けるし、達成感があるのが良いな。

11/13(日)
はい、結局例の眼鏡を買いました。今、使っている眼鏡レンズと同じ度数にして、標準レンズで作ってみたのですが、特に歪みは感じませんでした。私の眼鏡の レンズの屈折率はすべて1.67。Zoffは1.55で、それでも全然大丈夫だなーと。

ロフトのお姉さんのようには似合ってないですが、軽いし良いですね。

11/6(日)
Zoffで3日に見つけられなかった現物を発見。型番をメモしてもらい帰宅してからネットで検索してみたら売り切れだった。来週また行ってみてもしあった ら……うーん欲しいかも。

11/5(土)
中村みつを『のんびり山に陽はのぼる』を読みました。山の雑誌で、ほんわかしたイラストとともに山のことを書かれている著者。勝手にゆるふわ系かと思って たのですが、この本を読んだらガチガチの本格派でびっくりしました。なのにイラストはやっぱりかわいらしくほんわかしている。そのギャップが面白いし、ゴ リゴリ登っているのに偉そうなところがまるでないのが奇跡のようで。

スポーツクラブで新たにハウスダンスに出るようになって、やっと一ヶ月(5回出た)。まだまだ全然動けなくて苦労しているけれど面白いです。他のみなさん は年単位で続けている人たちなので、一番下手だといろいろ恥ずかしいですが開き直ってやってます。年上のお姉さん方がいろいろ構ってくれるのがありがたく 救われる。

11/3(木・祝)
年賀状の印刷を発注しに池袋のロフトまで。受付てくれた店員さんの眼鏡がとってもかわいくって気になって気になって最後の最後で「その眼鏡がとてもお似合 いでかわいいのですけど、どこのですか?」と聞いてしまった。返答は「Zoff です」。その後、Zoff に探しに行くも見当たらず。小さい店舗だったので余計見つからなかったのかもしれない。

あちこち歩き回って疲れたので「みはし」であんみつ食べたい! と思いを募らせて行くものの、すんごい行列であきらめた。どこか他に食べられるところはな いかなあと、東武の受付嬢に「みはし以外であんみつを食べられるところはありませんか?」と尋ねた。すると「5階のル・ポワールで食べられたと思います。 確認させてください」と電話をし、「たしか、4階の伽羅路(キャラウェイ)でもあったはずなのですが、こちらも確認します」と両店舗に確認。どちらのお店 でも食べられるとわかり、思わず「すごい! ありがとうございました」とお礼を言う。「いってらっしゃいませ」とお見送りされ、5階と4階の両店舗を比べ て4階のお店に入りました。

4階はむしろ、あんみつ類のオンパレードとも言うべきお店でバリエーションがすごかった。私にとってはちょっと甘さが強く思えたものの、お店は静かで穴場 的。静かに本を読んでいる人が数名、年齢層は高め。5階のお店もホットケーキなどがあって、のんびりできそうだったなあ。デパートの喫茶もあなどれないな と思いました。

ちなみに4階のサロン・ド・テ  シェ松尾のティーサロンは有閑マダム的雰囲気を味わえます。でも、特別高いわけではないですし、ケーキが絶品なのです。持ち帰りもできます。池袋東武でお いしいケーキを食べたいなら、いつも大行列のア フタヌーンティーに行くよりもシェ松尾をおすすめします。

10/30(日)
金勝山と官ノ倉山などに行ってきました。東武竹沢駅から官ノ倉山には行ったことがあるのですが、金勝山は初めてです。プラス1時間といったところか。

金勝山まで誰とも会わず静かな山行。げんきプラザに着いたらワークショップをやっているのか2組の団体さんがちがいた。山を降りて東武竹沢駅へ向かう標識 を辿っていくと、途中で吉田家住宅に 寄ることができます。「吉田家住宅は、享保6(1721)年に建築された、実年代のわかる県内最古の民家」です。中は無料で入ることができ、囲炉裏には火 が入ってて暖かい。お菓子や手土産になるものが販売していて、軽食も食べられる。びわ茶をごちそうしてもらってから官ノ倉山へ向かった。官ノ倉山から石尊 山へ行った先の下りの鎖場、こんなに急だったかなあと思った。いつまで経っても下りが苦手で本当に情けない。

ここを降りれば小川町までのんびり1時間くらい。当初は花和楽の湯に 寄ろうかなと思っていたんだけど、あまり汗もかいていないので玉井屋でご飯を食 べることに変更しました。車を運転しない人であれば日本酒1杯がついてきます。私はそれに加えて利き酒セット(3種で300円)まで頼んで、真っ昼間から お酒を楽しみました。食事も相変わらずおいしい。

その後、道の駅まで往復して、駅前の「あけぼの」でおにぎりと芋ようかんを買って帰宅。

東武竹沢駅(09:09)ー金勝山(09:43)ー裏金勝山(09:46)ー官ノ倉峠(11:18/11:23)ー官ノ倉山(11:34/11:47)ー 石尊山(11:53)ー玉井屋(13:00)

10/25(火)
木村朗子『女子大で『源氏物語』を読む』を読み終えたあとは、近藤史恵『モップの精は旅に出る』と佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』を読んだ。
“モップの精”キリコのシリーズはひとまず終了とのこと。シリーズが出たと気付くと楽しく読んでいたのでお別れはとてもさみしい。落ち込んだときのキリコ を初めて見て新鮮さを感じたり、卑劣な悪意にできる限りの仕返しをしてスッキリしたのにお別れかあ。
『明るい夜に出かけて』には深夜ラジオのハガキ職人が出てきます。ハガキ職人は、電波の中でだけ時々存在を感じられる人なわけで、現実感がないといえばな い姿を知らない分、現実に出会ったらかえって感激度が高いだろうなあと思う。ラジオとハガキ、これらはメディアがどんなに進んで変化しても、いつまでも消 えない気がした。

Sleep Cycleという睡眠分析アプリを使い初めて少し経った。曜日によって快眠度が違うのが面白い。なんでこういうのが測れるのが不思議だなあ、よく出来てい ると思う。

10/23(日)
天覧山と多峯主山に行って、如水でうどんというコース。立山に行った先月がなんだか遠い昔のことのようだ。一日中曇りだと思っていたのに、意外と晴れてど ちらの山からも景色が楽しめた。如水では30分くらい外で待ちました。鳥天うどんに、オプションで「もち天」を初めて頼んでみた。もちが柔らかくってふわ ふわでおいしかったー。満足して帰宅。

10/3(月)
小泉吉宏『大掴源氏物語 まろ、ん?』を読み終わる。
木村朗子『女子大で『源氏物語』を読む』を読んでいたら、もう一度ざっくりおさらいをしたいと思うようになり手に取りました。漫画です。一帖を見開き2 ページに収めて描いているのです。すごい! 途中で系図が出てくるのが助かる(誰が誰の子どもだっけ? とわからなくなっちゃうので……)。
『源氏物語』は、大昔、講談社学術文庫で『源氏物語 現代語訳』で途中まで読んだっけかなという記憶。誰が誰やら何が何やら、混乱することもあって、中途半端な楽しみかただった。その後『週刊 光源氏』も読 んで一度ざっくり掴んでいたはずなのですが、やっぱりいろいろ忘れてた。大掴みはよいですね。

10/2(日)
KANの弾き語りばったり#29に行ってきました。席につくとあかりが落ちた中でKANさんが舞台でピアノを弾いてました。バッハの平均律とか。インヴェ ンションの1番を弾いている途中で開演。いったん引き上げて、すぐに戻ってきました。
弾き語りばったりのライブは、ピアノとともにたったひとりでだから緊張するらしく、開場からピアノを弾いているというのがそれを防ぐ最善の策なのでやって いるということ。一曲歌い、そのたびにお辞儀をして、少し喋る。歌う前に毎回水分を取っている。眼鏡も拭く。ライトが熱くて汗をかくのかもしれない。喋り は長すぎず短すぎず、面白くて洒脱。次に歌う曲の説明だったり、ときに言い訳だったりして、歌を聴いているときに思い出され曲への理解も深まる。スクリー ンに歌詞が映るのがとても良い。改めて歌詞を確認できて新たな発見がある。軽い口調で笑わせて、すっと歌に入ってそのギャップと声にやられる。
『カンチガイもハナハダしい私の人生』というアルバムの中でASUKAと歌っている曲が1曲入っているのですが、今回のライブで「はじまりはいつも雨」を 弾き語りました。「はじまりはいつも雨」を歌詞をじっくり読みながら聴いたのは初めての経験でしたが、なんて素晴らしい作品なんだろうと思いました。
事前に集めたお客さんからの伝言カードから、面白いネタをピックアップして直接お客さんと会話をするというコーナーもあり、とにかく楽しませることに徹底 してました。「よければ一緒に」が歌えるのも嬉しかった。
中にいる間は明日からまた頑張ろうなんて思っていたのに、終わるととてもさみしくて、なんだかちょっとしゅんとしてしまったのだった。それでもいい夜でし た。

10/1(土)
大好きだったエアロのクラスの先生が8月いっぱいで辞めてしまい、かなりショックを受けた。毎回とても楽しみにしていたクラスで、欠席することがないよう に頑張ってもいた。
そして今度はフランス語の先生が退職すると聞きガックリ。先生は「ここの雰囲気が良くないから辞める」と言っていて、詳しくは聞かなかったけど……。ピア ノの練習もあまり熱が入らず、前回は先生に「レベルを落としたいです」と伝えた。
そもそもフランス語とピアノを両方というのが欲張りだとも思っているけれど、もっと頑張ったり、どちらかをきっぱり辞めることもできないままずるずる続け ている。いろいろ考え直す時期なのかなあと気分が少し下がり気味だった。

下がり気味だというのに新しいものに手を出そうとする気持ちはなんなのか。スポーツクラブでハウスダンスのクラスに出ることにしました。エアロやステップ のクラスなどでハウスに出ている人、何人かにリサーチをして心の準備をしていざ参加してみました。みんな長く続けている人ばかり。先生からは「難しいで す」と言われ、知り合いの人たちにも「最初は我慢よ!」とか「やめないで続けてね」とか言われましたが、確かに難しかった。どこから入るのかも、リズムの 取り方も、ステップ自体も、まあ〜難しい。でも、楽しくもありました。まずは一ヶ月、続けてみます。

スカート2着をお直しに出す。縫い物が(も)てんでだめな私は、お直しの方法についてお店の人たちが「ここはこうすれば……」と話し合っているのを聞いて いると、とにかく大変そう難しそうチンプンカンプン……という気持ちになる。とにかく大尊敬する。

明治のTHE Chocolate、 ヴェルヴェットミルクを食べた。不思議な形にカットされたチョコレートのピースが3つはいって220円。ピースをカットして、舌の上でとろけさせて味わ う。まろやか、ミルクの味と香りにうっとりする。1カットで100キロカロリーだから、適当なおやつを口に入れるなら、これをゆっくり味わったほうが満足 度が高いと思う。他の種類も試したくなった。

自分にできないことができる人たち(ハウス、縫い物)、おいしいチョコレートのおかげで刺激的な1日でした。夕方、足がだるくなり疲れて昼寝。

明日は楽しみにしていたKANの弾き語りばったりに行ってきます。

9/18(日)
姥湯温泉 桝形屋に宿泊してきました。最終目的駅は奥羽本線の峠駅 ですが、まわり道の列車旅を楽しむことにしました。

この日はまず福島まで移動したのち「とれいゆつばさ」 に乗り換えます。とれいゆつばさに乗ったのは、福島ー山形間。入線が早めで、出発前に中に入って写真撮影も可能。15号車にある売店飲み物だけ見てもご当 地ソフトドリンクや日本酒を置いていて種類がありました。日本酒は小瓶を買うこともできるし、車内で飲むことも可能。
列車が発車する前に売店は稼働していたようで、足湯チケットも同時に販売。びゅうで「列車+チケット」を購入している人はあらかじめ予約ができ、私のよう に列車のみの予約の人は当日に余り券を購入できるという次第です。販売しているのに気付くのが遅くて最初の回でしか買えなかったのですが、前の人の回を待 つよりもかえって良かったように思いました。
足湯の時間はトータルで15分ですが、結構のんびりできます。が、電車は結構揺れる! アテンダントさんが「写真撮影しましょうか?」とお客さんに声をかけて、撮影をしてくれていました。
売店はちょっとバタバタしている印象。そして物品の表示があるのに積み込みしてないなどもあり。「とれいゆつばさ」のグラスを買おうとしたら「山形駅で積 み込む」と説明され、山形駅の改札横の売店で購入してくださいと言われました(たぶん、先方に連絡してくれて在庫はおさえてくださった模様)。

山形に着く頃にはお昼近く、かつ、奥羽本線の発車時間まで余裕があったため、いったん改札を出て何を食べようかなあとさまよう。結局、土地勘もないので駅 ビルの中にあった三津屋エスパル山形店で「冷たい肉そば」を食べました。 おつゆの中に冷たいお蕎麦、鳥、ねぎ、きゅうり。お蕎麦がコシがあって、つるつるという喉越しを味わうというよりは噛むのを楽しむ感じ。きゅうりまで冷え 冷えでシャキシャキなのがアクセントになっていておいしかった。

この後は、峠駅まで 移動します。まず、山形ー米沢、乗り換えて米沢ー峠。峠駅は、大きなトンネルの中に倉庫を作ってその中にあるような駅でした(峠駅で検索するといろいろ出 てくるので鉄道に興味のある人は読まれると楽しいかと思います)。この駅には今では珍しい立ち売りの売り子さんがいて、峠の力餅を買うことができます(峠の力餅を 販売している峠の茶屋のページ)。お餅が想像以上に柔らかくっ て、むしろ餡なしで食べたい! と思ってしまった。

電車の到着時間に合わせて宿の送迎バスが来てくれます。13:50のみですが。私たち以外に1組のご夫婦が乗りました。だいたい30分くらい山道を行き、 途中で降りて5分くらい宿まで歩きます。荷物は希望があればミニケーブルカーに乗せて運んでくれます(箱根の黒たまごを運ぶやつの大きい版みたいの)。

翌日のチェックアウト時間を、朝の電車の時間に合わせるか、お昼の電車の時間に合わせるか聞かれ、朝の時間にお願いしました。通常、朝の食事は7:15か らだそうですが、送迎バスの出発が7:50なので、少し早めますと言われました。

内湯が男女別、露天が混浴2ヶ所、女性専用1ヶ所(ただし時間帯で交代する)。内湯は狭く、洗い場が1つだけ。外来者は露天のみ、9:30-15:30。 宿泊者は時間を合わせればすべてのお風呂に混浴を避けて入れるようになっている。

夕食は1階の部屋だったからなのか、部屋食でした(2階の人たちは大広間っぽかった)。鯉の煮たのが出てきた!(おいしかった) もちろん(?)米沢牛(たぶん)も。品数、分量的にも軽めだと思いますが、鯉の味付けでご飯がすすむ。

夕食は17:30から。山小屋並ですね! で、露天風呂の場所交代時間が18:00-20:00なのです。18:20頃には露天風呂へ向かいましたが、さすがに誰もいなくてのんびりお湯を楽しむこ とができました。食事終わりの多くは18:30頃にはなりそうだし、食休みを考えると19時から実質1時間の勝負なのかなあ。でも、この時間帯に女性専用 になる露天風呂がやっぱりいちばんの売りな気がするので入らないと意味がない。夜になると電気があるとはいえちょっとドキドキするくらいの秘湯の雰囲気あ り。

部屋に戻って19時頃にお布団を敷きにきてくださった。お湯入りポットの追加あり。パラリンピックを見ながら就寝。

9/19(月・祝)
外は小雨が降っていた。

前日に朝食の時間の連絡は特になく、まあ7時くらいかなあと思ってたら6:50頃に布団を上げに来た! いろいろ準備しておいてよかった。お膳が運ばれてきて朝食。7:40頃には宿を出てバスの出るところまで坂を下ってゆく。

送迎バスで駅に着くと構内にテントを張っている人が2組くらいいってびっくりした。写真撮影なのでしょうね……。

晴れたら福島に出て浄土平に行くつもりだったのですが、天 気が悪かったため米沢に出ようかなあと路線変更。幸い、福島行きが7:25、米沢行きが7:35なのです(上り下りとも、次はお昼で、その後は夕方)。米 沢駅まで移動してもまだ早い時間。なにをしようかなあと駅前の観光案内所で地図とパンフをもらう。なんとなく、上杉神社とか上杉博物館を 見ないと始まらない気がして行ってみました。駅から歩いていると人がいないのに、神社に近づくと人がわらわらいて、博物館も同様。隣接するお土産売り場で はわんさかいてびっくり。上杉本洛中洛外図屏風は複製が置いてあったのですが、10/1から14までは原本を展示するみたいですね。上杉博物館の常設展は 結構お金かかっているなあと思ったし、上杉鷹山推し(尊敬する)気持ちがよく伝わってきました。短編映画まで見ちゃった。
企画展の「時間旅行展」は日本科学未来館が企画制作しているようで、体験型の展覧会。子どもがたくさんいて楽しんでいました。もちろん私も。実は、企画展 の「時 間旅行展」だけでいいや、と思っていたのですが、やっぱり常設展は見るべきものだった。みて良かったです。

福島発17時台のチケットを買っていたので、あとどうやって時間を過ごそうかなあと考える。山形から福島への移動は新幹線を使わないとなると13時台の電 車で移動しないといけない。なので、山形でお昼を食べてから福島に移動することにしました。

米沢を歩いていると「牛肉どまん中」という駅弁があ ちこちで目に入る。ネーミングに心を奪われ、食べたいなーと思いつつも駅弁を買ってどこで食べようかという問題。どうしようか……と駅から駅前広場に目を 移すと牛肉どまん中の看板の上に食堂があるっぽい。同じようなものを食べられそうだ、と思い、入ることにしました。たぶん「食房 杵」というところ だったはず。牛丼を食べて大満足(お弁当についているおかずはない。漬物と梅干しのみ)。箸とスプーン両方用意されているのが嬉しい。

その後、福島駅に移動して米沢と同じように観光案内所で地図を入手してなんとなく歩いてみたけれど、工事で行き止まりになっていたり月曜日だからか閉じて いるお店も多くてちょっと張り合いがなかったです。パンフレットで知った「信夫山」というところが面白そうだったので、天気が良くて時間がも う少しあれば行ってみたかった。

2時間くらい歩き回りさすがに疲れたので散歩の終点近くにコーヒー屋さんに入ってみた。ブルービーンズというところ。それほど広くはない店内の 中央で喫煙 者がいて、奥に行くとその人に近くなる。なので、一番入り口に近い席にする。お店の雰囲気も店員さんもよく、コーヒーもおいしかったのに、喫煙OKなのが 残念。

休憩後、福島駅構内で電車の時間を待つ。構内は広く、売店やお土産売り場もあるけれど、まだスペースがあってなんだか持て余している感じ。もっと有効活用 できそうな。

福島から乗り換えの大宮までは1時間強。なんて近いんだろう。もっとのんびりするつもりが移動と歩き回りのせいか意外と疲れた2日間となりました。

9/17(土)
平野啓一郎『マチネの終わりに』を読み終わりました。
クラシックギタリストとジャーナリストという“エリート”の恋愛が描かれている。設定だけを取り出してみると鼻持ちならない感じなのに、そういった印象は まったくない。さまざまな描写の豊かさと美しさを味わいながら読み進めた。彼らが表現を生業としているからと思えるので、むしろ正しい設定だ と思う。(……作者の語彙と表現の豊かさ!)
それぞれ職業上の壁を持ち、ライバルの存在と古典的すれ違いがある恋愛。骨組みを取り出せばそれだけのことなのに、その肉付けに少し高尚な味付けを加える と忘れがたい印象を残す。
彼らは結果数回しか合っていないのに一気に深く恋に落ちた。彼らの恋が運命的な印象を与えるけれど、運命的な恋愛が必ずしも幸福な結末になるとは限らない ということと、だからこその悲劇の気配を漂わせていた。
マリアとマルタの例え話。難しい。愛ってなんなんだ? 結局、マリアでもマルタでも、受け取る側に委ねるしかないのでは? こちらの愛の表現を、相手が愛と受け取るかどうか、それは相手の問題なのだから。
主人公と“ライバル”が対峙する場面で、いったん読むのをやめました。物語が動きそうだと思ったのと、読み終わるのがもったいなかったからです。そして、 その後の“ライバル”が自分の罪の呵責に耐えられなくなったキッカケが良かった。そのキッカケにおける二人の会話が印象的だったのもあると思う。
そして、真実の発覚は吐露した側だけが楽になることが多いと思うけれど、吐露された側も苦しみの只中に留まるのではなく経過できたことがとても良かった。
……ちゃんとまとめようとして冷静に書こうと思ったんだけど難しい。とにかく美しくて味わい深い物語でした。とてもよかった。最近本を読む機会の少ない私 にとって、たぶん今年のナンバーワン。

9/7(水)
9/8(木)ー9(金)で立山三山を縦走してきました。「てんきとくらす」をチェックし続けてましたが、木曜日はダメで金曜日はなんとかなるかな、という 希望を持ちつつ、前泊のため7日に出発しました。

はくたか551号で長野着(8:06)。8/28と同様、東口科の木でチケットを購入し扇沢へ向かう(アルピコ交通の案内)。 長野(9:00)ー扇沢(10:45)。平日ですがやはりそこそこの人数を乗せて出発。
チケット売り場では、黒部ダムまでとか室堂まで、片道往復など、いろいろなパターンで購入が可能です。室堂までの片道を購入しました。関電トンネルトロ リーバス/黒部ケーブルカー/立山ロープウェイ/立山トンネルトロリーバスと乗り継いで室堂へ向かいます。
まず、関電トロリーバスに乗って黒部ダムまで。黒部ダムスタンプラリー実施 中だったので全部押して景品に交換してもらいました(関電バスの組み立てキットで した)。黒部ダムはダムの放水を見る場所だけでもあちこちあるので歩き回るし、結構長く過ごすことができます。なんやかんやでお昼近くになったので、黒部 ダムレストハウスで黒部ダムカレーを 食べました。こんなに種類があるとは知らなんだ。私の食べたのはタイグリーンカレーで、辛すぎずとてもおいしかったです。
さて、次に黒部湖駅まで歩き、黒部ケーブルカー、そして立山ロープウェイと乗り継ぎます。立山ロープウェイは支柱のないロープウェイ……。ちょっとドキド キしました……。
室堂に着き、郵便局(立山山 頂簡易郵便局)が目に入ったので見てみるとライチョウの形をした木のはがきが売っているのです(こん な感じ)。120円で送れるので、両親宛と自分宛に書いて送ってみました。
立山玉殿の湧き水(冷 たく甘い)を飲んだり少し散策してから、本日の宿「みくりが池温泉」へ到着 しました。お土産やモンベル商品なども置いてあったり、喫茶室なども充実の立派な宿泊施設だなあという印象です。部屋にはテレビも冷蔵庫もありませんが、 一応「山小屋」という立ち位置だからのようです。なので、21時には消灯だし、相部屋もあります。
数日前に確認の電話があり、その時に夕食の時間は19時から(あるいは17時半)とお願いしていました。お風呂に入るにせよちょっと小腹が空いたなあ…… というわけで、喫茶みくりでレアチーズと紅茶のセットを食べてゆっくり過ごす。その後、部屋に戻って、17時頃に温泉に入りに行きました。普通の温度と少 し熱めの温度の2つの湯船があります。ツルツルしていい温度のお湯が気持ち良かったです。
19時からの夕食は、ご飯とお味噌汁はセルフサービスで、おいしい料理が並びます。富山の煮物やお刺身、豚の角煮までありました。追加でげんげの唐揚げを 追加したのですが、説明にあったとおり「ふわカリ」でとーってもおいしかったです。
食後、もう一度お風呂に入り、清潔な布団で早めに休みました。

9/8(木)
外は雨。予想通り予報通りだったので仕方がありません。少し待ったほうがおさまるだろうか……と淡い期待を抱き(結果、意味はなかった)8時過ぎての出 発。浄土山を経由するかどうするか迷ったのですが、正しい「立山三山」は浄土山も入ると知ると行ってみたくなり頑張ることにしました。しっかし、浄土山へ の登りは半端ない急登で(ガイドブックにも“大岩が点在する急登”とあり)「はあ〜なんで来ちゃったんだろ〜」と後悔しきり。おまけにもうずっと雨風両 方、あるいはどちらかはある、という状態がほぼ続きました。
一の越から雄山への登りもまた“足場の不安定な急登”ですよ。浄土山は経由ではない、室堂ー雄山の往復はファミリー登山なんて良く言われますがホント にー? と思うくらい充分キツかった。雄山神 社 立山頂上峰本社に 着いたはいいが、雨が本格的に強くなってきて、気分は盛り下がる。外でのお祓いは悪天候のため中で行うとのことで、12:30からお祓いをしていただい た。太鼓が鳴りお神酒もいただく本格的なものだ。健康と無事の下山を祈っていただいてとても心強く、その後の気持ちの拠り所となりました。フリースやネッ クウォーマーなど着こみ、暖かくしてこの後の1時間半くらいを頑張ろうと出発した。
ここまで休憩なしだったのだけど、この先の大汝休憩所でお昼を取ろうと思ってアテにしていたのです。ところが到着してみるとトイレは使えるようになってる んだけど人のいる気配がなく……。うえーん、と気落ちして先を急ぐことにしました。この頃、雷の音を聞いて怯える。
富士ノ折立を過ぎ、右手に内蔵助カールが見えるころには「あと少しかなあ……」と思うんだけど、真砂岳までがとても長く感じる。雨は強くガスもひどい。な にやってるんだろう私……と思うと、雄山でのお祈りが思い返され、無地に着けるよう頑張ろうと思うのだった。
真砂岳を過ぎたころ、内蔵助山荘への標識が出てきてあと5分くらいだーと頑張る。
14時20分頃? 内蔵助 山荘到 着。優しく穏やかに迎えてくださった。相部屋の上部分を使ってくださいとのこと。ザックは部屋に入れないこと、お茶は前日の何時までにボトルを置いておけ ば翌日用意される(お茶のみ。お湯はお金がかかる)。夕食は17時くらいから、朝はご来光のあと5時半ころ(呼びに来る)。たしか数年前に建て替えた山小 屋なので中はとてもきれいで、きれいに保とうという気持ちも感じられた。乾燥室はいっぱいで、びっくりしていたら中国(台湾? わからない)の人が団体で 来ているのでした。それを除いたら、同室のおじさんと私たち2人だけだった! いろいろなものがびっしょりだったので、乾くかなあ……と心配だった。
夕食は、ご飯はセルフサービス、夕食にはなめこのお味噌汁、どちらもおかわり自由。アジのフライ、その他野菜のフライと小さな揚げ物、煮物、サラダ、とろ ろだったかな。同室のおじさんと、このときいろいろ話をしました。室堂から雄山を経由して、明日以降は大日三山へ向かうとか、剱岳の話とか。
ご飯を食べてしまうとあとは何もすることがないので……、布団に入って寝る。廊下に出ると明るいためヘッドライトはいらなかった。

歩行の記録:
みくりが池温泉(8:13)ーみくりが池(8:21)ー室堂(8:29)ー浄土山(10:07)ー浄土山南峰(10:20)ー一の越山荘(10:48)ー 雄山(12:01/13:01)ー大汝山(13:17)ー大汝山休憩所(13:20)ー富士ノ折立(13:35)ー真砂岳(14:16)ー内蔵助山荘 (14:25)

9/9(金)
おかしいなあ、予報だと朝から晴れのはずだったのにー。雨が降っていてご来光も拝めなかった。朝食は5時半くらいから。乾燥室で乾いたもの乾かないもの、 それぞれあるが、まあ仕方がない。
ミストのような天気の中、出発した。視界も悪い。なんだか心細いなあと思いながら別山への道をたどる。下っては登り、岩を乗り越え……、別山の祠に「無事 に降りられますように」とお祈りをして剱御前小舎を目指す。いまのところ景色はまったくない。
と、半分くらい降りたところでライチョウ3羽に遭遇! でも、ザックからカメラを取り出しているうちに奥へ引っ込んでしまいました。嗚呼。でも結構ライチョウとの遭遇率高いな。
剱御前小舎前のトイレを拝借し、剱岳には絶対登らないはずなので記念に手ぬぐいを購入しました。
雷鳥坂を降りてゆきますが、ここは登り2時間、下り1時間20分のコースタイムで、登るにはかなりキツイはずです。下から登ってくる人がそこそこ増えてき まして、中には非常につらそうな人もいました。ヘルメットを持っている人は剱岳に向かうんだろうなあ……。少し降りたくらいて天気も回復してきて暑くなっ たため、レインウェアを脱いで身軽になる。景色の見える時間がだんだん長くなってきて、完璧な紅葉まであと少し! という色合いにうっとりする。
雷鳥沢キャンプ場に着くと降りてきた道筋や山の肌が見えてまたきれい。しかし、ここから先、みくりが池温泉までの道が辛くてなあ……。基本的に階段の登り なのですが、もう余力がないー。おまけに雷鳥荘の向こう、地獄谷からのガスがキツくて思わず咳き込む。水道があったので、手ぬぐいを濡らし鼻と口に当てて 歩きました。
みくりが池温泉に到着すると人がたくさんでした。まずは温泉温泉。まだ人が少ないせいか独り占め状態でした。山の後の温泉は沁みます。一昨日入ったときと ありがたさが違う。
ザックはレストランの窓際下に置かせてもらえるのがありがたい。お腹も空いたのでレストランで白えびらーめん、喫茶室で一昨日と同じレアチーズ、今回は コーヒーを頼んで疲れを癒やしました。

立山高原バス13:40発で美女平まで(臨時便が出て直行だった。平日なのに人が多い)。ヘヤピンカーブが多いルートのため少し気持ちが悪くなりケーブル カーを1本見送りました。14:00発に乗って立山駅まで。団体客が多くギュウギュウに詰め込んでの出発。

ケーブルカーの中で、立山駅限定の牛乳があると知り飲もうと思っていました。が、立山駅でちょっと荷物の整理をしていたら近くに座っていた夫婦のうちの女 性に立山に行ってきたんですか? と聞かれ、いろいろ聞かれて話をしていたら電車の時間になってしまい飲み損ねてしまいました。電車の時間が1時間に1本 程度なので乗りたくて牛乳はあきらめた。

立山から電鉄富山に着き、JR富山駅に着くと16時半頃。荷物をいったんロッカーに預けお土産を物色していたらなんやかんやでいい時間。新幹線の車内販売 でりんごアイスを買って食べる。シャーベット寄りのアイスで、小さなりんごのカットが入っているのがまたおいしい。また食べたい。

歩行の記録:
内蔵助山荘(6:29)ー別山南峰(8:09)ー剱御前小舎(8:48/8:57)ー浄土橋(10:28)ー雷鳥沢ヒュッテ(10:48)ー雷鳥荘 (11:02)ーみくりが池温泉(11:25/13:02)ーみくりが池(13:12)ー室堂(13:17)

メモ:
・立山とは「雄山」(標高3,003m)「大汝山」(3,015m)「富士ノ折立」(2,999m)の総称
・「雄山」「浄土山」(北峰2,831m、南峰2,830m)「別山」(2,880m)で立山三山
立山黒部アルペンルートオフィシャルサイト
・最初のトロリーバスを降りて黒部ダムへの階段を上がっていく途中にある飲み水は破砕帯の湧き水。ダムに到着してもある。
・黒部ダムの遊覧船ガルベも歩いて行けないところまで 行きそうでちょっと良さそうだと思った
・アルペンルートは乗り換えの度に売店がある。充実しているし、それぞれ限定のものがありそうなので、本当は時間を取って見られたら楽しそう。
・長野から入って富山へ抜けたけれど、もし今度行く機会があれば室堂からは長野側へ戻ってきたい。つまり長野側ー室堂の往復。バスに酔い気味だったのと、 富山電鉄のスケジュールがタイトなのが理由(ただ、美女平駅の売店の水まんじゅうはおいしかったなー)。でも、富山駅は大きく美しくお土産売り場も充実し ていて楽しい。ちょっと空港みたいな雰囲気。時間があれば世界一美しいスターバックスに行きたかった。
・雨の日の山登りはやっぱり辛かったし何度も心が折れそうになった。歩いているときは「今後たいていのことは我慢できる(くらい辛い)」「私にはもっとゆ るふわな散策のほうが向いている」「もう空気の薄いところには来ない」と後ろ向きなことばかり思っているのに、帰宅するとレイングローブの買い替えを考え たりしている。
・ザックカバーをかけていても横から雨が吹き込んだのか、防水バッグに入れていなかったものが濡れてしまった。雨対策を再度考えるべき。ザックの内側にゴ ミ袋を仕込んでおくとか、防水バッグを買い足すとか。
・1日目の木曜日、水分をほとんど取らず、お昼も抜き、休憩らしい休憩もあまり取らずに歩いたのはあまり良くなかったと思う。雄山に着いた時に冷えていた のだから尚更。危険!
・おいしかったもの:立山の湧き水、みくりが池温泉のチーズケーキ、コーヒー、げんげの唐揚げ、内蔵助山荘のアジフライ、なめこ汁、新幹線のりんごアイス
・持って行って良かったもの:耳あて付きニット帽、ニットのネックゲイター
・欲しかったもの:靴下の換えあと1セット、雨の時に耳や頭がもう少し寒くない&濡れないようにできるもの
・不要だったもの:ストック(大小の岩ゴロなのでかえって危なさそうなので下りでもまったく使わず)

9/2(金)
最近読んだのは、若竹七海『静かな炎天』。葉村晶ものの短編集。最後の「聖夜プラス1」が一番好きかな。クールな葉村さんがおばあさんたちに振り回されて しまうのが面白い。
そして『高台家の人々』(5)。いつまでもお幸せに。一番大きな懸念を乗り越え結婚してしまった彼らには、この先乗り越えるものがないように思うのだけ ど、結婚後はどのような展開を描いていくのだろう? 楽しみ。

8/27(土)
前泊をして、28(日)ー29(月)で唐松岳(標高2,696m)に行ってきました。期待していた景色は、ほぼなにも見えなかったのですが……。

27日の夜、新幹線で長野へ移動し、チサングランド長野へ宿泊しました。今のビジネスホテルって至れり尽くせりだなあと感心してしまうくらい清潔で居心地 が良かったです。ロビーにフリーのお茶やコーヒーはあるし、各フロアに製氷機もある。簡単な寝間着もあればアメニティもある(ポーラのフェイス&ハンド ソープの香りが良くてうっとりした)。そのままでチェックンをして、寛いで休んで次の日の出発に備える設備が整っているのはありがたいことだと思う。ホテ ルの機能としては当たり前でしょうが、清潔感がありよりそう感じました。

8/28(日)
朝起きると、雨は降っていなかった。それだけで充分。
朝食は上階のフロアで和食中心のバイキング。種類も豊富でした(7時からなのに7時に行ったらもう食べている人がたくさんだったのには驚いた。みんな7時 を待って並んでいたんだろうねえ)。

8時20分のバスで白馬八方バスターミナルへ向かいます。長野駅東口の科の木でチケットを購入し、25番乗り場で待つ(アルピコ交通の案内)。 バスはそこそこの人を乗せて出発。約1時間の乗車後、白馬八方バスターミナルで降り、ゴンドラ乗り場までは徒歩10分くらい。八方アルペンライン往 復乗車券(ゴンドラ「アダム」8分+アルペンクワッドリフト7分+グラートクワッドリフト5分)は2,900円。ガスっていて、景色はほぼ楽しめず……。

最後のリフトを降りると目の前は八方池山荘。翌日降りたらソフトクリームを食べるんだ! と決めて、まずは八方池を目指して歩き始めました。しかし、八方 池まで約1時間の道のりはガイドに書かれているほど楽ではないと思いました。石がゴロゴロする道を歩くところもあるため、意外と疲れるのです。そしてガス で 見晴らしもないため気持ちも上がらない……。行きは八方池へは降りず、第3ケルンを経由し、さらに丸山ケルン、唐松岳頂上山荘へと目指しました。丸山ケル ンを過ぎればあと50分ほどで山荘だーと目安にはなりましたが、とにかく景色がない。ガスの中をただ歩く。鎖場などもあり、足元は慎重にと思いながら歩き ましたが、ガスのせいか良くも悪くも高度感をまるで感じなかったです。

唐松岳頂上山荘に着いて受付を済ませます。本館はプラス800円(もったいない から北館のままにしようと決めていた)という知識を仕入れてきたのですが、追加料金なしで本館への案内でした。人数が少ないと見込んでいたのだと思いま す。本館の2階は5号室まであり、それぞれ上段A/下段B/上段C/下段Dと大きく4ブロックに分かれます。私たちは上段Aブロックを「定員は4人です」 とあてがわれましたが、その日は結局1つのブロックを2人で占領できました。同じ号室の下段に2人、向かいの上段に4人がいらっしゃってそ れぞれ1グループだったので、この日はそんな感じでゆったり過ごせる日だったのでしょう。ちなみに「定員が4人です」というのはこの日の定員のことを言っ ていたのだと思います。上段Aブロックの枕の数はもっとありましたから(数えたけど忘れた)。

唐松岳の山頂までは往復35分のコースタイムですが、ガスってて行っても意味ないなと思い翌日にかけてみることにしました。

荷物の整理をしてから喫茶室でコーヒーを飲みました。注文をするとドリップしして持ってきてもらえます。このコーヒーカップが素敵だった。しばらくまった りして、でも時間がありすぎるので部屋戻ってひと眠り。

夕食は午後5時。やっぱりそれほど人はいないかなという印象。50人いるかいないか?

歯磨き用の水(飲めない。500mlで80円を空のペットボトルに入れてもらう)を購入したり、お土産を見たり。夜は長い。夜9時に電気が消える前に布団 に入ってもう寝ていました。ヘッドライトを準備しておきましたが、廊下に出れば電気が付いていたのでまったく不要でした。

夜中、雨風の音が強く聞こえ不安になる。下山はできてもリフトが動いてないなんてことになったらどうしよう!

8/29(月)
天気は良くない。6時からの朝食を食べていると、山岳警備隊のお兄さんが「風は強いですが、煽られるような装備をせず、慎重に降りれば大丈夫です。リフト は動いているそうです」とみんなに情報を伝える。ほっと一安心。

お茶かお湯は500mlで300円(ペットボトル入お水も同じ値段)。念のため購入し7時前に出発しました。本降りではないにしろ雨は降っていて、風が強 い。レインウェアとザックカバーも装着して歩き出します。頂上に向かうほど風は強く、頂上に着いたとき風に煽られて転んでしまいました。 寒いのであまり長居せず、来た道を戻ります。天気が良ければどんな景色が見られたんだろうなあ。

雨が振ったり止んだり。ライチョウさん、ライチョウさん、なんてつぶやきながら歩いていたら、本当にライチョウが目の前に! 4羽いて、グワッと鳴 かれてしまいました。威嚇? 警戒? そして、丸山ケルンから第3ケルンの間で一瞬、霧が晴れ稜線がバーっと見えたところがありました。おお素晴らしい!  と、しまいこんでいたカメラを思わず取り出し写真を取りました。すぐにまた何も見えなくなりましたが……。

八方池に着く頃にいったん雨が止んだので、もうレインウェアは脱ごうかなと思ったらまた降り出してそのあとはずーっとそのままでした。八方池は写真で見るように青くなくてただの池でした。嗚呼。

八方池山荘に着いてソフトクリームを食べようと思ったら売店は閉まってる。隣の食堂でソフトクリームは……とダメ元で尋ねるもやってませんと素っ気ない返 事。きっとリフトで降りたらあるはずだ、とまずリフトを1つ降りた。確かにありました。レストランピラール(広々としてオシャレ)でソフトクリーム400 円、そして雨の日なので (?)コーヒーが200円。広々とした店内に座り、ほっと一息つきました。窓の外はやっぱりガス。

雨の降る中、もう一つリフトを降りるとおいしそうなレストランがあり(プリンがおいしそうだっ たが、“あえてカラメルがない”と書いてあり、カラメルがないなんて! と思い、やめた)、そこのソフトクリームは350円だった。ここのちなみにリフト で降りてくるときに牛が見えまして、なんと天空牧場というのものがあるの だった。

最後の乗り物ゴンドラで地上へ降りてきました。地上は暑くて蒸すなあ。歩いて10分ほどの白馬八方バスターミナル近くの「八方の湯」に向かいます。建物の隣に大きな荷物置き があり、そこで荷物を整理して身軽になってから中へ入ることができます。ツルツルのお湯! 中もきれいで疲れが取れました。お風呂に入って外に出ると、カ ンカン照りではないですか!

お昼ごはんをどうしようか迷いつつ、白馬駅にも何かあるだろうと見込んで13:23のバス(5分)で白馬駅まで。駅前はそこそこお店はあるのだけどちゃん と食べようと思ったら限られる。でも、カンカン照りの中、土地勘もないのに歩きまわるのも面倒になってお土産屋さんの2階「ふじや」という食事処へ入りま した。昭和の雰囲気になんだか落ち着きます。ハヤシライスがトマト味がしっかりしていておいしかった。疲れているときは気取ってないお店でまったりするほ うがいいです。窓の外には山が見える。上のほうは晴れているのかなあなんて思いを巡らす。

実はこの日は「リ ゾートビューふるさと」の席を取ってまして、白馬から長野へ移動してから帰宅というのんびり(すぎる)ルートを辿りました。

でですね、白馬駅の待合で座って待っていたら、男子高校生が何人かホームに入ってゆくのです。地元の高校生は電車の時間が近くなったら顔パスなのかなあな んてぼんやり思っていたらあとで理由がわかりました。電車の到着から出発まで少し時間があり、そのあいだに幟と旗を掲げてホームにたたずむ男子高校生た ち。電車が出発するとき、彼らが手を降ってお見送りをしてくれたのです! こっちが照れちゃう。でも手を振っ てしまった。

長野プレディスティネーション キャンペーン」の一貫? と、次の信濃大町駅でも見てみたのですが、駅員さんと清掃員のおじさんが特に旗などはなしで手を降ってくれてました。そ の後の駅は全然、誰もいません。あれはなんだったのだろう……。気になって「長野ディスティネーションキャンペーン」を調べていたらこんなのを見 つけました。「信州DCおもてなし隊募集」。 ページ下方、右に白馬駅での写真がありますね。ここからアルクマを除いて女子高生を男子高校生に置き換えたものと思ってください。のぼりと旗を手に高校生 が手を振ってくれるだけなんですけどキュンとしました。よかったです。

さて。リゾートビューふるさとは座席がゆったりしていてのんびりできて良いのですが、なにせ白馬から長野までほぼ3時間かけて走行しますので、少々疲れた のも事実です(運転士さんも伸びしてた)。でも、3つの湖が見えるようにゆっくり走行したり、アナウンスで説明があったり、車内販売でレア物(?)を売っ てたりする。車内にはモニターがあり、運転席から見える景色を映し出していたり、展望スペース、記念スタンプ、観光案内のアルバムが置いてあったりする。 ゆったりスペシャルです。

車内販売で「サイダー」というのが聞こえたので、お兄さんを呼び止めてたずねると2種類ありますと言われました。雪どけサイダーハ サイダー。 ハサイダーのほうが炭酸が弱いとのことだったので、そちらにしました。パッケージを見て「黒部ダム」で売ってたな……と思い出す。あと、お兄さんが被って いる帽子にバッジが付いていて見せてもらったら「リゾートビューふるさと」のバッジだったので思わず買ってしまいました……。どこに付けるんだ……。

松本駅で降りる人多数。そこから乗る人も少し。でも、2両しかない車内は平日ということもあってか空いていました。

日本三大車窓のひとつ姨捨駅からの車窓 は、たしかに素晴らしかったです。ひろびろと横に開けているのが良いと思った。夜の景色を楽しめる電車もあるらしいです。スイッチバックの駅らしく駅の標 識も変わってました。

長野駅に着いて、いったん改札を出てMIDORIを うろうろ。お土産を選ぶときに混んでないしおしゃれなものもあっていいです。小腹が空いたので新幹線の改札に入ったあと、お弁当を一つだけ購入。「北陸新 幹線開業記念・信州美彩膳」。胃に重くなさそうなのが良く実際おいしくとても気に入りました。詳しくおいしそうに説明されているページにリンク

こうして新幹線、在来線を乗り継いで帰宅しました。移動疲れというよりも、夜の湿気に疲れて帰宅。

歩いた記録や衣服のメモは自分の備忘録としてあとで付け足す

行き:フェニックスのトランスファー+マウンテンイクイップメントの半袖シャツ+アークの長いパンツ
登るとき:フェニックスのトランスファー+パタゴニアのメリノ2長袖+バーグハウスの長袖シャツ+モンベルのウィックロンタイツ+アークの長いパンツ+ア ウトドアリサーチのレインハット(天気が悪かったため帽子はレインハットを持参)+首に手ぬぐい
山小屋に着いて:パタゴニアのメリノの下に、スマートウールの長袖を着て着干し 寒さに応じて上にフリースを着た
翌日(雨風):登るときと同じ格好の上に、レインウェア上下+レインハット+レイングローブ+首に手ぬぐい

ニット帽、ニットの手袋は持参したが使わなかった。雨風の中でもそれほど寒くなかった。山小屋の中は暖かかったので、寝るときはフリースもいらなかった。

歩行の記録:
八方池山荘(10:31)ー石神井ケルン(10:57)ー第三ケルン(11:33)ー扇雪渓(12:24/12:28)ー丸山(12:49/12: 54)ー唐松岳頂上山荘(13:40)

唐松岳頂上山荘()ー唐松岳()ー唐松岳頂上山荘()ー丸山()ー八方池()ー八方池山荘()

8/22(月)
台風の影響で念のためお昼で早退させてもらった。最寄り駅に着き改札を出ると少し冠水気味。駅前のスーパーは人もまばら。当たり前か。商店街を抜け、道路 を渡ろうとしたとき異変に気付く。目の前の道路が冠水している! 迂回すればなんとかなるだろうと別の道を歩くも、いよいよどこかで渡らなければ家に帰れない。ちらほら人はいるけれど、みんなためらいがちに、でも仕方な く冠水した道路を渡っている。仕方がないので道路に入ると思っていた以上に深く、膝の下まで水が来た。レインブーツの中までしっかり水が入り、たぷたぷし たまま自宅へ……。こんなことが起こるなんてショックだった。帰宅後、テレビやネットで情報を集めようとしたけれど、本当の近くの情報って意外とつかめな いものだと思った。なんだか疲れて少し昼寝。
夕方帰宅のほうが水が引いていたかもしれない。

8/20(土)
1泊で越後湯沢に行ってきました。トレッキング湯 沢1というコースを辿ります。

越後湯沢8:10着。思っていたより近くて、新幹線の中で朝食を食べたらそんなにゆっくりできないくらい早く着く。8:20発の西 武クリスタル行きバスで八木沢口バス停まで向かう。片道340円。そこそこ人は乗っていたけれど、同じ所で降りたのは他には女性2人組のみでし た。

バス停から1時間弱で大峰の原水という湧き水の出ているところに到着。冷たくておいしい水。コップも置いてありました。この先からは時折清津峡が見られ、 涼しげな水の音や景色を楽しむことができます。一部、水がコバルトブルーに見える場所もあり、特に美しい。フィトンチッド広場まではそんな感じで特に高低 差のない道を歩いてきたのですが、歩きにくいところや沢を渡る箇所がいくつかあり、流されることはないでしょうがちょっとドキドキしました。

猿飛橋分岐からはいよいよ急な登りが始まります。そして、この日はトレランの大会と重なったようで、あとからあとからトレランの人たちが降りてきます。で も、みなさんとても礼儀正しくてこちらが申し訳なるくらいでした。ブナ姫という大きな木を経過して、さらに登りは続きます。栄太郎峠に着いたときには、か なり疲れていました。思っていたより蒸し暑かったのと、意外に急な登りにうまく対応できなかったです。

栄太郎峠からは車道を歩いて大峰山展望台を経由してからロープウェイの山頂駅まで向かうつもりだったのですが、少し歩きながら「この暑さのなかをあと2時 間、おまけに車道ってつらいなー」と思い直し、栄太郎峠に戻り「一楠場コース(健脚コース)」で下ることにしました。40分くらいで降りられるし、なによ り日陰です。そこそこ急な道でしたが、やっぱり暑さを避けられるのはとても大きかった。

湯沢高原のアルプの里あたりまで到着。左に行くとアルプの里でし たが早くロープウェイのところに行きたくて右の道を選ぶ。が、あとからアルプの里経由のほうが楽だったみたいだと気付く……。

歩いているとボブスレーを楽しむ人が横を走ってて楽しそう。ボブスレー乗り場に到着すると長蛇の列が出来てましたが、雨が降り始めて一旦中止になっていま した。それよりとにかく水分を取りたくて普段飲まないコーラを飲む! そして、お酢のかき氷(今流行りの(?)ふわふわの氷にジンジャー&レモンのお酢) も食べてやっと人心地つく。

ロープウェイで山麓駅へ降りる。ロープウェイは大きくて、中につり革がありました。山麓駅から越後湯沢駅までは歩いて10分くらい。越後湯沢駅直結の大き な商業施設「CoCoLo湯沢・ がんぎどおり」の奥、「ぽんしゅ館」の中の「酒風呂 湯の沢」でひと汗流しました。800円で、バスタオ ルとフェイスタオルが付いているのがとっても嬉しかった。あとでお金が戻るタイプの大きなロッカーもありました。

電車の時間まで少しあったのと喉が渇いたので、「CoCoLo湯沢」の「カフェ ラ・ネージュ」でバナナのスムージー(プラス10円で豆乳になりますよ、と言われたので、そのように)を飲みました。喉の渇きが癒され、心地良 い甘さと冷たさに疲れも癒やされる。量が多いのも嬉しい。

その後、ほくほく線でまつだい駅まで移動(ほくほく線はイベント電車でした)、駅で宿のお迎えに ピックアップしていただいて凌雲閣へ到着しました。日本秘湯を守る会経由で、「美 人林ハイキングプラン 本館お部屋おまかせ」のプランを予約していたのですが、通されたお部屋がものすごく広くて豪勢なお部屋で、思わずうわーと 言ってしまいました。高松宮殿下が泊まられたという「管領の間」 とのことで、贅沢なつくりでした。何でもこの宿は、宮大工を呼んでそれぞれ一室ずつ作らせたらしく、凝っています。芸術の中に泊まった感じ。冷蔵庫、クー ラー、扇風機、テレビあり。廊下の消火器は景観を損なわないようにカバーされ、廊下はピカピカに磨きこまれ、写真や絵が飾ってある。お風呂の場所まで距離 があるのがまた楽しいです。

温泉はちょっと温めの塩分の強い(飲んでみました)お湯で、いつまでも入っていられそうな心地よさ。ぬくぬくツルツル。

夕食は18時から大広間で。ありきたりの旅館の料理ではなくて山菜やきのこが使われた胃に優しい料理の数々。でも、品数が多いのでお腹はいっぱい! 本日 のお料理ご紹介という写真付きの説明書きがあり楽しいです。耳で聞いても忘れてしまうし、すでに御膳に並んでいるお料理なので、自分のペースで食事を楽し めるのが良い。「茸と梨の白和え」「ミズの浅漬」「茄子のお浸し」が特に気に入りました。お酒は飲まずにジュースを頼んだのですが(ちなみに日本秘湯を守 る会経由の予約だったので、食前酒が付きました)「いち粒 人参 ジュース」のおいしさには驚きました。お取り寄せしたい! 

夕食後にもう一度お風呂に入って、オリンピックを見ながら就寝。

歩行の記録:
八木沢口バス停(8:42)ー清津峡八木沢口トレッキング湯沢1(8:58)ーフィトンチッド広場(10:15)ーロープウェイ山頂駅(13:15)

8/21(日)
朝食前にひと風呂。朝食は7時半と8時が選べますが、8時からにしてもらいました。場所は、夕食とは異なるラウンジででした。朝からたくさんの品数が並び ます。おいしくいただいて、セルフサービスのコーヒーを飲みながら広い窓の外に広がる景色を眺めました。

9時半ころ美人林ツアーへ送迎してもらうための車が出発。女将と若旦那さんが車が見えなくなるまでお見送りしてくださっているのが見えて旅館の鑑だなあ〜 と感心してしまった。

キョロロ(十日町市立里山科学館 越後松之山 「森の学校」)というというところに到着し、ガイドさんとご挨拶。歩いて美人林へ 向かいます。美人林は、ブナの林でスラッとした見かけから美人と呼ばれてます。涼し気な見た目ですが、実際、木が冷たいのでそこを通る風も涼しいらしいで す。ブナのない県は沖縄と千葉のみ。そして、ブナの葉の大きさも場所によって異なるらしい。ゆっくり歩きながらのツアーは約1時間。ブナの林は音響効果も 良くて音がよく響きますが、人が多くなったため踏み固められた地面がなんらかの影響を及ぼるのではないかと現在は大きなコンサートは行われていないとのこ と。最後にガイドさんがオカリナで「ちいさい秋みつけた」「ふるさと」「赤とんぼ」を演奏してくださり、その音色、響きがブナ林にピッタリで本当に素敵で した。

ツアー後は、宿の方がまつだい駅まで送ってくださり、そこでお別れ。駅から数分の「農舞台」 で芸術作品を楽しんだあと(建物自体が凝っていて作品の位置がちょっとわかりづらい……)駅へ戻りました。すると、駅員さんが「パン列車」が来てます〜と アナウンスしている。なんだろう? と行ってみると止まった電車の中でいろんなパン屋さんがパンやお菓子を売っているのです。思わずいろいろ買ってしまい ました。知らずに遭遇しましたが、こういうニュー スがあったようです。

越後湯沢に着いてみれば、なんだか面白い電車が止まっている。「カーペットカーNO.DO.KA」らしかった。駅の「越後十日町小嶋屋」で天ぷらとお蕎麦を食べ、「ぽんしゅ館」で利き酒(500円で5種の利き酒を楽しめる。種類豊富な お塩、冷やしきゅうりもある。給水器もあり)を楽しみ、帰宅しました。

それにしても越後湯沢は暑かった。

8/18(木)
まだ8月、もう8月? 最近の手帳はミドリのトリさんダイアリー。10月 末まで送料無料なので買いました。

8/14(日)
友人から、トラヤカフェのあんペースト「こしあん」を頂いた。食欲のなくなる夏、トーストにバター、そしてこのペーストでパンもおいしく食べられた。

8/13(土)
レイトショーで庵野秀明・樋口真嗣監督『シン・ゴジラ』(2016年/日本)。
ゴジラの第二形態(ぬいぐるみがあったら欲しい)を見た時には冗談かと思いましたが、その後の破壊活動が活発になるにつれて恐怖を感じ、今夜夢に出てくる のではないかと心配してしまった。実際、こんなことが起こったらこんなふうになるだろうな……と想像もできてしまう恐怖もありました。そのくせ、なぎ倒さ れてゆく街の作りや人の群れ、車の大渋滞、戦車の大集合を見ながら、こういうのってどうやって作り上げてゆくのかなあ、人もたくさん必要だしお金かかって るなーとか、冷静に観ていたのも確かです。そして、N700系での陽動作戦あたりからは見ていて“楽しむ”余裕が出てきました。最後の最後のシーンまでち らりとでも動いてしまうのではないかしらという心配は拭えなかったのですが。
嫌いな津田寛治が嫌なふうに感じなかった。高橋一生の癖がいい感じ。市川実日子の最後だけ見せた笑顔に萌え。野村萬斎の名前を見てなぜ一人で載っているの かわかったときには驚きました。エンドロールの人の数の多さを見ながら俳優さんたちを贅沢に使っていることに改めて驚く。
『ゴジラ』(1954年)を見たときは、重苦しくて楽しむ余裕がなかった。『ゴジラ』(1954年)のリメイクではなく『シン・ゴジラ』なんだなあといろ いろ納得しました。

8/12(金)
妹が両親宅に遊びに来ているため、仕事帰りに顔を出した。なにかおいしいデザートはないかなあとデパートをうろうろしていて、千疋屋のフルーツサンドに しました。小さなフルーツサンドが8つと中央にフルーツの小さな盛りで、個々にケーキを買うより割安だし軽いデザートとしてよかったです。クリームはかな り甘さが控えめで、サワークリームっぽい味。フルーツの味が引き立っていました。シャキシャキとしたリンゴの食感も楽しかった。

8/11(木・祝)
1年目の山の日。山を絡めてソフトクリームか、かき氷が食べたいな〜と思ったもののなんだかだらけてしまって中止。長瀞の阿左美冷蔵は今年は天然氷じゃな いと聞いたし。

オリンピックを見たり、さぬきうどん條辺に行ったり、近くに出来た カフェでかき氷(純水らしい)を食べたりしてのんびり過ごした。まず、うどんは「ひやかけうどん」。麺もおいしかったし、お出汁がまたおいしくて飲み干し ました。かぼちゃの揚げ物は厚さがあってお得感あり。
カフェの純水のかき氷はふわーっと大きく、いちごのソースはつぶつぶが残っていてジャムのよう。氷は軽くて繊細なのになぜいつまでも溶けずに楽しめるのか 不思議だった。

8/6(土)
最近読んだのは、一穂ミチ『シュガーギルド』、田中ミエ『ダンナ様はFBI』。前者はBL物ですが恋愛部分より仕事絡みのほうが気にいって読んでしまっ た。後者は少し前にNHK-BSでドラマ化していて、原作があるなら読んでみようと思ったもの。
漫画で、槇村さとる『Real Clothes』を一気読み。読んでいる間は面白くて止められないわりに、読み終わってみるとちょっと荒いなという感想を持ってしまう。読み返すかと言わ れると微妙だ。

あちこちで花火大会がある日。7時を少し回ったころ音が聞こえてベランダに出てみたら花火の頭の部分が少しだけ見えた。背伸びをしてオープニングが終わる まで頑張った。風があって外のほうが涼しいと思った。

9月に行こうとしている立山の計画を練るために「立山黒部アルペンルート」 のサイトを見ていますが、アクセスについて懇切丁寧なことに感心します。情報もたくさん載っていて読み応えがある。関東から立山へのアクセスは、北陸新幹 線によって随分楽になったんだなあ。でも、長野側から入って富山側へ抜ける予定です。せっかくなので全部の乗り物に乗りたい!

書きそびれてましたが、7月の頭に山が絡まない旅行をしました。計画にも絡まなかったので言われるままという……。

金沢から入って千里浜な ぎさドライブウェイ兼 六園。 なぎさドライブウェイ……、車で走れる海岸があるなんて! 私は運転できないので乗ってるだけでしたが海の近くを走るのがこんなに素敵なことだとは思わなかったです。海沿いの道路を走って海を眺めるのとは全然違 う。もし、道路がいかに海に近かったとしても、「波打ち際を砂浜を車で走る」のとは絶対的に違うのだというのはわかりました。兼六園も、広くて見どころが たくさん。さすがに三大庭園の一つだなと思いました。雨降りの中で見たので余計にしっぽりして緑が美しく感じられたと思います。風流でした。

翌日は白馬に移動して八方池に行く予定が雨のため急遽黒部ダムに変 更。予定になかった黒部ダムでしたが、観光放水の迫力は思った以上だったし、ダムの建設の大変さもわかって『黒部の太陽』を観ないといけないような気に なったり。トロリーバスに乗って行くこと込みで楽しかったのだと思います。「はじめての黒部ダム

また、白馬ジャンプ競技場にも行きました。現在 実際のスタート地点に出ることができなくて(一部見学制 限について)、リフトに乗って外からスタート地点を眺めるだけでも充分な高度を感じることができました。上から見る機会なんてないので貴重な体 験。ジャンプ台の下にはスキー板があって記念撮影できるようになってました。

ちなみに2泊目のホテルホテルシェラリゾート白馬が、すごかった。いろい ろな食べ放題飲み放題(玄関にタイカレー、卵かけご飯、きゅうりやトマト、お風呂を出た休憩場所にアイスキャンデーや飲み物、ロビーにワインやソフトドリ ンク)があることにびっくり。中も広々しているし、温泉だし、ホテルの中で不自由なく過ごせ、くつろげる雰囲気を出しているところが、リゾートホテルって ことなんだろうなと思いました。なかなかリッチな気分になれました。

7/31(日)
この日は、大霧山、秩父高原牧場でソフトクリーム、定峰峠でうどん、なんてルートを計画して6時半に目覚ましをかけていたのに、起きたら7時半でした。目 覚ましにまったく気づかなかった……! バスに乗らないもう少しゆるめのルートに急遽変更。鐘撞堂山にしました。

鐘撞堂山へは1時間もかからず到着したことになりますが、半分くらいはカンカン照りの中の歩きで、クラクラしました。帽子をかぶっても避けきれない暑さ。 反面、日 陰や木立の中を歩くとそれだけで涼しく、風が吹けばなんともさわやか。歩いている時には誰にも会わなかったのに鐘撞堂山に到着するとそこそこ人がいて、み んな暑いのに良く来るなーと自分のことを棚に上げて思いました。物見台に登っても木々が伸びているため景色が遮られます。登らないほうが遠くが見えまし た。

円良田湖では釣りをしている人が随分いました。水は濁っていて少なめか。円良田湖からかんぽの宿へは標識を辿っていけば良いのですが、途中で人の うちの横を通るような、なんだか藪漕ぎぽい道を示されており、迷った挙句道路を通るちょっと遠回りするような道を選びました。かんぽの宿近くに、迷った道 の出口ぽいのがあったので、ああここに出てくるんだなあと後になってわかりました。

かんぽの宿のお風呂はまさか温泉とは思わず驚きました。浴室は広々していてきれい。お休み処で無料で安め、かつ、食事を頼むことができます。お休み処に入 るとたくさんの人が寝転がっていて、なかにはいびきをかいている人もいて、みんなどこから来てどうしてそんなに疲れているのだろうか、この人たちはグルー プなのだろうか……と不思議な気持ちになってしまいました。

寄居駅、14:19発の電車で帰宅。

寄居駅(10:25)ー大正池(10:50)ー鐘撞堂山(11:18/11:26)ー円良田湖(11:49)ーかんぽの宿寄居ー寄居駅(14:05)

7/24(日)
鳩ノ巣渓谷に行ってきました。立川駅に7:43に着いて、立川始発青梅線7:57に乗る。青梅線は4両編成。それでもきょうはこれくらいの余裕があれば少 し並んで座ることができました。古里駅着は8:59。
駅を出て30分ほど歩くと、大多摩ウォーキン グトレイルの看板がかかっている寸庭橋。ここから山道ぽくなりますが、涼しく歩ける道が続きます。渓谷に沿って歩きつつ、鳩ノ巣駅、白丸駅に近づ きながら歩くので、疲れたらそこで終わりにすることもできます。白丸ダム魚 道というのがあり、見学が無料なので見てみました。ひんやりした螺旋階段を心配になるくらい下ります。上るときにはエレベーターがあればなあと思 うくらい下りますが、上りは別の場所からで、意外に疲れなかった。
ガイドブックに載っていた数馬峡橋近くにある「森のカフェ アース+ガーデン」が「お肉カフェ アース+ガーデン」 に名前が変わってて、お店周りや店内にもなんとなく宗教くさいというか怪しい部分も感じつつ、寄ってみました。ハンバーグを食べましたが、相当おいしかっ たです。値段は高めで、接客も微妙に思いましたが、味は良い……。だからこそ、なんだか惜しいお店だなあと思いました。もし値段が千円台そこそこで、怪し い本が置いてなくて、接客のバタバタな感じがなければなあというか。

古里駅(9:09)ー寸庭橋(9:37)ー 鳩ノ巣駅(10:20)ー雲仙橋(10:22 )ー水神様(10:32)ー鳩ノ巣小橋(10:39)ー白丸ダム(10:58)ー白丸駅(11:26)ー食事ー奥多摩駅(13:46)

7/17(日)
1泊2日で乗鞍岳(標高3,026m)に行ってきました。
いつものように(?)スーパーあずさ1号で9:42に松本着。松本から新島々まで松本電鉄上高地線に乗る(10:10-10:40)。混んでるかなと思っ たら、連休中日のせいか余裕で座れました。そして乗った電車は観光案内電車で した。チラシが配られ各駅のミニ情報などをアナウンスしながら30分電車に揺られるという次第。「ワッフルのおいしいコンビニがあるが不定休のためなかな かゲットできない。……あ、きょうはお休みのようです」とか「東急の“アオガエル”車両が新村駅にあります」とか「今では珍しい電鐘踏切の音が聞けます。 部品がないので壊れたら終わりなのですが。……そろそろです。お聞きください」とか。

新島々から観光センター前までバス(10:55-11:42)。バスを乗り換えて観光センター前から乗鞍山頂(畳平)まで(12:05-12:55)。 途中から雨が降り出して、やっぱりダメか〜とガッカリ。すずらん橋で降りるおじさんが一人、それからスノーボードを持った男性が一人降りましたが、こんな 雨と霧で大丈夫なんだろうかと心配になるくらい。そして終点、標高2,700mの畳平も雨と霧に覆われていました。

・「電車バス乗り継ぎきっぷ」という松本〜乗鞍高原(観光センター前)の往復乗車券を松本駅自動券売機で購入(3,300円)。
・観光センター前〜畳平の往復きっぷは2,500円。

まずは畳平バスターミナルで昼食を取る。窓の外を眺めながら、さてどうするかなあと考えるも宿のチェックインの15時までまだまだ時間は余っている。なの で、木道があり安全であろうお花畑一周30分を歩くことにする。気温も低いので、レインウェア上下を着こむ。あまりに視界が悪く、花が咲いているのかさえ 良くわからない。風も強く、木道から落ちそうになるので足元ばかり見て歩く。そんな歩き方なので、30分もかからないで一周してしまい、仕方がないのでも う一周。観光バスなども頻繁に到着するも、駐車場にあるトイレに行くにも遭難しそうなくらいの濃い霧なのです。あぶないあぶない。
お土産屋さんを物色したりして時間を潰し、15時を少し回ったころ銀 嶺荘にチェックインした。「きょうは寒いのでお風呂は16時からどうぞ」とのこと。ここはホームページで見ると客室は2階のみなんですが、何故か 部屋は311号室でした。

16時になるやいなやお風呂に入る。出てくるまでゆっくり一人。部屋のテレビは残念ながら電波の調子が悪くて入らない。大相撲の結果をネットで見たりして 過ごす。夕食は18時から。2階の食堂に入ってビックリしたのが、たくさんの人で溢れていたこと。いったいいつの間に! 早くお風呂に入っていて良かったなあと思ったのでした。夕食は、飛騨牛のすき焼きなどもあっておいしくいただきました。

19時になるかならないかという時、外で声が聞こえたので窓を開けてみるとなんと雨も上がり霧も晴れていて、景色が一変、向こうまで見渡せる状態になって いる。こんな全貌だったのね! と興奮し、カメラを持ち急いで外へ出る。夕焼けがどんどん夜に変化していく様子を楽しんで、部屋へ戻ってきた。明日はいい天気になりそう。

夜、窓を開けて上を見上げたら星がたくさん出ていた。月が明るすぎたとはいえ星の数はやっぱり違う。

明日はご来光を見るために朝4時起きすることに決めた。

7/18(月・祝)
朝はちゃんと4時に起きた。天気も上々。上はフリース、ダウン、下はレインウェアの下を重ね履き、ニット帽、手袋、ネックウォーマーも身に付けて外へ出 た。大黒岳へ向かう。頂上へ着く頃、ご来光バスでやってきた人たちも続々と到着し、日の出を待った。風も強くとても寒い。私の格好は大げさではなくちょう どいい、というか、それでも寒いくらいだった。ご来光を眺めたあとは、もう少し北側まで歩くことにした。なぜかと言うと、山と高原地図に「2013年大黒 岳北側の旧道を復活整備 広大なハイマツ帯の向こうに見える槍・穂高の展望が素晴らしい」とあったからです。こちら側に進む人はほぼいなく、かといって歩 きにくいわけでもなく、早朝の散歩としてよかったです。可憐で健気な高山植物もたくさん見られました。
バスターミナルに戻ってきても時間が早かったため、目の前にある魔王岳も往復してきました。ほぼ階段で登り降りがしやすい。

畳平バスターミナル(4:13)ー大黒岳(4:27/4:47)ー畳平バスターミナル(5:33/5:37)ー魔王岳(5:50)ー畳平バスターミナル (6:02)

7時からの朝食を済ませチェックアウトしていよいよ乗鞍岳へ向かいます。
・概して歩きにくい足元(砂、砂利、瓦礫)
・吹きさらし。遮るものがない。風が吹くと寒い、風がないと熱い、日差しが強い(肩の小屋までは、メリノ2に襟付きシャツ、肩の小屋以降は+ウィンドシェ ル、ネックウォーマー、手袋)。サングラス必須。
・標高差は300mくらいなのだが、足元の悪さなのか直登のためなのか結構疲れる、あるいは空気の薄さも? 一番簡単な北アルプスなんて言われることもあ るらしいが、私には燕岳のほうが登りやすかったよ……。 なんでなんだろう。
・乗鞍岳剣ヶ峰の乗鞍本宮本殿に は頂上限定っぽい山バッヂが。手ぬぐいも素敵だったが迷った挙句買わなかった……
・帰りに肩ノ小屋で食べた「手作りプリン」。グラスにカラメルを入れ、ボウル?に大きく作ったプリンをスプーンですくって入れ、最後に再度カラメル。本当 に手作りの味で美味しかった。
・雪渓でスノボをしている人たちが多数!!! 登るのにどれだけ体力使うんだろう……。乗鞍高原観光案内所(サマースキー)と か乗鞍大雪渓web siteなどというページがあるんですね。

畳平バスターミナル(7:40)ー肩ノ小屋(8:15/8:22)ー乗鞍岳頂上小屋(9:02)ー乗鞍岳(9:14/9:22)ー乗鞍岳頂上小屋(9: 29)ー肩ノ小屋(10:10/10:23)ー畳平バスターミナル(10:56)

11:05発のバスに乗れそうだったので乗ってしまう。バスは1台増便して2台で出発。観光センター前で降り、歩いてすぐの「湯けむり館」でお風呂と昼食。お風呂は硫黄の香りの 乳白色の温泉。昼食はパスタを食べたのですが、淡路島の淡路麺業の麺とのことで、ちょっとびっくりするくらいおいしかった。
・観光センター手前の「休暇村」で降りる人もいました。ここでも温泉に入れるし、バスの始発にもなる。

14:13のバスで新島々まで戻り、15:25の電車で松本まで。電車には上高地からのバスの人たちもいたようだけど、それでも全員座れるくらい。16時 頃に松本駅に着いて1時間くらい時間を潰して17:03のスーパーあずさ78号で帰宅。どこかでソフトクリームが食べたいなーと思ったものの、開運堂まで 歩くのもグッタリしそうなので諦めて駅のホームのNEWDAYSでクーリッシュを買って食べた。涼しくなった。

7/10(日)
天気予報が雨から晴れになったので山に行ってきました。大高取山(標高367m)です。駅から世界無名戦士之墓までは日差しも強さにグッタリでしたが、山 に入ってしまえば木々の間を歩く道なので割りと涼しく歩くことができました。西山高取でも大高取山でも一部伐採されていて、以前は見えなかった景色が見ら れました。晴れていれば多くのポイントで眺めを楽しめる山歩きでした。

山を降りてゆうパークおごせでお風呂に入って帰宅。

歩いた記録;
越生駅(8:55)ー世界無名戦士之墓(9:21)ー西山高取(9:38)ー幕石展望台(10:11)ー大高取山(10:26)ー桂木観音(10: 49)ーゆうパークおごせ(11:45)

7/7(木)
最近読んだのは、森本梢子『高台家の人々』を4巻まで。人 の心を読めてしまう光正(超イケメン)が空想好きな木絵(普通)に惹かれてゆく。人の心を読まれたら誰だって困るだろうけど、木絵の心だったら読まれても 不都合はなさそうだ。本人は、こんな想像を知られたら恥ずかしくて死ぬ! と思っているけれど、恥ずかしいだけであって、底意地の悪いところが心のなかに ない。本当に裏表がないという意味で「いい子ちゃん」じゃなくて「いい子」なのだということがわかる。いろいろ汚いもの(人の心)が見えてしまって疲れて いる光正にとってはまさに癒やしだろうなあ。全体的には明るく面白く、しかしお互い相手を思い合う抑えた描写に惹きつけられ、胸がきゅーっとします。 Kindle版が出る8月が待ち遠しい。

桐野夏生『バラカ』。気持ち悪い人物、気持ち悪い設定。読 んでいて楽しい物語ではない。女性二人の友人関係のそこはかとなく嫌な感じ、ラスト近くの誰を信じるべきかのハラハラした逃避行、そのあたりをもっと読み たかった。気持ち悪い人物のあっけない退場が唐突で謎を抱えたまま逃げられた感じ。

6/26(日)
新しい靴やウエアを試したく、飯能の山に行ってきました。天覧山、多峯主山、龍崖山です。
天 覧山と多峯主山は何度も行ったことがあるのですが、龍崖山は初めてです。登山口から20分くらいで登れるところなのであまり期待していなかったのです が、意外な広さ、360度の景色と静けさに「いい山だなあ」と思わずつぶやきました。登山口から頂上までの案内には「龍崖山を愛する80人衆」の愛あるコ メント(“頂上にはトイレもコンビニもないけれど360度の景色がある”というような)と無料貸し出しの杖が。龍崖山から龍崖山公園へ到着すると、新しく 広々とし た公園なのに驚く。広い滑り台や、ユニークなストレッチ器具が何種類か設置されている。その先、あさひ山展望公園を抜けて駅へ向かうルートには誰もいなく て、でもいい感じに静かで歩きやすい。
天覧山、多峯主山だけではなく、龍崖山ももっと広まればいいと思う。それくらい良い感じのルートでした。
如水で冷たいカレーうどんを食べて帰宅。去年よりさらにおいしくなってる! と思ったら、メニューの説明に「だしを
変えた」とかなんとか書いてあった。

新しい靴は整備された道の上を歩くのは多少つらい。でも、山道を歩くときの安定感は違うなあと思った。けど、低山にはオーバースペックかもしれないなあと も感じる。履き分けたらいいのはわかっている。重さと安定感、どちらを取るかという話になるのかもしれない。そうなるとまだ履き方が下手な気がして何度か 履き直した。1日履いてなんとなく馴 染んだ気もするので、もうちょっと馴染んでくるとは思う。

フェニックスのアンダーウエア、トランスファーの上下を身につけてみた。上はトランスファーの上に半袖シャツ、シャツがずっとサラッとしててびっくりし た! いつもは背中が汗でべったりになるのです。パンツの上に履いたタイツもサラッとしている。トランスファー自体は湿っているものの、ひんやりして冷え る、ということもなく快適です。すごい。買ってよかった。

フォックスファイヤーのスコーロン加工されたアームカバー。ゆったりサイズのもの。以前、別のブランドのアームカバーを試したことがあったのですが、ピッ タリした着用感が好きでないと思ったのと暑さを感じて諦めた。長袖シャツをまくって対応していたんだけど、ゆったりサイズなら違うかなと思って買ってみ た。二の腕のところにゴムが入っていて止まるようになっている。あとはゆったりと肌から離れるので涼しい。とてもいい!

歩いた記録:
飯能駅(8:15)ー天覧山(9:01)ー多峯主山(9:35)ー吾妻峡(10:24)ー八耳堂(10:31)ー龍崖山(11:00)ー龍崖山公園 (11:27)ーあさひ山展望公園(12:17)ー飯能駅(13:08)

6/25(土)
昨日の晩から左のまぶたがピクピクする。こんなのは初めてだけど数日は観察してみよう。

6/23(木)
12日に買った登山靴を受け取ってきました。ローバーのバンフプロというモデルです。正しい履き方 と、お手入れの仕方を教えてもらいました。
まず店員さんが履かせてくれ、片方を同じように履いてみる。立って歩いてつま先をトントンして緩まないか確認する。1度目はちょっとうまくいかず、再度 チャレンジ。大丈夫のような気がする、と伝えると、店員さんが履かせたほうも自分で履き直すよう指示され履く。歩いてみて確認して、階段を登り降りしてみ る。大丈夫そうであればお手入れの説明。
3ヶ月に1度の手入れと6ヶ月に1度の手入れ。思ったより面倒そうではないので安心しました。

6/19(日)
ベッドインのライブに行ってきました! たかみさんのブロ グでベッドインを知って気になって、行ってみたかったライブ。オールスタンディングのライブなんて久しぶりだよ! 後ろのほうでのんびりと……と思ってた けれど、どうしたってずっと立ちっぱなしなので押されたりはなかったけれど疲れたことは確か。待ち時間も含めると夕方の5時からライブ終了の10時までだ もの。でも、まいちゃん(ちゃんまい)が良く見られたし、かわいくてカッコ良かった! ギターをバリバリ弾いているところがぐっ ときた。
客層がとても良い印象でした。女性限定ライブ&椅子アリだったらまた行きたいなあと。ただただ体力が問題なのであった。

6/12(日)
上野のとらやへ登山靴を見に行きました。今まで山を登るときに履いていたの はメレルのカメレオンアーク2です。何もわからなかったので、さかいやのシューズ館で買いました。日付を調べたら2013.6.11で、本当に3年前に買ったんだなーとちょっとびっくり。

3年も履いて底も減ってきたけれど、靴ずれなどもなくしっくりきていたので靴を変えるのもちょっと不安。だけど、もうちょっと ちゃんとした靴が欲しいと思ったのです。
お店の3階が靴売り場です。「何かお探しですか?」と声を掛けられたので、かくかくしかじかと説明をすると、私の履いていたのは登山靴ではなく、登山靴と いうのはこういうふうに底が曲がらないものなんですよ、などと説明を受けた。

そしてまず足の大きさを測られたのち、靴が出てきました。ロー バーのバンフプロという靴。ス マートウールのハイクミディアムクルーの靴下を持参したのですが、もっと厚いほうがいいですねと言われ、お店の靴下(フィッツのエクスペディショ ン)を借りる。
自分で履いてみてください、と言われ、靴紐をしめる。立った瞬間に「うわー」と声が出てしまうほど履き心地が違う。でも、もう片方を店員さんが履かせてく れると……、自分の履き方、というか紐の締め方が甘いというのが良くわかった。自分で履いたほうも改めて店員さんが履かせ直してくれ、サイズが良いかどう か歩かせて、違和感がないかどうか感じたことを細かく伝える。その後、ハンワグの靴も出して片方ずつ履いて歩いて試す。私 の足型だとハンワグのほうがしっくり来る人が多いのだ けど、それは個人の好みもあるから、と言われ、私の好みはローバーであると伝えた。
靴 に慣れたようなところで、「せっかくなので持ってきた靴(メレルの靴)を片方、履いてみてください」と言われ、そうしてみると。「うわ、今までのは運動靴 だ」と思わず言ってしまったほど違う。「こんなに山登りを続けると思ってなかったので……。この靴で頑張ってきましたね……」と言うと笑ってらっしゃいま した。
その後、革靴は伸びることからローバーの靴のサイズを1つ下げて試す。特に違和感もなく履けるし、あたるところもなくしっくりくる。良く歩いてみて確認を する。これにしま す、と伝えると、念のため選ばなかったハンワグのサイズも1つ下げて履いてみて欲しいと言われる。高い買い物なのでちゃんと確認して納得してからにしてほ しいと。
ハンワグのサイズを1つ下げて履くと、左足のくるぶしが若干当たる感じがある。それを伝えて、やはりローバーの1つサイズを下げたもので間違いないと決定 しました。
ここはネットで知ったんですか? と聞かれたので、「はい。引退された先代の方がすごいと聞いて……」と言うと、「ぼくのおやじなんですけどね」と言わ れ、びっくり。先代の息子さんだったのだー。
1週間預かってその間に靴クリームを塗って保護をしてくださる。これは無料だけど、その後の手入れの方法は靴を受け取るときに説明しますとのことでした。 靴クリーム3種類とフィッツの靴下も合わせて購入。飴色な感じになるので楽しみにしていてください、と言われ、お店を後にした。

運動靴に毛の生えたような靴で、燕岳、奥多摩駅から大岳山、三つ峠駅から三ツ峠山とか(どれも標高差1,000くらいの登り4時間、下り3時間くらい)、 岩殿山(意外とえげつない鎖場)とか、振り返ってみれば頑張ったと思うよ。

5/29(日)
入笠山(標高1995m)に行ってきました。一昨年の8月に行ったときは天気が悪 く頂上からの眺めを楽しめなかったので、もう一度と思ったのです。

あずさ3号で富士見駅9:42着。10時の無料シャトルバスで富士見パノラマリゾートへ 向かう。バスは結構混んでいて座れない人もいました。バスに乗る前に「ゆーとろん水神の湯」の割引チラシが配布され、ゴンドラチケットを買うときには、ル バーブソフトの割引券、ゴンドラ料金次回割引券(H29.10.31まで有効!)、花のミニ図鑑のような小冊子をもらう。そして6月末までの「山野草無料 引換券」も。やっぱりここは潤っている施設だなー。

山頂駅までのゴンドラは15分くらい乗ります。ここは登山道とは別に自転車のルートがあってゴンドラに乗って上から降りてくるという遊びもできるのです が、利用している人も結構いました。自転車も格好もカッコイイ。パラグライダーをしている人もちらほらいました。

山頂駅に着くと空気がひんやりして気持ちがいい。さわやかで湿度がない。ドイツすずらんが咲き始めているあたりを抜けて、まずは八ヶ岳展望台へ。8月に来 たときにはここを抜ける辺りはお花畑状態でしたが、いまはまだ全然です。展望台からの眺めはさすがです。

入笠湿原に入ると緑が広がって美しい。湿原を抜けて山彦荘に出ると牛乳1杯100円というのが目に止まり飲みたくなってお願いをする。濃くておいしい牛乳 だった。少し進んで登山口から山頂を目指す。岩場コースを選んで少し疲れたなーと思ったところで山頂到着。

吹きさらしの山頂は、じっとしていると寒くなるくらいだけれど、360度の眺めが素晴らしい。八ヶ岳、中央アルプス、御嶽・乗鞍、北アルプス、もちろん富 士山も!(山座同定のボードもあるし、ゴンドラチケットを買うときにくれる花のガイドブックでもよくわかる)

少しのんびりして、裏の登山道を降りてから車道を通って湿原まで戻る。木の階段を登りながら左右の日本すずらんを近くで見てみるとすこーしだけ咲き始めて いるものもある。とてもかわいらしい。ゴンドラ山頂駅でルバーブソフトを食べて、少し休憩する。ゴンドラに乗ると、前回同様やっぱり熱いおしぼりのサービ スが! これ、今気づきましたが、自転車の人にとってが一番うれしいサービスなのかも! 下りの眺めを楽しみながらの15分は贅沢でいいな。レストランで ご飯を食べながら、自転車レース(土日で大会が合った模様)を眺める。せっかくなので、無料の山野草をもらってきました。プリムラゴールドレースと千島紅 花イチゴ。15時のバスで富士見駅まで戻る。こちらも満席で立っている人、多数。

15:36の電車で小淵沢まで行き観光案内所を訪ねると、お風呂のある場所(道の駅があるスパティオ小淵沢)までは一番近いところでも徒歩だと結構かかる ようで、ちょっと時間が足りないなと思う。手前のフィオーレ小淵沢ではお茶も飲めるらしいので15分歩いて行ってみることにした。ちなみに17時閉園の無 料の花の公園。ほんとにお茶を飲みにいっただけになってしまったけれど……、時間は潰せました。17:19のあずさで帰宅。

今回は眺めは素晴らしかったけれど、8月に来たときのようなお花畑は楽しめなかった。それが残念と思う自分にちょっと驚いています。もしもう一度来るなら 花の咲いている時期に来たい。それほどお花の咲き乱れる湿原や八ヶ岳展望台近くの公園は素晴らしかったです。

10時のバスに乗って大阿原湿原まで行くとなると15時の無料バスは難しくなるかもしれないです。前回は大阿原湿原に行って、15時のバスは諦めて、ゆー とろん水神の湯まで歩いて行き、お風呂に入ってからタクシーを呼んで駅まで戻りました。今回は、大阿原湿原はナシにしてゴンドラ山麓駅近くのレストランで 食事をする時間にしましたが、それでちょうどかな。山頂でもっとのんびりすると結構タイトだと思う。

5/27(金)
薬丸岳『Aではない君と』を読み終わる。

5/22(日)
美の山(蓑山)(標高587m)に行ってきました。
8:54親鼻駅着です。9時くらいに歩き出す。日差しが強い日でしたが、幸い木々の間を歩くのでそれほど暑さは感じなかった。難しいところもつらいところ も特にない道で、見晴らし園地に入るとそこは広い公園のような雰囲気になっている。ツツジは終わってしまったようだけど、黄色いユリのような花がたくさん 咲いている場所があった。蓑山の頂上は残念ながら雰囲気がないところ。ちょっとした見晴らしの階段があるので、そこに登ると山々が良く見えた。車で登って こられるところでもあるので人はそこそこいたけれど、売店も開いていなくて静かな雰囲気でした。蓑山からの下りは比較的急なところもあるものの、距離は短 く気づけば和銅開珎の碑に着く。ここから駅はもうすぐ。

12:05の和銅黒谷駅発の電車をホームで待っていたら、目の前をSLがゆっくり通り抜けました。乗っている人たちがみんな嬉しそうにニコニコしていて時 々手を降っている人もいました。

秩父駅に着くと、さっきのSLが停車していました。写真撮影をする人たちがたくさん。しばらく停車したあと汽笛を鳴らして(哀愁!)またゆっくり発車して いきました。またまたみんな手を降っていたりする。ホームにいた私もなんとなく時々手を振ってしまいました。

秩父でわらじカツを食べたいなーと思ったけれど、目的のお店が結構遠いと知り、あきらめて道の駅で食べた。道の駅もとても混んでいました。

標準コースタイム:2時間35分。
親鼻駅(0:10)萬福寺(0:55)見晴らし園地(0:30)蓑山(0:40)和銅開珎の碑(0:20)和銅黒谷駅

5/20(金)
マーガレット・ミラー 黒原敏行訳『まるで天使のような』を 読み終わる。ラスト数行でどーのこーのという予備知識が良かったのか悪かったのか、衝撃まではいかず。でも、きれいにすべてが説明できるその構成がすごい よなあと感心はしました。

5/9(月)
長谷川敦史『腰痛は〈怒り〉である』を読み終わる。 2000年が初版。16年前は、まだまだ突飛な説だったかもしれない。でも、腰痛に対する物理的なアプローチも「動かすな」から「動かせ」に変わってきて いるし、抑圧された怒りが腰痛の原因の一つであるというこの内容ももっともっと広まってゆくような気がする。怒りと言っても自分でよく考えないと気づかな いようなトラウマ、ストレス、プレッシャーなどが肝であって、それがあると認めることで痛みから解放された人がいるという。実際に痛いときには痛いけれ ど、「脳がストレス(精神の痛み)から解放されたいから、この(肉体の)痛みを起こさせているのだ」とちょっと線を引いて冷静になることで随分違ってくる と思う。敵と向き合うのではなく、取り込んで飲み込むような感じだなーと思った。良書。

5/5(木・祝)
maruさんのスパイス教室に行ってきました。スパイスのレクチャーで1時間、そのあとの1時間はインドのお菓子を食べたり、おいしいチャイをいただきな がら、おしゃべりをして過ごすという楽しい時間。おいしいお土産(スパイスオイルとチャイセット)までもらってしまった。
会場の前にかわいらしいお店がありました。tous les joursと いう焼き菓子のお店のようでした。実はタルトはあんまり好きじゃなくて(台が甘くて硬くて好きじゃない)、タルトを扱っているからにはと「河内晩柑のタル ト」と焼き菓子をいくつか買って帰りました。タルトの概念が変わったー。さっくりと軽く、こういうタルトなら大好き。家の近くにあったら通ってる。

5/3(火・祝)
丹沢の大山へ行ってき ました。うちから行くには若干遠い&豆腐料理をゆっくり食べたい、と思って贅沢にも1泊です。

昨日購入した丹沢・大山フリーパ スA。計算してみたら600円くらい得をするのがわかったので、新宿から伊勢原までのロマンスカー特急料金をその分として使おうと決めた。ロマンスカーカフェでミー トパイとた いめいけんのヒレかつサンドのハーフ(どちらもおいしかった!)を購入し、7:30新宿発のロマンスカーに乗る。満席だった。せっかくのロマンス カーを47分しか乗れないなんて残念だけど早いのは楽。

伊勢原駅からは北口4番乗り場からバ スに乗って大山ケーブルバス停まで。列に並んでいたらアンケートの協力を求められ、答えたら箸をもらいました。

バスは大混雑で約20分立って揺られた。降りたら、こま参道をケーブルカー乗り場まで15分くらい歩きます。上り階段が続きますが、風情があってお土産や 休憩できるお店が両側に続くので歩いていて楽しい。大山ケーブル カーは通常20分間隔。3日の朝9時ごろ着くと「7分間隔で運転しています」と混雑対応をしており、ギッシリ乗せていました。

ケーブルカーに6分乗って降り、道なりに進むと売 店が並ぶ広場。客引きがすごかった。階段を登ると中段に参集殿で、そこで飲食ができます(山から降りて寄りました)、そして階段を登りつめると阿夫利神社下社。お参りをして神水(自分のボトルがなければ200円で購入可)を汲ま せてもらって登山口へ向かうと手前に入 山祓所がある。100円を納めて自分でお祓いをしてお守りを取っていよいよ登山口です。

いきなり急な階段で心が折れそうになりつつ、ひたすら登る。ちょっと足元が悪くて結構緊張感はありました。親子連れも多く、渋滞することもしばしばありま したが、かえって休憩ぽくもなり良かったかもしれません。途中から霧が濃くなり、涼しく(寒く)もなり、時折雨も落ちてきてどうなることかと思いました が、特に疲れもなく頂上に着く。頂上は狭く休憩するような場所も見つからない。阿夫利神社本社でお参り後、売店でお稲荷さんを買って座って食べて休憩とす る。標高は1,200mほどあるので、やはりそれなりに寒く、レインウェアを着てちょうどいい。残念ながら見晴らしはなにもない。

下りは見晴台(見晴らしは望めないと知りつつも)方面へ向かうも、急な下りが続くので安全第一と思いストックを使いました。心強い。見晴台を経由して30 分ほど歩くと阿夫利神社下社へ戻ってきます。階段の中段にある参集殿を休憩所にしているところで、お蕎麦を食べたあと、豆腐ババロア、神がかったグレープ フルーツゼリー(と書いてあって思わず購入)、コーヒーをいただきました。お蕎麦は氷を敷き詰めた上にお蕎麦を乗せていて見た目が面白い。ババロアもゼ リーもすごーくおいしくて疲れが取れました。

そういえば何か期間限定のカフェがあったよね……と改めて阿夫利神社下社まで階段を登ると、特別展望デッキにカフェが ありました。頼んだホットコーヒーは酸味がさわやかで後味の良いすっごくおいしいコーヒーでした。サードウェーブと耳にしたことがありましたが、フォーバ レルコーヒーらしいです。

さて、ここからケーブルで大山寺へ下ることもできますが、15分ほどなので足で下ります(ケーブルは長蛇の列だった)。急な階段などが続くので緊張しつ つ、それほど長くはないのでなんとか頑張る。大山寺でお参りをしたあとも女坂を降りますが、やっぱり急! それでも20分くらいで大山ケーブル駅に戻ってきました。ケーブルだと6分、使わないと下りは35分くらいかな。

あとは、こま参道をそぞろ歩き、15時5分頃に宿泊する「旅館あさだ」 に到着しました。ここは、チェックイン時に貸し切り露天風呂40分の申し込みができます。15:50からの40分をお願いして、部屋に通されたあとにまず 大浴場で汗を流す。露天風呂は外に大きなお風呂がドーンとあって、洗い場も一つありました。屋内の大浴場(女性用)よりも大きな浴槽で小さなプールみた い……。小さな子どものいる家族なども気兼ねせずに入れていいかもなあと思いました。夕食は18時か18時半が選べたため、18時半まで部屋でのんびり過 ごす。

お部屋はとてもきれい。新しいのかな。せせらぎが聞こえます。廊下にはところどころ小さな花が活けてありあたたかみがあります。トイレはウォシュレットで 洗面台と遠いため、手洗器にタオルを入れた籠がありました。

浴衣のほかに足袋の用意もあり、タオルも浴用タオル、バスタオルのほかにバスタオルより若干小さめのタオルも用意されていました。布団を敷いてくださった ときにポットの追加あり(お水だったのかな、確認していません)。

さて。夕食は豆腐料理オンパレードと筍もたくさん! 食前酒の梅酒、前菜、天麩羅、お刺身(マグロとカツオ)、ごま豆腐、豆乳鍋(お豆腐のあと湯葉も楽し めて、あとで豚しゃぶ)、空也蒸し、豆腐のグラタン、筍のお刺身、鮎、里芋と筍の和物、筍ご飯にけんちん汁、香の物、豆腐プリンにフルーツほおずき!  ……書き忘れている気がする……という、もう食べきれないくらいのメニューでした。でも、お腹はいっぱいになるけど胃にもたれない感じなのです。豆乳鍋 のお豆腐を、生姜と酢醤油で食べるのが新鮮だった。すごく合う。それからごま豆腐や豆腐のグラタンが特においしかった。あと、フルーツほおずき!

たっぷり食べたあとは部屋でテレビを見てゆーっくりのーんびり過ごす。

標準コースタイム:
大山ケーブルバス停(徒歩+ケーブルカー26分)阿夫利神社下社(1時間40分)大山山頂(1時間)見晴台(30分)阿夫利神社下社(15分)大山寺 (20分)大山ケーブル駅

5/4(水・祝日)
朝食は8時と8時半が選べ、8時半にしてもらいました。夜中から朝方にかけて大雨の音が聞こえたのでどうなっちゃうんだろうと思っていたのに、8時頃には 日差しが出てきて天気の急変にびっくり。

朝食もやっぱり豪華でした。朝から湯豆腐。がんもどきがとてもおいしい。甘い卵焼き。ごはんがおいしく食べられるような小さなおかずがいろいろ(かまぼ こ、わさび漬け、甘露煮、辛子明太子)。卯の花。筍料理2種。ごはんにお味噌汁、香の物。デザートは豆腐のヨーグルトにブルーベリーソース。やっぱり書き 忘れがあるような気がします。

9時半頃チェックアウトしましたが、ザックは預かってもらい、阿夫利神社下社にもう一度、今度はケーブルカー往復で行ってきました。昨日と違って眺めを ちゃんと楽しめたのが嬉しい。ほかにもケーブルカー乗車時に先着300名の絵葉書をもらったり、フリーパス保持者先着100名の福袋(お守り)をもらった り、昨日の3日にはできなかったことができました。やはり、3日よりも4日の中日のほうが出かける人は少ないのだろうか。

ケーブルカーで降りるときには一番前を陣取って、運転士さんの操作と下りの景色を楽しみました。旅館で預かってもらった荷物を受け取り、バス停へ。11時 22分のバスに乗って伊勢原駅へ。のんびり帰宅しました。

振り返ってみれば大山のキャン ペーンの多くを楽しんだ気がします。キャンペーンを知らなくて行ったので、もし知っていたら「人が多そう!」と思って避けていたかも……。知らぬ が仏でした。

5/2(月)
有給休暇。maruさ んの 1日だけのカレーイベントのために吉祥寺に行ってきました。カレー全盛で、チキン、なす、豆の3種類のカレーと野菜の副菜を楽しむ。チキンはホロホロでス パイシー、なすはまろやかで優しく、豆はさらに優しい味でとっても癒される味でした。野菜の副菜も、スパイスの複雑な味も感じられて、すべてにおいて丁寧 な味。なかなか食べられる機会はないので嬉しかったし、やっぱり真面目な仕事ぶりって伝わるんだなーと思った。食後にチャイも頼んで少しゆっくり。

その後は阿佐ヶ谷に移動して東京オプチカルへ。老眼鏡の相談 をするつも りが……そしてレンズだけの交換も承りますよ、とニッコリ言われたというのに……ここに来るとついついフレームを見てしまうのだ……。おまけに珍しくデザ イナーの弓削さんしかいらっしゃらず(少しして別の店員さんが戻ってきた)、丁寧に接客してくださったものだから調子に乗ってあれこれかけていたらやっぱ り欲しくなってしまい。で、ついに遠近両用眼鏡を作りました。ここの眼鏡はかけ心地も良く、視力検査の具合も丁寧で、出来上がって不満をもったことが一度 もない。おまけに接客も丁寧で押し付けがまし くなく腰が低い。春風亭昇太さんの眼鏡がここの眼鏡っぽいことが多いので、こっそり聞いてみたらやっぱり良く買われているようだった。

丹沢・大山フリーパスAを 購入。

5/1(日)
午後からなんとなく川越に行ったけど人が多すぎて疲れて帰ってきた。お目当てのお蕎麦屋さんは売り切れで食べられず……。

4/29(金・祝)
上野動物園に行ってきました。動物よりも人のほうが多くて正直疲れたけど、動いているパンダと動いているハシビロコウを見られただけで満足。パンダは笹を バリバリ食べていて、動かないと言われているハシビロコウは結構動いてくれていた。
パンダ
ハシビロコウ動画

4/26(火)
疲れていた間は読書する気もなくて、ただなんだか心に優しいものを読みたいなと手にとったのがオルコット。
昔昔の角川文庫マイディアストーリーはほぼ保存しているのですが、その中から『昔気質の一少女』上下(吉田勝江訳)を読む。この上巻分の話は小さい頃『美 しいポリー』というタイトルで読んでいて好きでした。下巻は大人になったポリーのその後を描いています。

大人になって読んでもやっぱりいい。上巻は田舎育ちの女の子が知り合いの都会の一家で過ごす6週間。素直で素朴で凛としたポリーに一家が感化されていく、 まあお説教くさいと言われればそれまでなのですが私はこういう少女小説が大好きなのです。
同年代の3人の子どもたちとの絡みもいいけれど、その家のおばあさまやお父さまとの関係が大人になって読むとやたら涙腺に来る。電車の中で読んでいてかな り危なかった。たとえばおばあさまと初対面のときのこんなやりとりでもうだめ。

老夫人は手をのべてポリーをひざ近く引き寄せるとそれはそれは優しいまなざしで顔をご らんになるのでポリーは気がかりな帽子のことも打ち忘れて安心したようにほほえんだ。自分のささやかな音楽でも聞き手を喜ばしてあげることができたのだと 思うと、ほんとにうれしかったのである。
「こんなにお顔をながめてごめんくださいよ」大奥様はばら色の頬をそっとつまみながら言った。「小さいお嬢さんというものを長いこと見ないでいるものです から、あなたをながめていますとね、この目の保養になるのですよ」(p.22)

下巻は下巻で面白かったですが、エッセンスは上巻にあるかなあ。こういうのを読んでいると、私はもう本はオルコットとバーネットがあればいいかもとすら 思ってしまう。漫画だったら『ガラスの仮面』と『スケバン刑事』かな……。

4/24(日)
ほぼ1ヶ月ぶりになってしまいました。最近なんだかとても疲れている毎日でしたが、ようやくなんとかなりそうな気がしてきました。

筋肉をつけたくて筋トレをしたら体調が悪い。それでもって腰も痛い。今までそんなことが何回かあったのですが、やっぱり筋肉つけたいと思って懲りずにまた やったのが1週間前の日曜日。そこから腰が痛いのが1週間続いてて、夜寝ていても寝返りに慎重になるほどでした。
なんでなんだろう、そんなに激しい筋トレじゃないし、スポクラでのエアロやステップなどの有酸素運動ではそんなこともないし、山登りでもそういう疲れはな いんだけど、無酸素運動が合ってないんですかねえ、誰かに聞いてみたい。

で、ふとネットサーフィンをしていて見つけた整形外科に行ってきました。個人的には整形外科にあまりいい印象を持っていない。シップ出しておしまいってイ メージ。ここはちょっと違った。まずはレントゲンでは骨に何も問題がないのがわかって安心しました。あとは日頃の生活、今までのことをサクサクだけど聞か れる。ガラッパチだけど悪い印象ではない。で、あなたの痛みの原因がわかったよ。疲れだよと言われた。

疲れはアルコールと一緒で、アルコールは吐いたり二日酔いとかで出して解毒していくけれど、疲れは痛みでしか表現できない。疲れが出切るまで痛み は続く。ガンも疲れから来ていると思ってる……と言われて、今の生活をちょっと見直さないと行けないなあとは思いました……。できるかな……。

実は、私の前の女性が明らかに腰を痛めてるのがわかってそろそろ歩いていたんだけど、診察後、部屋から出てきて、先生に「ほら走って! ダッシュ! はい 座って! はい横になって!」って言われながら動いてて、女性はびっくりして「えー動けるー。ウワー」と言いながら確かに走ってた。診察前の様子を確かに 知っているので、本当に動いてるーと私もびっくりして笑ってしまった。

というのも整形外科でありながら気功を使うところなのです。私も最後それっぽいことをされて、うーん確かに痛みは薄れた、でも、あまり変わらないかな?  と直後は思ってたのに、帰宅して様子を見たりちょっと横になったりしていたら「あれ、全然違う」となってきた。痛くないし、あと、すごくホカホカしてだる くて眠い。レントゲンを撮って初診だったのにやたら安い気がしたのも不思議だった。

というわけで元気になれそうです。

3/27(日)
天気はあまり良さそうじゃないし、ガッツリ登りたい気分でもないし、ということで飯能か高尾とギリギリまで考えて、高尾山にしました。ケーブル乗り場前ま で来ても、思ったより人がいなくって、きっと桜に合わせて来週のが多いのだろうなと思いました。

6号路で登って頂上に着いてみても、やっぱりそれほど人がいない。天気は曇りでも意外と遠くまで景色が見えた。いつもは混んでいる頂上の売店でソフトク リーム(濃厚でおいしい)を買って近くに座って食べていたら、頂上で記念撮影をしている人たちが入れ替わり立ち代り良く見えて面白い。眺めていたら日差し で身体がポカポカしてきた。

さて、1号路で降りて、薬王院でお参りをしてみても、人が少ないせ いかいつもよりあちこちに目が行きやすい。願いを叶えてくれるようなプチイベント(?)がたくさんなのだなあと感心もする。どこか詳しく解説してくれてい るところがないか薬王院で検索してみたところ「高 尾山・薬王院のパワースポット」というページがありました。謎だったことがわかり、見逃していたこともわかった。また今度行くときの参考にしま す。どうにもせっかちで見落としが多い。

以前、薬王院前の「もみじや」でおだんごを食 べたので、今回は違うところでと思い「権現茶屋」 にしました。ごまだんごの白と黒があり、醤油タレをささっと軽く塗ってくれます。もちもち。おだんご自体がほんのり甘くてとてもおいしい。

高橋家で天麩羅せいろを食べて、千代乃家で 酒まんじゅうと黒糖饅頭を1つずつ買い、有喜堂で休日限定(?)のどら焼きを買って帰宅。酒まんじゅうと黒糖饅頭は出発待ちの電車の中で食べてしまいまし た。大きさも味もまったく異なるおまんじゅうです。酒まんじゅうはふわっと麹の香りがするやわらかい白皮のおまんじゅう。黒糖のほうは少し小さめの薄皮ま んじゅうです。初めて買ったどら焼きは、皮もあんこもさすがにおいしくて小ぶりながらも食べごたえがありました。

3/20(日)ー21 (月・祝)
幕山(神奈川県湯河原町 標高626m)に行ってきました。ちなみに幕山公園ー鍛冶屋バス停の標準コースタイムは3時間30分。

天気予報が雨から晴れに変わったのでラッキーと思っていたのに海沿いの天気は全然良くなくって、真鶴半島の眺めを楽しむことは叶わなかった。残念! 湯河原駅から20分バスに乗って幕 山公園に 着くと、もちろんほとんどの梅は終わっていたけれど、下から眺めれば「梅の季節はさぞかし!」と思ったし、少し上のほうから眺めると残っている花々がピン ク色の風景を作っていてとてもきれい。幕山から先の自艦水(自害水)、ここは源頼朝が自分の姿を見て自害を思いとどまった場所だという話。ここから先はピ ンク色のテープを頼りに登って行ったり、笹がわさわさした道を進む。南郷山は山というよりポイント通過といった感じ。ミニ縦走はあっという間に終わり、あ とはとても急な道も経過しつつ、五郎神社 の標識を頼りにひたすら下っていくのみ。

五郎神社のある鍛冶屋バス停に着くと、ちょうど数分後にバスが来るところだった。湯河原駅まで戻る。駅前でうどんを食べたあと、時間が早過ぎたため万 葉公園を目指すことにした。バスで15分ですが歩きました。公園の一番奥に「独 歩の湯」 という足湯専門テーマパークみたいのがあり、大人は300円。ロッカーに荷物を預け、中にあるサンダルに履き替えて足湯を楽しむというもの(ザックが入る 大きなロッカーも4つあった)。全部で9つある足湯は、お湯の温度や床の形状がいろいろで楽しかった。中にはすんごく熱い&足裏が痛い足湯があって足が 真っ赤になりました。

結構のんびりすることができ、気づけば4時近く。公園をあとにバス停の温泉場中央まで歩く。宿はバス停すぐそばの「源泉宿 ゆっくり」 です。宿に着き、にこやかな女将さんの説明を受ける。朝食が食べたければこの時に頼める(アジの開きか鮭。ご飯とお味噌汁はセルフサービス)。フロントに はバスの時刻表あり。お風呂は1階にあるけれど、3階にあるお部屋から向こう側の階段を使って1階に降りるという道順。夜と朝で男女入れ替え制。お水は絶 対に足さないように。洗い場が少ないので、お風呂の横に待てるようにソファあります、卓球もできます、DVDもあるのでお部屋に持って行って見ることもで きます、だったか な。

鍵を2つ受け取ると(2人で2つ鍵があれば自由にお風呂に行ける!)お部屋へ。洗面所とトイレは共同です。夕食はなし、布団の上げ下ろしも自分たちで行 い、 外出時も鍵をフロントに預けずに自分たちで管理という方式なので、チェックインからチェックアウトするまであとは自由。お部屋にポットあり、お茶のティー バッグあり。冷蔵庫あり、テレビあり。洗面所にはコップではなく紙コップあり。お部屋は禁煙。

少し歩くとコンビニがあるけれど、品揃えは充実していないのでバスに乗る前に駅前で仕入れたほうが良い。あるいはご飯を食べてから宿に入るなど。

布団は、枕カバーとシーツに加えて掛け布団カバーもあるのが清潔でいいなと思った。浴衣とミニタオル、歯ブラシセットあり。バスタオルは貸バスタオルが 100円だったかな。いろいろと合理的で良いと思う。

朝食のアジの開きも大きくて食べごたえがあり、満腹になりました。納豆と、漬物、ご飯とお味噌汁、お茶があります。お魚が相当大きいのでご飯のおかわりは できませんでした。

肝心の温泉は少し熱めのいいお湯で……。水を足さない、循環なし、消毒なし。お湯の量と扇風機で微妙な調整をしているらしい。8つある部屋が満室だと聞い ていたけれど、お風呂はちょうど入れ替わりだったりしてゆっくり楽しむことができた。部屋に戻っても本当にほかに人がいるのかな? という静けさで、翌朝 の朝食でやっとほかの宿泊者を見たという。
宿自体の見かけは真新しくはないけれど、水回りも含めて清潔なのが良かった。そして、本当の温泉を楽しめる&のーん びりできるというのがとっても良かった。布団の上げ下ろしも自分たちなので、宿の人の出入りがないから、お部屋でだらーっとできるなあと。女将さんとは最 初と最後だけしか顔を合わせないのになんだか癒される方で、事務的なことと挨拶代わりのことしか話をしないのに感じがいいなあという思いが残る。ほんとに 「ゆっ くり」できました。ちなみにチェックアウトは12時までOK。

さて、朝食を食べると9:18のバスに乗って湯河原駅へ。そして熱海へ向かいます。何をしようかなあと考えて、来宮神社の大楠を見に行こうと決めました。JR の来宮駅からだと徒歩3分ですが、熱海駅から歩いても20分ほど。大楠は樹齢2000年。そんなに長い間生きているものに出会えるのが不思議でした。

来宮神社には、わかりやすくてかわいい境内図が 置いてあったりします。授与品受付に入るといい香りがしたり、おしゃれな茶寮があったり、人は たくさんいるけれどガチャガチャしていなくていい気が流れているようなところだなあと思いました。

そこから海のほうへ向かって散歩しました。貫 一お宮の像は海岸にあるのではなく、道路沿いにあるとは思わなかった! それにしても熱海って昭和ぽくてちょっとB級な雰囲気のする面白いところだな。

熱海駅から上野東京ラインに乗り(始発)、平塚で湘南新宿ラインに乗り換えて(始発)、帰宅。唯一の失敗はマフラーを無くしてしまったこと。たぶ んあそこかな、と後になって思うのだがどうにも無理な距離だ。そのマフラーは廃盤になってしまったパタゴニアのマイクロDスカーフ。適度に薄っぺらくてで も暖かい。重宝していたので残念です。

3/8(火)
マルカン百貨店が閉店するというニュー スを見た。ここにも書いてあるように大食堂が素敵で忘れられなかった。いち旅行者の私ですら懐かしくさみしく思っている。

ステレオで音楽で聴くことも滅多になくなり、スピーカーを乗せている台が邪魔に思えて、いっそスピーカーをもっと小さいものに買い換えてしまおうかと常々 思っていた。おまけにアンプとスピーカを繋いでいるコードの長さがギリギリなので買い換えたい。しかし、一度、店員さんのお勧めにしたがって別のコードに 買い換えたら音が悪いほうに変化してしてしまった。店員さんのお勧めも気に入らないとなってもマニアじゃないから何を選べばいいかわからないし、元通りに することしかできなかった。
そんな腐れ縁のステレオを先日久しぶりに使ってみたらパソコンで聴くよりも断然良いのだった。ちょっとしたことに気がつくので、ながら聴きにならなくて意 識して聴くようになる。あまり面白く思えなかった曲が良くも思えてくる。こんなふうにステレオを見直してしばらくまた使ってみたりして、でもまた気軽さか ら手元にあるパソコンを鳴らしたりして、そんな繰り返しが続くんだろうなと思う。

2/29(月)
宝登山から帰ってきてから花粉症になった。今までで一番ひどいような気がする。鼻が蛇口になった気分だ。アレグラを飲み続けてみたものの効いている気がし なく、我慢できなくなり病院に行ってきた。混雑する耳鼻科ではなく内科にしたけれど普通に処方してもらえてよかった。アレロックという薬。

米澤穂信『真実の10メートル手前』。あまり後味がいいとは言えない(けなす意味ではない)短編が6つ。事件としてはどれも強烈な印象を残すけれど、セリ フとしては「名を刻む死」の最後のそれに一番ショックを受けた。ショック療法か。

2/28(日)
やっと雛人形を出した。来年こそはもっと早く出したい。

2/21(日)
今頃の時期のおなじみ、宝登山(&ロ ウバイ園)に行ってきました。
電車に乗っているときから青空と遠くの山々が良く見えて、気持よく歩けそうな予感がしました。スタートの野上駅には8:42着。
歩いている間はかなり風が強く吹いていましたが、とても寒いというわけではなく最終的にはシャツ1枚で大丈夫なくらい穏やかな天気。
最後の200段の階段は去年より楽に思えた。ここを登りきれば素晴らしい見晴らしが待っているのだ。

蝋梅はもう終わってしまったと思っていたのですが、まだ黄色い花々は残っていて時折いい香りがしました。梅も咲き始めていて、空の青、梅の赤白、蝋梅の黄 色が目に美しく楽しかった。いい天気、遠くまでの景色、可憐な花。

山頂でゆっくり過ごしたあと、山を降り始めたら、登ってきたおばあさんに「蛙の鳴き声が聞こえるよ。今年は早いね」と話しかけられました。ケーブルカーの 音にとらわれて、おばあさんに指摘されるまで全然気づかなかった。たしかにもう鳴いている。

降りたら宝登山神社に参詣。うるし工房やましたで大好きなプリンを食 べて、長瀞駅の「きそば  むらた」 でお蕎麦を食べた。お蕎麦はつややかでコシがあり、おつゆも好みだった。ただ、お蕎麦を乗せているすのこに高さがないので、最後のほうになるとお蕎麦が水 びたし状態に。基本的には好きなタイプのお蕎麦。14:05の電車で帰宅。阿左美冷蔵の中はたくさんお客さんがいた模様。きょうは暖かだったのでかき氷も おいしく食べられそう。

標準コースタイム:
野上駅(0:20)萬福寺(1:10)野上峠(1:00)宝登山山頂(0:50)寶登山神社(0:15)長瀞駅

野上駅(8:56)ー萬福寺(9:11)ー宝登山山頂(10:25)ー寶登山神社(12:13)ー長瀞駅

2/17(水)
松本清張『点と線』。『ゼロの焦点』と同様に犯人の告白は なく説明で終わるので、スッキリした感じを得られない。余韻の点では断然『ゼロの焦点』。この作品が書かれた時点の東京博多間は急行で22時間とちょっ と、特急でも17時間25分! そんなところが感慨深い。

谷川史子『おひとり様物語』(6)。切ないのが多いな あ……と読み進めたところで、「お、これはあの作品のアンサーになってる」という作品あり。希望が見えて嬉しい。全部を通して一番の印象は第40話の“お ふくろタクシー”(笑) ツボ(笑) いやこれは需要あるでしょう。

2/11(木・祝)
天気も良さそうだし富士山の見える山にしようと高麗山に行ってきました。標高が低い(181m)ので雪もないはず。東海道五十三次の平塚宿に描かれた 山です。

朝9時5分に大磯駅に着き、9:20頃にスタートしました。最初は住宅街の急坂を登って行くのですが、ふと振り返ると綺麗な富士山と海がもう見えました。 いいなあ。その後、山道に入って湘南平までは約1時間の道のり。湘南平は開けている場所で、テレビ塔(登れる)、展望台、レストラン(閉まってた)があ る。展望台からは360度の眺めを楽しめます。相模湾、富士山、町並みが見渡せて見飽きない。富士山が近くて本当にきれい。

その後は、浅間山、八俵山、高麗山を歩き進みますが、これらは山というより区切りというか、なんというか。休憩できるようなベンチもあったりするけれど、 展望を楽しめるのは湘南平のみでした。高来神社まで降りて境内を抜けたら大きな道路に出、大磯駅まで約30分の歩き。

お腹が空いたので駅前の観光案内所で、お蕎麦の食べられるところないですか? と尋ねるも、木曜日に開いているところがないかも……と讃岐うどんのお店を 教えてもらいました。駅から5分くらいの讃州。きつ ねうどんを食べました。だしがきいていて、うどんもお揚げもおいしい。おでんはセルフで取って自己申告制。たまごと絹揚げ、大根を食べましたが、あまり味 は染みてなかったかな。

駅まで戻って駅前のパンの蔵でおいしそうなパンをいくつか買い、帰宅しました。

高麗山公 園(平塚市のサイト)

標準コースタイム(2時間25分):
大磯駅(0:45)湘南平(0:10)浅間山(0:15)八俵山(0:05)高麗山(0:30)高来神社(0:10)国道1号線(0:30)大磯駅

2/4(木)
KANの16枚目のアルバム『6×9=53』を買って聴いてい ます。
王道っぽい「寝てる間のLove Song」。ピアノ一本で50過ぎて恥ずかしげもなく「君が好き すごく好き」とか言えちゃうKANはすごい(褒めている)。これを聴きながら、私は KANの「え行」の発音が好きかもしれないと思った。
「安息」のメロディーも凝っていて(絶対歌えないメロディーラインだ)作詞がミスチルの桜井和寿。彼が歌ってもハマりそうです。
「ブログ!ブログ!ブログ!」は歌詞カードを見ていると「これがどんな曲に!?」と思うんだけど、パフューム的で結構好き。
「ポカポカの日曜日がいちばん寂しい」で聞こえる佐藤竹善の声が素敵だなと思いました。
と、書きながら思ったのは、たぶん「安息」や「寝てる間の〜」だけしか作れない人だったら(そういう曲でアルバムが埋まるような人だったら)才能は感じな いと思うんだけど、1枚の中に「同じ人?」と思ってしまうくらい曲調の幅が広いから飽きないし魅力的なのだと思う。ある曲では素敵だなーと思い、別の曲を 聴くとふざけてるなーと思う。いい意味で裏切られる。

松本清張『ゼロの焦点』を読んだ。なぜかというと、先日の NHK-BS放送『シリーズ・ Jミステリーはここから始まった! 第1回 松本清張“ゼロの焦点”』が面白そうだと思って録画をして、それを見たいがためでした。
事件(?)後は、周りの動きは派手、展開も衝撃的、しかし主人公は落ちついて考えを巡らせている。というより、まるで思考を進めていく行き先に展開がやっ てくるようだ。真相らしきものにたどり着いたけれど真犯人と思わしき人からの告白はない。そういう“証明”のない事件の終わり方に納得がいかないなあと 思っていたラスト間近、そこに描かれた場面の寂寥感、叙情に一気に持って行かれた。絵になるといったらおかしいだろうが、まさに映像が立ち上るようでなん とも言えない余韻が残る。このラストを読むためだけにここまで読んできた感じがしました。
追記:昔の26歳は大人っぽい。精神年齢高い。言葉遣いも美しい。
松本清張は、たしか『砂漠の塩』を読んだくらいだと思う。次は『点と線』を読もうと思う。

1/31(日)
弘法山(標高235m)に行ってきました。

新宿発7:41の急行に乗って秦野駅に8:50着。駅北口から登山口までは舗装道路で、弘法山公園入口からが登山道です。階段状になっている道を登って行 くと浅間山、さらに登って行くと権現山。ここには大きな展望台があり、てっぺんからの眺めが良い。晴れていれば富士山も見えるようだ。広く気持ちの良い道 が続き、ほどなく弘法山へ到着。

浅間山、権現山、弘法山の一帯を弘 法山公園というのですね。

ここから先は、小さなアップダウンを繰り返し吾 妻山。下って下って民家の横に出たら高速道路をくぐって駅は間近。駅の手前に弘 法の里湯がありましたが、今回は汗をかいていないのでパスしました。

鶴巻温泉駅向かいにある「芳甘菓」というお店でお土産をいくつか 買う(説明と試食をしてくださって丁寧だった)。秦野市が落花生で有名なのと桜でも有名なので関連のお菓子がいろいろありました

権現山に看板があり、少し降りたところにジンギスカンの食べられる「木里館」というのがあるらしい。お腹が空いていたら食べた かったー。そして秦野市のハイ キングコースに「弘 法の清水」「命 徳寺」というのを見つけました。秦野駅から5分だったので寄れば良かったです。

道は広く安全で、トイレも多く、ベンチも多く、眺めも良い。桜の季節はさぞかしといった素敵なコースでした。

秦野駅のほうが大きそうな駅だったので移動しましたが、あんまり食べるところがない感じ……。結局、CoCo壱番屋で食べたのですが、秦野店限定の大山豆 腐入りお味噌汁120円がすごくおいしかった。お豆腐が3種類、油揚げ、落花生風味のお味噌汁。

標準コースタイム(2時間30分):
秦野駅(0:20)弘法山公園入口(0:40)権現山(0:20)弘法山(0:45)吾妻山(0:25)鶴巻温泉駅

秦野駅(9:03)ー弘法山公園入口(9:25)ー浅間山(9:42)ー権現山(9:55/10:03)ー弘法山(10:22)ー吾妻山(11:11)ー 鶴巻温泉駅

1/26(火)
柚木麻子『ナイルパーチの女子会』
エリート生活を送ってはいるものの、人との距離感がつかめない栄利子が人気ブロガー翔子とひょんなことから知り合ってさあ大変。出てくる人出てくる人みな 癖がある人たちばかり。特に真織の豹変ぶりは怖くて怖くて泣きそう! 栄利子の上司である部長、翔子の夫である賢介の良識ぶりが物語の中でうまくバランス を取って聖人に思える。部長は栄利子を撃退するにあたって辛辣な言葉を言わずにはいられなかったけれど、危機的状況(!)において一番効果のあるダメージ はこれしかなかっただろう。この言葉は私(読者)にとっても結構衝撃だったのではないかと思う。自分は当事者ではないけれど微かに傷ついたような気持ちに なった。たぶんこんな内容のことを言われたら精神的ダメージが強く立ち直れないだろうと思うから。
女性の友情をネット(ブログ)依存に絡めて描いたところが現代的かつ妙な説得力をもってせまってきた。とても怖いけれどとても面白かった。

1/25(月)
昨日、山を歩いているときにトレランの有志の方々がアンケートを取っていた。鎌倉ではトレラン禁止の条例が成立したらしく(?)、議会に覆してもらえるよ う意見をあげるためのこと。その日もトレランの人たちは何人か出会いましたが、むしろ他と比べてマナーがいい印象でした。多分、気を遣っているのだと思 う。特別狭い道があるわけではないので、あとは個人のマナーの問題かなあとも思う。高尾山とか御岳山のほうが道が狭いところがあるし、そこではムッとした こともあったし。

1/24(日)
天覧山や宝登山(どちらも埼玉)は、足元が悪かったり雪が残っている様子だったので、 雪がなくて安全に歩ける山がないかなあと探し、大平山(標高152.2m。鎌倉市最高地点だそうです)に行ってきました。北鎌倉駅を出発して建長寺を経由 して奥に通じる天園ハイキングコースに入って鎌倉駅まで戻ってくるというルートです。

建長寺は多分初めてでした。ハイキングコースに入るための通りぬけだけ でも拝観料300円がいりますが、中に入ると開放感と立派さに圧倒されて来てよかったと思いました。「三門」の説明に「あらゆる執着から解き放たれる」と 書いてあったのでそれを信じたい。

一番奥にある半僧坊。ここではご祈祷を してくださるようです。ずいぶん階段を登ります。ここからは 相模湾も見えました。雲がかかっていなければ富士山も見えるみたい。ここの水飲み場には「手を洗わないで下さい。うがいをしないで下さい。水筒・ ペットボトルに水をいれないで下さい」とイラストと英語で書いてある貼り紙、「トビに注意。食事をしていて見 かけたらお知らせください」(だったかな)なんていう注意書きがあった(その後、もっと先を歩いていてトビっぽい鳴き声が聞こえた気はす る)。

大平山は「あ、着いちゃった」という感じであっけないですが、そこそこお腹が空いたので、そこから少し先にある峠之茶屋でおでん600円を食べました。6 品入っています。たまご、だいこん、ちくわ、さつまあげ、こんにゃく、こぶ、おいしかったーーー。ここからの眺めもまた良くて、やっぱり海が見えました。 ところがその先にまた別の休憩所があるのは知らず驚きました。そ こではお酒や大山豆腐も食べられるようだ。

あとは下って下って……おりきったら瑞泉寺。鶴岡八幡宮の手前にある手打ちそばのお店、鎌倉 茶織庵でかきあげ天せいろを食べました。一歩中に入ると明るく清潔な雰囲気に一気に期待感が高まります。ベンチに座布団、そしてひざ掛けが置いてあって心 遣いを感じる。
ここのお蕎麦はすごく好み。極細でとてもよく冷えていて、おつゆは濃くて甘さが強い。ホームページはないようです。お店のカードには、店主のお名前があっ て珍しく思いました。定休日は月曜日(第三週は月火)、営業時間は11:30-18:30(ラストオーダー18:00。蕎麦がなくなり次第終了)。

食事のあとは鶴岡八幡宮を経由して鎌倉駅までの歩き。鶴岡八幡宮に近づくと人がたくさん。駅までの道も渋滞するくらいたくさん。

距離も短いし危ないところもない、しかし茶屋があり、降りたら参詣や観光もできる楽しいルートです。反面、山の格好で鎌倉を歩くアウェー感は半端ない。山 を降りて鎌倉駅に近づくにつれて混雑してくるので尚更そう思いました。

鎌倉駅から江ノ電に乗って長谷で降りて50年ぶり修理中の鎌 倉大仏を見に行く。幕で覆われ ちゃって何にも見えませんでした。これもまた面白いかなと思ってわざわざ行ってみましたが、長谷駅からの人も随分少ないように思いました。

千秋楽を見るために急いで帰宅する。

標準コースタイム:2時間40分
北鎌倉駅(0:15)建長寺(0:30)半僧坊(0:45)大平山(0:30)瑞泉寺(0:40)鎌倉駅

北鎌倉駅(9:04)ー建長寺(9:20)ー半僧坊(9:54)ー大平山(10:31)ー鎌倉駅

1/22(金)
髪を切って色も入れた。

1/20(水)
白鵬ー琴奨菊。全勝同士の戦いで琴奨菊が勝つ。内容も良かった。手を叩きながらギャーギャー見ていたけど勝敗を見てなんだか涙が出そうになってしまった。 実際は出てないです。

1/19(火)
駅に行くまでの道は雪かきされているところが多く、ほぼ安全に歩くことができている。天気が良かったせいか溶けているところも多い。
いつも火曜日に行くステップは休み、その代わり昼寝(夕寝か)をした。夜眠るときよりぐっすり眠れる。あまりいいことではないような気もするけど……。

1/18(月)
朝、外を見たら雪が積もっていて降り続いている。昨日からきょうの雪についてのニュースはあったものの本当に降ると信じてなかった。
5時45分くらいに家を出て駅に向かうとそこそこ人が待っていた。電車は時間通りには動いていないようだ。アナウンスが流れ、「まもなく準急がまいりま す。上りはこの次の地下鉄直通の2本だけです!」と煽る煽る。上りが2本だけってどういう意味なのかなあ……。来た電車は朝の5時6時台とは思えない混み 具合で、でも頑張って乗る。あんまり辛くて駅に着くたび降りてもう帰ろうかと思った。
でも、途中のJR乗り換え駅、各駅乗り換え駅でずいぶん人が降りてそこから先は余裕のある電車になった。
無事に職場に着いてひと安心。仕事が始まるまでTVをつけたりジョルダンライブを見たりして状況を追った。

1/13(水)
川島良彰『私はコーヒーで世界を変えることにした。』。谷川文子『ブルー・サムシング』。

1/11(月・祝)
昨日、蛇の湯温泉 たから荘に 泊まりました。武蔵五日市駅からバスで約1時間、それでもここはまだ東京。日本秘湯を守る会の宿です。

途中、立川のエキュートのかにチャーハンの店でお昼を食 べました。ちなみに、かにチャーハン+杏仁豆腐にしたのですが、とーってもおいしかった。かにチャーハンにはアクセントでレタスとごくごく小さく刻んだ きゅうりが入っていて、軽くてパラリとしたおいしいチャーハン。杏仁豆腐がかなり本格的な味で、下にゼリーが出てきたのには驚いた。これで+100円と は!

その後、武蔵五日市駅まで移動して、15:02発のバスで終点の数馬まで。途中でみんな(といっても3人)降りてしまいました。バスの停留所名が難しい読 み方ばかりでクイズみたいだった。その他、じゃがいもが採れるという豆知識を得た。

宿に着いてお部屋に案内してくださったのは先代の女将さんと思われる。部屋は暖かくしてあり、広縁のテーブルにはお花が活けてある。丁寧にお茶を淹れてく れたあと、お部屋や宿の説明。その後「もう少しおやつを持ってきますね」と、じゃがいもの蒸かしたの(バスで聞いた名産かあ!  夕食に響かないようにとても小さなものを一人半分)+自家製ねぎ味噌(糀っぽい感じが残っている)を持ってきてくださった。とても和む。窓は2方面にあ り、渓谷がよく見え、せせらぎの音もよく聞こえる。

お風呂は温泉、熱すぎずぬるすぎず、とてもあたたまる。脱衣所、洗い場、浴槽もそれほど広々しているわけではないのだけど、とても気持ちのいいお湯。食事 前、食事後、翌朝と3度入ってしまいました。

夕食は17:45頃にお部屋に声を掛けにきてくれます。室内に電話はないため。

夕食は野菜とキノコがふんだんに使われたお料理がたくさん。百合根の甘露煮、刺身こんにゃくもおいしかったし、揚げたての天ぷら、焼きたてのヤマメ、すき 焼きも。ごはんの前に手打ち蕎麦(十割らしい。蕎麦湯も付いた)、最後には甘いリンゴといちご。いかにも体がきれいになりそうな食事だった。お腹がいっぱ いになるも苦しくならず胃にもたれない。食前酒のゆずワインがまたおいしかった。お料理を運んでくださったのが、たぶん若女将だと思うのですが、にこやか で明るくて感じが良いのが印象的でした。

部屋に戻ると、ふかふかの清潔なお布団が敷いてあり、ポットが大きくなってお湯の補充は完璧。緑茶の他にほうじ茶のあるのが素敵。テレビを見てのーんびり 過ごして23時頃寝た。せせらぎの音がよく聞こえた。

翌朝の朝食は8時から。朝からこんなに食べられないよ! と思ったのに結局平らげちゃったという。湯豆腐や、鮎の甘露煮、小鉢が複数、サラダに卵に……、食後は簡易型ドリップコーヒーをセルフサービスで飲めるよ うになっていました。

食事後部屋に戻っても布団が片付けられてないことで、「食事が終わったら早くチェックアウトしてね」というのを感じなくて済む。「チェックアウトまでのん びりして良いのだなあ」という気持ちになるというか。これは好き好きかもしれないですけどね。

チェックアウト後、若旦那さんが「宿の前で写真を撮りましょうか」と撮ってくださったり渓谷の階段を降りるときに「荷物を置いていかれますか?」と聞いて くださったり、まあなんとも心遣いの行き届く宿だったなあ。かといってぐいぐいした感じはまったくないのがすごいです。

清潔なお部屋、おいしいお料理、さりげない心遣いの三拍子揃った、くつろげる宿でした。そうそう、お部屋に「思い出ノート」があっていろいろな人の書き込 みを読んでいるのも楽しかった。

1/8(金)
矢部亨『一瞬で体が柔らかくなる動的ストレッチ』。立位体 前屈や背中手つなぎはそこそこできるものの、自分の体は全体的に硬い。普通のストレッチを続けていても柔らかくなった気はしないけど、しばらくやらないで いると硬くなったなあと思う。ごくシンプルな動的ストレッチが載っていて、寝る前にちょちょっとできるのが良い。見た目は楽なのに意外とキツい、筋トレ寄 りなものもあり、あなどれない動き。あと、このストレッチをするとここに効くのかーという意外さを感じる場合もあり、人間の体は「ここが痛いからここを伸 ばす」という単純なものではないとも実感できた。私にとっては良かった内容。

「3年日記、5年日記を終えて、今年からとうとう10年日記を始めたの」という職場の人がいた。時々書かないことがあるけれど、後になったら絶対思い出せ ないので、なるべく書くようにしているとのこと。5年日記と比べて10年日記はかなり大きなサイズになるらしい。1ページに10年分おさまるけれど2,3 行どころではなくてもっと書けるとか。読み直したら絶対楽しいだろうなあ。

木曜の夜に放送した『覆面リサーチ ボス潜入』が面白かった。
日曜に山に登るときに早起きをしてNHKをつけると『演芸図 鑑』をやっていて『うまいッ』の途中で家を出たりするこ とが多い。どちらも好きな番組で、年末にスペシャルをやっていたのを録画して見たりした。『演芸図鑑』は再放送がないけれど『うまいッ』は毎週月曜の夕方 に再放送をしているんだね、知らなかった。

1/3(日)
ああ、もう3日!

1日は氏神様へお参りに行き、隣駅まで足を伸ばして散歩して帰る。

2日は神田明神へお参り。10時少し過ぎに着いたころ、まあまあ並ぶなあというくらいでしたが帰る頃には門の外、参道、道路まで伸びており、こんな混んで いるのは初めての経験でした。

池袋をそぞろ歩いて何を食べようかなあと悩む。昔良く行っていたサンシャインの中の「ぱすたかん」はまだあるかな? と見てみるとまだあった! 何年来て いないかわからないくらい来ていなかったけれど、あんまり来る機会もないだろうと入ることにしました。お昼前の空いている時間だったせいか、頼んだお好み 焼きは店員さんが焼いてくれました(自分で焼くこともできるけど、手際が良くて見ていて楽しいし成形がきれい〜)。ガラスの蓋を被せて焼くのが以前とは違 う。昔、ピザ風お好み焼きというメニューがあってその時は蓋を使ったのだけど、今はすべてのお好み焼きで蓋を使うようだ。表4分裏4分で焼き 上がるから早いし、蒸し焼きである分ふっくらと焼きあがるけれど、粉の風味よりも山芋の風味のほうが感じられるかな?

そうそう、12時頃、外にお囃子が聞こえ、まさか獅子舞!? と思ってたら本当に入ってきた(笑) 店員さんが「毎年入ってくるんですよ〜」とニコニコ説明してくれて、なんだかお正月らしいいい雰囲気なのだった。久 しぶりに行った「ぱすたかん」は、どの店員さんも気が利いて親切で感じがよかったなあ。お正月にいい選択でした。

その後、家電量販店をまたひやかして、珈琲亭でおいしいコーヒーを飲んで帰宅。

そして3日は川越のカニヤへ。昨 年買ったスポーツサングラスの片方のレンズがおかしいので見てもらおうと思って。私の扱いが悪かったせいだろうか? と思ってましたが、「明らかに初期不良です。作り直しますのでお時間をいただきますが……」と丁寧な対応をしてくださいました。滅多にないそうなので、 ちょっとびっくり。

川越はすごく混雑していて、食べ物屋さんもいろいろあるのだけど、お芋のお菓子が多くて何をたべたらよいか迷う。お腹が空いた〜肉が食べたい〜と思い、honohonoというバーガーカフェで食べまし た。注文を受けてから焼いてくれる豪勢なハンバーガーで、ボリュームも味も満足度高い。パンもおいしかった。

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2015年2017年