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読後メモ index

2017年2019年

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary2018.html#yyyymmdd


2018年

その他


2018/12/31(月)
24日夜から風邪を引いた感じがあり、25(火)の夕方内科に行くと32人待ちだった。市販の総合感冒薬でも同じだったかもしれないが、年末で焦っていた のとお医者さんに行くことによるプラセボ効果も期待してしまった。院内での検温は37.6度、そして時々咳。PL感冒薬と胃薬が出た。
26(水)、午後2時間半外出したあとは大人しく寝て過ごす。
27(木)、1日寝て過ごす。年内のリハビリ最終日だったが、もちろんキャンセルをした。
28(金)、両親のところへ年内最後の顔出しをするつもりが、無理。1日寝て過ごす。熱が38度台に行かない代わりに熱がこもってずっと頭がいたい日々。 食欲もまったくない。試しにチョコレートを食べたらおいしく感じなかった。薬を飲むためだけに食事を摂る。夜、37.9度。明日、耳鼻咽喉科に行こうと 思った(内科はきょうでおしまい)。
29(土)、耳鼻咽喉科に行くと、「水分とってますか? 水分をとらないと良くならないですよ。冷たいものだけじゃなくて常温のものもね」と言われる。抗 生物質なども出され帰宅。大人しく寝て過ごす。夜、食欲を感じたので、ご飯とコロッケ2つを食べた。その後、38.2度の熱が出た。38度を超えてかえっ てほっとした。
30(日)、朝起きると今までと全然違う。熱も下がった感覚がある。実際、36度台後半になった。食欲は引き続きあまりないが気分がよくなった。横になってばかりだったので、起き上がって大人しく過ごす。

そして今日、お正月用の買い物にスーパーに出かけた。今年はこのスーパーも世間の流れにあわせて元日と2日がお休みになるようで、新鮮。

なんだかボロボロな日々だったなあ。身体が健康じゃないと何の気力も出ないとダメ押しで言われたような年末だった。真面目に続けてた筋トレも、もちろん一 週間くらい休んでいる。そもそも資本になる食事がちゃんととれてないから筋肉どうこうじゃないなあと。来年はもっと健康に!

2018/12/24(月・祝)
・朝、お風呂に入りに行こうと廊下に出ると朝刊が置いてあった。
・3箇所ある家族風呂のうち、2つ入ってのんびり。
・8:00頃、お布団を上げにいらっしゃる。
・8:20頃、朝食の配膳に。
・9:30頃までテレビを見てのんびり。
・チェックアウト後、客室係さんが「お写真を取りましょうか?」ときれいに撮影できる場所に誘導し、写真を3枚撮ってくださった。慣れたものです。
・こちらの姿が見えなくなるまで手をふられる!

大広間に人を集めて、すでに配膳された食事を提供すれば全然楽だと思うのに、そうしないところにおもてなしを感じるし良い意味でのプライドなのだろうと 思った。並べられていくのを待つというのも、ちょっとした緊張感がありますすが、それを楽しむのもありだなと。お布団の上げ下ろしもそうですね。宿側・宿 泊側双方にとって配膳と布団敷きは見えないところで行ったほうがお互い気が楽ですが、あえてお互いに関わることで人力を感じるな、と。

面倒なことをあえて残す美学を感じた宿泊でした。今まで泊まった宿の3本の指に入る。来訪したい。というのも、せっかくの会津だったんですが事情により宿泊だけの訪問になってしまったのでなおさら来訪したいです。

2018/12/23(日)
会津・東山温泉の向瀧に泊まりました。
・ネットで宿泊予約をした後すぐに帳場の人から丁寧なメールが入る。
・宿泊の3日前に予約確認の電話が入る。到着予定時間・アレルギー食材などの確認、雪見ロウソクが行えないかもというおことわり。
・15時頃の到着予定と伝えていましたが、15時半になってしまった。バスを降りて宿へ向かっていると番頭さんが表に出てこちらへ歩きながらお出迎えしてくださった。
・中に入るとみなさんがにこやかにお出迎え。目に映る印象すべてが温かい感じ。
・番頭さんがお風呂の場所などを説明しながらお部屋まで案内。すれ違う従業員さんが「こんにちは」などと挨拶してゆく。
・お部屋は暖かくなっていてコタツもある。番頭さんが「のちほど客室係が抹茶を持ってご挨拶にうかがいます」と退出。
・客室係の方が礼儀正しく襖を開け、抹茶・お茶菓子を持参してご挨拶。お茶菓子は小豆の羊羹とりんごの羊羹。おいしい! 夕食時間(17:30/18: 00/18:30)と朝食時間(7:30/8:00/8:30)の選択。食材アレルギーの最終確認。浴衣の大きさが問題ないかの確認。朝食前にはお布団を 片すため30分くらい前にうかがいますという説明あり。
・床の間にお花。小さな箱にお裁縫セット。大きな箱に便箋とペン。鏡台と前に座布団。お茶セット。お湯と冷水のポット。足袋、タオルは持ち帰って良い。どちらも質が良い。化粧水などのアメニティはなく歯ブラシと歯磨きのセットのみなのが潔い。
・バスタオルは浴室に備え付けのものを使い放題ですとのこと。
・大浴場に入る。最初から最後まで誰もいなくてのーんびり。あったまる。化粧水付けずともつっぱらない。キツネ湯という44-45度のお湯には熱くて足しかつけられなかった。
・18:30過ぎ、客室係の人が夕食の配膳に来る。最初配膳を行ったあと、時間を見計らって食べ終わったものを片し続きを配膳、再度時間を見計らって配 膳。2度目のときに「次に揚げ物になりますがご飯も一緒にお持ちしますか?」の確認があったのでそのようにお願いした。おひつに入ったご飯と一緒にほうじ 茶も。
・配膳は、お盆で持ってきたものを一つ一つ丁寧にコタツの台の上に並べてゆくのです。お鍋に火をつけるのもチャッカマンではなくマッチ!
・食事は何もかもおいしかった。鯉こくは大きいので食べ残したら真空パックにして持ち帰れますと言われていたので、手を付けず持ち帰り状態をお願いした。
・夕食が済んだら電話でお知らせくださいと退出。
・片付けに来てくださったときに、ポットと冷水ポットにお水を足してゆく。そのときの容器が大きな急須のような形の、使い込まれたもの。
・食事の片付けが済むと、ほどなく男性陣がお布団を敷きにきてくださった。

2018/12/22(土)
弓道で試しに座射をやってみたけれど、跪坐で膝を生かすときに右膝に体重がかかるのがちょっとつらい。5人で行う体配練習のときは立射で行った。
とうとう弓とカケを買いました。今、練習では並の7キロを使っているのですが、強さをいろいろ試させてもらった結果、伸びの9キロになりました。同期の女性も同じ強さの弓になり、1本しか用意がなかったため私の弓は来年の1月に手にできます。

2018/12/20(木)
リハビリと診察。リハビリはマッサージ多め。大腿四頭筋のトレーニング。ヒップアブダクション。お尻上げ。右足を軸にして左足を後ろに上げ、右手を前に、 Tの字のようにバランスを取る。以前から体重が外側に乗りやすいんです、と言うと、拇指球を意識してのカカト上げを何回か指示された。

診察はアッサリ。「弓道で正座してみていいかも。家で試してみて」みたいなことを言われた。次回、年明けにまた来てくださいとのこと。

2018/12/19(水)
米澤穂信『本と鍵の季節』を読み終わる。

図書委員である男子高校生2人が、巻き込まれ型の探偵役。ラストから2つ前の「昔話を聞かせておくれよ」で抱いた疑問点は、私のようなボーッとした人間で も気付いたのだから、これを書いたときから解決編(?)である「友よ知るなかれ」を構想していたのだろうと思った。どの作品もスッキリした後味ではなく、 宙ぶらりん感を味わえるのが好みだったが、特にラスト2つの作品はいい。淡々としてひんやりした雰囲気なのに心に灯火は残っているような。

2018/12/18(火)
リハビリは、今年あと2回行ったら来年からは週一になるのだろう。

週2のリハビリは習い事のようなもので、このとき行くだけで上達つまり改善することはないと思う。なので、当初やるよう言われたタオルつぶし・お尻上げ・ ヒップアブダクションは家で基礎練として必ず行う。途中で別の先生に教えてもらった股関節の動きのための動きを2つ、そして体幹のためにピラティスのロー ルアップとV字バランスも追加で行っている。

リハビリではマッサージとトレーニングがある。そして、同時に改善ぶりを評価されているのだと思う。担当の先生は、ここが良くなったとかここがまだ悪いな どというコメントをすることもなく淡々としている。しかし私は自分の動きをもって前より良くなった点や、まだ足りない部分を毎回感じている。

手術から1ヶ月以上過ぎた。家でのトレーニングを続けてきて、やっぱり毎日少しでも行っていたからこその今だよなと自分では思う。「なんかちょっとよく なった?」という感覚は錯覚かもしれない、でもそれに後押しされて毎日頑張っている。あと、手術前に「手術したら足を曲げるのが難しくなる」と言われたの がムカついてなにくそと思ったのもある。あいにくもうお尻に踵をつけられるようになりましたが? と言ってやりたい。

そういえば、松葉杖をついているときは「少しくらい早く歩いても、そんなに時間変わらないんだな。私はなにを急いでいたんだろ」と思ったりした。ほぼ普通 に歩けるようになった今は結局またせかせか歩いてしまっているのがもったいない気もする。あと、歩くのを再教育している感覚も悪くないと思った。ゼロから 組み立てる感じ。結局、今のリハビリも動きの再教育なのだけれども。

手術してよかったなあと思う。

2018/12/17(月)
きょうもリハビリ。マッサージのあと、大腿四頭筋のトレーニング、2種。よつん這いになり右手左足(左手右足)を上げた格好をキープし、先生がツンツン揺 らしても踏ん張る、これは左手右足を上げるほうが苦手。お尻上げの格好をして踵だけついて足踏み。鏡を見ながら左足を前に踏み込み右足はキープしたまま左 足を後ろに下げる。階段昇降の確認。

2018/12/16(日)
試しに小走りしてみたが、できなくないが全速力はちょっと怖いかな……。この日は2万歩くらい歩いたが特に疲れはなし。

西新宿で用事を済ませたあと神保町のれんず屋に行く。弓道のときに使っている遠近両用の眼鏡、もう一段階視力を上げたのを作りたいと思ったのだ。28m先 の的をもう少しはっきり見たい、しかし手元で矢を番えるために近くも見えないと困る。強くすると疲れるかなという懸念もあり、手持ちの安い眼鏡のレンズを 変更してもらって試してみようと。詳しく視力を測ってもらって一段階見えるものをお願いしました。出来上がるのは一週間後。眼鏡屋さんでフレームと一緒に 購入したときより3割くらい安い。

2018/12/15(土)
少し前にヒヤシンスの球根と水栽培用のフラワーベースを買っていた。同封の説明書に、水栽培を始める前に球根を冷やすように書いてあったので2週間ほど冷やしきょう始めてみた。

弓道に行くと同期の人が来ていて顔を見てホッとしてしまった。人数は先週と同じくらい。最初、足踏みをしてキープしていると右の膝裏全体が痛重くなったが、繰り返すうちに薄れてきた。

打ち起こしは妻手優先で。肩は上げない。離れのあと妻手が上に上がりがち。手首に力を入れない。肘を意識して。相変わらず難しいけど、左腕に弦で打たなくなった。少し前までほぼ毎回打っていたのに不思議だ。

2018/12/13(木)
リハビリ。前回と同じ先生。弓道での跪坐はもう少し筋肉が付いてからと言われました。まずはマッサージ。お尻あたりが硬いなあと思う。うつ伏せになっての 大腿四頭筋とハムストリングスの筋トレ。ストレッチポールに乗って腹式呼吸をしながら背中をポールに押し付ける。膝を立て片足を上げてバランスを取る、足 踏みをする。ポールを外してお尻を上げて片足を上げてキープ、骨盤を保つこと、これがキツイ。なぜか左が軸足のときのほうがやりにくかった。
2回目のリハビリテーション総合実施計画書を渡される。前回とあまり変わってない感じ。体幹をプランクで鍛えるのや片足のお尻上げもすすめられた。歩くのは問題ないし、痛みも特にない。でも、まだまだ筋力ついてなくて先が長いなあ。

2018/12/12(水)
アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭訳『カササギ殺人事件』を読み終わる。

びっくりする終わり方の上巻を読み終わって下巻に突入したら“違う”物語が始まっていて面食らう。入れ子構造の物語だったと思い出し、2つの謎の進行を読 者は追うことになる。物語内小説の謎解きには唸った。見ていた景色が反転するような面白さ。でも、それだけだったら評価は高くないかもしれない。これが入 れ子構造であり、最後に入る語り手の心情が現代的でカッコいいところなのかなと思った。解説にも書かれていたように、下巻を読み終わって上巻の冒頭を確 認。退屈に読んだ冒頭部分がキラーンとして見えた。
けれども、「このミス」や「本格ミステリベスト10」で1位だったと知ると、これが1位なのだとしたら最近のミステリを無理に追いかけず古典の読み直しをすればいいかなもと思った。

2018/12/10(月)
リハビリ。計画書を作成した一番最初の先生で、マッサージのあとは筋トレというより今の状態の検証といったふうだった。40分のところを30分くらいでお しまいになり、「そろそろ週に1回でよさそうです。予約が入っているようなので1月からは様子を見ながらそんな感じにしましょう」と言われた。少し気が楽 になった。

2018/12/9(日)
タオルつぶし、お尻上げ、ヒップアブダクションは日課として行っているけれど、木曜日に教えてもらった2つの運動やってなかったな! 明日またリハビリなのに進歩を見せられないなー。

2018/12/7(金)
スポーツクラブで久しぶりの人と会って結構長く話した。ほかにもこの日は会話が楽しい日だった。そろそろ辞めようかなと思い始めていたのに、先延ばしにしてしまいそうだ。
ヨガで膝を付いてもまあ大丈夫。一週間前と違う感覚。

日本秘湯を守る会のスタンプ帳は3年間で10個押印してもらえると、泊まったことのあるところに無料ご招待させてもらえる。3つの宿にそれぞれ3つ希望日を書くようになっている。きょう返信が届いて希望の宿に泊まれることになりました。

2018/12/6(木)
リハビリ。かかとをお尻につける際の裏側のハリ感は軽減してきた。前側のつっぱりも収まってきている。正座をしてみたらそれほど違和感なくできた。
鼠径部の詰まる感じあり。これは怪我する前から感じていたことで、縮むのがうまくできていないので椅子に座って片足ずつ歩くように足を持ち上げる運動を行うように言われた。また、しゃがむとき・立ち上がるときにそこを折りたたむような動きを使いながら行うこと。
最後にロコモ度テストでよくある立ち上がりテストをしてみたら、右足だと立ち上がれない! 前はできていたのにできないってことは、やっぱり筋力落ちているということ。とても悔しい。右足をまっすぐ前に出して体重をかけ、前かがみに踏み込む運動をするようにと言われた。

リハビリのあと2週間ぶりの診察だった。ベッドに横になってくださいと言われ、手術前に確認されたような足をあちこちの方向に曲げられるチェックをされ る。手術前にはギャーと言っていた動きも平気だった。タオルの代わりに先生の手が膝の下に当てられ、潰すように言われる。「優秀優秀」と言われて診察は終 わり。「運動なにか始めたの?」と言われたので「弓道だけ正座はなしでやってみました」と答えたところ、正座もやっていいような口ぶりだったな……。また 2週間後。

2018/12/3(月)
リハビリ。前にみてくれたことのある先生、2回目か。
まずは片足立ちを確認される。痛みはあるか、確認しながらのマッサージ。他にはヒップアブダクション、クラムシェル、レッグカール的なものだったかな。回 数を重ねていくにつれて先生が徐々に負荷を強くしていく。最後に片足でのお尻上げ。腿裏がキツイ。全体的に、今までよりも負荷がかかる動きをするように なったなという印象。

最後にベッドのふちに手を掛け支えながらしゃがんでみてください、と。「しゃがめますか? 怖くはないですか?」と聞かれたので「しゃがめます。そんなにきつくない。左足と比べれば違和感はゼロではないですが」と答えた。
引き続き、お尻上げは頑張るように言われる。ハムストリングスと内腿の筋力が大事なのだなと今日の動きで改めて思う。

午後、どうしようもなく眠い。

2018/12/2(日)
先週パーマをかけて、きょうはカラー。今まで赤系を入れていたのをベージュっぽい色にしたいと希望する。しかし、こういう色味は何系という色なのか、いま いちわかっていないので正しく伝えているか不安。すると雑誌を持ってきてくれたので、見ながらこれは赤系ですか? ここまで明るくなくてこんな色味が希望 です、と伝えてみた。赤系が長かったので最初は少し赤味残るとのこと。でも、赤味が少なくなっているのが自分でもわかった。

毎年恒例、町内会でのお餅配布。昨年までは、大根おろしも含めて選べたのですが、今年からはプレーン・きなこ・あんこの3種類と数も決まっての配布。こちらのほうが確かに合理的だと思う。

2018/12/1(土)
弓道。初心者教室のメンバーが誰も来てなくて先生と先輩たちしかいない。それが少人数でかえって緊張した。射を見てくださった先生が、なんだか筈がおかし いねと言い付け直してくれようと取り外してみたら「こんなの見たことないなあ。来週まで預からせて」という流れになった。1.5時間滞在しておしまいにし た。今のところ、ほかの何の運動よりも疲れる。

2018/11/29(木)
リハビリ。いつもと違う先生だった。僕も山登りをするんです言うので、どこの山が良かったですか? と聞いてみたら「燕岳ですかねえ。最初富士山に登って あまり楽しいと思えなかったんですけど、燕岳に登ってはまりました」。燕岳から常念岳に縦走したらしく、どちらからの眺めが好きですか? と尋ねた燕岳だ そうだ。10月に高峰温泉で会った女性も燕岳を挙げていて、やっぱり人気だな〜と思った。私が「湿原はあまり好みじゃないけど、霧ヶ峰だけは別で好きなん です。たとえば尾瀬は前も後ろも景色が変わらなくってなんかもういいかなって思いました」と言ったら大笑いしてた。

2018/11/27(火)
デニス・ルヘイン 加賀山卓朗訳『あなたを愛してから』を読み終わる。すごーく時間がかかってしまった。というわけで、あまり好みではなかった。後半のハ ラハラドキドキ感は読ませるものはあるのだが、私が今読みたいのはこういうんじゃなかったんだなあと気付いてしまった。映像化は合っていると思う。

『カササギ殺人事件』を買ってみたものの、まだ手付かず。ほんと、本と映画のモードにならない日々だ。

2018/11/26(月)
リハビリ。仰向けに寝たまま踵をお尻につけようとすると裏側が重いというか硬いというか。いろんな動きを行ったせいか、帰り道の歩き方が楽。芯が通ったような感じでブレがなく、歩いていて気持ちいい。しばらくすると戻ってしまう感覚もあるのだが。

2018/11/24(土)
2週間ぶりに弓道をしに行ってきた。先生方に膝のことを説明して座射を免除してもらった。座射の人と一緒のときの立射のやり方を教えてもらうも、まだ覚え られなくて怪しい。先輩方の中に入ることは緊張する時間だし矢取りのタイミングは難しいが、下位の人間なので積極的に行うようにした。やらないでモジモジ しているより緊張しててもやったほうがいいだろうと思って。
だいたい月末に弓道具屋さんが来るのでカケを購入するつもりだったのだけど、今月はもう来なくて次回は12/22だという。先生が、「明日、大会で道具屋さんが来るのでカケと弓の購入意思があることを伝えておくね」と言ってくださった。
また、長さが合えば中古品の矢を安く譲るよ、と長さをみてくださって、95cmの矢を5本300円で購入。巻き簾用の矢はタダで、矢筒も古いのがあるので良かったらどうぞ、と譲ってもらった。

足踏みを閉じるときの動きが少し膝に負担だと感じた。伸ばしきって開いた足を閉じる動き。ちなみに、久しぶりでまた腕を払わないか心配だったけど大丈夫だったのは嬉しかった!

2018/11/23(金・祝)
夜は隣駅まで出かけたが、やっぱり歩きのおぼつかない感じはある。ゆっくり確実に歩く。階段の上りは平気だが、下りは慎重に。

2018/11/22(木)
整形外科でリハビリ。
踵がお尻に着くまでマッサージ。なんとか着く。お尻上げや横向きでの足上げなど確認されたり、歩く動作、階段の上り下りを観察されたのち、松葉杖はきょう でおしまいと許可が出た。「まだ不安定なところがあるので気をつけるように」「階段は両足でも良いが様子を見ながら片足ずつにするなど慎重に」と注意もさ れた。

最後には自転車漕ぎをで5分、漕いでいるあいだ中、左右のバランスが画面に出て、右足も負けないように力を入れるよう意識できるようになっている。
「リハビリテーション総合実施計画書」の説明とサイン。去年の12月、半月板損傷で保存療法になったときにもリハビリをやりましたが、そのときは最初の回 からこの用紙をもらった。今回は松葉杖が取れた段階でこれをもらった。希望を聞かれたので、正座できるようになりたいとお願いをした。

計画書を見ると、太腿とお尻に筋力低下のマークが付いてる。大腿四頭筋に関しては、確かに左足のような反応より薄いとは感じている。

リハビリの後は診察。呼ばれて中に入ると、松葉杖がないからか看護師さんに「なんだかスッキリしてる!」と言われた。T先生は「調子いいですもんね」と言 いながらシールを剥がし傷を確認して「次回は2週間後に来てください」と言って終わり。「お風呂はいつから大丈夫ですか?」と尋ねたら、「きょうからいい ですよ」と言われた。

松葉杖なしで家まで歩くと確かに微妙に不安定というか心もとない。右膝に多少の疼痛を感じるも帰宅してしまえば続くことはなかった。

2018/11/21(水)
ピアノの先生をしている友達とメールで発表会についてあれこれ話をした。仕切るのは大変だけど発表会は続けたい、自分も弾くし失敗したくないから死ぬほど練習したという。でも弾いてよかった、と。

「死ぬほど練習した」と言い切れることや、続く「今回も私は弾くよ」というフレーズがカッコよくて痺れた。

音楽って自分で楽しむためだけに奏でるのもいいけれど、分かち合うという面も意識すると別の扉が開くのかなとも思った。

2018/11/20(火)
先週の火曜日のときと同じ先生が診察をしてくれて「きょう、抜糸ですね」とのこと。明日だと思っていたので嬉しい。「明日かあさってにまた来られますか?」と聞かれたので、木曜のリハビリとあわせて来ますと答えた。

黒い糸が抜かれて傷跡がT型と星型だなと観察した。どちらもとても小さくて、確かに何年か経てばわからなくなりそうな気がした。

いったん帰宅したのち、手術した病院へ向かう。駅まで行って電車に乗って送迎バスに乗る。総合受付は激混みだったけど、診断書を受け取るだけなのでそれほど時間は取られなかった。帰宅して、県民共済へ送る書類を整えた。明日郵送しよう。

ところで、駅から家への帰り道「○さん?」と呼び止められて振り返ると1階にお住まいの奥さんだった。そちらのご夫婦にはとても仲良くしてもらっている。 元々は私がベランダから洗濯ばさみを落としたお詫びに菓子折りをもって伺ったのがきっかけで、もう随分前になる。出かけるタイミングが近いのか、ご主人と も奥さんともわりとよく会って、会えば挨拶したり、世間話をちょこっとしたりする。今年は特に町内会のことでお世話になったりお世話したりと関係が密に なった感じだった。

で、きょうは後ろから見て、慎重に声を掛けてみたという。

かくかくしかじかで〜と説明すると、奥さんも「この歳になると知らない間に骨折してることがあるのよ〜。2日前に元気だったお友達が足が痛いと整形外科に 行ったら大腿骨骨折だった」という話を披露。町内会の話題などにも話は及びつつ、ちょうどいい長さで話はお開きに。「かわいそうに、5階までおぶってって あげたいわ!」と言われて思わず笑ってしまう。「お話できて元気になりました」と伝えると嬉しいと言ってくれたので私も嬉しかった。

2018/11/19(月)
天気が気になっていたけれど、なんとか曇りのままで大丈夫だった。

リハビリはまた別の理学療法士さん、Cさん。正座も段階を踏めばしてよくなる&今はスクワットはまだ早い。膝のお皿の下が痛いのは、手術したときに触れた中の脂肪が炎症を起こしているからだと説明された。

わりと調子いいみたいですね、と言われて膝を曲げた格好でかかとを太腿の付け根まで付けられるか確認。仰向けの状態では膝の裏側がつまる感じがあった。ひ としきり足をほぐされたあと、うつ伏せ状態で同じ格好を。結果、一瞬付きました。けど、太腿の前側がすごく伸ばされてる感が強い。

お尻上げの運動と、横向きになって足を斜め後ろに上げる運動(中殿筋を鍛える?)を教わったので今までの運動に加えることにする。

リハビリ最後に松葉杖を1本回収され、片松葉になった。右足が悪いので、左腕で持って杖と右足を同時に出すこと。良い方の左足に体重を乗せて斜めになるような格好にならないこと。

リハビリの後に診察。「後ろ側、ひっかからないですよね?」「はい。この前側が痛いくらいです」「これはしばらくね〜」と、いつものように膝を伸ばすよう に足をぐっとそらされて「優秀優秀」と言っておしまい。いつもの看護師さんではなかったので「抜糸っていつごろなんでしょう。そろそろ湯船が恋しいです」 と聞いてみたら「水曜日でしょうかね。でもその後再度診察をしたあとにOKが出るので湯船に入れるのは週末頃でしょうか……」とのこと。

帰り道、自由になった右手の使い方をちょっと忘れているような、手持ち無沙汰のような、変な感じ。力を入れる必要がないのに気付くとぎゅっと握りしめてた。

帰宅すると、手術した病院から「診断書が出来上がりましたので取りにいらしてください」と留守電が入っていた。

2018/11/18(日)
久しぶりに10時近くまで布団でゴロゴロ。コタツ出しました。カキフライ食べました。

2018/11/17(土)
T先生ではない別の先生が「傷きれいですね〜」と言って診察終了。抜糸は10日後くらいと言われたので来週か……。家でのんびり過ごした。

2018/11/16(金)
ともに好きな錦木と栃煌山の取り組み。上位に連勝したあとだし、たぶん錦木が勝つんだろうと予想してたが、ほんとにそうなった。らしいといえばらしいけど、どうにも歯がゆさがあるねー。

ふくらはぎの冷えがいくらか軽減した。もっと冷たかった。けど足先は冷えてる。コタツに入りたい。カキフライ食べたい。

開院前から並んでいる年配者の多くは電気治療あるいはリハビリ待ちなのだということがわかってきた。彼らがリハビリ室に行ってしまうと待合室は空席が目立ち、静かになった。曜日によっても違いそうだ。月曜日と土曜日はとても混んでいた。

それほど待たずに呼ばれ、T先生には「大丈夫そうね」と言われながらまた足をぐーっと反り返るくらいまっすぐに伸ばされたので「ギャー」と言うと「よく伸 ばしてね」と言われ診察は終わった。きょうも抜糸はなかった。看護師さんから「天気が悪くなる前にちょっと傷が痛くなったりするけど、天気が悪くなってし まうと落ち着く」などの話を聞いた。9時には病院を出られて帰宅する。

伸ばすとお皿の下あたりが痛いせいか、立っているときは無意識に膝をゆるめてると気付いたので意識して伸ばすようにしている。左ほどにはいかないが、膝を曲げるほうが痛くない。

NHKみんなのうたの「スプーンの初恋」のイラストがとってもかわいくて凝っていて歌に忠実。何度見ても飽きないし感心する。

2018/11/15(木)
12:20からのリハビリ予約。11:50頃に病院に着くくらいに家を出た。80分待ちとなっていたけど、リハビリ前ギリギリに(多分早めに)呼ばれた。

診察は今回も看護師さんに処置室に呼ばれ、待つ。T先生先生に「昨日歩きすぎたせいか、膝のお皿の下あたりが痛いです」と言うと、「あ〜」と看護師さんと 顔を見合わせた。そういう反応なのでよくあることなんだろう。「それじゃこうしましょう」と膝に手を当てておしまいだった(笑) 帰宅して調べてみて、大腿四頭筋が弱くなって引っ張られるせいなのかなと思った。

診察の後はリハビリ。前回とは違う理学療法士さん。前半はマッサージ、後半は筋力の確認的な動き(横向きで足上げる)と、筋トレというより動きの再学習み たいな動きをいくつか。足は床に着けたまま上半身を左右に平行移動する・片足を前に踏み込みまっすぐ踏み込めているかどうか。「日頃運動している人という 感じですね。お腹に力が入ってる」と言われましたが、最近はあんまり運動してなかったし運動神経がないのでそう言われたことが不思議ではあった。しかし 「上半身、かたいですね〜」とも言われた。それは自覚があって、時々呼吸が浅いなと気付く。

2018/11/14(水)
同じく早めに病院に着いて並んで待つ。昨日と同じくらいの待ち時間で、看護師さんに処置室に呼ばれて足を投げ出していたらT先生がみにきた。傷口を見て、 何かの確認なのか膝を反り返るくらいぐいーと伸ばされて(痛いよ!)おしまい。抜糸はいつなんだろうな……。いつも処置してくれる看護師さんが「私も両膝 を先生に手術してもらったけど、今では傷口がどこにあるかわからないくらいになった」と言う。

午後、用事があり電車に乗る。通常だと駅まで8分歩いて、電車に乗ってまた5分歩くという行程。今回は、それぞれ20分くらい、15分くらいの時間がか かった。着いた駅から用事のある場所までは地下道と地上、どちらからも行ける。地下道に入るためには階段があるけれど、地面が平坦なので歩きやすいし、人 の流れもシンプルで歩きやすい。よって地下道を選択した。ちなみに、坂と階段があったら階段のほうを選びます。エスカレータは無理。

用事を済ませエレベータに乗ったら、降りる際に乗り合わせた男性が開ボタンを押してくれ、その先にあるドアをも開けてくださった。感謝しかなった。
帰りの電車は始発駅から並んで乗った。ラッシュ少し前でそこそこ混んでいる電車なのだが、3つ掛けの優先席に座っていたら何故か隣に誰も座らない。ぽっかり空いててなんとなく目立つ。結局はすべて埋まって発車したのですが。

これからは私ももっと周りを見て人に親切にしたいと思いました。思っている以上に松葉杖や杖は不安定だ。

2018/11/13(火)
整形外科へ消毒。開院2分前に着くと列ができてる。が、9:10頃には病院を出られたので月曜より早い。
T先生は不在の日でまた別の先生がみた。看護師さんに「11:20からのリハビリが空いているんだけど……」と勧められたが、昨日やったばかりだし、木曜日にも入れているので結構ですと断って帰ってきた。

2018/11/12(月)
雨が降ったらどうしようと不安だったが曇りのままなので、きょうも徒歩で整形外科へ行く。11時にリハビリの予約があるため、その前に診察が終わるように9時頃着くように家を出た。土曜日よりも早く歩けた。

8:50から待って呼ばれたのが10:30くらい。処置室に呼ばれ看護師さんが消毒して、T先生ではない別の先生(若くて眼鏡のイケメン先生であった)が傷口を見に来た。「いつ手術でしたか?……あまり腫れてないし傷もきれいですね」。その後、11時のリハビリまで待つ。
リハビリでは、今までの経過のインタビュー、膝の曲がる角度など調べたり(135度だった)、筋肉の強さを確認されたり、伸ばしたり曲げたり、腿のマッサージ、膝のお皿のマッサージ等。

家での宿題が3つ。
・膝の曲げ伸ばし
・床にタオルを置き右足を乗せて前後・左右・回転の動きをする
・タオルつぶし
運動後はアイシング10分+10分休み+再度アイシング10分すること。

当面は週に2回来るようにとのこと。ちょっと大変だな……。
11時40分に終わって歩いて帰宅。
リハビリのあとに診察でも良いのだが、席がないと立ってることになるわけで、松葉杖持って立っているのもプレッシャーかけるようで申し訳ないし、だったら 早めに来て座って待ってたほうが良かろうと思ってた。が、半日仕事になるとやっぱりちょっと考えちゃうな。行って帰るだけで疲れてしまう。

2018/11/11(日)
夢を見た。
ピアノの習い事の前に初めての整体に行ってみたら、入ったとたんいろいろヤバイ感じで「時間があまりないので……」と断りを入れたところ時間がなんだっ て? って感じで中に入れられた。一番偉い人はおじいさんでピンクの服を着てておまけにスカート。横にお付きの人みたいのがいる。松葉杖を置いて仕方なく 話を聞き始める。偉い人が来客で席を外したときに時計を見るとすでに夕方17:30、ここから駅の反対側にある習い事の場所まで行かないといけない。なぜ か自分の荷物が散乱していたので慌てて鞄に入れる。とてもたくさんあって入れにくい。若い女性のお付きの人が手伝ってくれる。外に出たところで松葉杖を忘 れたことに気付き戻ってゲットして松葉杖は使わないで手に持ってとにかく急ぐ。もう日が落ちて暗くて道がよくわからないが、大きな通り沿いに歩いていたら 建物の明るい光が見えたのでそちらのほうに進めば良いだろうと、車に注意しながら慎重に進む。そこで目が覚めた。

2018/11/10(土)
T整形外科へ診察&消毒しに行く。うちからは徒歩12分くらいかかり、少々坂もある。タクシー使ったほうがいいのかなと思いつつ、車の通らない道を選べば 行けそうな気もして松葉杖で歩いてみることにした。今まで知らなかった道も面白かったし、車もほぼ通らず安全に歩けてよかった。時間はやっぱり3倍くらい かかるか。

たっぷり2時間待ちだったかな……。「木曜日はありがとうございました」と挨拶し「どうですか?」と聞かれたので「普通に歩ける感じです」。「ひっかかる 感じはありますか?」「重い感じはしますが、手術されたんだなという感じというか……」。ハハハと笑われ消毒される。「12:20からのリハビリも受けら れるけど13時になっちゃうしねえ。リハビリの予約入れてますか?」と聞かれたので「月曜日に入れています。あときょう30分くらい歩いてきたのでいいか なと……」と言うと「ああそう!」という感じでダメ出しされなかったので歩いてよい距離のようだ。「また見せに来てください」と言われ診察終了。ちなみに シャワーは浴びて良いが、お風呂はだめとのこと。

怪我したときの腫れとそう違わないけど、回復に向かうのと悪い状態が続くのとはやっぱり気持ちが違うのでスッキリしている。

シャワーを浴びたら点滴あとが少ししみる。膝の傷跡に血が滲んでるのを防水の絆創膏を通して見た。

まとめと書き忘れたこと
・右側側半月板断裂による関節鏡下半月板切除手術でした。切れてるところを削ってきれいにした、前側はきれい、軟骨もきれいだったとのこと。

・麻酔は、脊髄くも膜下麻酔(+全身麻酔)。診療明細書を読むと全身麻酔には「セボフレン吸入麻酔液」が使われた模様。脊髄の麻酔は二度と経験したくないほど怖かった。針は細いけど気持ち悪い感じ……。

・入院中にはいろんな看護師さんにお世話になった。この看護師さんはどこからどこまでが担当なんだろう? とこちらから見るとわからない点もあるが、とにかくお世話になりました。若い男性の看護師さんも2,3人いた。

・四人部屋にいた中国人の入院患者さんは良くお菓子?を食べていたようだ。袋を開けて食べる音がした。あと、ときどき話し声するので電話していたのかもし れない。一人だけ整形外科入院ではない人がいて、これから手術&3週間入院のような話を担当の先生と話していて大変そうだと思った。

・手術後に朝まで過ごした部屋では、隣のベッドに同じくT先生に手術されたであろう男性がいた。私には「筋トレ頑張ってね」だけだったが、隣の男性とはも う少し大変そうな話をしていた。また手術の翌朝に「昨日は痛くなかったのに痛い」と何回か看護師さんに言っていたので、傷も深かった&手術内容が違うのだ ろうと思った。

・同じ部屋にH田さんというおばあさんがいて起きている間は「トイレに行きたい」「これを外して」と言い続けていた。「夜中に「トイレに行く?」と聞くと 断っていたのになぜ起きるとそんなに行きたくなっちゃうの?」と男性の看護師さんが優しく尋ねていたり、「さっき行ったばっかりですよ。そのときにも一滴 も出なかったですよ」と言ってたりした。

・お手洗いに行くのに人の手を借りなくてはいけない、あるいは麻酔が完璧に取れてなくて出そうで出ない感覚など、排尿排泄を自力で行えることってすごく幸せなことなんだと実感した

・開腹ではない手術、とくに今回受けたような関節鏡の手術は身体への負担はかなり小さいことがよくわかった。

・フットマッサージャーのおかげか、手術後翌朝のふくらはぎはフワフワと柔らかかった。欲しくなっちゃう。

・自分の布団が一番です。

2018/11/9(金)
6時に起床後、体温・血圧の測定・酸素濃度測定と採血。顔を拭くタオルの支給。朝食。整形外科の先生の回診の前に、右足のぐるぐる包帯は解かれ、身体を拭くホットタオル と着替えが渡された。担当医がやってきて「手術に立ち合うことはできなかったのですが、報告書は見ました」「水を使ったのでどうのこうの」と言ってたんだ けど、忘れてしまいました。「消毒しに行くのは月曜日からでいいですか」と尋ねると「明日すぐにみせに行ってください」と当たり前のように言われた。なん というか、挨拶しにいけ的なニュアンスを感じたのでした。そして足を消毒して帰っていった。担当医ってなんだったのだろう、名前貸しみたいなもんかな、い ろいろあるんだろうな、私の右足に右って書いたくらいだな、などと思った。

回診が終わると最初の一晩を過ごした部屋に戻ってきた。退院すべく荷物整理をしていると、リハビリに呼ばれ、松葉杖持参で車椅子で向かった。

膝が90度曲がるので良いですね! とのこと。大腿四頭筋を鍛えるタオルつぶしは毎日毎日ちょこちょこ続けてくださいね、とここでも言われる。そして、松葉杖の使い方をおさらいする。右足は 荷重して良いとのこと! やったー。手術した右足と松葉杖を一緒に出して歩きます。また、階段も荷重して良い。上りは大丈夫な左足を一段上に上げたあとに右足と松葉杖を上げる、下 りは右足と松葉杖を下段に一緒に下ろしてから左を下ろすという流れ。「行きはよいよい・帰りはこわい」と覚えてください、と言われた。

部屋に戻り、点滴の管が外されしばらく押さえておくよう言われる。IDバンドの解除。翌日から飲む抗生剤の錠剤が5日分、薬剤師さんから渡された。ナースステーションで事務の人に書類を渡されて総合受付で退院処理をするよう言われた。

お会計を済ませ、支払いをする。思っていたよりも少なく済んだかなという印象。保険請求のために診断書をお願いし、病院を後にする。書類が出来たら電話連絡があるのでまた取りに行くことになる。テレビカードの払い戻しを忘れていたのでちょうどいい。

病院から無料送迎バスで駅まで。駅から電車に乗って最寄り駅まで。最寄り駅から8分の道のりはたぶん3倍かかったくらいの歩き。いつもの商店街を通り抜け るとき、八百屋のおかみさんと目があって「ど、どうしたのっ!」と店から出てこられてしまった。「きのう半月板の手術して退院したんです」と言ったら本当 に驚いていた。

帰宅してホッとしたけどさすがに心身ともに疲れたなあ……、足も腫れてるなあと思い、少しだけ片付けて1.5時間くらい夕寝。夜には元気になって、母に電話報告した。

2018/11/8(木)
6時より前に目が覚めてベッドでぼーっと過ごす。そこそこ眠れたような眠れなかったような。顔を洗って浴衣に着替え、点滴が来るまで横になったりベッドに 座ったり。まず、検温・血圧測定・酸素濃度測定、昨日の便通とお小水の回数を確認される。7時過ぎにとうとう点滴がやってきた。

一回で成功し、ほっとする。看護師さんも「ちょっとあぶなかったです〜。よかった〜」と言うのでドキドキ。「でもまだわかりやすいほうです」とのこと。一本終わりそうになったらナースコールで教えてくださいと去った。

9時頃に看護師さんがやってきて、10時になったらペットボトルを回収しに来ます。また、翌朝までは別の場所に移るので貴重品や洗面用具をまとめておいて くださいとのこと。14時に手術開始なので、13時半頃になったら肺に菌が入らないように歯磨き&舌磨きをしておいてくださいとも言われた。

10時の回診。担当医に右足に油性マジックで「右」と書かれる。

10時にペットボトル回収。点滴一回交換。朝食も昼食も抜きだけどそんなに空腹は感じない。ただ手術開始の14時まで待つのが退屈で早く始まらないかなと思う。

13時頃、麻酔科の先生がやってきた。手術をするT先生の方針で半身麻酔で行うことの説明。ベテランぽい関西弁の先生だった。なぜなら映像を見て説明しな がら行いたいからだそう。私は眠らせて欲しいと再度言ってみたけれど、あんまり乗り気ではない様子。「全然グロテスクじゃないですよ〜。T先生の顔のほう がよっぽどグロいですよ」というのを関西弁で言われるも、渋っていたら「じゃあ最初は半身麻酔で始めて、やっぱり無理となったら全身麻酔も入れましょう」 と提案された。「全身麻酔が効くまでどれくらい時間がかかるんですか?」と聞くと「準備するからちょっと待ってね〜の15秒くらい」と言われたので、 「じゃあそうします」と折れた。「だいたいみなさん眠りたいというんですけど、8割の人が大丈夫でしたよ」とのこと。あんまりそう言われると大丈夫な気が しなくもなかった。このときは。

手術は14時開始だけどT先生が外来を終えてこちらに来るのが早かったり遅かったりする場合があるとのこと。遅くなったらT先生を恨んでねと言い残して麻酔科の先生は去っていった。「麻酔説明・同意書」を残して。

13時半に歯を磨いたら、ほどなくして看護師さんがお迎えに来た。病室のある4階から手術室のある2階までエレベータと歩きで移動する。手術室の扉が開く と奥にまた扉がある。最終確認のために名前と生年月日、手術するのはどちらの足ですか? と質問され答える。手の消毒。頭にはシャワーキャップを被せられ る。

いよいよ中へ。全体的に緑の物が多い。段にのぼってベッドに横たわる。温かくてふわふわしている。パンツ一丁&浴衣一枚になる。

心電図やら血圧計やらを付けられる。まずは下半身の麻酔だ。脊髄への注射なので身体をエビのように丸めたところに針を刺される。点滴よりも細い針だと昨日 聞いていたが、背中から中心部へなんともいえない不快な感じが響いていく。気持ちの悪い感触。それでなくても「脊髄」というのが怖くて怖くて仕方なかっ た。上半身や下半身の感覚がどうなのか保冷剤で確認される。上半身は冷たく触られている。左足は冷たくないが触られている。右足は何もわからない。お腹あ たりは触られている感覚と少しの冷たさ。で、仰向けの姿勢になって手を広げるような格好。このあたりから恐怖感が増大し始めて、私の歯がカチカチ鳴り始め た。つまり、文字通り「歯の根が合わない」。止めようとしても止められないし、身体もガクガク震えてきた。目も開けられない。「無理かもしれません……」 と言うと「じゃあまずはT先生の顔に挨拶だけでも」と言われ、ちょうどやってきた先生に挨拶する。看護師さんは手を握っててくれる。T先生は「外は暑い よ〜」と言っている。麻酔の先生や看護師さんたちが「緊張が強くて」と説明している。T先生が私の左手を触り「冷たいね!」と言う。麻酔の先生が「まずは 落ち着く薬を使いますか? 全麻?」と聞いている。私はもう眠らせてくれーと思っていたが「すみません、どうしようもないです」と言うとT先生は「大丈夫ですよ、よくあることです」 と言ってくれた。そして、マスクが被せられた。深呼吸してください、と言われたので一回行う。どうなるのかな、と思ったら次はもう目が覚めたところだっ た。全身麻酔が使われたのだった。

もう大丈夫ですからね〜的なことを言われ、まだなんとなく眠いままベッドに移されてエレベータに乗せられて病棟へ戻る。翌朝まではナースステーション近く の部屋。酸素マスクが付けられたまま。暖かさはちょうどよく、どこも痛くない、というか足の感覚はない。15分に一回くらい、血圧・体温・酸素濃度を測ら れに来られた。心電図も付いている。少し経つとT先生が来てくれて、「ベロみたいになってたところ切りました。筋トレ頑張ってね」とだけ言って帰っていっ た。

手で触ると腰骨の感覚はある感じだけど、左右の腿はブヨブヨした感触。左足の感覚が足先から徐々に戻ってきて、右足の感覚が戻ったのはずいぶん後だった。 右足全部が包帯ぐるぐる巻きだった。右膝は保冷剤で冷やされている。ぬるくなるとときどき替えに来てくれた。またふくらはぎから下にはフットマッサー ジャーみたいなのが付いていて血栓予防のためのマッサージをしてくれていると気付く。

予定通り明日の金曜日に退院しても良いとのことだったので、看護師さんにもその希望を伝えておいた。

点滴が一本終わって、酸素マスクも終わったあと、8時少し前に夕食をとることができた。常食です。夕食前に抗生剤の点滴も始まっていたが、ロキソニンと胃薬を飲む処方も出ていた。痛みが出ないといいなあと思いながら飲む。

さあ、長い夜が始まる。
お手洗いに行くには車椅子に乗らないといけないので、いちいちナースコースしないといけない。それがかなりストレスだった。夕食後の21時、22時半、夜 中の2時、5時半、8時と夜の間に何度も行った。というか、眠れないから余計に意識が向いたり、呼ばなくてはならないと緊張したり、パンツ一丁+浴衣に布 団という状態が地味に冷えているのか辛かった。手術前日よりも眠れた気がしない。ずっと仰向けのままで寝返りが打てないのも辛い。腰が痛くなりそう。あま りに辛くて夜中頃には右を上にした横向きになったりもしたり、ときどき起き上がって気分転換したりした。

2018/11/7(水)
病院へは10時頃に来てくださいと言われたので、最寄り駅発の9:30の無料送迎バスに乗れるように家を出た。9:50頃に着いて受付で手続きをしたのち、病棟へ案内された。

部屋は四人部屋ですべてカーテンが閉じていた。病棟担当の看護師さんが来るまでお待ち下さいとのこと。また、看護師さんが来るまでの間に、先に10時の先 生の回診があるという。何をしてたらいいのか、あまり音を立てても悪い気もして、そのままの格好でしばらくベッドに座ってた。すると整形外科の担当医が来 て「明日手術なのできょうはゆっくりしてください」くらいの挨拶をしてすぐにいなくなる。

そろそろと荷物を開き始めたらスウェットを持ってくるのを忘れたことに気づく。それに院内は結構暑いと感じた。病衣を借りなくてはいけなくなった。やっと 看護師さんが来てくださる。IDリストバンドの装着。「入院診療計画書」「手術の承諾書」を渡された。バスタオルを1枚渡すように言われる。今日から3日 間の流れを説明してくれた後、この階の案内、つまり、お手洗いの場所・シャワー室の使い方(30分の予約制)・共用スペースにはソファとテレビ、自販機が あるということ、9時以降は食べ物は禁止で飲み物はお水・お茶・スポーツドリンクのみ可であると言われる。病衣も借りることができ、着替えてやっと落ち着 いた。

テレビカードを購入し、缶コーヒーを飲んで自分の部屋に戻り、テレビを付けてダラダラ過ごした。ほどなくお昼。12時に配膳され食べ終わった頃に片付けら れる。14時になるとリハビリ室に呼ばれ、膝の可動域の確認や大腿四頭筋を鍛えるタオルつぶしの筋トレを教えてもらった。15:30に、予約していたシャ ワーを浴びる。

いつのタイミングか忘れたが、検温・血圧測定・酸素濃度測定があった。そのとき、手術の執刀医は、紹介元のT整形外科クリニックのT先生ご本人であると初 めて知った。木曜日は、今入院している病院にT先生が来て手術をするのだという。もともとT先生は入院している病院の先生で、その後、T整形外科クリニッ クを開業したそうなのだ。T先生もそう言ってくれればいいのにと思う。

夕方、手術室の看護師さんがいらっしゃり、手術の流れがかなーり細かく説明された。そして、麻酔のことについても軽く説明があったが眠らせて欲しいという希望を伝えたところ、麻酔科の先生にも伝えておきますねとのことだった。

18:00に夕食。その後、看護師さんが来て、明日は朝から点滴なので洗面を済ませ浴衣に着替えておいてくださいと置いていった。上半身はブラも下着もなしで。別の看護師さんが明日の点滴のための腕の確認にやってきた。

21時就寝。隣の人が21時を過ぎてもテレビを付けているのか光がチラチラする。ナースステーションに行って説明し、部屋を見てもらった。看護師さんが注意をしたら消してくれて、静かな夜。けれど、すぐには寝付けなかった。

2018/11/6(火)
入院の前日になった。午前中に整形外科に行き松葉杖を借りに行く。高さを調整してもらい、歩き方と階段の上り下りを簡単に教えてもらった。8,000円の保証金を支払い、1日100円の利用料が引かれて後日精算となる。

入院の荷物を準備してみたが、パジャマをどうするか悩む。20年前に入院したときは病衣を着ていた記憶しかない。病室は気温が保たれているから薄手のもの が良いというネット情報もあるが、家にあるパジャマだと膝部分のゆとりがそんなにないのでどうしたものかと思う。下はスウェット、上は半袖と長袖のTシャ ツを持参して、問題があるようなら病衣のレンタルをお願いしようと思った。

松葉杖を持つことを考えたらリュックのほうが楽だろうと山用ザックに詰めてみたら25リットルに入らない。40リットルに入れたところ、すんごく大げさに なってこれはちょっと笑える……と思い、肩から下げられるナイロンのバッグに収めることにした。ザック自体に1キロ超の重さがあるので結構重くもなるし、 バスタオル2枚とかパジャマを入れると山に行くより荷物が重くなる。

2018/11/2(金)
スポーツクラブでヨガにしか出なくなった。エアロやステップやハウスに出ていた他の知人たちは一人を除いて他のスポーツクラブに移ってしまった。私はもう 怪我もしたしエアロもステップも充分楽しんだな、という気持ちなので別にいいやと思っている。今出ているのはヨガだけ。それもとっても緩いストレッチのよ うなヨガ。お昼前に終わるし、タイミングが会えば知り合いに2人会えてちょびっと会話ができて気分転換できるし、先生も素敵。今の私にはちょうどいい。

2018/10/29(月)
整形外科のリハビリに行ってきたけど意味あるのか疑問に思ったので、手術前にはもう行かない。膝の状態を診て、適当なマッサージするだけ。今更、自 分の状態がどうであるかの説明なんていらない。おまけに手術前でそれなりにナーバスになっているというのに追い打ちをかけるようなことを言うのが気に入らな い。術前に少しでも筋肉が落ちないように筋トレでもしてくれればまだわかるが、どうやら補助的なことしか許されていない人のようだ。手 術後にはちゃんとリハビリできる人が担当するらしいので尚更、この人による術前のリハビリは意味がない。

受付の人に確認
・手術後は毎日消毒に来なくてはならない
・退院して最初のリハビリの予約はしてもよいが、診察のあとになる。診察とリハビリの時間に余裕をもって予約してください
・松葉杖は入院日の前日に来てください。受付に伝えればよい

2018/10/27(土)
道着を着るのに案の定四苦八苦したが、弓道しに行ってきた。膝を痛めていることを伝えて座射はなしにしてもらう。いつもの先生方がいない代わりに初めて話 す人たちからあれこれアドバイスをを受けた。2時間過ごして帰宅したらすっごく疲れていて眠気に襲われて寝てしまった。気疲れが多かったかもしれない。

2018/10/26(金)
先週の術前検査で体温が37.1だったのに自分でびっくりし、それから微熱が続くのを感じていた。風邪を引かないように言われているため、一応内科に行ってきた。5日分の風邪薬とビオフェルミンが出た。

2018/10/20(土)
実は9月末にハウスダンスした翌日や、14日に山登りした後に右膝内側に痛みが出てた。念の為という気持ちで15日の月曜に整形外科に行ったら金曜にMRI撮ることになって画像を持って再診察受けたら手術ということになった。

昨年12月にエアロの途中で膝を捻り、整形外科で診察受けたら靭帯損傷と半月板損傷だった。2ヶ月ぐらいリハビリをして、若干違和感は残るもののこんなも んかと思って生活してた。月イチでダンスもしてたし、弓道では正座もしたし、9月の燕岳は大丈夫だったのになあ。治りきってなかったんだろうね。でも、病 院に行かなかったらいつまでもだましだまし動いてて、いつかはもっと大変なことになってたかもしれないから強制的に膝をいったん休ませることになって良い のかもしれない。と、結構ショックを受けてるけど楽観的に考えておこう。

15(月):
待ち時間が長かった。15:30に受付して2時間待ちと表示が出てて、すべて終わって会計が済んだのは18:30だった。レントゲン撮って、骨に異常はな いけど水が溜まっていると説明された。足をねじられて悲鳴をあげて、金曜日にMRIを撮ることになった。その後、リハビリ室でリハビリを受けた。ロキソニ ンと胃薬を一日3回飲むような処方とロキソニン塗り薬が出た。塗り薬はともかく、ロキソニンを一日3錠飲むなんて恐ろしすぎる。第一、そんなに痛みはな い。頭痛薬として保管しておこう。

19(金):
画像専門病院が車で迎えに来てくれて病院まで1時間弱。MRI自体は20分くらいか。また自宅に送り届けてくれたあと、画像を持って整形外科へ。「半月板 切れてますね。痛くないですか?」と問われたので「あんまり……」と答えると苦笑いされた。右膝の半月板が断裂していて、軟骨にも悪影響が出ると良くない ので手術推奨だけどどうしますか、とのことだった。そう言われると選択肢はないような気がするんだけど?
・11/7に入院して、11/8に手術、9日に退院予定。関節鏡視下手術で半月板切除の手術。松葉杖2週間、手術時の状況によっては6週間。
・手術します、と決めたら、いきなり周りがバタバタっと動き出した感じ。手術前にもリハビリはするように言われ、もともと22日に取っていますとつてた。
・手術は別の病院で行うので、いついつまでに手術前検査をしに行ってきてくださいと言われる。
・手術の説明と同意書・紹介状を受け取る。これらは手術を受ける病院に持参する。
・リハビリはこちらの整形外科でも、手術を受ける病院のどちらでも、と言われこちらの整形外科でお願いした。
・松葉杖は貸出でき、8000円の保証金を払って1日100円の計算で使った分を引いていくとのこと。
・消毒のため毎日(一週間?)通ってくださいね、と言われた。

そしてきょう20(土)
紹介された総合病院へ手術前検査と診察を受けに行く。10時頃着いて終わったのは12時。
・問診票と、麻酔医からの質問表に記入。レントゲン、心電図、血液検査、尿検査。ちなみに採血の針が非常に細かった印象がある。その分、時間はかかったけど明らかに細かった。私は何も言ってません。
・薬剤師さんから、普段飲んでいる薬はあるか、アレルギーはあるかなどの質問。
・その後、先生の診察。状況を簡単に説明し、先生からも手術の説明が簡単に。質問はありますか? と聞かれたので「2週間松葉杖と聞いているのですが」と聞いてみると「中を見てみないと状況もわからないのではっきりとは言えないのですが、すぐに歩ける かもしれないし松葉杖かもしれません。ぼんやり松葉杖かな〜と思ってていただければ」という答えでした。MRIでも詳細なところまではわからないのだなと 思いました。
・看護師さんから入院と手術に関する説明。何時ころ来てくださいとか、パジャマは貸出もあるとか、スリッパやバスタオル2,3枚いるとか、テレビカードの こととか、保証金のこととか。入院誓約書も受け取った。食事は運んでくれるとか、テレビのためにイヤホンがいるとか……。変なことを覚えてるね。

今回は下半身麻酔のようで、意識がある分、かえって不安です。麻酔医からの質問表の最後に「なにかあれば」とあったので「全身麻酔ではないのがかえって怖いです。眠剤などで眠ったまま手術を受けたいです」とダメ元で書いておいた。

2018/10/17(水)
『2001年宇宙の旅』を観て、リゲティが気になったためCDを買った。『リゲティ・エディション5 自動演奏楽器のための作品集』。メトロノームを 100台鳴らす(だけ)の演奏が入ってたりする。19分くらい。ずっとこのまま続くのかなと思っていると規則がほころびるような動きが出てくる。それを 追っているのが飽きない。不思議。雨の音を聴いているような気持ちにもなった。

2018/10/15(月)
この日の天気は良いはずだったのに前日と同じように雲がかかってた。

朝6時に雲上の露天風呂に入り、1階のランプの湯に初めて行ってみた。2階同様、2つの温度のお風呂があり、片方は源泉そのままの26度、もう片方は42 度だったかな。ぬるい方に入っていたら、先にお風呂場にいた方に「こっちはぬるいんですか?」と尋ねられた。「こちらは源泉で、加温してないそうです。源 泉を加温したのが隣のお湯。こちらと交互に入ると代謝が良くなるってお部屋の説明書に書いてあって」と答えると「なーんにも見てなかったわ」と笑い、少し 入ってみたあと「お先にー」と出ていかれました。

日本の和食という感じの朝食を食べ、9:50のバスに乗る。宿の人がいつもバスに手を振って見送ってくださるのがいい感じ。初めて大旦那さんを拝見したか も。途中で団体さんがりんごの里で降り、残りの人たちも小諸で降りてしまった。佐久平で新幹線の時間までのんびり過ごす。

今回で「日本秘湯を守る会」のスタンプ帳を埋めることができました。期間内に泊まったことのある宿に一泊無料で泊まれるんです。

2018/10/14(日)
朝起きたら普通に雨が降っている。ザックカバーを付け、傘を指して駅まで歩く。電車で移動しているうちに雨が上がってきた。

佐久平を8:35出発のバスで高峰温泉へ向かう。8:19着 の新幹線より前の電車にしたけれど、この時期は人が少ないので8:19着で十分だった模様。途中から霧のようになり、景色は望めないとすでに諦めの境地に なっていた。高峰温泉に着くと、前回同様不要な荷物は預かってくれ車坂峠まで車で送りますよと言われた。いつも至れり尽くせりだなあと思う。

登山口からゆっくりペースで登っていった。途中で雨に降られるようになったためレインウェアの上だけ着て歩くようにした。その後、雨が止んだので、レイン ウェアは脱ぎ、帽子・ネックウォーマーを付けた。それくらい肌寒かった。残念ながら浅間山はなーんにも見えずあまりテンションが上がらない。黒斑山の頂上 に着くと団体さんでワサワサしている。どら焼きと柿の種を食べたらすぐ下山開始。

下っている途中で風が吹いて雲が飛ばされて眺望が楽しめたのは一瞬だった。陽が射すと風景が違って見えるのに残念だな。登山口まで戻ってビジターセンターのカフェで休憩しました。キャベツソフトクリーム、あっさりしておいしい。

帰りは高峰温泉までのんびり歩いて戻ります。お部屋には布団が敷いてあり(今回初めてか?)、預けた荷物はすでにお部屋に運んでくださっていた。まずはお風呂だ〜と2階のお風呂に行った後、1階の奥から外に出る雲上の野天風呂へ。

1回に4人しか入れないので待っていると、前に並んでいた人に「何回か来ているんですか?」と尋ねられ、そこから会話が始まった。彼女は友人と4人でやっ てきたが、住んでいる場所がバラバラなので新宿から高速バスで来たけれどとても楽だったということ、明日は篭ノ登山に行く予定とのこと。「おすすめの山は ありますか?」と聞いてみると、「燕岳はいいですね」と言うので「9月に登ったんですけどやっぱりいいですよね」と話が弾む。「常念岳は最後の1時間がキ ツイと聞いたんですけど、どうですか」と聞いてみると「確かにキツイかも。でも、いい山だし、そこから蝶ヶ岳に抜けるの、いいですよ」とのこと。やっぱり キツイんだな!

そんなこんなでお風呂の順番がやってきて、堪能す。景色は雲のせいで楽しめなかったけどお湯は楽しめた。その後、日が落ちるころにもう一度入りに行った。

夕食のため食事処に来てみると人がたくさん。日曜日宿泊なのに関係ないのだな。秋だからか野菜たっぷりのサーモン鍋が登場。粟の田楽がおいしかった。野草 の天ぷらがいつも楽しみ(りんごの天ぷらも出た)。岩魚は骨が処理してあって食べやすい。他に刺身こんにゃくや茶碗蒸しなど。肉はない。全部食べられる ちょうどいい量。

服装
登り始め:メリノ長袖+長袖シャツ・キャップ・手袋
雨が降って:メリノ長袖+レインウェア・キャップ・手袋
寒くなってきて:メリノ長袖+長袖シャツ+フリース+ウィンドシェル・ニット帽・手袋・ネックウォーマー

コースタイム
車坂峠(9:57)ー槍ヶ鞘(11:28)ートーミの頭(11:38/11:43)ー黒斑山(12:00/12:09)ートーミの頭(12:24/12:40)ー車坂峠(13:33)

2018/10/13(土)
弓道着が届き、着付け方を教えてもらうも次回自分ひとりできれいに着られるか若干不安。
腕を2回払ってしまった。肘の内側がひどい状態になっている。ちょっとしたホラー。

2018/10/12(金)
製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm特別上映国立映画アーカイブ(長瀬記念ホールOZU)に行ってきました。

発売日が9/1でした。各回前売りとして200枚だったので取れると思ってたんですが、ネットで進んでいたら最後から先に進めなくなり希望日は売り切れ。 あわてて今日の分をなんとか取ることができました。200枚のうちのかなり後半の番号だったのでギリギリということです。残りの100枚程度が当日券。

会場に着くと、番号順にざっくり3つにブロック分けをしてまずはそのあたりで待っててくださいという案内。1番から10番までは一人ひとり確認して階段へ誘導。その後は「5人単位で呼びます」とのことだった。

入場時にハンドアウトあり。内容は
・製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mmプリントについて
・映写は、上映指示書(WB版)にもとづいて行います。
・1968年公開当時のシネラマ劇場:テアトル東京
・日本語字幕がよく見えない場合に 『2001年宇宙の旅』主要会話の略筋

いい席は残ってないだろうなと思っていたが、希望の席が空いていてラッキー。警備員さんと係員さんが空席を確認していて、最後のほうに入ってくる人たちには「こことあそこが空いています」という案内をしていた。

上映前にNFAJ担当者の簡単な挨拶あり。上映のチケットが争奪戦になったことのお詫び、その後、ハンドアウトに基づく簡単な説明。上映に難しさが伴うこと(音声の再現・映写技師さんの技能)、次の上映会場が待っていることから今回の12回の上映が限度だとのこと。

上映指示書の説明。
上映時間は164分(休憩15分含む)。
前奏曲:2分53秒(カーテンは閉じたまま、照明はほの暗く。映画が始まる前に、照明OFF、カーテンを開ける)。
休憩字幕:26秒。休憩は15分。
幕間音楽:2分18秒(カーテンは閉じたまま、照明はほの暗く。映画が始まる前に、照明OFF、カーテンを開ける)。
追い出し音楽:4分23秒(「The End」が消える10秒前に、照明をあげて、カーテンを閉める)。

1968年当時の上映をご覧になった方はいらっしゃいますか? の問いかけに数名挙手あり。
プリントの味わいを活かすため、日本語字幕をスクリーンの下に付けた。この材質なども相当こだわった。が、座席によっては見えないところもあり申し訳ない。でもセリフは164分うち40分くらいなのでご了承ください(会場から笑い)。
1968年公開時にはなかった携帯電話、鑑賞の妨げにならないよう音声も光もご容赦くださいとお願いあり。

・観客のマナーとても良し
・前奏曲聴いているだけで頭がおかしくなりそう。不穏な音楽。最っっっ高
・たしかに音が素晴らしい。素晴らしすぎて怖いくらいだった
・以前、一回だけ映画館で観てあらすじは知っているはずなんだけど細かいところは抜けてたな
・前奏曲・カーテン・インターミッション等はやっぱりいいな。映画を極上のエンターテイメントとして体験した感じ
・最後の最後まで音楽を聴いていた人多数。最後は拍手で終わった
・最高の映画を最高の環境で観た幸せ

ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」特別記念イベントで、昨年は『デルス・ウザーラ』を上映した模様。古典の大作を今後もこんなふうに鑑賞できたら幸せだなあ。他にインターミッション付きは、今はなき、ル テアトル銀座で観た『ベン・ハー』しか経験がないのです。

なお、『2001年宇宙の旅』、10/19からIMAXで2週間限定上映するんですね。

2018/10/11(木)
島本理生『ファーストラヴ』。ネタバレ気味。

若い女性の事件と、それに携わる臨床心理士・由紀と弁護士・迦葉。事件はセンセーショナルだし、容疑者の心の動きと真実は確かに気になった。しかし、臨床 心理士と弁護士の過去から現在に続く関係がさらに気になって読み応えがあった。奇しくも彼ら自身の生い立ちと重なる部分のあったことが物語に深みを与えた のだろう。

この中の登場人物のセリフと同様、こんな形の性的虐待があるとは思わなかった。そして、環境に加えて暴力的な言葉の持つ影響力は計り知れないとも思う。本人が自覚できないレベルで深く傷ついてしまうから、それを癒やす術を見つけるのがとても難しい。

お互い深く理解しあっているからといってそれが恋愛関係であるとは限らない。それは当たり前のことなのに、お互に似た境遇の男女というだけで恋愛と短絡的 に結びつけてしまうのは浅はかなんだなと思った。大学時代の二人がお互いを傷つけあってしまった場面は読んでいて辛く、その後のわだかまりが残った関係も 心がヒリヒリした。

すべてを把握していた由紀の夫・我聞の存在は天使。迦葉にとっての兄でもある彼は、迦葉にとっても由紀にとってもなくてはならない存在。ふたりとも我聞に 救われているし、読者も何度も救われていただろう。人を信じることのできる強さを持っている人。特にラストの由紀と我聞の対話はとても美しく神々しい。

2018/10/7(日)
電車を乗り継いで過ごしました。

高崎ー水上:「SLぐんまみなかみ」。高崎駅に少し前に到着してSL弁当を購入後、入線や連結なども見ました。ホームはたくさんの人でごった返している。駅員さんがだるまの被り物を用意していて被りたい人は被ることができる。楽しそうなので被らせてもらいました。上からバンザイしてかぶっていき、頭と腕が出ます。
高崎を出て沿道を見ているとたくさんの人がSLに向かって写真を構えてたり、立ち止まって眺めていたりする。手を振る人もとても多い。高いところを走ると きには向こうの方から見ているのもわかったりする。ウォーリーを探せ的に、「あ、あんなところで3本も三脚立ててる」とか「何故かごつい機材の人が集まる ポイントが」とか、車窓から眺めるのがとても楽しかった。嬉しそうな顔をしてSLを眺める人たちを見て、私も嬉しくなる。みんなSLが大好きなんだなあと 思った。
渋川で20分くらいの停車時間あり。
また、SLトレーディングカードと「D51 498 復活30周年記念 SLぐんまヘッドマーク」のシールが配布されました。ちなみに、SLトレカは30種類あってレア2種類(キラキラしてるらしい)があるとのこと。一車両に3〜5枚の確率で入れてますと言ってましたが私がもらったのは「12系客車(座席)」という非常に地味なものでした。

水上ー越後湯沢:「やまどりもぐら・ループ」。リゾートやまどりの車両は枕部分がフッワフワだし、前の席との間隔も広くフットレストもありリゾートな感じ。でも、路線としてはトンネルが多く、「土合駅の停車時間20分で駅舎まで往復できる人はしてこい」というマゾな部分もあると思う。せっかくなので往復してきました。土合駅の駅スタンプがあるのかないのか見つけられず残念(帰宅して検索してみると、ない模様。無人駅だからか)。

越後湯沢に着くと雨。2.5時間あるので、がんぎどおりをあれこれ見ながら歩き回る。ぽんしゅ館では、新米の季節だからか100円で好きな具材のおにぎりを自分で握るイベントをやっていました。その後、駅前の「んまや」の中のカフェで一休み。がんぎどおりに戻り、いつものように爆弾おにぎりを買って新幹線に乗る。

越後湯沢ー大宮:「MAXたにがわのフラットシート」。
MAXは近々なくなってしまう。1階でも2階でもないフラットシートに乗ってみたくて狙ってチケットを買う。コンパクトな空間という感じで混雑していなかったせいもあるのか静かに過ごせて満足。

東北新幹線の遅延の影響で高崎で30分ほど停車。電車に乗ってばかり、でも旅行行くより好きかも……と思った一日でした。

メモ:
六郎の上州もち(くるみ入):高崎駅
おむすびジャム(神楽南蛮にんにく・巾着なすジンジャー・肴豆オリーブとパンフにはあったがオリーブは店頭になかった):ぽんしゅ館

2018/10/6(土)
弓道は前回までと同じ時間に開始。体配の練習などはほぼなく、立射を繰り返す。最初より時間が経つほどかえってダメになっていく感覚もある。疲れるんだろ うか。たくさん矢を放てたが、最後あたりで1回腕を払った。払うときは「収まりが悪いな」という予感はある。ある意味、進歩かもしれない。2時間みっちり 練習できたけど疲れた……。

2018/9/29(土)
4月から毎週一回、半年間参加していた弓道初心者教室を修了しました。市の広報誌で募集していたのを知り、あまり深く考えず申込み参加し始めたのですが、 思っていたよりもずっと難しく奥が深かったです。続けようかどうしようか自問しながらもできないからこそ休まず参加しました。

型の順番を覚えるのはもちろん、無駄のない動きや美しさも求められます。弓と矢は思うように扱えなくてグラグラするし、勘所も全然つかめない。頭で考えす ぎたのか「離れ」がわからなくなり、私はほぼ毎回左腕を弦で払うようになりサポーターと冷えピタを常備するようになりました。弦が当たったところは最初赤 くて次に青、そして5日くらい経つと黄色くなる。治ったと思ったらまた払うの繰り返しが情けなく辛かった。

先生方があれこれアドバイスして下さるのですが、しばらくはまた払うだろうなという恐怖で思い切りも出せてなかった気がする。自分なりに本を読んだり調べ たりしたけれど、頭で思うように身体は動かないものなのです。でも、ここ2回くらいでなんとなーく前と違う感触があり、なので恐怖感も薄れてきて、きょう はとうとう1回腕を払っただけで済んだ。「まずは腕を払わない」のが目標だった私にとって、これは結構な進歩なのです。嬉しい。10月からはきっとゼロ。

的に当たったら嬉しいですが、私の弓は弱いので多分まだまだ当たらないと思います。あと、せっかく「〜道」を習っているのだから体配をきれいに行いたいというのが一番です。

10月からは連盟のみなさんと一緒に練習に参加するようになります。まずは道着を用意するのが良いでしょうと言われ、きょう弓道具屋さんが着たときに一 セット頼みました。帯の色が選べたり、名前の刺繍の色が選べたりしました。道着を買った分、戻れなくなった気がします。道具を借りられるのが12月いっぱ いなのですが、道着の次はカケらしいです。

修了証と弓道教本の第一巻をいただいてお開き。

2018/9/26(水)
先日妹とメッセージのやり取りをしていて「うちの長生き家電は電子レンジと炊飯器」と言っていたらその日に炊飯器が壊れたよ……。エラーが出て動かなく なった。洗濯機を買ったばかりで炊飯器まで買えないよ! 仕方がないので鍋で炊いている。意外と簡単でおいしく炊けている。しばらくこれで過ごす。

月に1度の仲間とハウスダンスの日。メンバーの中で一番経験が浅く一番ヘタなのだが、それにしても今日のは難しかった。経験の長い人たちも難しかったと言っているので、じゃあ私が難しく感じるのは仕方ないよねと諦めもつく。でも悔しさもある。

谷川史子『はじめてのひと』(3)。完結巻。
「谷川史子と不倫」という組み合わせが意外とはいえ、絵は相変わらずほんわかしていて出てくる女性はみんなかわいい。絵だけみたらいつもの谷川ワールド だ。ごく普通の男女が恋に落ちた顛末の描き方は秀逸で、片方が既婚者であっても純粋な(風?)に思わせる。だからこそ、こちらは苦しくて仕方がない。道な らぬ恋だから応援はできないが、与(くみ)ちゃんの願いを叶えてあげたいとも思ってしまった私はどうかしていたのかもしれない。
繊 細な、というか微妙なバランス上にいるカップルは、本質的な会話をすること自体が綱渡り的だ。なにが相手の心に楔を打ち込むかわからなく、それが別れの原 因となってしまうことが多そうだ。与ちゃんも「ああ言わなければよかった」とずっと後悔していたのではないか。でも本心だったんだもんね。
下宿屋の艶っぽいほうの大家さんの存在がキモ。諏訪内だけではなく、読者も彼女の存在に救われる思いがしたはず。ブスブスと毒針を指すような、それでいて新鮮な空気を通すような、荒療治のような言葉の数々。

2018/9/24(月・祝)
濱口竜介監督『寝ても覚めて も』(2018年・日本)を観ました。ネタバレします。まとまらない文章ですが、すっごく面白かった。

初めて亮平と出会ったときに彼を避けたのは、避けなければ彼を好きになるだろうとわかっていたからか。亮平と結婚すると決めたのに、麦の姿におびえたのは 会えば気持ちが戻るとわかっていたからか。朝子が北海道へ向かう車の中から携帯を投げ捨てたのも、退路を絶たないと亮平に戻りそうな弱さを自覚していたか らか。これら3つとも自分の気持ちがわかってない・定まってない状態だったよね。朝子って、まず行動が先にあって後から感情がついてくる人のような気 がする。

朝子が目覚めたのが仙台ではなくすでに北海道であっても戻ろうと思ったんだろうか。「高速を降りたの?」の問いは、亮平に対しても麦に対してもなされたが 答えは異なっていた。眠っている間にも安心できるか否か、その答えにも通じるといったら考えすぎか。そして、携帯を捨てて身一つになったけれども仙台には 知り合いがいた。

麦に潜んだ狂気を感じて怖い。携帯を派手に壊す仕草が怖すぎた。言葉が穏やかでも物に対する扱いが激しい人は怖い。朝子との別れは去る者は追わず来る者は 拒まずを体現しているようでいて、それ以上に違う時空間に住んでいるようだ。感情がありそうでないように思える。生活につながるような感情のやりとりを行 える相手ではないと思った。

クッシーとリオが初対面で演劇論をやり合う。緊張感があって、そして、朝子や亮平の対処の仕方が良くてとても好きな場面。これほど衝突した二人がお互いを 認め合うようになるのなら好き合うようにもなるだろうと一般的には考える。案の定、二人は結婚する。が、朝子が亮平から去ったあとの「あんな亮平を見てい られない」というメール、そして亮平が大阪へ向かう日のリオが車を追いかけていく様子に驚いて「リオは亮平が好きだったのか?」と混乱した。考え過ぎ?

岡崎のお母さんは秘めた恋をしていた。リオも秘めた恋をしていたとしよう。秘めた恋をするならば傷つく相手を最小限にしたほうがよいだろう。それがマナー とは言わないが。

2018/9/23(日)
大根仁監督 『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年・日本)を観ました。ネタバレあり。

おとなしめの篠原涼子、イケてない広瀬すずが新鮮。観終わったあとにはツッコミどころをあれこれ挙げられるんだけど、反面、無駄な部分を削ってすっきりま とめたとも言える。たとえば死にゆく芹香の辛さ・菜々や奈美の家庭環境・奈々と渉の関係など、これらを深追いしていない。

“成功者”である芹香 が自分の死後にかつての友人に残したものはちょっとした夢物語にも思える。が、彼女にとって高校時代の友人たちがどれほど大切なものだったか、誰にでもわ かるように示したと思えばよい。お金がある人がお金を使う。今の自分にできることをするという意味でまったく正しい。

楽しく終わるのに少し物悲しさが残る。6人が同時に集まれなかったことや芹香の不在がそう思わせたのだろう。

2018/9/19(水)
洗濯機が届く。狭いところから出して、そこにまた設置なので申し訳ないなと思い、前日に洗面所のドアを外しておいた。
2人の作業員さんがまず玄関まで前の機種を運び出したら、1人で持っていった。1人は残って書類に記入などをしている。しばらくすると運んでいった1人が 新しいのを持ってきて玄関から洗面所までは2人で設置していた。1人で運べるってすごいな……。

10年の進歩はやはり感じられた。適度な洗剤量の表示、作動音が静か。糸くずフィルターが簡単になり、脱水後の絡まりがすごく減っている。以前よりしっか り脱水されているのにシワが少なく、ほぼ乾いているんじゃない? という仕上がり。おまけに温水ミストなる黄ばみ取りの機能を試してみたら白い衣類が本当にきれいになった! テンション上がる! 開始と終了のメロディーが変わったのだけが残念(半分冗談)。ちなみに日立のビートウォッシュです。

2018/9/17 (日・祝)
朝は6時からお風呂に入れます。6:05頃、外のお風呂へ向かうと同じことを考えている人がいて、玉子湯は私も含めて4人で入りました。小雨が降っていた し玉子湯に入れれば満足だったので部屋に戻る。
朝食も量が多目で全部食べきれなかった。
せっかく車があることだし、返却時間までドライブすることにする。猪苗代湖方面へ向かうように、レー クラインとゴールドラインを走り、磐梯山をぐるっと一周するようなルートで福島駅に戻ってきました。あいにくの曇りであまり展望は望めなかったの ですが、渋滞もなく信号で止まることも滅多になく、走ることを楽しめるような気持ちのいい道でした。
道の駅があれば寄り、スタンプを押した。道の駅つちゆでは「つちゆソフト」(高原ミルク・熊笹・山ぶどうの盛り合わせ)を食べ、パン屋さんが出店していた のでライ麦パンを買った。ライ麦や天然酵母を使ったパンが並び迷った挙げ句、生姜の入ったライ麦パン、はちみつりんごの入ったパンなどを購入。とてもおい しかったのでメモっておく。お店がないようなので、検索しても情報が出てこない。
「山麓(ふもと)のパン屋いっさ」もらったチラシには、“土・日・祝日を中心に道の駅<つちゆロードパーク>と岳温泉レストラン・ティーポットにて販売し ております(冬季期間除く)”“ご注文による販売は通年で実施しております。お声がけください”とある。
964-0071 福島県二本松市栄町180 TEL&FAX 0243-24-5997

2018/9/16 (日)
福島の高湯温泉、玉子湯へ行きました。
磐梯吾妻スカイラインをドライブして浄土平まで行きたいというのもあった。なのに前日の15日(土)に吾妻山の噴火レベルが2 に上がり、スカイラインは全面通行止め。なんというタイミングか!
福島から高湯温泉の一番奥、スカイラインに入るところまで行ってみたら通行止めのところに人も立ってました。
玉子湯はいい感じに昭和のレトロ旅館という趣。玄関から靴のまま客室まで入って、客室の玄関で靴を脱ぎスリッパに履き替えるというホテルのようなスタイ ル。館内に大浴場と内湯、外にあるお風呂が玉子湯(男女別)・露天が女性専用1つ、日替わりの露天が2つ、足湯が1つ。露天風呂も開放的で良いけれど、玉 子湯の風情が一番好きだった。もちろんお湯も素晴らしい。
夕食は多すぎて食べきれず。こんなことは珍しい。部屋に戻ると急須や湯呑が新しくなっていて、水の入ったポットが追加されていた。

2018/9/15 (土)
洗濯機を見に行く。使っていた機種に不満はなかったので後継機種しか考えてなかった。同じメーカー・同じ容量・同じような機能に思えるのに価格は10年前 と比べて上がっていると思った。消費税を考えると大金だなーと思いつつ、いくらになりますか? と店員さんに尋ねると、税抜価格から端数分を引いたような 金額でちょっと驚いた。前の機種の引取手数料も含めてだという。購入することにした。

2018/9/14 (金)
メーカーから確認の電話があった。壊れてしまった状況を伝えたところ、開けてみないとわからないが部品の保存期間が過ぎていることなどから買い替えを勧め られるような感じだった。キャンセルの場合、修理日の前日にお電話いただければとのことだったので土曜日に洗濯機を見に行こうと思った。

2018/9/13 (木)
最近、洗濯機から大きな異音がするようになった。少し前から運転音が大きくなってきたなあと思っていたのだが、洗う前の重量計測時にすごい音がする。近所 迷惑にならないか? と思うくらいの音なのでメーカーに修理依頼のweb申し込みをした。
その後、洗濯機を使ったところ、途中で動かなくなった。電源切ってもだめ。なんというタイミング!

2018/9/7(金)
天気予報通り雨。
朝食は5:30の回でいただいて、雨の日仕様にして出発の準備。雨の日に歩くのも結構慣れたな……経験大事だな……と良い方に思うようにする。外は意外と 寒くなくて、雨もそれほど強くはなかった。ときおり強い風が吹くけれど稜線ではないし、立山縦走のときに比べたら大抵のことは乗り切れると思っている。

だんだん暑く感じるようになったので、合戦小屋に着いてからフリースも脱いでしまう。下山するにつれて雨が強くなってきた。はあ疲れたなあ、雨の日はテン ション下がるな……と思うのに、こんな天気でも結構登ってくる人がいて驚く。

登山口に到着し、有明荘までのゆるい下り坂がダメ押しでつらい。有明荘の日帰り入浴は10時からですが、レインウェアを脱いでザック置き場で荷物の整理を してから中に入ると少しフライングでお風呂にどうぞとおっしゃってくださいました。着ているものを脱ぐと、すべてが水分をたっぷり含んでいて重い。着てい るときはそんなに感じなかったのに、これを再度着ようとはとても思えないくらい。疲れたときの一番の心地よさはお風呂よりも乾いた服なのかもしれない。

そのときの他に入浴している人は1人だけでのんびりできました。お風呂から上がり、大広間でダラダラ過ごし11時過ぎに食事する。12:38のバスまでま だ時間があるなあ……と新聞を読んだり外を眺めたりする。2時間くらいの空き時間、長すぎると思ったのになんとか過ごすことができた。

12:38の穂高駅行きのバス停は雨ざらしなのがつらい。冷たいレインウェアを再度羽織り、5分くらい辛抱して待つ。穂高駅に着くと軽い霧雨になってい た。13:52穂高駅発で松本駅へ。14:49のあずさで帰宅。

(9/6)
有明荘(7:40)ー中房温泉登山口(7:56/8:00)ー第一ベンチ(8:36/8:40)ー第二ベンチ(9:08)ー第三ベンチ(9:40)ー富士 見ベンチ(10:11/10:17)ー合戦小屋(10:48/11:45)ー燕山荘(12:46/13:07)ーいるか岩(13:14)ーめがね岩 (13:37)ー燕岳(13:46/13:53)ー燕山荘(14:32)

(9/7)
燕山荘(6:26)ー合戦小屋(7:03/7:12)ー富士見ベンチ(7:33)ー第三ベンチ(7:56/8:01)ー第二ベンチ(8:26/8: 28)ー第一ベンチ(8:51)ー中房温泉登山口(9:22)ー有明荘(9:35)

・燕岳くらいが私の身の丈に合っている
・雨だとわかったら無理して登るのはやめたい。今回、雨の中の歩きって本当に楽しくないと思ってしまった。登った日は晴れで景色も楽しめたから良かったも のの、全行程が雨だったらただの苦行だ
・下りで、くわえ煙草のおじいさんとすれ違った。ふざけるなと思った
・ほんというと、有明荘・燕山荘・そして途中の各ベンチでも煙草を吸うのはやめてほしいと思っている
・有明荘も燕山荘もその対応にほんとに感心する
・燕山荘で「昨日、有明荘にお泊りでしたね」と森永ダースをもらった。有明荘宿泊者は日帰り入浴無料
・有明荘にはスタンプがひとつ、燕山荘にはなんと6つもあった
・今回は平日にも関わらず有明荘も燕山荘も混んでいると思った

2018/9/6(木)
朝食は7時。昨晩見かけた団体さんが朝食をお弁当に振り替えたようでぽっかりいなくなっていた。有明荘は着替えなど山を降りるまで不要な荷物を預かってく れるのでありがたく利用させてもらいました。

この日は爽やかであまり汗もかかずに登れているなあと印象でした。合戦小屋ではスイカを食べて水分補給代わりにする。その後、あんぱんを食べて少しのんび り過ごした。日陰にいるとかなり寒く、日なたにいればちょうどいいくらいの気温だった。だいたいコースタイム通りとはいえ、やっぱり合戦小屋からの登りは いつも同じところで疲れを感じる。槍ヶ岳が見えるポイントで左を見たらいきなり現れたので「わ!」と声を上げてしまった。晴れた日に見える槍ヶ岳はとても 大きくハッキリ見えた。

燕山荘に到着し、手続きを済ませてゆっくり休む前に燕岳に向かいま す。寒いので、フリース、耳あて付きニット帽、手袋を付けて出発。その後、ニットのスヌード、ウィンドシェルも加えてちょうどいいくらいの寒さでした。頂 上は結構人が多く、のんびりできる雰囲気ではなかったので写真をさくっと撮って下山しました。

燕山荘に戻ってから、喫茶室でホットミルクとりんごのシブーストのケーキセットを! 前にも書いたけどホットミルクというのが本当に嬉しい。そして早朝に北海道で大きな地震があったと知る。

夕食は17:15の回と指定されていました。到着が遅かった人たちは18:15と言われていたようです。17:15に向かうと1階からの列が2階まで続い ていてびっくり。前日の有明荘といい、燕山荘も混んでいる。あんまりお腹が空いていないと思っていたけどちゃんと全部食べることができた。

翌日の朝食は、4:45か5:30。早いもの順。21時消灯。売店を見たり、お水を汲んで飲んだり、くらいしかやることがない。寒いし布団で過ごす。空気 が薄いせいか良くわからないけど心拍数が夜になっても低くならず、あまり深く眠れた気はしなかった。

2018/9/5(水)
6日に燕岳に登ってきました。
前の週から台風の動きをチェックしつつ日程の移動や違う山に行くことも検討していましたが、5日の移動が大丈夫そうなので予定通り移動できました。この日 は有明荘に前泊。穂高駅から 中房温泉行きバスに乗ると、有明荘で降りる人が多く驚きました。2014年9月2015年9月と来て以来、同じように水曜日に前泊しましたがこの日はとても 混んでいました。下山日になる7日の金曜日は晴れだと思っていたのに天気予報では雨だと知る。温泉に入って食事もおいしく、山登りの前に泊まるにも英気を 養えて良いところです。夕食は18時。

2018/9/1(土)
唯川恵『バッグをザックに持ち替えて』。
山登りなんてまったく縁がなかったのに、犬を飼う環境を整えるために軽井沢に引っ越したことから近くにある山を登るようになった著者。最初は頂上まで登れ なくて、でも繰り返していくうちに登れるようになっていく。その後もあれこれ範囲を広げていくわけでもなく無理もせず、自分のホームの山を大切に登ってい くのがいいと思った。また、興奮した筆致ではなく淡々と冷静なした描写なのもいい。山の経験者であるご主人のアドバイスが神がかり的で感心してしまった。 身近に経験者があると心強くて羨ましい。

お昼の12時から『2001年宇宙 の旅』70mm版特別上映のチケットが販売された。ネットでどうにか買うことができた。最初の希望日で進んでいたところ途中で売り切れてしまった らしく、あわてて別の日を選択して間に合った。整理番号順に入場させるのでだいぶ後ろのほうですが観られればいいです。

2018/8/27 (月)
ちとせ屋のおからドーナツは翌日の朝食にしたが、油っぽさがまったくなく軽くておいしかったと記しておく。

ルイザ・メイ・オルコット 村岡花子・佐川和子訳『花ざかりのローズ』を読み終わる。先日読んだ『八人 のいとこ』の続編。ネタバレします。

年頃になったローズやフェーブの恋模様を中心に物語は進む。恋心の分析と描写が少し息苦しいくらい。チャーリーに対する気持ちは、恋の駆け引きではなくダ メ人間を少しでも高尚に近づけるために自分はどうしたらいいのかと考えているので、これは恋とはちょっと違うんだろうなと思っていた。すると、チャーリー の怪我による死という衝撃の退場という展開でシビアさに驚いた。チャーリーの死にゆく様子はとても見ていられるものではなかった。

ローズもフェーブもどちらも出来すぎの女の子たちなので、ローズが最後の辺りで才能を開花させて喝采を浴びるフェーブやマックに嫉妬しているというセリフ を吐いたことに少しホッとした。それに対する叔父様の答えも素晴らしかった。
まず誰の役にも立っていないというローズに対し8つ具体例を挙げた。そしてこう続ける。

「神様はご存知だよ。そのうちに時期をみて、神様はご褒美をくださるよ。こういう静か な生活をしているほうが、世間の人に監視されたり、喝采を受ける生活よりどんなにましかわかるだろう。最も高尚な生活を送っている人たちの中には、生きて いるうちは誰にも知られず、世を去ってから、人々に痛切な淋しさを感じさせるような人がいるのだよ、もし君がそうしようとするなら君の生活もそういう人た ちの生活と同じかもしれないね。(後略)」p.427

楽しいだけではない、ちょっと堅苦しいかなあという読後感でした。

ところで、この本は訳者が村岡花子と佐川和子になっている。あとがきを読むと以下のような説明がありました。この文庫が絶版ということもあり、少し長いで すが転載してみます。

(前略)
 「さて、ここにこの物語の訳者として、私と共に名をつらねている「佐川和子」について一言ふれておきます。実はこの翻訳の主体は佐川和子にあるのでし て、私は訳稿を校閲し、わずかばかりの助言と協力をしただけですが、若い佐川和子と、そして(角川書店もまた)そのことを公にするために、私の名を出すこ とを求めたのです。それで、私の名が佐川和子と並んでいるのです。

 最後に、『佐川和子』は一人ではありません。これは四人の若い人たちが、稀に見る友情と協力によって絶えずこの仕事を一途にして完成しました。私がこの 四人の仕事に協力を惜しまない理由も、不思議なほど気持ちと仕事の上で一致し、互いにはげまし、互いに援け合っていそしんでいる四人の友情に感激したから です。四人のうちの二人が偶然にも「和子」という名を持っていましたので、それに他の二人の姓名の一字ずつをとって「佐川和子」のペンネームを作りまし た。佐川和子はこの後も、いろいろに変わっていく女の運命を乗り越えて、仕事の上ではいつも「佐川和子」であり、どんどん新しい訳業にはげんでいくことで しょう。私はそれを切に希望いたします。
   
   昭和三十五年の暮れるとき」

その後も「佐川和子」として何か訳されたのかもしれないし、バラけてお仕事をしたのかもしれません。

2018/8/22 (水)
月に一度のハウスダンスの集まり。毎回、先生の動画と自分たちの踊っている動画をLINEで送ってもらっているのだが、久しぶりに前のを見ようとしたら期 限が切れて見れないと! 保存しておかないと見られなくなっちゃうなんて知らなかった。ショックで仲間の一人に「折り入ってお願いが……」と、動画を保存しているなら転送してほし いとお願いした。彼女も途中で保存しないといけないことに気付いたと言っていた。ほぼ揃って嬉しい。

先生はいつも最後にその日のダンスを踊ってくれるのだけど、それを見ているといつも「私(たち)が習ったのってこれだっけ? 同じダンス?」と思う。それ くらい先生のダンスはカッコよくて宙に浮いているようで素敵だ。

新しいことを始めて苦労しているとき、ハウスダンスを始めたときのどうしようもなくできない感じを思い出し、その時とどっちが辛いかなあと比べたりする。 もちろんダンスは未だに慣れなくてみんなとも同じようにできないけれど、何がなんだかわからない・覚えられないということが減ってきて目も動きも慣れてい くものなんだなあと人間の能力に感心したりする。

2018/8/19 (日)
お風呂は6時半から楽しめるので楽しみ、朝食もおいしく堪能し、10時18分のバスまでのんびり過ごさせてもらった。

払沢の滝入口で途 中下車して滝へ向かいました。滝へ行くまでの道も雰囲気があって素敵、思っていた以上の場所でした。滝も美しい。ちょうどこの土日は「払沢の滝ふるさと夏まつり」でライトアップも するし、夜は花火も上がるようでした。アクセス的に難易度高く諦めましたが楽しいだろうなあ。

ちとせ屋さんで豆腐のソフトクリームを食べる。お豆腐の味が しておいしい! おからドーナツをお土産に。12:29のバスで武蔵五日市駅に戻って拝島乗り換え八高線利用して八王子まで出た。

久しぶりにカザーナコーヒーに行く。ドリップコーヒーは間 違いなくおいしい。雑味がまったく出ないのがすごいと思う。初めて頼んだコーヒーゼリーは軽くクラッシュしてあり意外とあっさりしている。上に乗っている アイスがまた好みの濃さなのだった。あんまり濃厚なバニラアイスは好きではないので嬉しかった。接客も丁寧すぎるほど丁寧というか腰が低いです。

京王八王子のアートマンでにしちゅんの グッズを買う。西東京バスの中に貼ってあった「払沢の滝まつり」に描いてあった、にしちゅんのゆるさにやられて八王子で下車して京王八王子まで行ってきま した。八王子といえばカザーナコーヒーに行けるしと思ったのもある。満足してJR八王子駅に戻り電車に乗って帰宅。

・三頭山はずっと行ってみたくて、でも朝のバスの混雑ぶりを聞いていたので躊躇してました。8月は一番人数が少ないはずだけど、それでもバス4台で座れな いという……。ほんとに8:10のバスに座って行きたいのならば、相当早めに着かないとだめなのはわかった。

・ルート自体は長くないので、9時のバスでも良い気はする。9時のバスだと数馬で乗り換えだけど、西東京バスは人数の把握をちゃんとしていて臨機応変に増 便はしているし、数馬から都民の森は10分程度なのでそこは立っていてもまあどうってことはないかも。

・なお、都民の森に着いていざ歩き出すと人がバラけるのか渋滞するわけではない。山の不思議。

・自転車乗りの人がたくさん。登山の人より多いかもと思えるくらい。行きのバスは、自転車が走る最後の坂を(道が狭いこともあり)抜かさずゆっくり目に付 いていった。たぶん相当キツイ登り。のぼり切ったところで自転車のお兄さんが手でお礼の仕草をしたのが印象的(ちょっとかっこいい)。

2018/8/18 (土)
三頭山に行ってきました。

武蔵五日市駅を9時に出る都民の森行きバスに乗るつもりでし た。さすがに8時10分発を目指すのはつらいなと思ったためです。が、立川駅でホリデー快速が来たときに意外と空いてるなと乗ってみたら席に空きが出て座 れてしまった。ラッキーだけどバスは長蛇の列だろうな。

予想通り、武蔵五日市駅に着くとバスには長蛇の列ができていて、西東京バスの人が「バス4台に増便します」とアナウンスしてくれた。が、ほぼ最後尾だった 私たちは座れず、結局1時間立ってました。比較的空いているバスを選んだのかぎゅうぎゅうでなかったことが救いです。

都民の森に着いて、売店で有名なカレーパンを購入。続いて森林館でスタンプ押印。のんびり過ごしていたら職員さんが「ひのはら村のごはん」 というパンフを渡してくれました。おいしそうで参考になる。

さて、まずは鞘口峠を目指し、そこからしばらく急な登りでした。少し緩んだかなと思った頃に東峰に着いて、ついで中央峰を経由してついに西峰に着きまし た。

そこからは富士山が絵のような姿で見えました。てっぺんのギザギザした感じまで見えて本当に美しい。おいしいカレーパンを食べながらしばらく休憩しまし た。

下山はムシカリ峠から富士山がきれいに見えるという大沢山経由で降りることにしました。大沢山からは富士山の裾野がきれいに見えたので西峰で見るのと景色 が違って良かったです。また、ロングコースというほどロングでなかったし静かで歩きやすかったです。でも、ブナの路経由は沢沿いなので涼しく歩けるのだろ うなはと思いました。三 頭山周遊コースを逆ルートで辿ったことになります。鞘口峠ー展望台が急なので下りにするより登りのほうが私は安心だったし、三頭山に着いたあとの 疲れ具合で大沢山を経由するか否かを選べるので逆ルートおすすめです。

三頭大滝まで来ると人も増えてきます。大滝の路で少しんびりしてから森林館へ戻ってきました。

森林館のレストラン「とちの実」でお昼を食べる。しそジュースがめちゃくちゃおいしかった! 舞茸天ぷら+うどんを頼んだら、舞茸天ぷら2つと野草の天ぷら、コーンのミニかき揚げも付いてきた。そして相方の頼んだ舞茸天丼が全然舞茸天丼ではない。 つまり舞茸のほかに野菜があれこれ、エビが2本、これでもかというくらい乗っている。

14:35のバスで数馬へ向かい、15時を少し過ぎてから「蛇の湯温泉たから荘」にチェックインしました。たから荘は三度目ですが夏に泊まるのは初めてで す。日帰り温泉の方々と入れ替わりのようにお風呂に入ることになり、お風呂はゆっくりできました。夕食は、夏野菜が多めなのと、冬の鍋は夏には野菜と肉の 蒸し焼きになり、ヤマメが鮎になったりです。フルーツはあまーいメロン。山菜やコンニャク、ゴマ豆腐、天ぷらも冬同様楽しめる。

たから荘の夜は涼しくて下手すると寒いくらいだった。思い出ノートも楽しむ。


森林館(9:33)ー鞘口峠(9:44/9:48)ー三頭山東峰(10:38)ー三頭山西峰(11:03/11:20)ームシカリ峠(11:33)ー大沢 山(11:42)ー三頭大滝(12:41/12:47)ー森林館(13:27)

2018/8/15 (水)
上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』(2017年/日本)を 観に行ってきた。グロいの怖いの駄目な私にとって最初で最後の“ゾンビ映画”だ。以下、反転します。

予備知識はなかったはずだけど、なんとなく雰囲気でわかる。だからこそ“ゾンビ映画”であって も観に行けたとも言える。正直言って途中までは薄目&ところどころ音声頼りで観てました。作り物とわかっていても辛い。早く動きが起きてくれ……と祈って いたところに展開が。そこから先は楽しく安心して観られて嬉しかった。
ネタバレしてからが面白い。本編で不自然と思わなかった箇所がネタバレされながら再度観ると不 自然に見える不思議。3人で何度も無事を確認するところとか、音声さんが急に外に出たがるところ等々。こちらは勝手に解釈をして、気が動転して何度も無事 を確認していたのだろうとか、音声さんはすでにちょっとゾンビ的な異状を起こしてて外に誘われるように出てったのだろうか、と思い込んでいた。ここはトラ ブルが発生していたのかと。
映画が好きでなければ撮れない映画。裏側の大変さを知ったと同時に制作者の映画に対する愛をひ しひしと感じた。エンドロールがまたいいですね。最近少し下がっていた映画への気持ちに再び火が灯されたような気になった。

朝8:55からの回は多分満席。お盆休みだから&朝一だから空いてるかなと思ったのが大きな間違いだった。

2018/8/12 (日)
朝食は8:00から。野菜料理はもちろん、たっぷりのお粥がおいしいです。9:15頃に「朝拝の準備ができましたのでどうぞ」とご連絡をいただき大広間へ 向かう。最後に御札と色紙をいただいてチェックアウトしました。

今頃の季節はレンゲショウマがたくさん咲いています。下向きに咲く可憐な花で、ケーブルカー駅の奥・富士峰園地に群生地があります。

ケーブルカー・バス・JRと乗り継いで帰宅。

2018/8/11 (土・祝)
涼しさを求めてロックガーデン狙いで御岳山に行ってきました。

西国分寺を8:49に通る中央線だとホリデー快速より混んでなさそうなのでそれを選択。青梅を経由して御嶽駅についたのは10:00。10:14発のバス に乗るとしたところ臨時便が出ていて10:05に出発した。私も含めて数名立っている人がいるくらい。ケーブルカーの滝本駅を10:30に出発し、御岳山 へ。ケーブルカーもICカードが使える。チケット買うより少し高いのだけど、その分記念チケットを貰える。

ケーブルカーの御岳山に着くなり小雨が降っていて傘を差したり差さなかったりしながら武蔵御嶽神社へ向かった。お参りをして、長尾平展望台まで歩き少 しのんびり。この時点でお腹が空いていた。長尾平の分岐へ戻り、七代の滝へ向かう急坂を降りていたらどんどん雨が強くなってきてなんだかイヤになってきた のでひとまず神社の参道にあるお店でお昼を食べようと一旦戻った。以前にも食べたことのある駒鳥売店でお昼を食べたらちょっと気力が出てきた。外が明るく なってきて雨も止んだようだ。七代の滝へ降りてロックガーデンを目指すことにした。

長尾平分岐から七代の滝への急坂で標高差もありたっぷり30分くらい下りまくる。たどり着いた七代の滝は勢いがあって辺り一面とても涼しい。しばらくそこ にいたら寒くなるくらいだった。急な傾斜の鉄のはしごを上りながら「あれだけ下ったんから仕方ないか……でもツライ」と思う。

天狗岩を経由してロックガーデン方面へ。だんだんと苔の緑の色が増えてきて目にも身体にも涼しい景色の中を長い間楽しめました。八ヶ岳の森の中のようで す。やっぱり夏にはもってこいの場所ですね。ロックガーデンを過ぎた先にある綾広の滝は神々しく、ひんやり。

そして神社まで戻ってきました。山楽荘を予約していたのでそちらへ向かいました。

雰囲気のある大広間でのお食事ではなくて少し残念。どうやら団体さんが入っていたようでそのせいかなと思いました。お食事内容は以前同様、地のものを活か した野菜料理を中心に、イノシシの鍋も。野菜の天ぷらとモロヘイヤご飯が特においしかった。

翌日の朝拝の案内がなかったので、食事の後に問い合わせてみたら「団体さんの滝行が早朝4:30からあるので朝拝は9:30頃など遅い時間になってしま う。それでもよろしければ」と言われた。せっかくなので数年ぶりにお願いすることにした。通常は6:30からで朝食の前なのです。

NHKで「北 アルプスドローン大縦走」を見ていたら剱岳に登ってる気分が味わえて体力も技術もない私にはこれで充分だと思った。

2018/8/9(木)
NHKで今放送していた「病院ラジオ」。言葉にできない。何も 言えない。19日に再放送があるようなので録画したいと思った。

2018/8/8(水)
ルイザ・メイ・オルコット 村岡花子訳『八人のいとこ』を読み終わる。ネタバレです。

ソフィア・コッポラが映画化したら美しいだろうなー。

両親を亡くしたローズの養育係をアレックス叔父さんがつとめて一年、ローズは心身ともに健康になり叔父さんは忘れ形見のローズと過ごすことの幸せを感じ る。一年間過ごしたあと誰と暮らすかローズ自身が選ぶことになるのだが、読む人の誰が見てもこの二人はこれからも仲良く過ごすのだろうとわかる。そうわ かっていても、お互いがお互いのことを思いながらのラストはやはり心にしみます。

「ああ、そうだ。叔父様こそ私を一番欲しいと思っていらっしゃるのだ」ローズは思っ た。「私はよく叔父様がとても欲しいと思っていらっしゃる物を何か上げたいと願っていたけど、今こそ上げられる」

「私ゆっくり考えなくてもいいの。誰を一番愛しているか、誰と一緒にいたら一番幸福かわかってるんですもの。だから私、叔父様を選ぶわ。叔父様、そうして よくって?」

2018/8/5(日)
アイスとフルーツマル シェ@池袋東武に行ってきた。おいしそうなアイス、ジェラート、フルーツのデザートのお店が出店している。南国フルーツの桃のパフェを選びまし た。上から順番に繊細な桃のジェラート、カットされた桃、カシス?のジェラート、バニラのアイス、と入っていて見かけは小さいのに結構な食べごたえでし た。とーっても満足度が高い! 幸せ。
ついで真夏の スイーツフェスタ@池袋西武。シニフィアン・シニ フィエのパンを買ってみました。名前だけ聞いたことのあるパン屋さんです。商品と一緒にパンフレットも入れてくださって、それを見るとハード系パ ンが充実していてどれもおいしそう。

KAN弾き語りばったり@イイノホール。セットリストは6月17日と同じだったと思う。
自分の曲以外の曲も弾き語ってくれるのですが、今回はチューリップ。KANが一番最初に買ったのがチューリップの「TAKE OFF」というアルバムだったそうで、その中から「あの、ゆるやかな日々」を弾き語った。その後、実はそのアルバムにサインをもらったのだと説明をしてい たところ、財津和夫さんが登場す! 会場も私も大興奮。少しお話をして、その後「青春の影」を歌ってくださいました。ちょっと苦しそうなところもあったけれど素敵な声だった。いや〜びっくり しました。6/17のときはサインの話はなくて、2曲ともKAN自身が弾き語った。

KANは本当は「銀の指輪」が目当てで、シングル発売後のアルバム「TAKE OFF」には入っているだろうと確認もせずに買ったら入ってなかったと。財津さんに「なぜアルバムには入っていなかったのか」を尋ねたら、「シングルは売 れ線を狙って作った曲。でも、アルバムは自分たちの好きなように作ったものだからシングルは入れないようにしていた。そうしてきたので」と説明していまし た。

2018/8/1(水)
スーパーカブ60周年記念モデルが素敵すぎて乗ってみたいと思ったが、そもそも免許を持ってない。そして結構高い。乗りたいがために免許を取るのもありな んだろうねえ。でも、バイクも車も免許同様持ってないし、必要かと言われると全然必要ではないので実現はしないだろう。優先順位が低い。

2018/7/31 (火)
子ども科学電話相談。「毒を持った恐竜は いるか?」という質問をした男の子の知識がすごかった。恐竜についてははっきりとわかっていないらしく、恐竜の小林先生が鳥の川上先生に「鳥にはいます か?」と話をふると、先生が答える前に男の子は毒を持った3つの鳥の種類をスラスラとあげた。川上先生は「僕もう言うことなくなっちゃったよー」と驚い て、少し話をしたあと、今度は動物の小菅先生に毒を持った動物は? と尋ねた。男の子はやはり知っていて、カモノハシがそうだと言う。動物の先生が驚いて 毒がどこにあるか質問をすると、後ろ足の爪にあると答える。先生は「先生嬉しいなあ!」と興奮している。好きなものって覚えてしまうものなんだね。

また、夏休みの宿題に桃太郎の登場動物を恐竜に改変した物語を作りたいという男の子が小林先生に名指しで相談。鬼はティラノサウルスと決まっているような んだけど、犬・猿・雉を草食の恐竜にしたいとか。川上先生が「鳥じゃだめ?」と話に加わるも、男の子に拒否られて先生方は大笑い。小林先生は仲間として使 えるやつにするか、飛べるやつにするか男の子にたずねたりして、男の子は結局3つの恐竜を決めるのだけど、アナウンサーに「先生、倒せそうですか?」と聞 くと、小林先生は「無理かな〜」。「あ、でもティラノサウルスの足を狙えるやつがいればいいかもしれない」といろいろアイデアを出して先生方も楽しげな質 問でした。

火星大接近。ちゃんと見つけることができて嬉しい。15年前にも見たんだろうか?

2018/7/30 (月)
23日から始まった「夏休み 子ども科学電話相談」 を金土日にらじる★らじるでまとめて聴いた。先生方が個性があっ て楽しい。語り口の優しい先生、挑む感じの先生、覚えてほしい用語を子どもに 復唱させる先生などなど。司会のアナウンサーが先生と子どもの間に入って、先生の説明の補助をしたり、子どもの気持ちをおもんばかって先生に更に確認した りするのも良い。

きょうは有名な恐竜の小林先生(このラジオのために帰国)と鳥の川上先生が同時にいる回だった。恐竜と鳥、両方に関わるような質問には小林先生が川上先生 に話を振ったりしていて先生同士も楽しそうだと思った。

2018/7/29 (日)
ヘレン・マクロイ 渕上痩平訳『あなたは誰?』を読み終わる。以下、ネタバレ的。
わかりやすい展開で先が気になりぐいぐい読めた。フリーダに対して可愛げがない人だという違和感を持っていたが、謎解き絡みでその違和感が氷解した感じ。

2018/7/22 (日)
博物ふぇすてぃばる!5」@科学技術館に行ってきました。
思っていた以上にマニアックで熱気がすごかった……。出店者の対象物への愛がありありと感じられて、これだけ熱を上げられるものを持っていることに羨まし さを感じたりもした。Ninaというお店で、モモンガやアマガエルと迷って丸い エナガのネックレスを買いました。

2018/7/21 (土)
麻耶雄嵩『友達以上探偵未満』を読み終わった。以前の作品群と雰囲気が異なり会話文が目に滑る。何度か寝落ちしてしまった。推理部分ではなく「もも」と 「あお」の「友達以上探偵未満」をめぐる心情は面白いし、会話文ではない地の文の良さを冷静に読んでいると、こういう雰囲気の作品を読みたいよ! と思っ てしまった。

少し前に遠近両用眼鏡を買ったのですが、どうしても疲れてしまって使わないままになっていました。が、少し前から家の中でときどき掛けてみるようにしたら だんだん慣れてきました。テレビを観るのも平気だし、手元の文章も近視のみの眼鏡より読めてストレスがない。最近は、今はどっちを掛けてるんだっけ? と いうくらい他の眼鏡との違和感もなくなってきたので、外出時にも掛けるようになりました。慣れると便利なものだなあ。

2018/7/16 (月・祝)
6時くらいに気持ちよく目が覚めたので、7時過ぎにお散歩に行く。が、すでに日差しが強い。思いやられる。

朝食は8時から。りんごのジュースからはじまって、紅茶かコーヒーを選べ、シリアルとフルーツ入りのヨーグルト、八ヶ岳の野菜サラダとジューシーなソー セージ、フワフワの卵焼き。めちゃくちゃおいしいパンが2種類。

ご夫婦二人で切り盛りしているようだけど表に出てくるのはご主人で奥様は奥で調理担当の様子。今回はたぶん満室だと思われ、ご主人が忙しそうだったがにこ やか&穏やかな姿勢が終始崩れないのには感動する。本当に上品な紳士。オフシーズンのときに独り占めしてお話したい感じ。

9時頃にチェックアウトして今回の目的である飯盛山へ向かう。登山口までの約1時間の舗装路歩きがつらい。日陰に入るとすごく涼しいのに。登山口に入って しまえば涼しいはず! だったのに、やたらと湿気を感じて体力が消耗していく。途中の広場に着くと今度は遮るものが少なくなってゆくので日差しの強さに消耗します。熱中症の危険 も感じつつ、ちょこちょこ日陰で休み、水を飲み飲み、飯盛山の頂上を眺めながら頑張る。上まで到達すると急に風が吹いてとても涼しい。飯盛山の頂上は前回足元が怖く感じたのに今回はぜんぜんそう思わなかった。暑い、でも眺めは 最高。

下りはほぼ樹林帯。少し歩きにくいけど日差しがない分、気が楽だ。

駐車場にたどり着いたらまた舗装路歩きです。野辺山宇宙電波観測所は 前回行ったのでパス。今回は直接JR鉄道最高地点へ 向かいました。舗装路を長く歩きつらいなあと思っていた頃に踏切のところへ出ます。「レストラン最高地点」でソフトクリームを買って食べてから野辺山駅へ 向かった。

野辺山駅は正直なにもない。お土産は売っているしソフトクリームは食べられるが、レストランはない。100mのところにカフェっぽいものがあるけれ ど……。駅の建物は素敵なのになあ。観光案内所の中で、うどん・そば・チャーハン・カレーなどが食べられます。というか、食べました。雰囲気が非常にゆる くて面白くはあります。観光案内所のおじさんが誰かと「30度超えることなんてないのに……」と話をしてた。

時間を潰せるところがなさすぎ&電車の時間まで時間がありすぎて、駅前の銀河公園のてっぺんのベンチでまったりしてました。

指定席を取っていた16:01入線のHIGH RAIL 1375は16: 20出発です。電車に乗ってきた人たちは野辺山駅のホームでたくさん写真を取ったりできます。電車の中は可愛らしくも宇宙的な雰囲気で統一されて素敵でし た。野辺山駅を出るとJR鉄道最高地点に向かうのですが、説明のアナウンスがありスピードを落として運転します。すると、近くにいたいかにも電車好きな人 が、頭に乗せる紙の帽子(どこで入手したのだろう)を急いで装着し、アルクマの うちわを手に取り最高地点にいる人たちにすっごく嬉しそうにうちわを振ってました。めちゃくちゃ楽しそうだった。彼はまた黒い小さなトートバッグ(JRの 何かの限定っぽい?)にバッヂをたくさん付けていました。HIGH RAIL内の売店に行ったときそのバッヂのガチャガチャがあったので、それを付けてたのかーとわかりました。

小淵沢駅に着いてホームで丸 政の元気甲斐を買う。他になにかお土産を買おうとしたら駅が改装されていて、お店は改札を出て1階下だと言われた。お店に行くためには改札を出る しかない。乗車券を見せれば出られるだろうけど時間もあまりないのでやめにした。以前は乗り換え時にお店を見られたので残念。

それにしても避暑地と言われる場所でもこれほど暑いとわかったので来年からどうしようかと思う。

2018/7/15 (日)
清里へ行きました。前回来たのが2015年。3年も前でした。

清里は駅に着くと吹く風がいくぶん涼しいかなあ……程度。日差しはとても強い。清泉寮まで徒歩で歩いていると体力が消耗していくの を感じる。ソフトクリームは大行列だったけれど、並んでいる間に支払い&数量のチケット交換をしており、順番はすぐ回ってきた。味が1種類だけなのも理由 かな。その後、やまねミュージアムへ。 入館料はかかりますが、その年のバッヂをくれるので嬉しいです。ミュージアムの奥から森のなかの散策コースがあって、涼しく歩くことができる。ぐるっと 回って展望の開けたところに出たのち、最終的に清泉寮ファームショップに戻ってきた。ホットドッグとドリンクバーで休憩。

その後、駅まで戻ってこの日の宿、オーチャードハウスへ向かいま した。にこやかなご主人が迎えてくださり、ハーブティーとクッキーをいただきながら記帳する。先日まで暖房を入れてたのにこんなに暑いのは珍しいという 話。清里で30度なら甲府は40度とか。

夕食はコース料理でゆっくり2時間かけて出てくる。八ヶ岳の野菜はやはり何もかもがおいしい。15時まで泳いでいたという虹鱒もおいしかった。地のものを 楽しめるのはやっぱりいいです。

その後、暖炉でのマシュマロ焼きを体験させてもらった。外側を面で焼いていき、外側をスルッとむいて食べる。そして、また焼いて、と繰り返してゆく。なに げに難しい!

2018/7/13 (金)
大相撲で父が好きな力士は遠藤と引退した若の里。残念ながら正しい理由を聞くことができないのだが、「遠藤は自分と中身が似ている気がするんじゃない?」 と聞いたらニヤっと笑うので正解に近いのかもしれない。すましたところも似ている。若の里はいかにも性格が良さそうなので、そのあたりが理由かなと思い 「なにかいいエピソードがあって、それが理由?」と聞いたらうなづいたのでやっぱりそのようだ。

若の里が西岩部屋をおこしてから、公式サイトを見るようになった。女 将さんのブログがとても良くて更新を楽しみにしている。心が平らになるのと同時に感情を揺さぶられるときがある。親御さんたちからすればこの部屋に預けて 安心するだろうなあと思う。

友だちへのメールの返事にも書いたこと。最近、残りの時間がないなあと感じて少し虚無的な気持ちになることがある。むろん、健康診断の結果が悪かったわけ ではない。本を読む、映画を観るなどというインプットが少ないせいなのかもしれない。頭を使ってなくて、自分の中になにもなくてカラッポな感じ。

ピアノの楽譜を見返していたら、最後に弾いた曲などもまったく弾ける気がしない。というか良くこれ弾いてたなと思った。昨年の9月に弾くのをやめてまだ1 年経ってない。でも、もうすごく遠い。なにかをやめるってこういうことなんだ。そして、下手でも細々であっても何かを続けることは大事なんだなと思った。 いつかまた弾きたくなっちゃったりするのだろうか。

2018/6/29 (金)
松尾由美『わたしのリミット』を読んだ。どうしてこれを読もうと思ったのか思い出せない! タイムマシンと安楽椅子探偵という魅力に惹かれつつ、根底にある大きな謎がとけてゆく過程がより気になる。はっきりと言及されないもどかしさと切なさを同 時に感じて主人公の気持ちと一体化していた。口に出すことがすべてではない。

梅雨明けが発表された。

最近、自分の持っているCDを聴き直したり、処分してしまったけど聴きたい曲をYouTubeで探したりしているとあっという間に時間が過ぎてしまって困 る。松浦亜弥の歌のうまさを再認識したり、松浦亜弥・徳永英明・いきものがかりの「M」、稲垣潤一と夏川りみの「スローモーション」、森高千里の自曲のセ ルフカバー、松田聖子の「流星ナイト」「ハートをRock」「Kimono Beat」「いちご畑でつかまえて」、ショコラの「もうひとつの雨」、KANとミスチルの「and I love you」。
そしてなにより、モーニング娘。の「One・Two・Three」のダンスバージョンのPVを観たらハマってしまって繰り返し観てたりする。

2018/6/17 (日)
KANの弾き語りライブに行ってきました。2階席一番うしろの席だったのですが、落ち着いて鑑賞できていい席だなーと思いました。全体を俯瞰して見られる 楽しさもある。チューリップの「青春の影」も弾き語ってくれて改めていい歌だと思った。どうして弾き語りライブを始めようと思ったのか知ることができ た。たった一人でピアノ一本でライブをする緊張感はずっと続くのだろう。

2018/6/3(日)
北鎌倉から鎌倉アルプスを歩いてこようかと思っていました。が、紫陽花の季節が始まったようで、北鎌倉から明月院まで徒歩10分が2時間かかるというのを どこかで読んで巻き込まれそうだと思いやめておく。山中湖から石割山はどうかと思いつくも、結構遠いし、もう少し計画的に行ったほうがいいかなと思いこち らもやめた。
結局、弘法山にしました。
小田急線の秦野駅から歩き始められ2.5時間くらいのハードではない歩き。宝登山同様標高が低いので、冬のひだまりハイキングとして行ったことがありま す。新緑の季節はやはり新鮮。きょうは富士山がきれいに見えるし、気持ちが良い歩きができました。道も広く歩きやすいし、ベンチが多いのも良さげ。また、 宝登山よりも涼しく感じました。
途中、弘法山から降りて吾妻山へ向かう途中の分岐あたりで双葉農園の 方の販売所が出てて、黄色い丸いズッキーニやジャム3種類などが売っていました。ジャムがとてもおいしそうだったので迷った挙げ句一つ購入。青摘みかんの マーマレードです。ほかにバターナッツ&温州みかん、コリンキー&湘南ゴールドがありました。おまけにズッキーニを1つくださいました。
秦野駅スタートで鶴巻温泉駅ゴールですが、前に来たときと同じように秦野 まで移動してCoCo壱番屋でカレーを食べてという流れ。冬に秦野店限定の「大山豆腐の味噌汁」があっておいしかったのでそれもあればいいなと思っていた のですが、残念ながらそれはなく、代わりにやはり店舗限定の「やまゆりポー クジンジャースタミナカレー」というのがありました。
それなりに疲れて小田急線では爆睡しながら帰宅。

2018/5/27 (日)
宝登山に行ってきました。いつも1月2月に行っていたので、新緑の季節に行くのは初めてです。木々の様子が違うだけで違う山に来たみたい。気温が高くても 木々が陰を作ってくれて比較的涼しく気持ちよく歩けます。頂上には結構人がいて思い思いにお昼を食べて憩ってました。
山を降りて、宝登山神社を参詣し、「やました」 で何を食べようかなあと考えながら道を歩く。お昼時だったせいか幾分待ちましたが、待っている間に暑いしかき氷だな! と決定。阿左美冷蔵の氷のかき氷です。黒蜜+きなこにしました。冬に食べたときは最後に少し水っぽくなったのに、きょうは最後まで全然溶けず氷のままだっ た。食べる速度が早いわけではない。不思議だ。
やましたを出て、阿左美冷蔵の前を通ると待っている人はいるがそれほど混んでいなかったようにも見えた。
長瀞駅の線路を越えてすぐの「むらた」で、せいろそば、やまいも揚げ、かき揚げを頼む。やまいもは、すりおろしてから揚げているのか、お餅のような食感。 かき揚げは玉ねぎではなくネギ。2つで500円。どちらもおいしい!
岩畳まで歩いて川下りやラフティングを眺めながらジリジリ焼けそうになる。川下りをするならコタツ船の冬がいいな、とか、夏だったらラフティングのほうが 気持ち良いかもな、と思ったり。ラフティングをやっていたご家族の方たちが「めっちゃ気持ちいい!」だったか「楽しい!」と言っているのが聞こえて、見て いる人たちにとってのいい宣伝になっているなあと思った。
駅まで戻って電車に乗って帰宅。

ところで。飯能の山に行ったときには必ずと言っていいくらい「如水」といううどん屋さんに寄っていた。すごくおいしいうどん屋さんだった。そこがどうやら 2017年の12月末で閉店していたらしい。私が足を怪我している間、飯能にも行かなかった間に! きょうそれを知り、ショックで理由を調べていたらどう やら福岡に名前を変えて移転した模様。福岡の「円清」という店名のようです。あ〜もう食べられないなんて悲しい。もちろん、通える範囲でおいしいうどん屋 さんは他にもあると思いますが、山に行った帰りに無理なくおいしいものを食べられるという機会がなくなったのはやっぱりショックです。それにベテランのお ばちゃん店員さんが感じが良くて好きだったのになあ。残念。

2018/5/22 (火)
いつ読み終えたのか既に忘れていますが、久しぶりの原リョウ、『それまでの明日』。次に読めるのは何年後かなあと思いつつ味わって、でも気になるので先へ 進むという充実した時間でした。リアルさを感じられない設定もありますが、それがあって物語が出来上がっているのだから何ら問題なし。何年も経ったあとの 新作は出す方も勇気がいると思う。でも待っているファンとしては新作を読めるのは嬉しいです。

その他の本。
石本哲郎『美ボディメイク』を参考に自宅で筋トレ続けてまる今週末で2ヶ月になる。森俊憲『大人女子のための続く筋トレ』、樋口満『体力の正体は筋肉』も モチ上げのために。
山本たか子『やわらかせなか』。これくらいの習慣が本当に実践的なのだと思う。1日45秒、1つの形を1ヶ月。それが続いたら次の1ヶ月はまた別の形を1 つだけ。3ヶ月目にまた3つ目の形。著者の今までの経緯が読み応えあり。
こいしゆうか『そうだ、キャンプいこう!』は漫画です。キャンプもテント泊もやらない(できない)けど雰囲気を味わおうと思って。
吉田友和『東京発 半日旅』、中村みつを『東京まちなか超低山』は、どこかに行きたい時の参考にしようと。
鈴木みき『ぐるぐる山想記』、まだ途中です。山梨から北海道に引っ越していたのは知らなかった。

2018/5/21 (月)
用事を終えて帰ろうとしたらちょうどお昼。お腹が空いてホットサンドを食べたいと思った。どこで食べられるのかなあ、外で食べたら高いしなあと思いつつ、 もしかしたらアフタヌーンティーにはあるかもしれないと思いたって寄ってみたらあった! 少々高いお昼だが頭も身体も少し疲れてたので食べることにした。食べたかったものを食べて食後に本日のデザート(ハーフ)と一緒に紅茶をたっぷり飲んでい たら、疲れが癒やされた。グループで来ている女性と同じくらい一人で来ている女性も多く、両脇とも一人客なのが静かに過ごせた要因の一つだったのだろう。

初めて行くお洒落なカフェもワクワクしていいけれど、緊張なしで一人でフラッと寄れるアフタヌーンティーはやっぱり居心地良くて安心します。ほんとに休息 できる。

2018/5/13 (日)
久しぶりに高尾山に行ってきました。今年になって初めて山に登ったことになります。膝の靭帯をいためてから体力が落ちている感覚はあるので、最初からやり 直しの気分で。天気はパッとしないし午後から雨だと言っていましたが、その分とても空いていました。空いていたので自分のペースを保つことができ、稲荷山 コースを1時間くらいで登れました。頂上では期待していなかったのに富士山まで見えて嬉しかった。晴れても見えない日、曇っているのに見える日があって不 思議です。

下りは1号路で去年行って良 かった「十一丁目茶屋」のテラス席を狙って 行きます。テラス席は喫煙席と禁煙席に分かれています。ここからの眺めはとてもよくて、遠くの町並みと共に今の時期は木々の緑の濃淡が楽しめ気持ちよく過 ごしました。珈琲セット(珈琲とお団子2種、草団子に餡・みたらし団子)で700円なり。

ところで、ケーブルカー「高尾山駅」近くの三福団子や天狗焼きの売り場あたりがオシャレに変わってました。チーズタルトもこちらの売り場に移り、雑貨類も 置くようになって雰囲気が変わりました。高 尾山スミカというらしい。

きょうのように曇りで気温も高すぎないと暑すぎず歩きやすい。春と秋にはスタンプラリーをやっているので今回もスタンプをノートに押しながら歩く。毎回 違って凝っている。

最後は結局、いつものように橋家でお蕎麦を食べて、千代乃家で酒おまんじゅうと黒糖まんじゅうを 1つずつ買う。電車に乗りながらいつ雨が降ってくるかドキドキしてたけど、自宅最寄り駅に着いてポツポツきたかなーというタイミング。なんとか濡れずに帰 宅できた。

2018/5/7(月)
朝起きたときに体調が万全ではないなと思いつつ過ごしていたものの、午後になって頭痛がしてきたので久しぶりにロキソニンを飲む。昔は頭痛持ちと言えたが 今は滅多に頭痛を起こさなくなった。それでもロキソニンがあると安心感が違う。

2018/5/6(日)
どこかに行きたい。でも、なかなか決められない。結局、牧場にアイスを食べに行こうと決めた。
八王子に牧場があると聞いたことがあった。秩父高原牧場も 行ってみたい。が、今回選んだのは上尾にある榎本牧場。電車で上尾まで行 き、バスに乗り換える。バスは畔吉バス停が一番近い(ここからだと徒歩5分)んだけど、歩けそうだしバスの出発時間が早い丸山公園行きを選択した。丸山公園は広くて遊具 が充実してて家族連れで混んでました。そこから歩いて20分弱で榎本牧場に着きます。
サイクリストたちにも人気の場所のようです。みんなジェラートを食べてる。牛も眺めたけど、ジェラートが目的。バニラとブルーベリーのダブルにしました。 サッパリしてすごーく好み。コーンカップも甘さのない軽めのものなのがなお良い。
あっけなく目的を達成し、バス停まで戻って今度は大宮駅までのバスに乗った。「大宮 タイ料理」で検索して一番上に出てきたテープタイというお店に行ってランチを食べる。レモンを絞って食べるタ イ風チャーハンがさっぱりしてとてもおいしかった。

ところで、スタンプ帳への押印を続けています。きょうは上尾駅を押せるだけだろうなと思ったら、近所のスーパーにスーパーのGW限定スタンプがあってまさ かのスタンプ押印。

2018/5/5(土・ 祝)
大きな物をクリーニングに出した。あちこちの窓を開けていると部屋の中に風が通り、ずいぶんと涼しく感じた。

2018/5/4(金・ 祝)
第一の目的は神保町のティーハウスタカノに行くこと。日 曜日が休みのお店なので、こういうときでないと行ける機会がなかなかなくて。そして、せっかく神保町に行くので久しぶりにお昼はボンディに決めた。

ボンディ本店に行ってみると1階まで列が続いていて相当待つことがわかったので小川町のボンディに行ってみました。こちらも列が出来ていたのだけど本店よ りは少なく、思っていたより早く席に着くことができました。いつもチーズカレーを頼むのですが、今回はポークカレーの甘口。甘口は中辛と変わらない? と一口食べて、あとから辛くなってくるのが中辛かなと思いました。甘口はそのまま甘い。野菜の甘みで相当甘く感じます。ああ相変わらずボンディのカレーは おいしいなあ。

さて、ティーハウスタカノへ向かいます。シックなのを想像していたら明るくて意外と席数があるなあという印象です。やはり列が出来ていましたが、こちらも それほど待たず席につくことができました。紅茶の種類も多く、デザート類にも迷う。結局、セイロンと柑橘のシフォンにしました。ポットサービスでおいしい 紅茶をたっぷり飲めて、シフォンは軽くて爽やか。

あまり書かない愚痴を。大テーブルの席だったのですが、斜め前の2人組が紅茶も飲み終わり、水もないような状態でお喋りしたり携帯みたりして長居をしてい た。彼女たちの席からは外に並んでいる人の姿も見えるはずなので、ちょっとなあと思った。店長さんらしき人が、彼女たちのポットの蓋を開けて中身がないこ とを確認し、ポットとカップを下げていった。当たり前だよな〜と思う。しばらくすると、彼女が自分の隣に置いていた荷物を「すみません。こちらよろしいで すか」と別のお店の人がどかさせて、一人客のひとを案内してました。

私たちがお茶をし終えて席を立つときも彼女たちはまだいました。なんだかねえ。

その後、新宿のアクタスozoneに寄って帰宅。

2018/4/30 (月・祝)
朝食前に再度お風呂を楽しむ。朝食もお腹いっぱい。食後に珈琲のサービスもありました。
10時の送迎バスまでお部屋でゆったり過ごし、チェックアウトしてソファで待っていると日帰りらしき人たちがバスで到着しました。近くの人だったら自宅ま でピックアップして宿まで来られるサービスがあるみたい。
帰りのバスでも昨日の運転手さんが雪割橋を経由してくださって、新緑と橋の上からの川の眺めを楽しむことができました。前日のようには寝なかったので、宿 から駅までの半分くらいの距離の間、美しい新緑の眺めをちゃんと楽しむことができました。半分から先の駅までは中心部になってしまいますが、新緑はとにか く素晴らしく、これが紅葉したらまたさぞかし美しいだろうと思いました。

その後、新白河駅から白河駅まで電車で移動して、白河を散策しました。新白河駅の観光案内所にあった街歩きマップを参考に、白河だるまの販売所に行った り、小原庄助さんのお墓(徳利にお猪口を逆さまに乗せた形!)をお参りしたり、樹齢400年くらいのしだれ桜の場所を見に行ったり(もちろん既に葉桜)、 最後は野村屋というアイスキャンデーのお店でアイスを買って食べ歩 き。ミルクを選んだのですが、あっさりしたミルクでとてもおいしい。持って帰れるものだったら何本も買いたかった。

散策は2時間半くらい。もっと時間があれば小峰城や南湖公園までも行けたかな。白河駅から新白河駅まで戻って新幹線に乗って帰宅。

旅館大黒屋はお湯良し、眺め良し、お料理良し。そしてなんといっても清潔。廊下や階段の踊り場にお花が飾ってあるのも好印象でした(私の中ではお花が飾っ てある宿は印象アップなのです)。本を持ってきたのですが、ぼーっとするのに忙しくて読む暇なかった。窓からの景色があまりにも素晴らしかったので。

2018/4/29 (日)
甲子温泉 旅館大黒屋に行ってきました。日本秘湯を守る会の宿です。
新幹線の時間まで20分ほど余裕を持って家を出たのですが、利用するJRがまさかの遅延。さすがに新幹線の出発2分前到着予定では危なすぎる。めったに乗 らないタクシーを待つことにした。ドキドキしながら乗って、大丈夫でしょう的な空気が流れたというのに途中からまさかの渋滞。運転手さんも「まさか……」 と言っていて「そこから高速に乗れるのでほんのちょっとの距離なので乗っても良いですか?」と聞かれた。「時間優先で!」とお願いした。結局新幹線の8分 前に到着できました。高速料金は確か420円。トータルの金額は……、早く忘れることにする。

新白河駅前に到着。お昼時だったので「白河ラーメン」のお店を探すと駅から徒歩で行ける距離に月の家というお店があった。清潔な お店と感じの良い店員さん。縮れ麺が好みの味。チャーシューはスモーキーな風味で、味玉もめちゃくちゃおいしい。おいしかった〜。

新白河駅から13:40に送迎のバスをお願いしていたのでそれに乗る。乗ったのは私たちだけ。ちょっと回り道しましょう、と、小峰城南湖公園を経由してくださっ た。駅から宿まで40分程度の道の途中、半分くらい寝てしまっていたのだけど、ときどき目が覚めると新緑のカーテンの中を通っているような感じで大層美し い景色だった。

宿に着くと、にこやかで少しユーモアのある女将さんが応対してくださる。案内されたお部屋に入ると真正面に大きな窓があり、新緑の風景が目に飛び込んでき た。お部屋でお茶を淹れてもらい、お風呂と食事時間などの説明。

座卓と座布団のほかに、窓近くには掘りごたつがありました! 窓はカーテン、ブラインドではなく障子なのも素敵。朝、やわらかい光で目覚められます。

お風呂は源泉が2種類、場所として4箇所。湯船の数でいうと6箇所になる。夕食の前に2箇所、夕食後に残り1箇所と目玉の大岩風呂が女性専用になるのを 待って入りました。ちゃんと全部制覇できるように時間割が組んであります。大岩風呂までは階段が108段だったかな? 阿武隈川を渡ってお風呂に行く、そ の景色もまた迫力があって素敵です。夜はちょっと怖いくらい。

大岩風呂は温めのお湯で気持ちよくていつまでも入っていたくなる。でも10分くらいで充分温まってほわーっとしてくるので無理しないように出ました。

夕食は食事処で、山菜を含む野菜を楽しむ滋味あふれる料理のほかに、お刺身、和牛の蒸したの、ヤマメの焼いたのなども出てくる。最後は大きな苺や栃餅の 入ったぜんざいがデザートとしておなかいっぱい。

2018/4/24 (火)
upするのを忘れていたのでとりあえず更新しておく。

2018/4/16 (月)
テーブルと椅子が届きました。部屋の中でこれだけ新しくて立派な感じで浮いているかも!
水気はダメなので少し気を遣う。水気はだめだろうが手の脂は良いだろうから、大切に、かつ親密に使っていきたい。

2018/4/14 (土)
リー・アンクリッチ監督『リメンバー・ミー』(2017年/アメリカ)。以下、しっかりネタバレしてます。吹替版で観ました。

映画をみながら自分の祖父祖母、あるいは亡くなった懐かしい人を思い出していた。写真は飾っていないけれど、それが彼らをまだ「生かしている」ことになり ますようにと願う。
中盤、自然なミスリーディングに騙されたことに気付くも「そうじゃなかった」ことにホッとする。
亡くなった年齢で死者の国に行くので、父が娘と再会したとき若いお父さんと老いた娘という絵面になるのだが、お互い親子と認識してただただ幸せそうでね。

それにしても『リメンバー・ミー』の前に併映した、スティーヴィー・ワーマーズ監督『アナと雪の女王ー家族の思い出』が季節感に目をつぶるにしても素晴ら しすぎてもう一度みたい。こちらも吹替版だったわけですが、松たか子と神田沙也加の評判に納得したし、オラフの声が気になって調べたらびっくりした! ち なみに『アナと雪の女王』の本編は未鑑賞なのですが俄然観たくなりました。

2018/4/13 (金)
原リョウと麻耶雄嵩の新作が出たのに気付いて買ったはいいけど積読が続いているよ。

ジョージ・スティーブンズ監督『シェーン』(1953年/アメリカ)を観ました。ネタバレしてます。
話し合うことができない相手にどうやって対抗したらいいのか絶望し、あるいは命を大切にするために逃げる選択をするのも致し方ないと思ってしまう。強くて 負けないシェーンを格好いいと思いながらも、圧倒的な暴力にはこちらも力で対抗するしかないのだろうという虚しさと諦めも同時に抱いた。殺したくもないの に殺さなくてはいけない羽目になる環境を彼が望んでいるわけではないのだろう。そして、いくら戦いたくなくて戦ったのだとしても相手を殺してしまったらそ れは殺人であるということをシェーン自身が一番よく自覚していることに、彼の心情を思ってせつなくなった。彼に平安が訪れますように。
ジョーの妻が夫に向かって「強く抱きしめていてほしい」と言ったとき、彼女はシェーンへの恋心をハッキリと自覚してしまったのだと思った。また、シェーン が夫婦のもとから去るときの彼女も、シェーンの胸に飛び込んでしまいそうに思えたが子どものタイミングの良い呼びかけで思いとどまったようにも見えた。 シェーン自身にも彼女を意識している様子が見られたが、そこはそれ、どちらも大人の節度があったしこの映画にはその抑制がスパイスとなっていたと思う。
冒頭の鹿、最後の戦いを見ていたジョーイに寄り添っていた犬に助演賞をあげたい。

2018/4/11 (水)
友達とホテルのアフタヌーンティーを楽しんだ。滅多に行かない/行けない場所なので少々めかしこんで(?)気分を上げていく。久しぶりの友達と会ってなに がしたいかってお喋りなので、追い立てられることもなくのんびりできて、おいしいものをいただけるアフタヌーンティーという過ごし方は女性にとっては理に かなってるんじゃないかと思う。

2018/4/7(土)
マイケル・グレイシー監督『グレイテスト・ショーマン』(2017年/アメリカ)を観ました。ネタバレも含みます。
冒頭、一曲終わるまでの間に主人公の少年時代から大人になったときまでを一気に見せる。畳み掛けるようなスピード感もあって物語の中へぐっと引き込まれ た。映画館のスクリーンが小さくてもどかしく思えたくらい。バーで協力者フィリップを説得していく一連の流れもリズム感が楽しくてよかった。
庶民向けの成功から上流階級向けへの成功をおさめるようになった頃から糟糠の妻チャリティとの間に溝を感じるようになったのは皮肉。うまくいったころから うまくいかなくなる。
舞台の袖からジェニーの歌声を初めて聴いたバーナムの顔を、舞台から妻のチャリティが見る。長いシーンではないが、その不安そうな表情はとても印象に残 り、バーナムの心あるいはジェニーの気持ちになにかしらの変化があるのではないかと私も不安を予感してしまった。不安は的中するわけですが、バーナムが踏 みとどまってよかったよ。
深く描こうと思えばいくらでも描けるだろうポイントも過剰にはせずサラリと流し、勢いと楽しさ優先な感じだったのは成功物語として楽しく観られた。見せ る・楽しませる立場だったバーナムが最後は娘の晴れ姿を見る・楽しむ側に回ることができたのも幸せな終わり方だった。

2018/3/19 (月)
朝、6時半からのスノーシューツアーに申し込んでいましたが、参加者は私たちだけでした。ガイドさんにスノーシューの付け方を教わり、最初はおそるおそる 歩く。すぐに楽しくなる! ウサギやカモシカの足跡、キツツキの開けた真ん丸な穴、雪が溶けたところに見えたフキノトウ、視覚的にも楽しく、加えていろい ろな自然の話をしてくださいながらの雪の散歩です。一番高いところで巻機山などの美しい眺めをしばし楽しみ、雪の上に座ってお菓子とコーヒーをいただきま した。昨日、宿のおねえさんも言っていたとおり、やはり昨日の晴れは珍しいとのこと。今朝のこの眺めも本当に珍しい、もう少ししたら天気が悪くなってしま うでしょうとのことでした。実際、宿に戻ってきたらほどなく雨が降ってきました。

高いところから降りるときには雪の上を滑り台のように降りたりして、約1時間のツアーは実際より長い時間過ごしたような気がしました。中身が濃く本当に楽 しかったです。

宿へ戻ってお風呂で温まり、9時から朝食。すりおろしのにんじんジュースから始まり、野菜中心の献立。お味噌汁は自分で作ります。といっても鍋に野菜を入 れて、火を止めて、味噌玉を溶かすだけです。いわしの生姜煮もおいしかったし、お米を餌にしていたという鶏の産んだ卵の卵焼きも。小さなお惣菜もどれも滋 味深い。ご飯はもちろん完食。

再度、ラウンジでコーヒーをいただいてから部屋へ戻る。チェックアウトは11時なので、時間もあるしせっかくなので部屋の露天風呂に入ったり、テレビを見 たりしてのんびりしました。

チェックアウト後、11時15分の無料送迎の車で大沢駅まで。駅は無人駅、待合室はあるが周りにはなにもなく静か。41分発なので15分くらい待った。

大沢駅から越後湯沢駅までは約10分。駅前を少しうろうろしたあと、越後湯沢駅前の「井仙」のカフェ、「んまや」の中のカフェスペース「水屋」でロールケーキ(湯澤る うろ)と温泉珈琲を頼む。ロールケーキはふわふわと軽くあっさり食べられる。珈琲はコーヒープレスで供されるが味がよく出ていてとてもおいしかった。

その後、「がんぎどおり」 をうろうろして楽しむ。最後に「爆弾おにぎり 雪ん洞」 でおにぎりを買っておしまい。素敵な誕生日を過ごせてありがたかったです。

2018/3/18 (日)
泊まってみたかったところに行ってきました。宿泊の予約をして電車も自分で手配して、と言っても旅行の手配をするのはいつものことなので、お金だけ出して もらって自分の誕生日に好きなことをさせてもらったことになります。

まず、この日のお昼は越後湯沢駅から歩いて10分くらいの「しんば し」。随分待ちましたがへぎそばと天ぷら盛り合わせを楽しみました。舞茸の天ぷらもおいしいし、イカもぷりぷりだった。スキーシーズンなので、夏 に来たときと違って駅からの通りはお店も開いていて賑わっています。

その後、越後湯沢駅から2駅の大沢駅まで向かいます。思っていたより多く人が降りました。宿までの送迎の車は2台になって、日曜宿泊なのに人気の宿なんだ なあと思いました。

宿は里山十帖というところです。宿に着き、ウェルカムドリン ク(豆のお茶・カリンのジュース・ビールから選べる)と酒粕のチーズケーキをいただきながらチェックイン。まだ15時にならない時間でしたが、お部屋はも ちろん大浴場にも入れるとのこと。せっかくだからと取ったのは一番人気だという部屋。お部屋は天井が高く明るい。滅多にない晴れの日で巻機山が良く見えま す、と案内の人が説明してくださった。

冷蔵庫の中の飲み物は無料。お水・ウーロン茶・缶ビールがありました。ハーブティー・珈琲も飲めるようになっています。袋入りの小さなクッキーもありまし た。室内着と上着はクタクタのオーガニックコットンかな。浴衣でないのがありがたい。靴下は持ち帰って良い。部屋に露天風呂が付いているのでマットとバス ローブも。タオルは3種類あるが使い放題ではないので部屋の中のタオルウォーマーを活用してくださいとのこと。浴用タオルは持ち帰り可。

お風呂は、つるつるすべすべのお湯。とても気持ちがいいです。16時からのお散歩ツアーのために玄関へ向かうと人がたくさん。長靴を用意され、かんじきを 渡されて散歩へ出発です。雪は3mくらいまで降るそうなのですが、ここ最近の暖かさで随分溶けたとのこと。大きなカマクラを見たり、雪の上をかんじきで歩 いたりしたのち宿に戻って保存食のお話とか。最後においしい甘酒を振る舞われ約1時間のイベントが終わりました。

夕食は17時半からをお願いしていました。席への案内の前にシャンパンかカリンのジュースを勧められる。その後、2時間くらいのゆっくりした時間の中で夕 食を楽しみました。最初は試験管に入った「大沢の水」と「イタヤカエデの樹液」から始まります。手芋やふきのとうの前菜や、里芋のスープのおいしさと温か さを味わったあと、ニシバイ貝と行者ニンニクの器が出て、できたての妙高小蕎麦のそばがきと続きました。知っているそばがきよりフワフワと柔らかくて香り もよくおいしい。山菜類の小さな料理が並んだお皿は大人な味だった。次の雪室大根のコンフィにはソースもおいしく、上に載ったディルがまた効いている。鰆 のミキュイはぶりぶりしてて、パサパサしている鰆とは全然違った食感だった。妻有ポークの糀漬けは柔らかく甘く糀がまた絶品。そして、なんといっても料理 の途中で自分で炊くことになるコシヒカリ。夕食の席に着いたときからテーブルに置いてある説明文が気になっていました。宿の人が途中で土鍋をセットして火 にかけます。そして、沸騰したらこうしてくださいねと念押しをしていきます。蒸気が一定に吹いてきたら、火を弱め、鍋の穴に箸をさして、蓋に布巾を掛ける のです。ドキドキしますがちゃんと宿の人が気にしていてくれるので大丈夫です。その後、煮えばなをササっとよそってくれてアルデンテのご飯を楽しんだあ と、再度ちゃんと炊けるまで見守って火を止めるタイミングも教えてくれました。ご飯はものすごくおいしくて、ひと粒ひと粒が立ってるってこういうことなの かなあー、と思いながらバクバク食べてしまいました。ちなみに、ポークの前にご飯が炊き上がったので、お味噌汁と香の物もポークの前に出されました。あま りにおいしくてご飯だけでいけちゃう。最後、宿の人が「おにぎりをお作りしましょうか?」と蓋を開けたときには「あ、作れないですね……」となってまし た。結局食べきっちゃった。デザートは芋羊羹とほうじ茶のアイスクリーム。甘すぎず絶品。おかわりしたい。

食後はラウンジでコーヒーを。15時から開いている2つのラウンジは19時からはバータイムにもなるので、お酒も置かれています。例えばウィスキーだった ら山崎、白州、ボウモア、マッカラン。ナッツやクッキーもありました。アルネ・ヤコブセンの真っ赤なエッグチェアがあったので素敵な座り心地だな〜とあり がたく楽しんできました。

22時に大浴場の男湯・女湯が入れ替わるので再度行ってみる。外の露天風呂に入り空を見上げると星がよく見えて、北斗七星を見つけることができました。 23時頃就寝。

2018/3/16 (金)
伊坂幸太郎『ラッシュライフ』。
関わりのなさそうな登場人物たちとその物語がバラバラに描かれてゆく。きっとどこかで繋がっててそれを見せるんだろうなと予想はついたものの、どの物語も 結構重い。この人とこの人がこういう繋がり? という意外な気持ちになったりもする。まとめていく力はすごいと思った。一気に読んだわりに読後感はあんま りスッキリしない。

2018/3/15 (木)
村田沙耶香『コンビニ人間』。
コンビニで有能に働いていると思われる主人公。しかし、コンビニの外に出てしまうとその少し変わった性格と「36歳・独身・ずっとバイト」という“肩書” によって異物扱いされていると彼女にも読者にも徐々にわかってくる。コンビニの外で主人公に対する失礼な言動をする友人やその配偶者も感じが悪かったが、 コンビニを辞めさせられた問題児・白羽と主人公がつきあってるようだと勝手に判断するや否や親しげにからかってくるコンビニ内部の人たちも不快。もし、主 人公が普通の人であったなら、コンビニの人たちは白羽と関わりがあることを心配する気持ちになるんじゃないかと思う。ところが、白羽と主人公という“カッ プル”をお似合いだと見ているフシがある。つまりは主人公のこともやっぱり変わり者だと思っているのだ。残酷だと思う。
白羽との危なっかしいやり取りは面白くはあるけど近親者から見ると心配になるのは当然だろう。
コンビニの中だけだったら主人公の風変わりさも大目に見られてやり過ごされていたはず。しかし、外に出た白羽と繋がること=外部と繋がることなわけで、コ ンビニ内部の人間が外の人間と同じようになってしまった。となると、主人公にとっての解決方法は一つなわけで、ラストに繋がるわけだ。
面白かったけど容赦ない話だったな。

2018/3/12 (月)
伊坂幸太郎『AX』。うーむ、唸るほど面白かった。殺し屋が主人公で冷静に考えれば情状酌量の余地はないはずなのに冒頭から彼にすでに共感してしまってい る。職業が会社員&殺し屋であるということを除けば恐妻家な“普通”の人というふうに魅力的な文体と描写で目眩ましさせられている。殺し屋なんて許せな い。許せないのにまんまと彼ら側に感情移入してしまっているのが悔しい。悔しいが面白く、終わりかたも美しく見事で感動すらしてしまう。伊坂幸太郎の文体 はまったくもって罪である!

2018/3/10 (土)
マーティン・マクドナー監督『スリー・ビルボード』(2017年/米=英)を映画館で。ネタバレあり。
主人公の強さに感嘆はするが共感できない激しさに、みている私はどんどん冷静な第三者になっていった。私の最大の関心事は警官のディクソンの存在で、怖い し気持ち悪いしで何とかしてギャフン(死語)と言わせたかった。亡くなった元上司からの手紙、私は彼を非難するようなことが書かれているのだと思ってた。 ところが正反対で、それが彼の心を動かしてしまったという展開には驚いた。生きている人から目の前で言われたわけじゃないのにね。手紙には不思議な力があ るとつくづく思う。
ラストの二人の組み合わせは、今までの経緯を知っていたらなんとも変だ。殺しに行く意見と勢いも一致して、残されるであろう家族に対して二人とも感傷的な 気持ちになるのも一緒、そして実際には殺しを迷っていると吐露し合うのも同じだなんて、心が通いすぎてて笑ってしまう。変なのにいろいろ乗り越えてきた戦 友みたいで。不思議な物語だった。
主人公の息子と元夫の19歳の彼女、この物語の中では若い登場人物たちが精神的に最も安定しているように思えたのが面白い。

2018/3/9(金)
清水玲子『秘密 season0』を発売されている6巻まで読んだ。相変わらずグロく物語は重いけど気になって読んでしまう。

2018/3/5(月)
午前中用事があって出かけて帰ってきたら思っていたより疲れたのか眠くて仕方がなくなった。こんな眠気に襲われたのは久しぶりだ。

2018/3/4(日)
テーブルと椅子の購入を決定す。

2018/3/3(土)
ギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年/アメリカ)を映画館で。ネタバレあり。
水棲人間は一見グロテスクなんだけど均整のとれた体つきでよく見ると美しい。ただグロテスクなだけだったら友情どまりだったかもしれない。美しさとある程 度の知性がないと恋まで発展しないだろう。
主人公の女性イライザが彼を助け出すために友人の画家にお願いをするが、画家は用事があると言って彼女を振り切って外出する。しかしその後、彼は2つ人間 関係を失う。結局彼にとっての友人はイライザしかいないのだと再認識して彼女の願いを叶えようと決意する。現金だがリアルな流れだと思った。彼女との関係 を切ってしまったら彼は本当にたった一人になってしまうだろうから。
いろいろな意味でドキドキした。また、暴力シーンが多いので目をそらすことが多かった。音楽はよかった。

2018/3/2(金)
市川準監督『buy a suit スーツを買う』(2008年/日本)。ネタバレあり。
ギクシャクした雰囲気になりかけたところの山口さんの手紙。3人すべてをしんみり涙ぐませ、その場の空気を一転して柔らかくした威力がすごい。便箋3枚く らいあったな。想像力は実物を上回るから内容が読まれないことでその存在感が増す。
兄妹と兄の元彼女という配置は『東京兄妹』では兄妹と妹の彼ではあったものの似ている。おまけに元彼女あるいは彼が不在になり兄妹が残されるというのも似 ている。そしてどちらも突然の退場に思えた。この映画では退場で物語が終わるから余韻と言うより苦しさで呆気にとられてしまった。

2018/2/25 (日)
お雛様を出した。

2018/2/23 (金)
市川準監督『つぐみ』(1990年/日本)。
吉本ばなな原作のこの物語を読んでいない気がする。エキセントリックなつぐみを牧瀬里穂が演じ、まりあ役の中嶋朋子がしっかりそれを受け止める。表情を長 く映すシーンが多く微妙な心の揺れ動きをそこに見つけ出そうと見つめてしまう。登場人物たちの美しい顔・表情を眺めていたら、素晴らしい映画の中におさま るのは貴重なことだなと思った。映画は物語だけど俳優さんたちの美しい時間を切り取るものでもあり、それをみられる私も幸せだなと思ったのだ。

2018/2/21 (水)
市川準監督『東京兄妹』(1995年/日本)。
両親をなくし兄と妹で東京に暮らすふたりの日常と悲しい出来事。冒頭の構図がまず素晴らしい。物語がまだなにも始まっていないのに既に何かを語っている。 二人が暮らす家や生活圏の描写も美しく、全体を通しても喋る言葉は少ないがこの映画の情緒にはそれが合っている。そしてとにかく粟田麗の処女的な佇まいが すべての鍵。妹は彼ができて服装がガラッと変わってしまった。だけど兄が雑踏の中で妹と見間違えたのは、学生時代のときのような清楚でおとなしい服 装の女の子だった。妹は妹。けれど、ラストシーンはどう解釈すればいいのか少し不思議な余韻を残して終わる。

2018/2/20 (火)
倉知淳『星降り山荘の殺人』を読んだ。読者のガイドになりそうな地の文ではないコメントが挟まる。間違った方向に進ませるためでもなさそうだし有害ではな さそうだと気にしていなかったけれど、「犯人を指名 」「真犯人を指摘」の書き分けに唸った。構成と驚きは評価したいのですが面白かったかというとちょっと うーん。穏やかな語り口で物語が進んできたので、真犯人の露悪的なところがこの作品の中では 浮いている感じがしてしまった。
2018/2/14 (水)
膝の靭帯損傷も日に日に良くなっていく感覚がある。整形外科にリハビリしに行ったら日常生活も大丈夫そうなのでこれで様子をみましょうということになっ た。さらなる運動を教えてもらい、あとは何かあったらまた予約を取って行けば良いとのこと。

2018/2/13(火)
勝間和代『勝間式 超ロジカル家事』を読んだ。合理的な方法を考え抜いてそれを実践している。「ここまでやるか〜」というレベルで読み物として面白い。よ く買う・買わない野菜/よく買う・買わない肉&魚介類のコメントになぜかツボる。科学的で真面目なんだけど、それが極端だと面白くなるんだなあと思った。 靴下の干し方など清々しかったです。そしてヘルシオが欲しくなる。

2018/2/10 (土)
昨日今日とスポーツクラブに自転車を漕ぎにいく。自転車漕ぎもちょうどいい感じに汗がかけて良いのだが、漕いでいると知人が声を掛けてくれてちょっとお喋 りできるのは思った以上にストレス解消になっているんだなあと思う。

2018/2/9(金)
山本崇一朗『からかい上手の高木さん』8巻。バレンタイン話も良かったけど「水切り」での高木さんのからかってないときのちょっとした素の表情が見られ た。かわいい。お互い相手のことが好きだと自覚してて、相手が自分のことを嫌いではない、いやむしろ好きでいてくれるかも? という微妙な関係がなんとも 和む。
『響け!ユーフォニアム2』最終7巻に入っている2話。最終話は少々盛り上がりに欠けたが「3」もあるのだろうなーという終わり方。

2018/2/7(水)
山本崇一朗『からかい上手の高木さん』を7巻まで。
隣の席同士の高木さんと西片くん。西片くんは毎日高木さんにからかわれ、いつも彼女に勝つことができない。西片くんの驚きの表情の豊かさを見ていると確か にからかいたくなるなあと思うし、素直で良い子なのは間違いないと思う。高木さんは本当は西片くんのことが大好きで、時に正直に好きだと発言するのに西片 くんはそれもからかいだと思って信じない。高木さんが西片くんからの言葉を引き出したいがためにあれこれ頑張ってその言葉をもらったときの表情を描写する 回があるのだが、それがめちゃくちゃかわいい。

2018/2/5(月)
『響け!ユーフォニアム2』を続けて6巻まで観た。やっぱり人 間関係に重きがあると思う。登場人物の、1では知らなかった別の姿を見られて面白い。たとえば鎧塚みぞれ事件で私の中の優子さん株が非常に上がった。麗奈 が滝先生への思いから演奏がブレたときにも、一度は険悪なことがあった麗奈に声を掛ける場面もあり、さらに見直した。副部長あすかのあれやこれやの振る舞 いの理由も氷解。特別な人と見られていた彼女が黄前ちゃんにだけは無意識・無自覚に甘えている様子なのにそれを認めたくないのがじれったい。黄前ちゃんが それをどう看破するのか気になっていた。彼女のいい意味で毒舌な発言、しかし本心だからこそ人の心に切り込む素直な物言いで、麗奈に続きあすかを陥落した のはお見事だった。
残りの1巻を楽しみに待とうっと。

2018/2/4(日)
再度椅子を見に行く。まず原宿のクリスティーに行き そこから歩くことにしました。
原宿のクリスティーは紅茶専門店で名前を聞いたことはあっても行くのは初めてです。紅茶専門店というのが不思議なくらい他の種類の飲み物も充実していまし た。コーヒーに緑茶、お酒もあります。
スコーン3種類とお茶のセットにするつもりだったのですが、サンドウィッチがおいしそうで迷う。結局、きゅうりとツナのサンドウィッチと紅茶、そしてチー ズマーマレードのトーストをシェアすることにした。まず紅茶(ニルギリ)が大きなポットで供され、チーズマーマレードのトーストもやってきました。
チーズが熱々とろーりにマーマレードの苦味と甘さが加わってとってもおいしい。これはコーヒーじゃなくて紅茶と合わせたいトーストだ! と思いました。そ して程なく、きゅうりとツナのサンドウィッチが来ました。プレートに載っていて小さなサラダが添えられています。きゅうりのサンドウィッチとツナのサンド ウィッチに分かれていてそれぞれ黒いサンドウィッチパンに挟まっています。きゅうりのサンドウィッチは粒マスタードの味がします。シンプルなのに非常にあ とをひく味でツナももちろんおいしいのですが、きゅうりは食べ飽きない感じ。サンドウィッチって紅茶と合うのだなあとここでも思う。

お腹もいっぱいで満足したあとは、オーローズファニチャーへ行き再度椅子に座らせてもらった。2度目の今回はお茶まで出してくださり何だか申し訳ないくら い。高さのこと、テーブルとの兼ね合いもいろいろ提案してくださったり、写真撮って大丈夫ですよともおっしゃってくださったりして素敵な椅子やテーブルも さることながら丁寧な接客も印象的でした。

2018/2/2(金)
清水玲子『秘密』全12巻を読み終わった。1,2巻を友人に貸してもらって読んだことがあったのですが、別の友人と話していたときに話題になり全部読もう と思いました。亡くなった人の脳を使ってその人の見たものを操作の手がかりにするという設定上、描写がどうしてもキツく開けないページがたくさんありまし た。でも本当に辛いのはその描写ではなく内容です。よくこんな物語を作れるなあと半ば感心するくらい複雑で気味が悪く重い。今こうして感想を書いていると そういう言葉しか出てこないのに、読み終わってみれば満足感とすごかった……という思いが上回っている。

2018/1/31 (水)
朝からちょっと気持ちが落ち込んでいた午後、大江千里のこの記事を読んで涙が出た。47 歳で始めた僕の「ライフ・シフト」
夕方整形外科にリハビリに行く。悪くはなっていないようだ。筋トレを教えてもらう。その後、友人とラインをして少し気持ちが穏やかになった。

2018/1/30 (火)
『響け!ユーフォニアム2』の1と2をDVDで観た。1よりも 人間関係の描写に重きを置いている? 勉強も練習も人間関係も同時進行は大変だ。黄前ちゃんは人間関係に自分から首を突っ込んで巻き込まれに行っているように見えるのだが。副部長は高校生にし て食えない大人のようなのがすごい。

2018/1/28 (日)
自宅からそう遠くないところに家具屋さんがあるとわかり、椅子を見に行ってきました。21日にも書いた宮崎椅子にもう一度座れたし、他の会社の椅子にも 座ってみた。が、そこにあった椅子の中では宮崎椅子がいちばんしっくりきた。宮崎椅子の中でも種類がいくつかあるので、もう一度一緒に座れるところへ行っ て試したい。そしてこの家具屋さんには素敵なテーブルも置いてあってすっかり気持ちが奪われる。テーブルはもうこれに決めたいくらい気に入ってしまった。

2018/1/25 (木)
ダニエレ・ルケッティ監督『ローマ法王になる日まで』(2015年/イタリア)
栄光への道なんていう華々しさはまったくない。軍事政権下での弾圧や立場の苦しさが非情に描かれる。宗教は具体的かつ物理的な守りをしてくれるものではな い。しかし、心の拠り所であったり、時にはその権威でもって敵をやぶる力を発揮するものではある。宗教の可能性と限界を同時にみたような気がした。ここに 描かれるのは「ローマ法王になる日まで」だが、むしろその先に意識が向く。

2018/1/24 (水)
荻上直子監督『彼らが本気で編むときは、』(2017年/日本)。素敵な映画だった。ネタバ レしてます。

リンコさん登場シーンは『グロリア』でのジーナ・ローランズ登場と同じくらい衝撃的だった。つまり、一気に惹かれた。たたずまいが素晴らしい。その初対面 の姿形で既に内面も体現していたのは見事だ。何故思い出したのかは自分でもわからない。
トモの帰らない母の代わりに、トモの叔父とリンコさんのカップルは彼女を引き取りたいと夢を抱く。ここで私が夢と言ったのは、その道行きが現実的にはとて も険しいだろうと踏んだからだ。実際、そんな夢を語った二人の前に、トモは「お母さんでもないのに」と気持ちを爆発させ、たぶんリンコさんの気持ちを奈落 の底へ追いやった。そして世間の目もチラチラ挿入させる。
トモが実際母を目の前にしたときの、どうしようもなく母を求める気持ちもちゃんと現実的に描いていて、おとぎ話に終わらないのが良い。どんなにひどい母親 でも子どもが母親を求めるという切なさと残酷。なので、4 人が対峙したときの緊張感と爆発はとても良かった。トモの母親がトモと一緒にいたいと 思っていることもあいまって、トモが叔父とリンコさんカップルを選択することはないだろう。選択できる環境だからこそ、それぞれに思いを残した気もする。 最後の贈り物はトモにとって重荷になりすぎず、でも意味もユーモアもあった。考えつかなかった。

劇中曲:ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 第二楽章 Op.108 良かった

2018/1/23(火)
思っていた以上に積もった雪の厚みがすごい。窓からの風景を3枚写真に撮って妹に送ってみた。買い物に行くとスーパーの品揃えが微妙に欠けている。

草津白根山が噴火してしまった。

2018/1/22 (月)
Macのキーボード、普通に打てる。買い替えないといけないのかとドキドキした。

昨年の12月末に買った本を今頃になってやっと読んだ。ネタバレしてます。

今村昌弘『屍人荘の殺人』。鮎川賞受賞作。
読み始めてすぐに好きな文体だなと思ってすいすい進む。ゾンビが出てきて描写が結構グロいので不安になるが、そのあたりは視線をうまくそらして対応する。 ゾンビという非現実的なものがないと謎が解けない、しかし、その謎解きはとても明快。それがとてもエレガントだし納得できてしまう。些細だが気になってい たこともきれいに回収し、閉ざされた館のミステリを新しく読んだという興奮があった。すっごく面白かった。次作を早く読みたい作家さん。

雪は午前中から降り始めあっという間に積もっていった。

2018/1/21 (日)
先週の日曜日、椅子を見にあまり行かない場所へ行ってきた。
飛騨産業の椅子のために「飛騨の家具館 東京」と宮崎椅子製作所の椅子のために「オー・ローズ ファニチャー」。
「飛騨の家具館」はショールームで、あれこれ椅子を自由に試すことができた。聞けば説明をしてくれるようで、聞かなければほっといてくれる。
「オー・ローズ ファニチャー」は、お店に入り宮崎椅子を見たいと伝えると隣のスペースへどうぞと案内され、お姉さんが代表的なものから始まって特徴を説明をしつつ座らせ てくれました。テーブルと椅子の生活にしたくて椅子を探し始めたと伝えると、椅子から探すのは正解です、テーブルを先に決めてしまうと高さや手すりなどの 制限が出てきてしまうので、とのことだった。それぞれ座り心地が違って面白かったし、自分の好みもわかってきた。2つ気に入ったものがあってタイプも違う し価格も倍違う。価格表をもらって帰ってきた。

2018/1/18 (木)
使っているMacの、iとpの間のキーが効かない。入力に制限が!

2018/1/17 (水)
整形外科に診察ではなくリハビリだけしに行ってきた。理学療法の先生が行うマッサージ的なものはすごく気持ちが良くて通いたくなる。筋トレを2つ教えても らい続けることにする。

マット・ロス監督『はじまりへの旅』(2016年/アメリカ)。 ネタバレ含みます。

便利な環境から離れて自然の中で極端に思える生活をしている家族。自給自足の生活はのんびり過ごしているわけではなく、高度な教育・戦術・肉体鍛錬を行う かなりストイックなものだった。生き延びるための学びともいうべきもの。ちょっとカッコイイと思ったが、まずは万引きで引いた。“普通の生活”をしている 親族に会うとその特異さが嫌でも目につき、親族側の反応が普通だろうと理解した。対親族だけではなく家族の中にも異なる思いはあり、それが次第に歩み寄っ て「はじまりへの旅」というタイトルが納得できる終わり方だった。

2018/1/10 (水)
録画していた『逃げるは恥だが役に立つ』を全部観終わった。最後の2話くらいはちょっと面倒くさい感じがしたけど、たしかに面白かった。
ラジオで流れる音楽はいいですね。早送りできないから。聴くともなしに聴いているはずが時にいい曲があって得した気になる。

2018/1/9(火)
ピラティスの先生(兼 理学療法士)に膝のことを聞かれ、裏の内側の靭帯損傷らしいですと答えると、ネットで調べたりしました? と聞かれた。保存療法は 動かないことではないとわかりました、と答えた。更に、どれくらいで治ると書いてあった? と聞かれるも調べてなかったので1.5ヶ月くらいですか? と 尋ねると、なんと全治3ヶ月だと言われ、結構びっくり。こうして文字にするとすごく大げさな感じだ。山登りも登りはいいけど下りは良くないとのことなの で、早春の宝登山も見送ろうと思う。
怪我しているほうの膝裏の筋肉がひどく凝り固まっていて、グリグリやられると死ぬほど痛く悶絶した。負担にならない、かつ必要な運動を教えてもらって実行 することにする。ノルディック・ウォークは膝を曲げるわけじゃないので大丈夫。むしろ何も運動しないのは良くないのです(保存療法うんぬん)。

2018/1/8(月・ 祝)
朝食は8時半からです。ほどよい量の朝食でご飯が美味しくてお代わり。食後にはラウンジにコーヒーの用意もあります、と案内があり、ほっと落ち着いてから 部屋へ戻る。10:31のバスに乗るつもりで部屋でテレビを観て過ごす。

チェックアウトしてバス停へ向かうもまだ時間に余裕があったので、道路伝いに次のバス停、鹿教湯温泉の中心部まで歩くことにしました。泊まった宿は鹿教湯 温泉の入り口にあたるようで、歩いていくうちに温泉街ぽくなってゆくのがわかります。温泉まんじゅうを売っていたり小洒落たお店などもあったりして温泉地 としては広いのだなあと思いました。

上田駅に戻り、上田電鉄別所線に乗って生島足島神社へ。 電車で行く人は少ないようでしたが神社に到着すると結構な人。わりとすぐに参詣し終わってしまって再び電車に乗って上田駅に戻ってきました。お昼はお蕎麦 にし、みすず飴本舗飯島商店上田本店に 寄る。ドアマンの人がいるようなクラシックな建物。ジャムやみすず飴は試食ができるようになっていて、店員さんは何も言わずに優しく待っている感じ。ジャ ムを溶かしてジュースにしたというカリンのジュースを試飲で勧められたりもした。ジャムはどれもおいしいし、みすず飴は「できたて」のものがあって迷った 挙句選ばなかった。でも、どうやらできたては本店のみのようで買えば良かったーと後悔中。

電車の時間までタリーズで過ごす。そして帰宅しました。

2018/1/7(日)
行ってみたかった旅館に宿泊してきました。長野県の上田駅からバスで1時間強のところにある三水館

新幹線は3割引きのチケットが取れて上田駅までは安く、そして時間もあっという間。駅に着くと、やはり少し空気が冷たいと思った。まずは上田城址公園を目指し、真田神社にも参詣するなど散策して戻ってきたらちょうどお昼頃。上田駅から ほど近いとんかつ力亭に行ってみると幸いカウンターに座ることができました。ロースカツ定食を頼む。とんかつは厚みがあって、でもとても細く切ってくれて いるので食べやすい。肉はもちろん、衣もおいしくて、ソースとカラシとの相性も抜群。お味噌汁もおいしい。おいしくてパクパク食べちゃって大満足。

その後、13時台のバスに乗って宿へ向かいました。選んだお部屋は思っていた以上に素晴らしかった。シンプルだけど温かみがあり、木のぬくもりを感じる調 度品が並ぶ。そして余計なものが置いてない。部屋に入ると玄関のように空間が設けられていて、扉を開けるとベッドルーム。その奥にコタツ、窓際にミニテー ブルと椅子。宿の方が、タルトをお茶請けに、そしてお茶を淹れてくださった。ほかに冷水、緑茶・ほうじ茶・紅茶が備えてありました。アメニティは必要最低 限なのが潔くて良い。

一息入れたあとお風呂に入りに行くと入れ替わりで2人ほどいて、みんな早めに入ってのんびりするんだな〜と思いました。こちらは14時半チェックイン10 時半チェックアウトなので、ゆったり過ごせるのです。ちなみに露天もありますがさすがに寒かった! 20時に男湯と女湯が入れ替わり、朝にも再度入れ替わっていたようです。夕食後の21時頃に再度入りに行ったらだーれもいなくて独り占めでした。

夕食は18時から。季節ごとに変わる鍋は冬の時期は葱鍋。豆腐・豚肉・そしてたっぷりの葱を味のついた出汁でいただく。葱がとにかくものすごい量で、お皿 から移しても移しても減らない。食べられるんだろうかと不安になるくらいでしたがカサが減るからか結局食べられました。お肉もおいしいし、シンプルイズベ ストなおいしいお鍋でした。ほかに、前菜・かぼちゃ豆腐・煮物・お刺身・焼き物・温サラダ・酢の物が出て、炊き込みご飯・漬物でいったん終了。お味噌汁等 の汁物はありません。デザート(柑橘のゼリーときなこアイス)と緑茶はラウンジでと案内されました。前菜の角煮とお鍋のお肉のほか、信州サーモンの焼き物 が出た以外はほとんど野菜です。なのでお腹がいっぱいになりますがもたれない。でも、腹持ちも良くて夜遅く過ぎてもお腹が減るということはありませんでし た。

食事の楽しみは器の楽しさと美しさにもありました。高そうな、でもそういうことより素敵だなあという印象が強く残る器使いで素敵でした。器って大事だなあ と再認識しつつもハードル高いとも思う。作家物の器を宿の中で展示販売していて、食事中に出てきた器はないかなと思ったらそれはなかった。そして作家物の 器はやはり高いのであった。

食事を終えて部屋に戻るとお茶請けのタルトの載っていたお皿は片づけられ、急須と湯呑みもいったんきれいになっていた。それ以外は翌朝のチェックアウトま で一切放っておいてくれるので本当にダラダラのんびりできます。

NHKを観続けて気が済んで寝る。

2018/1/4(木)
アルフレッド・ヒッチコック監督『北北西に進路を取れ』(1959年/アメリ カ)を観た。ネタバレ含みます。

スパイに間違われて大迷惑のケイリー・グラントが生き延びるためとはいえ本当にスパイのように行動できちゃう。人は、そう扱われるとそうなっていくのね、 なんて。
逃げている途中の列車の中で26歳の独身美女に遭遇。普通の人は殺人犯が目の前にいたら絶対に近づかない。そんな彼に近づくというのは明らかに怪しい。怪 しいけれど彼女に逡巡が見えると、どう解決していくのか俄然気になった。
最後、敵側が飛行機で逃げる前に実弾の入ったピストルを持っていればすぐに解決したでしょう。彼女が怪しいとバレたあとの行動なのだから、なにかあったと きの用心も兼ねてそうするのではないかと思います。でも、持ってなくて攻撃できず逃げられて結局モニュメントのところで自滅したり反対に自分が撃たれてオ シマイです。ツメが甘かったですね。

好きなシーンは、国連でナイフ殺人が起きてケイリー・グラントが疑われて逃げ去るときの国連本部とおぼしき建物とその周辺の俯瞰のシーン。あまりに美しい 構図でケイリー・グラントの走る姿よりそちらに目を奪われた。

2018/1/3(水)
一日家にいてダラダラした。

2018/1/2(火)
神田明神へお参りに行く。9時くらいに着くようにしたらやっぱり混雑は控えめだった。お守りを買うときのほうが待ち時間が長かったくらい。

2018/1/1(月)
9時頃にお参りに行ったらとても空いていた。1時間違うと全然違う。

ハワード・ホークス監督『教授と美女』(1941年/アメリカ)をDVD で観た。ネタバレ含みます。

ゲイリー・クーパー以外の教授たちがおじいさんたちで本当に7人のこびとのようにかわいらしい。これほどおじいさんたちを愛でる映画だとは思わなかった。
彼女がいつボスから教授へ気持ちを移すのか気になっていた。自動車事故がなかったら考える時間もできなくて彼女もすんなりボスのもとへ戻ったのかもしれな い。ボスへ電話をしたあと食事をしている教授たちのところへ戻ったときに「みなさんとお別れしたくない」と言ったあれは本心だったのだろう。その先、教授 の気持ちを知り、自分の気持ちもハッキリして首の後ろを冷やすシーン!

手下たちが乗り込んできた時および彼女を奪還する際の対決シーンでは、頭を使うだけではなくちゃんとピストルを使ったり頭を殴ったりという体も使って戦っ てたのが非常に良い。そういえば、ボスとの挙式で誓いの言葉を言う時に、彼女の入れるチャチャが漫才のツッコミのようで笑ってしまった。

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