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98.1098.12


1998年11月


1998/11/30(月)
『ホモ・モルタリス』は、それほど刺激のないまま終ってしまいそう。

12月に出るゲームが欲しい。「クラッシュ・バンディクー3」(2もやってないのだけど、いつのまにか\2800になっているようだ)と「I.Q.」のファイナル? パズル系にして私をとんでもなくはまらせた「I.Q.」。ええ、今までで一番はまったのは「ときメモ」でしたけど。

ドリームキャスト。湯川専務が本当にリヤカーひいてたら、買っちゃいそうだ。ちゃんと車道でひいているのが泣かせる。「サクラ大戦3」が出るんだったら、買う”かもしれない”。でも買う可能性は低い。

ほんとに頭が真っ白なので、きょうはこれにて。


1998/11/29(日)
赤坂の「ままや」が3月でお店を閉めていたようで。向田邦子さんの妹さんがやっていた小料理屋というか飲み屋さんというか。とてもこじんまりしてなかなかいい感じのお店でした。1,2度しか行ったことなかったんですが。いま無意識に「さん」付けしたのは、普通は作家の人などには敬称付けないんだけど、なんとなく。意味はないです。

昨日は妹夫婦が実家に来ていたので、私も寄りました。2ヵ月に一度は顔を見るので、あまり感慨深くはないけどねー。姪は来月2歳。体育の日だったと思う。妹たちが住んでいるところで、赤ちゃんの年齢別走るコンテストみたいのがあって、それに参加するという。で、写真やビデオを撮ってくれというので朝から出向いた。初めてビデオを手にして、写真も撮った。出来上がったやつを眺めていると、わんさわんさの盛況で、親子がたくさん笑顔で写っていて、なんか平和でいいもんだなとなごむ。

姪が出た時の競走が地域の広報紙に載ったらしく、新聞と写真を入手したのを、1枚私にくれた。妹も私も、小さいころ「かわいいわね」と言われたことがなかったので、両親は今やっと「かわいい」孫を前にして嬉しいんじゃないかなあ。妹は男の子に間違えられたり、私も「かわいく”なったわね”」というていたらくで、自分で小さい頃の写真を見ても、「かっわいくないなー、いやだな、こんな子ども」なんて思うくらいだもの。

妹が言うには、腰が痛いのは「運動不足」だと。そうかも。自転車使っていたりするし、土日の散歩も減ったし。てきめんなんだな。こわいこわい。

ダヴィッド・シャハル『ブルーリア』(国書刊行会 1998)。短編集。表題作読んだだけで期待外れに思い、中断。甘さのハッキリしないぼーっとしたお菓子を食べているよう。何の味だかよくわからないまま終わる。丸山圭三郎の『ホモ・モルタリス』(河出書房新社 1992)を思い出したように読み始める。死の匂いがプンプン。こういうところへ来たんだなー、という感じ。何年か前に亡くなっている人。いつ亡くなったのか調べてみたら、1996年のようだ(病死だっけ?)。私の世界を変えた人だったのに(大げさ)。調べている時に、ドゥルーズは自殺というのを知る。アルチュセールは奥さん殺して精神病院行ったし、バルトは自動車事故だったし、哲学者のすべてがそうじゃないとはいえ、なんとなく悲劇的な感じが漂う。


1998/11/28(土)
おばちゃん3人に説教している夢をみた。なんなんだろう、いったい。

図書館で廃棄処分かなにかの本を、リサイクル図書ってことで大放出。期待しないで出かけた。だって、借り手のいない本をあげます、ってことだから。安岡章太郎と中井英夫と小沼丹1冊ずつと、なんか珍しそうな『指揮法概説』をもらって帰りました。

夕方から風が強く、自転車飛ばすと結構寒い。休日らしかったような、それでいてやっぱり中途半端な一日。明日から真面目に勉強しないと。夏休みの宿題は、早めに仕上げるほうでしたか。それともギリギリまでためちゃう? 自由研究とか、家庭科とか、そういうの以外はほとんど7月中に終らせちゃったんですよね、気持ち悪くって。ずーっと心の中に「あるあるある。宿題がある」って感じがたまらなく、だめ(食べ物も嫌いなものから食べるのと似たようなもんか)。・・・だったのに、なんだか、このごろあとまわしだな。やっぱり、ぐるぐる気持ちは悪いのに。


1998/11/27(金)
昔、日記で失敗したこと。「きょうはとても良い日だった。忘れるはずがないので、なにも書かないでおく」みたいなことを書いている日がある。でも、数年経って読むと、なにがそんなに嬉しかったんだろう? とぜーんぜん思い出せない。だけど、そういう気持ちが反省にいくことはなく、やっぱり繰り返してしまうんだ。楽しかったは楽しかったで表現するしかない。

ただ、通常をゼロとして、Aという位置に気分があれば、通常に戻る時に−A分加わらないといけないわけで、それはあまり良い気分ではない。落差とはこういうものなのかな。

しかし、月は赤くて低い。それが見られただけで良いではないの。


1998/11/26(木)
昨晩0時をまわっていたと思う。日テレでものすごい番組が始まった。自分の彼が浮気しているのではないかと疑う女の子が、番組に応募してくる。番組は、彼に催眠術をかけ、本当のことをきく。その催眠術がすごい。口ではすべての質問に「いいえ」と答えるようにと彼には言っておく。でも、本当は「はい」だった場合、手で大きく丸をつくるようになってんの。「やましいことをしましたね」「いいえ」って口で答えて、手がゆーっくり丸を描く。これはすごかったー。

きちんと寒くなってきました。あんか必須。


1998/11/25(水)
朝ギリギリまで寝て、朝食がわりにパウンドケーキの切れ端食べて、昼食べ損ねて(おなか空いてなかったし)、帰ってきて夕食作りながら油そば食べたというめちゃくちゃさ。夕食作ってる間にお腹いっぱいになってしまった。油そば食べなければ良かった。しかし、油そばも、ひところはやったけど、もうインスタントもほとんど見ないですね。インスタント食べた限りでは、好きになっていたんですが。中央線沿線のどこかしらのお店(範囲広すぎ)が、元祖だと思いましたが、実物は食べたことありません。

『アルケミスト』 読み終わる。『謎のギャラリー 特別室 II』 が出てた(『謎のギャラリー』 『謎のギャラリー 特別室』)。読まないと。

マイブーム、言葉編。「〜〜しないと!」 。いろいろ応用できます。「痩せないと!」「寝ないと!」「起きないと!」


1998/11/24(火)
私もウルトラランキングに最近登録したばかりなのですが、いろいろ見えてくるものがあって面白い。平日だったら9時、12時、3時、6時台にアクセス数が多いなんて、なんてわかりやすいんでしょう!夜中の1時台も多い。曜日で言うと、休日前後それとなぜか火曜日が多いです。あと、流星群当該日には、真夜中のアクセス数が多かったようだし。

どこからのリンクでここへ来たのかというアクセス元もわかるのですが、一箇所だけ行けない場所があるんです。urlにおぼえもなく、手がかりなし。某さん、私はどうしてそちらへ行けないのでしょ? ご連絡お待ちしてます。 ***11/30追記:ご連絡いただき、理由判明。時期を待つしかないのが残念。

スキーのジャンプというのは、もともとノルウェー(だったかな)で王様が死刑囚に「飛べたら死刑にしない」と言ったのがはじまりとか、サッカーは人間の頭をボールにしたのが始まりと聞きました。わかる気もする。


1998/11/23(月)
田中長徳(顔はここで見られる)が、散歩コース紹介とクラシックカメラ紹介を無理矢理ドッキングさせたような本を出していた。まったくこのオヤジは〜。これじゃあ自分のカメラコレクションの自慢じゃないの〜、と思ってしまった。あまりにマニアックなラインナップなので・・・。CONTAX G2 が載ってるのはいいんだけどさ、ブラック(限定もの。レア中のレア)載せてるところが「ったく」、だ。

『死刑台のエレベーター』読み終わる。おフランス。

昨日今日と放送しているウルトラクイズ。ちゃんとじゃないけど、見てる。初めて見た、って私は珍しいのかな? クイズはなんだか気持ちがあせるので苦手。でも、高校生クイズには応募して行った。第一問でもうダメだったけど。さて、おじいさん好きの私としては、73歳の人と、あと運だけで来ちゃっている看護婦さんに行ってほしいところ。うむ。

Tiotさんの日記に反応。私も、基本的に「がんばる」って言葉は好きじゃないので、相手がつらそうな時には、がんばってとは言わないような気がする。それに、自分が重い気持ちの時には言って欲しくない言葉でもある。だから、私の「がんばって」は、ある意味とても軽い。相手からのそれも、あまり深刻な時にはもらったことないので、気楽な掛け声みたいなもんかなあ。それこそ、気持ち的には英語の表現のほうに近いのかもしれないし、口ではめったに言わないかもしれないです。

アジフライのおいしさがわかってきた年頃。


1998/11/22(日)
丸さんが、「うぇぶ会議室」で教えてくれた臨時ニュースを読みに行きました。もうゲラゲラ〜。あー、おかしかった〜。

結構しっかりした夢を見た。「高校生活を一人の女によって破綻させられる夢」と、見た直後にキャッチコピーまで考えて、それ自体は覚えていたのに、夢そのものは忘れた。右隣に座った女の子に話し掛けられてそれからどうにかなるんだけど。とにかく、卒業があぶなくなる。その夢の中の自分は、今の自分と一緒の状況のよう。大学を出てから高校に来ちゃったみたいな感じで、「高校卒業できなかったら、大学を卒業したのも認められないんだろうか」とか思っているのは、なんとなく記憶にある。夢は本当に忘れちゃうもんだな。

iMacのCMを見ていて。あれ、日本語で吹替しないで、英語しゃべらせて日本語字幕にすればカッコよかったのに、と個人的には思う。「ピザよりホットな毎日が・・・」(だっけ)なんていう英語っぽい言い回し、日本語に訳すとなんだかしゃれてないから、音で聞くより文字で見たほうがまだいいと思ったわけで。あと、JRの広告で(電車内で見た)、「愛に雪 恋を白」(だっけ。だっけばっかりですが)も、スキーの宣伝ですから「雪」と「白」なんでしょうね。「会いに行き 恋をしろ」かあ。やっぱり個人的には、「ユキ」と「シロ」がカタカナのがいい、と思いました。当て字(というか、こじつけて漢字にしちゃうこと)が嫌いなだけかも。はい、どちらのCMに関しても、あくまで個人的な感覚です。

菅さんの不倫疑惑が発覚し、釈明会見したのを見ました。私自身は、仕事とプライベートは関係ない、と思ってる。ちゃんと仕事やってくれれば良い。菅さんが不倫しようが、私の生活には関わってこないから。ただ、思ったのは、田中角栄だったら「よっしゃよっしゃ」で終っちゃう(うまく逃げちゃう)んだろうな、とか、豪傑って感じの政治家は今いないのかもしれない、ということ。会見も、なーんかもたもたした感じで、歯切れ悪いし、印象は良くなかった。「政治とは関係ないことです」ぐらい強くはぐらかしてくれちゃっても、良かったのにと思う。だって、(相手の女情報を知ると)悪いのにひっかかったとしか思えないんだもん。でも、大抵の人は、やっぱり「不倫をしている人に仕事はまかせられない」「ちゃんと謝れ」って感じなのかもしれない。それで、ああいう会見のほうがいいのでしょう。んー、でも、清潔を求めるなら、「悪い女にひっかっかっちゃって、もう。遊び方も知らないんだな。つまりそれくらい純粋なところもある」って見方もできるのでは? そう見てもいいような気もするんだけど。こねくりすぎ?


1998/11/21(土)
私はとてもミーハーです。昨晩、日テレの「ウリナリ」で、ブラックビスケッツの「Relax」のアナログ盤5000枚限定発売っていうのを見て、買おうと決意してしまいました。発売するレコード店は、電話しないとわからないようになってたんだけど、かかんなかったです。「まあ、大きいところ行けばあるだろう」と思ってたので、よい。

スケートの日だったので、すぐに買いにいけない。あとで友人と待ち合わせることにしてたのだけど、そのアナログ盤をさがしに行ってもらいました。場所は新宿。まず、タワーレコードでは売り切れ。「売り切れで入荷予定なし」と紙が貼ってあったそう。次に新星堂。ここではわからなかったらしい。で、次に TSUTAYAに行ったら、こそっとあったらしい。でも、「発売!」っていう感じじゃなかったんだって。数枚あったらしいけど、どうだろう。もうないかな。で、入手できました。なんで欲しかったかっていうと、やっぱりアナログ盤だからかなあ。プレイヤーはあるので、ケーブルつなければ聴けるんです。なんだかもったいないから開けるかどうか迷っているけど。

お昼食べて西口に抜けて、カメラ屋のぞいたり。いま、「写るんです」などのレンズ付きフィルム(って言えばいいのかな)に付ける、クラシックカメラケースみたいのがあるのねっ。びっくりした。ヨドバシが改装中で、1Fがカメラ用品で、2Fがカメラ売り場になってた。一度販売が終了した、CONTAX T2。でも、ブラックだけ、えーと限定2000台だっけ、で売っている。でもねえ、この限定のやつは、上から塗っているらしいので、もとのT2 ブラックとは違います。もとのはチタンのブラックって感じで良かったんだよね。しぶーい色が出ていて。もともと、シルバーとブラックがあったのだけど、実売価格は黒いほうが高かったのです(黒の誘惑より、値段の誘惑に勝てなかった過去の私)。やっぱり元の黒いほうを買っておけば良かったなあ、とひそかに思ってしまった。

ヨドバシ近くの酒屋さん(だったと思う)で、シードルの試飲やっていて、ついつい惹かれて飲ませてもらった。「スターキングデリシャス」が季節限定で出ていたので、買ってしまったよ。大瓶。ひひひ。シードルってお酒飲みたいけど、きちんと飲みたいわけじゃないときにいいなあと個人的に好きです。ジュースじゃ甘いし、お酒じゃおおげさだしって時。

タイムズ・スクェアに入っている紀伊國屋に寄ったら、『うまひゃひゃさぬきうどん』を見つけたので買う。ああ、やっと買えました。そうそう、入口近くで、フィンランドだっけ、サンタクロースから手紙が届くっていうのを受け付けていたので、「姪に送ってあげようかなー」と思ったけど、千円超えてるんでやめた。だって、来月2歳になる子どもに、サンタからの手紙来てもきっとわかんないだろうし、と。

スケートの帰り道、予備校の前を通ると「○×大学コース」とかいろいろ書いてある紙が貼ってある。それを見たら「人生やり直せるなら(おおげさ)数学を勉強してみたいなあ」と思うのでした。しっかし、センスあると思えないしな。


1998/11/20(金)
TBS 23:00からの「気分は上々」が讃岐うどんをつくろうというテーマだったんだけど、ナンちゃんが『さぬきうどん全店制覇攻略本』を見い見いお店めぐりしてたよ〜。興味を持った人は『恐るべきさぬきうどん』(1〜3)(ホットカプセル)も読みましょう。過去の日記で言及した箇所は 10/2811/3

いま、ニュース23見てるんだけど、TBSにクリントンが来たんだねえ。すっごい厳重な体制しいてたんだ。前にいた会社はTBSの中にあった(ちなみに関連会社でもなく、とある理由で関係があったという普通の会社です)んだけど、ざわざわして結構大変だったんじゃないかなあ。不便感じなかったかな。これじゃ、仕事になんないよ・・・。友達に様子聞いてみよ

あの場所は、いつまでも慣れなかった。1Fはロビーで、自由に入れるけど、自由なのはそこまで。エレベーターホールへ向かうのに、警備員がいて、社員証を見せないといけない。もし忘れたら、名前とID、生年月日を紙に書いて受付のおねえさんに見せる。おねえさんは、コンピュータでチェックして、一致していれば仮のカードを発行してやっと入れる。ちょっと忘れ物をしたからって、いったん外に出たら、IDは必ず見せないといけない。「さっき通りましたよね?」なんて、許してもらえない。

エレベーターホール正面には、視聴率の数字がベタベタ。「誰誰様。おはようございます。×F どこどこ室へおこしください」みたいな紙もベタベタ。だから、「きょうは誰誰が来るんだー」というのはわかる。けど、もちろんは入れるわけはないし、こっちにも仕事はあるのだ〜。記者会見やってたよーという情報は早い。1Fに降りて行ったり、×Fにちゃっかり行ったり。

近くの商店街で、撮影してた。ドラマ? 映画? ビデオ用? でも、知らない人たち。なにかのいでたちしてたから、子ども向けのなにか?


1998/11/19(木)
細田さんによると、ポケミスの記念復刊のうち、アンケート上位3冊とニコラス・ブレイクの作品がもう店頭で見当たらないらしいです(98年11月19日付 What's New)。'93年に1600番突破記念で復刊したものは、今でも入手できると思うのですが、今回のは違うのかな?

『シネマでヒーロ−』という、ちくま文庫を読み終わった。で、ですね、その中のしおりが昨日、ツボにはまってね〜。オレンジに白抜きで頓智と縦書き。かっこして(とんち)って書いてある。こんな雑誌知らないぞ! とまずウケて冗談かと思ったんだけど、「毎月11日発売」「定価550円(税込)」と書いてもある。絵も描いてあって、イギリスの小公子みたいな男の子が、いすに座って「Tonti」って書いてある紙(?)を見て頭に手をやって困ってるふう。もう、白抜きの大きな「頓智」でダメだ〜っとゲラゲラ笑ってた。

裏を返すといろいろ書いてるの、また。全部書いちゃうよ!カッコ内は私のコメントです。

「月刊ジジ 増刊号」(「月刊 ジジ」も知らないぞ。一番上に横書き)

「頓智」に「一休さんを出せ」と言ってくるジジがあまりにも多いので、この際ここで大きな声で言っておく。「頓智」はね、(ここで改行かつ文字拡大)

そういう雑誌ではないんだよ。(で、ひときわ小さくこそっと添えてあるのが↓)

*じゃどういう雑誌よ? それは「頓智」を毎月読めばわかるというものです。

疑問1:月刊 「ジジ」 の「増刊号」が月刊 「頓智」 なの?

疑問2:「一休さんを出せ」と言ってくる"ジジ"と、月刊 「ジジ」は、関係あるのか?

疑問3:たぶんもう今は発売してない雑誌とは思うけれど(しおりのはさまってる文庫が'95年発売のやつだから)、実際はどんな内容の雑誌だったんだろう? 月刊「ジジ」についても知りたい。

いやいや、本も良かったけど、このしおりを読んだだけで充分モトは取れました。


1998/11/18(水)
『メン アット ワーク 山田詠美対談集』を読み終えた。次に読み始めたのも対談というかインタヴュー集で、そういうのが続いちゃってるな、今月は。で、頭の中にいろーんな人のエピソードとか考えがぐるぐる渦巻いている感じがしてる。それがまた、物語を読んだ時と違った心地よさもあったりもする。

日テレで8時からやってる歌番組みてたら、平成3年(だったと思う)のベストテンも一緒にやっていて、懐かしくみてた。10位が井上陽水の「少年時代」で、この映画、泣こうと思って(動機不純)みに行ったことあったなあと思い出す。井上陽水の声はやっぱり良いね。

昨日、寝る前12時すぎに「この辺に出るのかなー」と空を確認していたら、流れ星。おお、生まれて初めてみたよー。4時に目覚ましをかけて寝たところ、4時5分前にパッと目がさめたので、そのまま外へ出て眺める。近くの小学校から声がしてる。校庭に行ってそこから眺めているんだろうなあ。あたりを歩いている人も多かった。なんか、私の見ている方向がちょっとズレてたのか、なかなかお目にかかれない。校庭からある時「おおーっ」と声がしたけど、私は首が疲れて下向いてたとこだったり。

結局、いちばん流れ星らしいやつは、12時すぎのやつだった。本当に一瞬なんだな。


1998/11/17(火)
「トリコロール」は、1作目でストップしたおぼえあり(その時一緒に借りてきた「ダメージ」を先にみちゃったのがまずかったかも)。3作目は、いいらしいですね>のぞむさん ちょっとだけみたくなってきた。

流星群か! 明日明け方の4時頃とはちょっとキツい。でも、時々、なんでだか目が覚める時間ではあるから可能性はあるな。

近頃興味のあるもの。プレーリードッグ。知人が飼っていて、話を聞いているととっても欲しくなる。仰向けに寝るんだって! で、布みたいのをかぶせてやるから、ふとんをかけてるみたいだと。その話を聞いた夜、夢に出てきちゃったよ。からかうと「うー」とか言って、おまけにその夜うなされるらしい(プレーリードッグがだよ)。夢を見るんだろうか?すばしっこさがなくて、のんびりしてて、草食なのでくさくない、という。いいなあ。ただ、値段は3万くらいするとか。

でも、やっぱり、不安は、自分の手で動物を飼ったことがないってことでしょう。世話したことないもんねえ。ですから今は、とりあえずコーヒーの木とローズマリーですわ。コーヒーの木は新しい芽が出てきてる。それくらい元気ですよ〜、手をかけてないんで。

くじらには毎年「はやりの歌」っていうのがあって、それを研究しているのが糸川博士という人、って今日教えてもらったんだけど、糸川って、あのロケットの糸川英夫? うむー、すごく気になるテーマだなあ。

じつは日曜日に腰が痛くなって、原因がわからないまま、そのうち治るだろうと思ってたら、昨日の夜が最悪状態。ああ、私おばあさんになったらこういう姿勢? ってくらいまっすぐにならない。顔を洗うの一苦労。仰向けに眠れないんだよ。まいったなあ、明日休みかなーと思って、今朝起きたらほとんどOK。なんだったんだろう。けど、その痛みがちょっと変化していて、まるで筋肉痛なんです。肩から腰までのラインずーっと痛い。これは、もしかしてと思い当たることあり。座椅子で、角度を変えられるのがありますよね、あれがボロくなってきて、骨ばってきた。で、その骨ばり具合が、肩こったところのツボに実によくはまる。なので、こたつ入って本読みながら、座椅子でツボ押えばーっかしてたんです、先週後半ずっと。それのやりすぎかなあ、と。肩もみすぎてあとで反動くるの、なんていうのか忘れましたけど、それのような気がしてならない。なんと妹も週末公園で腰をおかしくしたようで。しかし初めてシンクロしたのが腰痛とはなあ。


1998/11/16(月)
原田知世の一番新しい(でも夏頃の発売)CD「ブルー・オレンジ」を買うつもりだったけど、迷ったあげく Bonnie Pink の「Heaven's Kitchen」を買った。気持ちは2枚購入したかった。でも、持ち合わせが不安だったのです。週末買うことにします。この2つのCDの共通点、わかります? へへへ。

少し前にピチカート・ファイヴのプロモーションビデオがたまたまTVで流れていたので、みるともなしにみていた。基本的に、彼らの音楽は、自分の心の中での好きと嫌いの割合が4:6くらい。結構耳に残るメロディーラインとか、その趣味自体に、ときどきイライラしちゃう感じ。けど、反面すごーく気になるところもある。で、そのプロモーションビデオは良かったんです。お、いい感じ、って素直に思えた。でも題名忘れちゃったんですねえ。それをさがそうとシングルんとこみてもピンとこないし、ましてやアルバムのほうなんて、ものすごい数出ていてお手上げ。そのビデオをもう一度みれば思い出すかな、とは思うけど、機会はなさそう。


1998/11/15(日)
昨日のところで書き忘れ。大塚寧々の写真集、っていうのは、彼女”が”撮った写真を本にしたものであって、彼女がうつっているのではない。日大の写真学科を出てて、おとうさんかおじいさんゆずりのライカ Ig を持っているらしい、と。いいなあ。

法月綸太郎『謎解きが終ったら』読み終える。今、夜中の3時!寝ないと。

午後3時ごろカメラを持って散歩した。近くの河原へ行って24枚がなくなるまで撮った。逆光はどう仕上がるか。買い物して帰ろうと思ったら、お財布の中300円しかなくて、アイスだけ買って帰る。使わないようにと昨日お金抜いてたんだ。

「日曜洋画劇場」が始まったと思ったら、最初30分は、淀川さんのそれまでの映像を交えた話になっていた。11日に亡くなった淀川さんは、前日10日まで「日曜洋画劇場」の収録をしていて、その映画を今日放送することにしたようだ。もう声はかすれているし、痩せてしまっているし、見ていていたいたしいけれど、でもやっぱり気迫はそれ以上に感じる。30分の短いドキュメンタリー(?)をみていたら、偉大な人が亡くなったんだと実感せざるをえなかった。1ヵ月前に大学に招かれて講演会したときの姿みてたら涙浮かんじゃったね。ドクターストップかけられる寸前の状態だったらしいけど、見ていてそれがわかるし。

身近じゃない人。でもさみしくなるなと初めて実感した。


1998/11/14(土)
まつうらのぞむさんの掲示板読んでいて驚いた(淀川さんの対蓮實重彦発言も知らなかったなあ)、石橋貴明と鈴木保奈美の結婚。つきあってたことも知らなかった(石橋は別の人とだと思ってた)。

明日「おしゃれカンケイ」に出る、大塚寧々も結婚してたのね。相手は詩を書いたりしてる人でしょ。三代目なんとか、という。大塚寧々が少し前に写真集出した時に関わっていた人な気がする。彼女も、椎名桔平と付き合っていると思ったら、うむー。

来週の「気分は上々」は、さぬきうどん食べまくりの様子。

なんだか芸能情報みたいな内容になってしまった。

芸能人を見ていて、美人は案外さばさばした人なんだなと思うことも多い。パッと思い浮かぶのが、高木美保。ほかにも当てはまる人はいると思う。でも、さばけてるというのは品がないのとは違うわけだ。「ジョージア」のCMに出ている上原さくらを見ていると、とっつきやすい印象を出そうとしているけれど失敗してる、って感じを受けちゃうんだよなー。美人で気さくなのはいいけど、必要以上に気さくさを出そうと思って品位を落とさないで欲しいなあ、ときれいな子に対しては思ってしまうのでした。


1998/11/13(金)
タイミングを感じた瞬間。図書館に用事があったので寄る。入り口のところに「リサイクル図書」というのが置いてあって、置きたい人は自由に置いていいし、読みたい人は自由に持っていっていいシステムになっている。で、入る時に、全集本の一冊みたいので、コレットの文字が見えた。内容は3つで「シェリ」と「シェリの最後」とあと何か。『シェリ』(岩波文庫)はちょっと前に読んだ。とても良いってわけじゃなかったけど、続編(『シェリの最後』)は気になってたわけ。でも、その岩波文庫で出ている続編は今、新刊では買えない(はず)。けど、目の前にあるならチャンスじゃないかー。で、「まあ、コレットなんて誰も読まないよな」と思ったので、中に入って先に用事済ませた。

で、出たところで本に目をやるとまだあるんだけど、私の右におじいさんがいて、結局その前に本はある。「すみません」と言って本に手を伸ばそうとした瞬間、おじいさんはその本を手に取った・・・。あああああ、おじいさん、どうか気にいらないで欲しい、持っていかないで欲しい、の願いもむなしく持ってかれちゃった。

図書館を出ながら声を掛ければ良かったなあ、とちょっと後悔。「シェリの最後」だけ読みたいんですけど、って言ったら、おじいさんどんな反応してくれたかなあ。「図書館と同じ2週間貸し出しってことで、2週間後にここで落ち合うっていうのはどうでしょう」(注:私が提案する)なんていう想像をしてしまった。・・・むなしいわ。

去年の冬、イタリアに3ヵ月遊学しに行って帰ってきた友達。その前からイタリア語を習っていて、帰国してからも続けていた。で、イタリア語の先生のことが好きで、向こうもまんざらではなさそうな雰囲気だったらしい、というとこまでは知ってたんだけども。昨日メールが届いて、「来月引っ越す」という。「ええ、もしや?」と返事を出すと「あのブラジル出身のフランス人と結婚することになったの」というではないのー。ここ数週間でバタバタっと決まったらしい。ひゃあ、びっくりで嬉しくて興奮してしまった。

9時すぎに電話するも不在。電話に出たおとうさまに「ご婚約おめでとうございます」と言ったら、声がすこーしだけ笑ってた。でも、びっくりだろうなあ。娘の結婚相手の親は外国の人。フランス人だとは! ボンジュールの世界だよ〜。


1998/11/12(木)
アフタヌーンティーに、おはじきみたいな印象の(遠くから見るとそう思えた)、ミニミニミニミニボーリングがある。意味もなく、ただ妙に惹かれる存在。姪へのプレゼントにかこつけて買ってしまいそう。

淀川長治さん、亡くなったそうで。「淀川さんが亡くなったら大変だろうなー」とは思ってた。特に思い入れがあるわけじゃないし、私が困るわけじゃないけど、大切な人をなくすようなイメージはあるね。それが、そういう気持ちを忘れかけていた時にふっと、亡くなったというニュースが入ってきたものだから、実感がわかない。

6年前(なんでこんなにちゃんとわかるのかはのちほど)、銀座の本屋さんで淀川さんのサイン会があった。普段の私なら会社休んで行くところだったんだけど、どうしても休めなくて、泣く泣く両親に頼んで行ってもらった(なんで父親も休みだったんかしら)。家に帰ってくると、本が5冊もあって、大人になってから本など買ってくれたことのない親がどうして? と驚いてしまった。買った本全部にサインくれるから、雰囲気に飲まれて買ったとみた。さて、そのころ友達の誕生日が近かったので、母には私の名前でサインしてもらうように頼み、父には友達の名前でサインしてもらうように頼んだ(後日それを誕生日プレゼントにしたのだ)。淀川さんは、握手もしてくれたそうで、「ふわふわのやわらかい手だった。おもちみたいだった」と二人とも言ってた。子どものために来たことを知ると「いいおとうさんね」とか「いいおかあさんね」って言われたって。 あああ、いいなあ、と今でも思う。

せっかく買ってもらった5冊の本も、ちゃんと通しては読んでない。みたことある映画のところを拾い読みしたり、その程度。ちゃんと読んだことあるのは、”自分で買った” 『淀川長治の「美学入門」』 (マドラ出版 1992) だけ。

淀川さんは、ホテル暮らしをしてたので有名でしたね。ずっとスイートルーム43階だったんだろうか。

あ、どうして6年前とちゃんとわかるかっていうと、私は本を買ったら見えないところに鉛筆で買った日にちと曜日、自分の歳を書いているから、本を見ればわかるのです。

持っている5冊の本。

『淀川長治「映画の部屋」』 (徳間書店 1990) / 『淀川長治の「1/24秒」』 (徳間書店 1990) / 『私は映画からいっぱい愛をもらった』 (徳間書店 1992)。以上は映画のレビュー(しゃべり言葉そのままの)。

『淀川長治シネマパラダイス』 (集英社 1992)。 「淀川長治・名語録」がいいです。

『映画千夜一夜』 (淀川長治・蓮實重彦・山田宏一による鼎談の記録) (中央公論社 1983)。 索引を含む800ページ。ところで蓮實重彦って、今、東大の総長でしたっけ? なったときはびっくりした。私にとっては、ただ「顔が長くて、思想やってて、小説書いてて、なんといっても映画にやたらうるさいおじさん」だった。

こんなのありました。

蓮實重彦の編集する映画批評誌『リュミエール』創刊号(一九八五)の中で、淀川長治は蓮實の印象を次のように語っている。
ぼくは初めて蓮實さんに会ったときは、この人かと思ってね、怖い人で、怖い人で(笑)、原稿を読んだら般若経みたいで、止まるところがなくてさ(笑)。こんな人とものを言うのは怖いのと思ったら、すごいのね、優しいのね。

引用:別冊宝島52 『現代思想・入門 II』 (JICC出版局 1986) p.146 志賀隆生氏による

注:上の引用のところで、「怖いのと思った」の「の」の部分に”ママ”あり。


1998/11/11(水)
願いごとを一つだけかなえてくれるって言われたらどうする? という、ありがちな質問に、「ずっと健康でいられますように」と即答した。それは2年くらい前の話で、相手は笑っていた。深く考えないで答えた後に、なるほどそうだな! と自分で納得。けど、今でもやっぱりそれでいいように思う。寝込んだりすると、やっぱり健康じゃないと、ってひしひし感じる。

フィリピンに日本人向けの老人ホームがあるそうだ。TVでみた。日本で安心な老後をおくるには貯蓄が不安な人も、充分生活できるという。2000人規模の日本人村の建設計画もあるらしい。いくら安いとはいえ、異国の地で死ぬことに抵抗ある人はだめなのかもしれないね。私はふと、自分が年老いたころに、トルコに老人ホームができていればいいな、間に合うかしらん、なんてのんきなことを考えていた・・・。

CMでも一度だけみたけど、セブンイレブンに、スタルクというフランスのデザイナーがデザインした商品(文具や歯ブラシ、ブラシなど)が並び始めたようだ。ライバルは無印良品。まだ実物は見ていないのだけど、少し気になる。有名デザイナーのものって、なんでも高いけれど、これは手ごろな値段設定。おととい買った、「BRUTUS」#420に少し記事が載ってた。

教文館の3F(だったっけ)、キリスト教関係図書がたくさん置いてある場所は、雰囲気がまるで教会。はいりぐちの扉がまずそういう感じ。グッズもあるよ。

りなりなさん、本読んで映画みて。けど、(好きになってくれるんだろうかと)拒絶もおそれている私なのであった。


1998/11/10(火)
バークリーの『地下室の殺人』を、後半一気に追い上げた感じで読み終えてしまった。昨日みた「落下する夕方」のパンフを読んでいたら、撮影日記や出演者のコメントが載っていて、それを読んだら物語を思い出して、みょうにせつない気分になって、本をぱらぱら拾い読みしてた。昨日の日記のところ、ちょっとヘンな文章があったりしたので少しだけ直しと追加を入れました(意味は変わってないです)。あ、昨日、銀座ついでがもうひとつ。教文館で、「BRUTUS」の日本酒特集のバックナンバー#420を買うことができました。あそこのブックカバーもいいですよね。

言葉の使い方で、このへんをハッキリ言いたくないってときに、便利な言い換えをする時がある。ウソをついてしまったほうが楽なのかもしれないけど、ウソをつきたくない時、言葉の言い換えをする。でも、それがたくさん重なると、推理の仕方によっては、隠している部分がわかってしまうのかもしれないなあと思う、今日このごろ。なんだ、ひどく抽象的な書き方ですね。ときどきそういうのやりすぎて疲れちゃうことあって、でも、ババッとすべてを明らかにしたくもなくて、あいまいにしてるとこある。

裏に通路作ってそこからも通れるようにしたら、ずいぶん気持ちは楽になるんだろうなあ、と漠然と思う。

なんのこっちゃ!


1998/11/09(月)
予告どおり「落下する夕方」を、シネスイッチ銀座(シネスイッチって、洋画と邦画を交互に上映するから付けられた名前らしいですね)でみてきました。上映20分前に着いたのですが、中に入るとちらほら待っている人もいて、上映時間になってもガラガラということはありませんでした。客層は、女性が大半。それも、一人でみに来ている人が多かったように思います。お菓子のがさがざ音もなく、エンドロールが流れても終わるまで席を立つひともおらず、なんだかとても心地よい雰囲気でした(人が少ないからか)。そうそう、座席の手すりの先が、ドリンクホルダーになってた! 前はこうじゃなかったような気がする。直したのかな。

ストーリーの大きな流れはほぼ同じ。原田知世、渡部篤郎、菅野美穂とも、適役と思いました。好きな小説だったので、映画化すると初めて聞いた時には、ええっと思い、華子役を心配してましたが、菅野美穂は良かった。イメージくずれなかったです。脇役として、ちょこちょこおいしい人が出てましたよ。浅野忠信とか、日比野克彦とか。友人役の国生さゆりも良かった。

原作を読んで映画をみる、というのは実は初めての経験で、どんなものかと思ってましたけど、これがなかなか面白い。どうしてか。私は私の読み方で本(物語)を読み、この監督も彼女なりの読み方で本(物語)を読み、脚本を書いて映画にしたわけです。その出来上がった映画をみて、ああ、こういう読み方をしたんだなあというのが感じられたから。それがとても興味深かったのです。本当は、「あのセリフは入れて欲しかった!」とか、「華子をもっと出して欲しいのに」とか、 「”ミリンダ”も出てない」とか、ちょこっとずつ自分が感じたものとのズレが見つかって、それがちょっと残念だなと思ったの、最初は。けど、ああこれは、他の人が読んだ『落下する夕方』の感想なんだ、と思ったら、違う角度でみるのが新鮮に思えてきた。

根本的な違いは、たぶん、私が原作の本を失恋の物語として読まなかったところにあるんだろうと思う。パンフレットに、ある事件が起きて失恋が完成したというようなことが書いてあって、なるほどと感心もした。私は、奇妙な関係の女の子二人の物語に読んでいたから。もともとの媒介者である男の存在は、ほんとにあくまで添え物としてみていたんだなあと気づいた。映画によって、違う角度で物語をもう一度体験して、本を読んだ時に抱いた疑問の、違う答えが出てきそうな気もした。(ネタバレ気味の私の感想はここ

映画だけみたらどう思うのかは、残念ながら体験できない。本で読んだ時の、いたいたしくて、息苦しくて、かなしい、静かな雰囲気は、映画だけみても感じられたんだろうか。この映画が、本とセットになって存在するものじゃないといいのだけど。映画が先か、本が先か、どっちがいいのかもわからないけれど、両方経験してみても悪くないと思う。そんな仕上がりの映画でした。誰かが、みてないからみたい、と言ったら、一緒に行ってもう一度みてもいいな、そう思います。

で、銀座は結構久しぶりだったので、和光のケーキ屋さん(ガトー・ド・パリ・ルショワ和光)で、モッツォレラチーズケーキ買ってしまった(おすすめだよーん)。たまには贅沢もいいではないか! チョコレートを売ってるだけじゃなく、奥で食べたり飲んだりできる、「ショコラ・ド・パリ・ルショワ和光」も、なかなかです。もうずいぶん行ってない・・・。


1998/11/08(日)
りなりなさんの日記に反応。私も「メール出してもヘンだよなあ」と思うことが割に多くて、自分から出し始めることは「めったに」(強調)ないです。お願い事や連絡くらいかなー。去年の冬頃からメールのやりとりしている人がいるのですが、お互い「どうして続いているんだろうね」って話になった時がありました。で、向こうは「なつめさんが返事くれるから」だし、私も「○○さんが返事くれるから」なのですわ。どちらも、相手からのメールで終わるのがイヤなんですね、自分から出して返事がないほうがいい、っていうタイプで。だから、ここまで続いてしまっている、と。私の書き込みは自己完結していてレスがつけにくい、っていわれたこともあるんですが、メールでも、もっぱら質問に対する答えみたいになっちゃって、話題提供のできないへたくそ人間なんです。そういうのも「自分からなかなかメール出せない」っていうのの原因かもしれません。こちらこそよろしくです。

丸山さん南部さん山上さんが「男の人からみた男」についてコメントしてくださって、ますます楽しい。キムタクっていうのは、男から見てもカッコイイみたいですね。丸さんの意見はちょっと違うにしろ、割合的に思ったより肯定的なんだー、と。金城武は、ブレイクする前かな、カード会社のCMに出ていましたよね。女性用の下着買いに行って、鼻血出す役。濃くて色っぽい感じの人だと思いました。今もTVで良く見かけますが、「アジア的かっこよさ」を感じる顔だなあ。好きとか嫌いっていう判断がしにくい。トヨエツは、TVドラマの「青い鳥」みて、駅員さんの服をあんなにかっこよく着られる人はいないだろう、と思ってしまった。映画「LOVE LETTER 」で関西弁しゃべって暖かい役になっているのも好きだな。

夜遅い出来事は、翌日の日記に書くしかなくなってしまう。厳密に「寝る前」に書くわけじゃなく、中途半端な時間に書くからそうなってしまう。以下は昨晩のこと。

人の声の入った音楽が聴きたくなって、CDをかける。辛島美登里は、あまり興味がなかったんだけど、エンドレスでかけっぱなしにして聴いていたら、案外悪くないと気づく。そろそろ飽きたので、山崎まさよしの「HOME」の中から「One more time, One more chance」だけじっくり聴く。続いて同じ頃買った、原田知世の「I could be free」を途中あたりまで聴く。「ロマンス」がとても好き。で、大江千里の「Gaint Steps」をやっぱり3曲目まで聴いてたらいたいたしくなったので、小沢健二にかえる。

小沢健二はTVなどで顔を見るまえに、お芝居やってる友達の家に遊びに行ったら、雑誌「ロッキンオンジャパン」に超ロングインタヴューが載っていて、それがとても面白かった。それが始まり。もう5年くらい前になっちゃうんじゃないか? 友達が聴かせてくれた曲も良かった。彼女は詩が好きだって言ってた。デビューアルバムを買って聴いたら、これがなかなか良くて、2枚目出た時も買った。ただし、その後あまりに明るくなっちゃったので買わなくなってしまった。1枚目「犬は吠えるがキャラバンは進む」のライナーノーツに添えられた言葉は、とてもいいよ。

13分半にもなる「天使たちのシーン」を、じーっとして聴いてた。ゆったりしてて静かでいい曲です。

私は昔から、アルバムに入っている曲の最後から2曲目が、アルバム出した人にとって一番言いたいこと言ってるとか、お気に入りとか、とにかく重要な場所なのだと信じて疑わない。そこには一番いい曲が置かれていると信じてるの。


1998/11/07(土)
寒いので、あまり出かけたい気持ちじゃなくて、スケートも面倒で、でも、先生に電話するのももっと面倒なので、気持ちをだましだまし出かけた。「一人だよー」と言われ、覚悟をする。適度な混み具合で、滑りはじめると楽しくなった。終わり頃、リンクの外で3グループくらい、スケート教室が始まったようだった。氷の上に出る前に、ステップの練習や転びかたの練習をみっちりしていた。みんな帽子をかぶっていて、暖かそうだった。眺めていたら、スキーも楽しいかなあ、とちょっとだけ思った。けど、結局、なにが苦手かって、坂道でスピードが出ることであるから、スキーはなあ。急斜面をスピード出して降りるんだものなあ。

スケート終わるとなんだか楽しくなくなったので、さっさと家に帰ってきた。このごろスケートから帰ると熱を出していたので、ちょっと身体が条件反射にならないか心配だったけど、大丈夫。ただ、今年の風邪は本当にしつこいと実感してしまうのは、夜になると咳が出るということ。2日前にも薬をもらいに行ったけど、やはり2日分しかくれなかったのでもうない。薬切れると咳が出る。良くないね。ヤクが切れるとあぶないのだ。このまま薬飲まないで治したいんだけどねえ。薬ばかり飲んでいると、クセになりそうでいやだ。

先日「甘いものを受け付けなくなったようだ」なんて書いていてあれですが、チョコレートだけは無性に食べたくなるときがあって、今日も買った。帰り際に電車の中で食べられるような「ゼロ」と、家の近くのスーパーでチョコレートケーキ。

江國香織、もう一つ新作が出たのかと思ったけど、一冊の本の中に一部分インタヴューという形態だった。保留。

今日から公開の「落下する夕方」の前売りを買った。月曜日にみにいくつもり。関東地区「シネスチッチ銀座」、関西地区「パラダイスシネマ」、中部地区「シネプラザ」で公開。なぜみるかって、江國香織のこの原作が好きなのと、原田知世ちゃんが出るからっていうのがある。原作がどう展開しているのか、それをみたい。だから、がっかりすることになっても、かまわない。ただ、上映映画館が「シネスイッチ」なので、結構期待できるかもなあと思ってる。ここでみた映画は、派手じゃないけど、私にとってはアタリばかりなので。昔、「ニュー・シネマ・パラダイス」もここでみたんだよ。「グラン・ブルー」の完全版も、ここでやったんだ。

ちょこちょこと「男の人が男の人をどう思うか」の反応を読ませていただいているけど、興味深いです。やっぱり、結局は個人の趣味の問題なんだろうなと納得してしまうけれど、楽しいです。昔、興味がなかった福山雅治ですが、少し前に髪型が変わって「すごいかっこいい」と思ってしまった。うむー、外が変わったからって好きになることは滅多にないのになあ。

『演じられた白い夜』を読み終えた。おととい、昨日と『カラマーゾフの兄弟』のジュニア版を読んでいたのだけど、余計難しい気がした。全体の1/4で挫折しちゃってるんだけど(岩波文庫で1冊しか読んでない)、そこまでの話を追って読むのも難解。文庫で読んだやつのほうがわかりやすかった。あれだけの膨大かつ重厚な作品をジュニア版として縮小しちゃうこと自体が難しいことなんじゃないかな。難しくても時間かかっても、すべてを読んでいくほうが、実際はわかりやすいと感じた。というわけで、ジュニア版もとりあえず挫折だ。


1998/11/06(金)
告別式に出席した友人が、病気の経過もろもろについて教えてくれた。

94年に結婚。95年、胆石摘出手術。96年、併発していた胆管炎の手術。97年7月、肝臓移植のためにオーストラリアに渡米。98年2月、肝臓移植。8月、ガン発見。肝臓移植は大成功だったのに、摘出した彼女の肝臓からガン細胞が見つかり、いずれガンになる可能性があると宣告されたのだそう。

9月か10月頃、彼女は一冊のノートに、自分が死んだ時の葬儀のこと、遺影の写真などについて書いて、だんなさんに渡していたという。ノートには自分の闘病生活のことは伏せておいて欲しいと書かれていたそうだけど、彼女のことを理解してもらうために、だんなさんはあえて約束を破って式の挨拶で述べたという。

棺の中の彼女は、なんだかお人形さんみたいだった、って友人に言われて、泣いた。


1998/11/05(木)
会社で同期だった女の人がガンで亡くなったと昨日の夜知った。どきどきした。ショックだった。一晩たって少し落ち着いた。このことについては、少し後で書く”かも”(保証はない)。

きりかえ。

昨日の日記に書いた「男の人から見た男」について、さっそく、りなりなさんが11/5付の日記で反応して下さいました。高倉健は私も好きだあ。「男は黙って」ですよ、うん。竹野内豊は、「ロンバケ」に出てた時は良いなあと思いました。今は「自分がかっこいいことを知ってしまったように見える」ので、私の基準から外れます。かっこいいのを知っていてもしょうがないのですが、それを表に出してはいけません。ディカプリオには興味ないなあ。織田裕二は私の周りの友達は好きな人多いです。りなりなさんの好きな中では、三上博史にはうなづいてしまった。ちなみにSMAPでは、クサナギ君を彼にほのぼのと過ごし、慎吾君を弟に持ち時々迎えに来てもらい、吾郎君のような男友達と遊んで、キムタクに好かれつつも私はフるというのがいいです(キムタクは確かにカッコイイと思うので、こっちが振り回したいのだ、くやしいから)。中居君はうーん、イメージわきません。あまり興味ないっかな。

石原裕次郎は、足が長くて有名だったという、あの昔の頃はかっこいいのかしらん。七曲署の彼は、なんだかうーむ、です。

というわけで、これからも、「あ、私はこの人が好きだ〜」という人がいたら報告します。私は案外メンクイなはずです・・・(ちがう?)。ちょっと趣味渋いかもしれないけど。

永井さんの日記が「浮上」しました(舌の根も乾かぬうちに・2)。火浦功とか言っててアレですが、私はちゃんと読んだのは一冊だけなんです。それも『ひと夏の経験値』。それ一冊だけなのに、内容と本人の感じがね・・・。

・・・植木等ってハンサムだよな。

南部さんの11/4付日記に反応。『室井滋のクロアン』、表紙をとったら口の形が違うとは、知らなかったです。

江國香織、もう一冊新刊が出ているようだ。買わなくては。


1998/11/04(水)
昨日は、あちこちで年賀状を売っているのを見た気がする。今回も印刷頼んでしまおう。もうだめだ、一度頼むと楽で・・・。あとは、相手の宛先と空いているスペースに一言書けばいいんだもの。でも、身近すぎて改めて書くことがなくって、本当に困るときある。「またおいしいもの食べに行きましょう」とか「遊びに行きましょう」とかばっかになっちゃう。しかし、「来年から年賀状出しません」なんていう宣言を書く勇気もないし。

あーあ、ほんとに筆不精で電話不精だわあ。

「タブロイド」、情報屋役の女の人がカッコイイ。クールで謎めいた感じがいい。

男の人が、男の人に下す評価に興味がある。えっと、そんなに難しいことじゃなくて、「この芸能人(男の人)は、私から見るとかっこいいけど(あるいは、女の子に人気があるようだけど)、男の人にはどう映っているんだろう」と、その程度なんだけど。

キムタクはやっぱり男から見てもカッコイイのか。反町の「おれってかっこいいだろ」光線が私は苦手だけど、男の人はどう思っているの? 松田優作は、かっこいいの? 内藤剛志と西村雅彦の色っぽさは、男の人にわかる? 石原裕次郎はかっこいいの? 思い付くままに挙げてみたけど。

男の人が好きな男の人を私は知りたい。そういうのやっている雑誌もあるのかな。「an・an」などじゃ、女からみたいい男でしょう、特集組むにしろ。ほとんど興味ない。


19998/11/03(火)
新宿で用事を済ませ、高島屋タイムズスクェアへ。天気が良いので、歩いていても気持ち良かった。入り口近くで、キモノを着た男の子を見かけた・・・。ちゃんと見なかったので、私の中での印象は、チベットあたりの民族衣装みたいな感じだった。

紀伊國屋書店へ寄り、『うまひゃひゃさぬきうどん』を探したけど、見つからず。けど、『さぬきうどん全店制覇攻略本』(ホットカプセル)が、なぜか見つかったので買った。東京でも売っていたとは! 『恐るべきさぬきうどん』までちゃんと置いてありました。さっすが〜。

南口から帰ろうとしたら、タワーレコードやアフタヌーンティーの入っているビルが目についた。ああ、ここにタワーレコード新宿はできたのか。1Fだけ見て歩いた。グレーのフード付きのダッフルがあった。けど、裾の処理の仕方が気に入らないので、多分買わないだろう。

池袋へ戻り、東武をちょっとふらふらして、アフタヌーンティーに寄る。ケーキの種類が少し変わっていた。いちごのつぶしたのを混ぜ込んだパウンドケーキを頼んでみた。思ったより濃い。なんだかこのごろ、身体が甘いものをあまり欲しがらない気がするなあ。

洋服売り場を、ささっと通ってた時に、タイトな感じでフード付きのコートを見かける。スリットが深く入っているし、ベルトの位置が高くて、なんだかかわいい。グレーの色がちょっと濃いめだけど、着せてもらった。うぅ、いいなあ。この中性的な感じが。けど、衝動買いはしないのであった。

家でシードルを飲んだ。きゅー、おいしい。


1998/11/02(月)
電車の込み具合は、いつもとあまり変わりなかった。少しは空いていたかな。江國香織の新刊が出ているではないか! 『十五歳の残像』。もちろん買う。インタヴュー集なので、すぐに読み終えることができた。そうそう、少し前に見かけた、山田詠美の『メン アット ワーク』 も読みたいと思ってたんだ。京極夏彦や奥泉光とも対談していたし。ちらっと読んだら、奥泉光のことは「奥泉くん」って呼んでいたものなあ。そりゃたしかに、山田詠美は先輩だわ。

「BRUTUS」は、新しいのが発売されてしまってた。マッサージの特集。稲垣くんが表紙。マッサージは、そりゃ行きたいですよ、行きたいですが・・・。自分の肩が取り外しできたらいいのにねえ。そしたら、パカッとはずして自分でもみます。タダで済むもの。特集はともかく、たまに読みたくなるなあ、「BRUTUS」は。

姪の写真を焼いてもらったものが、出来上がってきた。むぅ、やっぱり伸ばしてみるとピントが甘いのが良くわかる。大玉85ミリ/f1.4、つらいぜっ。けど、それほど悪くもないからいいか〜。自己満足なのだし。


1998/11/01(日)
晴れてはいるものの、パッとしない天気。私自身もパッとしない。自己嫌悪のカタマリになりそうなので、いいかげんで自分の考えから逃げる。月のはじまりからこんなのは良くないぞ!

マーク・トウェインの『アダムとイヴの日記』を読み終える。へえーっ、マーク・トウェインにこういう話があったんだなあ・・・。


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