back to top page

99.0299.04


1999年3月


31(水)
「USA-ASCII」でメールが届いたので、読むことができない。いろいろ試してはみたんだけど、だめだった。再送してとお願いしたけれど、果たして送ってきてくれるんだろうか。期待はできない。絶対に読みたいメールだったのに。文字化けメールを抱えてもんもんとすごすのは、とてもいやだ。

仁木悦子『猫は知っていた』(講談社文庫)を読んでる。

最寄り駅のところで、「韓国の味 キムチ」という手書きの紙を掲げて、おばちゃんがキムチを売っている。週末をのぞいて毎日見かける。キムチは好きだし、かなり気になる。きっと韓国の人なんだろうな、おいしいんだろうな、でも、700円か。駅を出た人の流れの中で買うのは、ちょっと勇気がいる。誰か買わないかなー、と日々思ってた。母ももちろん知っていて、やっぱり気になっていているようで「買ってるのみたわよ」とか、父も買ってるのをみたらしいとか、話をすれば話題にのぼる。

ついに決心して、買いました。一度スーパーで買い物してから、駅まで戻って。人も少なかったし、ちょうど私の前に買っているおばさんがいた。買おうとすると、その買ったおばちゃんに「おいしいの?」と聞かれた。「いえ、今日初めて買うので・・・」というと、「試食が欲しいわねって言っていたのよー」という。確かにそうなんだなあ。みんな絶対気になってると思うし。カクテキもあったけど、白菜のにした。売り主は、やっぱり韓国の人のようで、日本語がたどたどしい。

わくわくしながらごはんが炊けるのを待って、さて、食べてみるとおいしー。最初甘くてあとで辛い。おいしいおいしい。

しかし、キムチを食べるようになったのは、たしか2、3年前からだ。

長い間やりとりさせていただいている上田さんのページが、本日より本格稼動です。大人だよ。


30(火)
Mと、一時帰国のHと会う。またもや頭痛の私はちょっとぐったりして、からあくびがたくさん出る。10週間なんてすぐだから、帰ってきたらまた会える。

平野啓一郎『日蝕』(新潮社)を読み終わる。特に衝撃を受けたということはない。ただ、次の『一月物語』が出たら、やっぱり読んでしまうかも。「ここの文章って、もしかしてすっごい計算してる?」という文章に当たると、それで惹かれるってところある。ああいう文体で、あの時代のヨーロッパ(私の中でのイメージ)を感じてしまった、不思議だ。「三島の再来」って言うから、豪華絢爛なのを想像してた (でも、「三島」って言っても、いろいろあるんじゃない? という友人。そうだなあ)。私が思ったのは地味に見えて高そうな服。なんのこっちゃ。へたなたとえ・・・。


29(月)
私の本の感想が無難なのは、悪口や辛口になりそうなものを選んでない(避けている、逃げてるともいう)からです。これじゃあ、みもふたもない答えですか。

でも、「面白そうだ」と思ったから、私はそれを手に取るのです。自分が本屋で見つけてであっても、人の感想を読んでであっても、「私の判断で」読むか読まないか決めてるんです。誰でもそうでしょ。つまんなそうだけど読んでみるか、というのもたまにはあります。しかし、例えば私にとってSFは鬼門になりますが、そういうのを読んで楽しめなかったからといって、それは本のせいでは絶対にないし、すすめてくれた人が悪いことも、もっと絶対にないし、選んだ自分が悪いってこともない。「ああ、合わなかったんだ」というそれだけです。食べ物と一緒です。そうなると、辛口になったり注文つけたりするのが、できなくなっちゃうんだなあ。

たとえ楽しめなくっても、「きっとこう書きたかったんだろう」と感じたり、なにか一つでもいい文章があれば良かったり、「この人のはもう読まないようにしよう」という判断にもなったりする。何か1つ読むってことは、比べる対象ができたってことでもあると思う。だから別にあえて言わなくてもいいや、って感じかなー。おお、なんかとっても「いいこちゃん」だ。

私がどうしても強く悪口言いたくなるときは、近くにいる人にそれを読ませて、感想を待って、「直接会話をして」盛り上がる。近くに一人、なんでも読んでくれて、感じ方の似てる人がいると便利です。

この「日記のフリ」に愚痴があまりないのも、そういう感情が持続しないのと、書いていると思い出して逆にイライラするのと、友達ひっつかまえて愚痴るほうが反応もあるしサッパリするからです。

イヤな気持ちをカタチ(この場合文字)にして、自分の目に触れるところに残しておきたくないのかもしれません。

感想の中には、「途中寝た」っていうのもあります。「なんかおやじっぽい」と書きたかったやつもあります。でも、大抵は無難ですね。オブラートにはくるんでたり、嫌いだと言いつつフォローしてたりする。点数評価もないので、比べて判断できないでしょうし、全てがまあまあに見えるでしょ。でも、実際、読んだ本の大半は、まあまあですよ。すっごいしびれるとか笑ってしまうくらいサイテーを感じても、その感情が持続しない。昔のようなトキメキがないです。読み終えた時に「ぼーっ」としても、数日経ったら薄れてゆきます。

小学生の頃はときめいてたよなー。「ときめき」っていうと、どうしてか私の記憶の中には『ぐうたら王とちょこまか王女』が浮かんでくる(知ってますー?)。「ごはんはあとでいい」って思った最初の本だったかも。今でも「食事はあとで」と思う本もありますが、大半は「おなかすいたー、ごはんごはん!」ですよ。

参考までに、挫折本。ふと思い出すのは。
・ジャック・フィニイ『ふりだしに戻る』/ ヘンリ・セシル『メルトン先生の犯罪学演習』/アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終り』

ただ、本にはその人にとっての「読み時」があると思うので、今だとまた読めるのかもしれないし、それはわかりません。「時間割がある」というか。「本に呼ばれたな」と感じる時は、やっぱりあります。例えば、9年ぶりに、吉本ばななの「ムーンライト・シャドウ」読んだときには、しみてしみて、昔はどこを読んでたんだーっ、と呆然。

思い出せる限り、映画、TV、本(そして実生活を加えても大丈夫かも)の中で、多分今まで一番ちゃんと泣いたのが、湯本香樹実『ポプラの秋』。これが私のツボだったの? という発見。


28(日)
タイトル:詰問
ナツメは、ちょっとへんな人とか言われたりしませんか。
クッキー

親にね。

「言いたいこと」は言っているけど、「言ってしまいたいこと」は言ってないのかもしれないと気づく。ただ、「言ってしまいたいこと」を実行してしまったら、あとで後悔しそうな気がするから、きっとそのままにしとくだろう。自分と同じ感覚の文章をさがして、うなづいてみる。それでよしとしようかと。

これって、自分の中に、文章の中に、少し偽りを含んでしまうんだろうか。でも、見せている部分は、本当です。

人に見せない部分があって当たり前なんだから、いいか。見せてるつもりだったのに、「全部話してくれない感じ」だと友達に言われた言葉を思い出すなあ。見せてるつもりで見せてない部分。無意識に(安易に使いたくない言葉なんだけど)、セーブしてる部分。どうしたって、目に見えてる部分なんて、一部なんだよ。それを全てと思わないで下さい。

自分に似ている人が好きでもあり、嫌いでもある。似てるから好きなんだとわかる時と、似てるから嫌いなんだとわかる時がある。「似てるから嫌い」というのは、相手のウラが読めてしまい、それが自分と似てるからであるのを自覚する時。相手からもきっと、私のウラが読めてしまうだろうから。

結局、「壁がある感じ」「大切なことは言わない感じ」と言われるのが本当は嬉しいんだな、そしてそれってすごくいやらしいな、と思う。自分に関心持たないでいてくれていい分、私も他人にあまり関心がないように思ってる。

26(金)の日記で「チョコレートはとけちゃう」と書いたのは間違いで、正しくは「ガムは〜」でした。26日分のところ、訂正しときます。

「KIHACHI」のソフトクリームは、噂にたがわずおいしかった。「ごま&はちみつ」を選んで、「バニラ&バナナ」を一口。「バニラ&バナナ」のほうが、あっさり楽しめる。


27(土)
ドラクロワの絵を、今日、父がみにいったそうだ。チケット買うのに30分くらい並んだという。

頭痛のため、ビデオを借りる余裕がなく、さっさと帰ってきた。薬を飲んで、2時間ほど寝たら、珍しくいくらか回復。こうして起きている。

”フジミ”の最新刊、秋月こお『リクエスト』(角川ルビー文庫)を買った。駅のホームで弾いてしまう? お、本当に弾いてしまう? その時の気持ちに同調してみると、今までの反動もあってスコーンと抜けた気分。知らずに顔がほころんでしまった。

小沼丹『埴輪の馬』(講談社文芸文庫)、丸谷馨『タウンページのなぞときたい』(朝日文庫)、山田詠美『マグネット』(幻冬舎)を。山田詠美は、サイン会もやるんだよね、でも、今回はいいや。

和田慎二『超少女明日香』(白泉社文庫)の3、4巻が出ていた。もちろん手に入れるけれど、さて、待てるか待てないか。


26(金)
『日蝕』は、わりに薄くて軽いので、電車用に。今は半分くらい。先入観のあったせいか、思ったよりちゃんと読めている。

資生堂「プラウディア」のポスターのことを書こうと思ったら、新聞にネタが載ってたのね。残念。というわけで、やめます。でも、あれ? って思う、良くできてる。

「女の子は、どうしてだかいつもアメ玉をポケットに持っている」・・・という意味あいのことをどこかで読んだ気がする。その女の子からアメ玉をもらった時の、男の子の言葉。「アメ玉」じゃなくて「お菓子」とか「甘いもの」だったかもしれないんだけど、まあ、とにかく。アメは、自分で買ってはなめない。ガムは、もっと買わない、かまない。今、コートの左ポケットに、もらったアメが2つくらい入っているから、思い出した。「チョコレートとガムを一緒に食べると、ガムはとけちゃうんだよね」というような会話があったのは、島田雅彦の『優しいサヨクのための嬉遊曲』の中。実験してみたいけど、やってない。

「なに考えてるかわからない」のは、「なにも考えてないからだ」ってこともある。


25(木)
ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」@上野をみに行く予定だった。昨日、急に約束をして。その相手は、今一番仲良くなりたい女の子で、私はデートのような気分で今日を迎えたんだった。でも、彼女、身体の調子が良くないらしく、中止になってしまった。残念。でも、私にはもう時間がないので一人で行って来ました。

上野の「国立西洋美術館」でやってるのかと思ってたら、「東京国立博物館」で、そこへ着いたら「閉館」。げげっ、と思ったら、どうやら「別館」で展示してるらしい。もう、公園の中をぐるりぐるりだよ。最初っから人の波に乗っていけば良かった。絵が置かれているところは、小部屋のようなつくりになっていて、床にはスロープがついている。だから、後ろの方からでも、わりとみやすい。平日の夕方でも、人はたくさんでした。

「わたしはそれをみた」、という事実で、納得&満足なのが、我ながら情けない。気になったのは、「ルーブルでは、どういう場所に、どういう雰囲気で置かれているんだろう」、っていうルーブルでの「位置」(というのか、”関係”っつーのか)。フランスには行ったことあっても、パリには行ったことないなあ。パリに行く時間とお金があるのならなら、ヨルダンやシリアあたりに行きたい。

家に帰ると、とたんに電話が鳴る。それが、イギリスにいるはずのHの声で、「いまどこにいるの?」と聞いたら「日本だよ」。さっき帰ってきたばかりで、2週間だけ日本にいて、また戻るらしい。それで10週間過ごしたら、今度こそ本当に帰国らしい。ひゃあ、もう1年近く会ってないよ。

電車用:『猫は知っていた』
家用:『日蝕』/『AV女優』/『すべての人に数学を』
かと言って、電車では座ると寝てるし、起きてればテープきいてるし、家では、それなりにすることがあって、全然はかどらない。気持ちだけあせる。いつのまにか、本が読みたいって思うようになったんだなあ、また。


24(水)
電車に乗ろうとしたら、中にいた男の子が中に入ってくれないので、乗れない。そのうち、足を踏んだ踏まないで喧嘩になって、言い合いをしてたら、「このハゲ!」と言われた。それを聞いて、言われた自分がプッと吹き出してしまった。・・・ということがあったらしい、今朝、常務に。役員になるときには、「役員になるのだから、ちょっと考えるように」と言われたとか。電車の中で新聞がバサバサうるさいので、ビリビリやぶってしまったこともあるという。ひゃひゃひゃ。女の先輩にもいたんだよな、そういう人。新聞が自分とこにきてうざったいので「うざったい!」って言って手で払い除けた人。そういう人と一緒に電車に乗ってみたい。

ビデオを返しに行き、『ゴッド・ギャンブラー』を借りようか迷って、やめた。週末にしよう。

池袋東武に「KIHACHI」のソフトクリームが入ったというので、持ち帰ろうと寄る。でも、「持ち帰りは不可」と書いてありました。その時はおなか空いてなかったし。あの有名な、バニラ&バナナ、家で食べたかった。それでも、今までだと一番近くて千駄ヶ谷になるのかな、それがずいぶん近くなったので嬉しい。地下入口外で、輸入食品フェアをやっていたので、見るともなしに見てた。「ガリバルディ」とフィンガービスケットとペンネを買う。「ガリバルディ」は、お菓子を食べな(食べられな)かった祖母が唯一好きだと”名前だけ聞いたことがあった”、私にとっては幻のお菓子〜。見た目、オールレーズンみたい。フィンガービスケットは、欲しかったのに、どうしてか近くのスーパーでは見つけられなかったもの。

かわいげのない女は、私にとどめをさすかと思っていたけど、私以上にかわいげのない女もいるのかもしれない。でも、私からすると、もうその人は「かわいげのない女」じゃなくなっている。

昨日の日記で、JIROくんって、くん付けにしてる。無意識だ。やだねー、好きだからって。といっても、あの4人の中で彼の風貌が一番好きだっていう、それだけ。


23(火)
ポストペットの「宝物」、いつのまにか随分たまっていて、きょう見てみたら"OYAJI"が入ってた。見た目は波平です。

少し前に読み終わっていた『悪い種子が芽ばえる時』と、今日読み終わった 『遠きに目ありて』の感想を書いた。時間かけず・・・。

ビデオ、『アンディ・ラウの逃避行』をみた。悲恋ものとはすぐにわかったけれど、逃げるしかない二人なのよね。彼女にとってみれば、天国から地獄じゃないのか。

GLAYのJIROくんが、川本真琴と結婚してた、って小耳にはさんだけど、ほんと? 聞き間違いか、人違い?

朝、ハトが来る。2わ。「ほほ」と鳴いている。ホホミとホホタロウ。鳴くほうが、ホホミ。静かなほうが、ホホタロウ。と名づけた。でも、来たら追っぱらう!


22(月)
上野でドラクロワの絵をみるには、どれくらい並ぶんだろう? 並ばないわけはないよねえ。やっぱり本場でみたいと思っても、行ける見込みはないし。しかし何時間も並ぶんであれば、別にいいやという気もするし。

外出時には、天藤真『遠くに目ありて』を持っていってる。

宮沢りえの『サンタフェ』が出直しているみたいですね。実は一度もみたことがないので、ちょっと興味ある。会社でも「あれは、やっぱりいい写真だな」とか「撮っておいて良かったな」というのが耳に入る。

なんか、さえないこと書いてるね。


21(日)
CDシングルアダプタって、まだ売っていたんですね。私の持ってるCDプレイヤは古くて、アダプタがないとシングルが聴けない。さすがにもうないよなあ、とあきらめてたら、お店で『だんご3兄弟』の隣に置いてあるのを発見。

家では、『AV女優』を読み始めてる。


20(土)
姪は、絵本よりもバッグが相当気にいったようで、何でもかんでも中にいれて、持ち歩いている。

熊本の友達から、いろいろいろいろ本が届く。漫画もあれば、香港映画のガイド本も入ってる。あと、イーキンのCD。とりあえずは、齋藤薫『美容の天才365日』(講談社)を読んでしまった。なるほどとうなづくこと多し。いわば、精神論。

ビデオ『欲望の街・外伝 ロンリーウルフ』をみた。むー、トニー・レオンが好きな人はいいかもしれないけれど、話としては本編に負ける。

ガイド本に弱い私に、ガイド本は毒だなあ。欲しくなっちゃう。TRASH&香港電影探偵団 『続 超級無敵 香港電影王』(未来出版)。

香港映画みてて、漢字で書かれているのに、その発音がわからないっていうのが、ちょっとストレスたまる。あちらでの「読み方」がわからない。いったいこれは、どう発音するんだ! って、すごく気になる。でも、CDの中に入ってる「アンケート」の漢字を眺めていると、こういうふうに書くのか、っていうのでかなり笑える。


19(金)
明日会う姪(2歳)に何か絵本を買いたくなり、半分決めていたのは、わかやまけん『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)。ただ、実物を眺めてみても、どんなのを喜んでくれるのか良くわからないので、本当にこれでいいのか悩んだ。その時、平積みになっている『こぐまちゃん おでかけセット』(こぐま社)が目について、「うわ。これにしよう」と決めた。『〜ほっとけーき』の「100万部突破記念限定出版」だそうで、内容は3つ。

・しろくまちゃんのほっとけーき(ミニえほん)
・こぐまちゃんとどうぶつえん(ミニえほん)
・オリジナルクロスバッグ

『しろくまちゃんのほっとけーき』は、サイズが小さいけれど手に入るし、なにより、バッグ付きっていうのがいい。彼女、袋が好きだから。

で。ついでにもう1冊。わかやまけん『はじめてのこぐまちゃん どうぶつ』(こぐま社)。開けてびっくり、これには”オチ”がついている(と私は思ってる)。

あげるまでは『おでかけセット』を開けられないので、早く明日にならないかとやきもきしてる。喜んでくれたら、すっごく嬉しい。でも、私は別に子供好きというわけじゃない。


18(木)
昨日はあえて書かなかったけれど、昨日、お昼から戻ってきてすぐに安室奈美恵のおかあさんが殺された、という事件を聞いた。その時には、「安室は、ビールのCMどりをしているところだ」「義理の弟が殺してすぐ逮捕された」と、聞いてた。でも、家に帰ってからニュースを見て、実は義弟は自殺したんだと知って驚いた。それに「CMどり」じゃなかったね。話が伝わるのって、やっぱりいいかげんなところがある。

沖縄空港に到着する彼女らを、たくさんの人が見ていたけれど、中にカメラを持った女がいて、かなり頭にきた。

人が悲しんでいる姿を写真にとって、どうしようっての? そんな姿、残しておいてどうすんのさ。いやらしい。

報道する人々が写真を撮るのは、報道という仕事であると思う。でも、「個人的に」ね、ああいう彼女の写真とろうと思うかな。信じられない。

それとも、こういうニュースをみていること自体が同じ穴のむじななのか。私は違うと思っているんだけど。


17(水)
会社の部長の息子さんがスタイリストで、サムエルの『Give me a chance』の時の服は彼がやったとか、昨日髪を切りに行ったところで「宇多田ヒカルって知ってる?」と聞かれ「もちろん知ってますよー」と答えたら「どんな人? うちのお客さんで宇多田ヒカルの編曲やってる人がいる」とか。

知り合いの知り合い。それは、私には他人。でも、案外身近なところに、へ〜と思うような話が転がってるんだなー。

天藤真『皆殺しパーティ』(創元推理文庫)を読み終わる。感想どう書こう。思ったことそのまま書いたらネタバレになってしまう。

『アンディ・ラウの逃避行』それから、『古惑仔』の外伝を借りてきた。


16(火)
髪が短くなった。「どうする?」って言われて「ほかに選択肢あるんですか?」。伸ばしたいけど、今更無理だしなあ。でも、切ってしまえば、このほうがいいか、とも思う。

『古惑仔W』 をみおわってしまい。このシリーズは、あと外伝を残すのみ。


15(月)
このごろそういえば、花粉症の薬を飲まずにいる。初期のあのひどさはなんだったんだ、というくらい、ほぼ平気。「花粉が飛んでる」という気はするけれど、別に薬がなくても今は平気になってしまった。なんでだろう。いいかげんな身体をしてる。

香港映画ばっかりみていたところに、昨日やってた「スティング」の英語が、やたらと新鮮に思えた。

商店街で、「つくね3兄弟」発見。私も、おだんごは、3つじゃなくて、4つがポピュラーのイメージでしたねー>ジンクスさん それに、KUWAKOさんもおっしゃるとおり、おだんごが食べたくても、今の状況じゃあなんか恥ずかしくって買えないよなー。てーい。


14(日)
恥ずかしくも信じられない話ですが、回転ずしに行く夢をみました。朝の10:30に行ってる。ちょっと勝手が違ってて、コンビニなどにある、ジュースが入った扉付きのショーケースみたいなのに、だーっと並んで入ってる。寿司ネタじゃないみたいな、なにか黄色いのと、四角い青いのがあって、すごく目立つ。私が座った左の人が、焼きソバを食べてるんだけど、その器が、うちにあるサラダボールに使ってるガラス製のもの。大きさが、ラーメン鉢くらいあるやつ。・・・こんなヘンな環境設定だったのに、「回転ずし」だったという根拠はいったいどこから来たんだろう? でも、起きて最初に「回転ずしが出てきた」と思ったんだから、そうなんだろう。

天藤真『皆殺しパーティ』(創元推理文庫)、アームストロング『あなたならどうしますか』(創元推理文庫)、フォイフェルバッハ『カスパー・ハウザー』(福武文庫)、日夏耿之助『ポオ詩集|サロメ』(講談社文芸文庫)、間羊太郎『ミステリ百科事典』(教養文庫)。最後ので、古本屋さんだとバレてしまいますね。『ポオ詩集・・・』は、『だれもがポオを愛していた』の予習のために、『ミステリ百科事典』は、\200だったので、つい。

『古惑仔V』。昨日の夜に。敵役が、正々堂々としたやつなら、まだ許せたのに。あんな卑怯なやつ、許せない。怒りまくりの98分。あと1本しかないのが、さみしい。


13(土)
天藤真を読み終わって、他の本を読み始めたんだけど、印象が強かったせいか、新しいのが頭にすんなり入ってこない。

ひっさしぶりのスケート。学校が休みなのか、第二週だったからなのか、非常に混んでて、ぶつかりそうになったり。先生の言ってることが難しくってわかんないよ、とレッスン終わった後、他の人たちと言い合ってしまった。

お好み焼きは、関西方面の人と知り合うまで食べたことなかったんだよねー。けどまあ、もんじゃは東京のものだけど、もんじゃも食べたことなかったか。しかし、私が今、かなり頻繁に行きたくなるのは、回転ずしです。隣駅の。初めて回転ずしに行ったのは、このwebを始めてから後だった。だから、まだ日が浅いんだけど、なんかもう月に1度は行かないと気が済まないような感じ。もともと、肉か魚かという選択だったら、「ゼッタイ肉派」だったので (魚好きっぽく見えるらしいんだけど、「肉肉」言ってるので、友達には面白くうつるらしい)、お寿司なんてのは「連れてってくれると言われても嬉しくない」なんて豪語してたんでした。

その隣駅の回転ずしは、いつも行列なんです。元魚屋さんがやっているのでネタが良く、おいしいとは聞いていたので、やっぱり一度は行ってみないと!と日々思ってました。

で。一度行ってから、病み付きです。うに、いくら、しゃこ、納豆巻以外食べているはずです。でも好きなのは、あなごです。「おこちゃま」かなー。うにとかいくらっておいしいんかしら。「あんたは人生の半分を損している!」って言われますけど。

一緒に行った人に聞いても「ネタがおいしい。新鮮だ」と言うので、「なまじ他のところに行ってまずかったらいやだし」と思うと、他のところに行けません。でも、ちゃんとしたお寿司屋さんに行ってみたくなるなあ。「値段がない」のが、こわいですが、まあ・・・。

値段がないのでは、串揚げに行ったことあります。友達と、ボーナス出たら串揚げに行く、と決めてました。そこは、20種類くらい、おまかせで出てくるので、もうお腹いっぱいだと思った時にストップします。一周すると「一周終わりましたが、なにかご希望のものがあればどうぞ」と言ってくれるのです。一周食べて、7000円くらいだったかなあ。

夕飯は「回転ずしだ!」と意気込んでたんですが、スケート終わってやたらお腹が空いたので、お好み焼き食べてしまいました。自分で焼くやつ。楽しいねえ。


12(金)
『つきせぬ想い』みました。王道をいくラブストーリー。アニタ・ユンが「私の真似をして!」と言って笑ってみせるシーンが、みおわったあとに思い出される。饅頭飴も気になる・・・。

別の場所で仕事。各駅でのんびり戻ろうと思ってたら、いつのまにか寝ていたようで、気づいたら終点。もっと深く寝ていたら、折り返し運転が始まってしまうところだった。地下鉄で同じことやって、駅員さんに起こされたことある。あれは恥ずかしい。


11(木)
寒いので、こたつで丸くなっている。天藤真の『陽気な容疑者たち』(創元推理文庫)を読み始めた。福岡から大阪へ越すと言ってた友達から、はがきが届いた。


10(水)
「おぼれだこ」を作った。

ヒールのある靴を履いた女の人、階段を上る時に、つま先しか使わない人が多い。つまり、かかとを階段に着かない。宙に浮いたままというか。私にはこわくてできません。


9(火)
『古惑仔U』と『つきせぬ想い』を借りてきて、『古惑仔U』みました。今回は、コハルの出番が多い。いやー、格好いいです、確かに。私が贔屓にしている牧師さんも出てきた。

肩がこって疲れたので、座って帰ることにした。いつのまにか寝てて、起きた時には、首と肩がもっとこってた。

デボラ・オメル『ベン・イェフダ家に生まれて』(福武文庫)を読み終わる。

友達んとこに、「談合3兄弟」なるメールが飛んできたらしい。「入札価格でけんかけんか、でもすぐに仲直り」とかなんとか。

ポストペットのオカガメ(クッキー)から今日届いたメール。

突然ですが、アナタは何故他にネコさんクマさんらの可愛いペットが選べたのに、
ジブンのようなカメなんかを選んだのでしょうか。
なんかヒンヤリしたものが好きなのでしょうか。
クッキー


8(月)
夕食食べたら頭痛が治った。

時間つぶしに入った古本屋で2冊。『西洋建築様式史』(美術出版社)と山崎浩一『書物観光』(河出書房新社)。2時間つぶすのって・・・、おまけにそこの駅から身動きしないで、と限定すると、相当キツイ。モスでねばるのも、なんか気がひけるし。喫茶店でも、あまり長居できないたちで。男みたい?

人からものをすすめられるのは好き。自分がすすめ下手だから、なおのことだと思う(あなたにこれは合うかも、って言えない。そういうのがピンと来ない・・・。とにかく下手。できる人を本当にうらやましく思う)。人から名指しで、あるいは直接すすめられたものは、「いやあ、なんで私の趣味わかるの?」っていう時もあれば、詳しくないジャンルのものを知る機会もあったりする。とにかく、ひとつでもなにか楽しい体験ができれば、すごく幸せ。


7(日)
雨だったので、昨日借りてきたビデオをみることにした。最初に『古惑仔T』(欲望の街T)、次に『ラヴソング』。人が殺されるのは、あんまりなーと思いながら見始めたのに、最後のほうでは、「うぅ、はまってしまった」と自覚した『古惑仔』。イーキンは、わかりやすい格好よさ。コハルの格好良さはどういうところだろう、とみていたけれど、台湾から帰って来た時には拍手しちゃったよ。あと、牧師さんが蹴りくらわしたところも。続きもみるぞっ。『ラヴソング』も良かったなあ。約2時間が、とても濃い時間だった。約10年間の男女の時間がほんとに丁寧に描かれてる。同じ時期につくられた『金枝玉葉2』の出来も、これならしょうがないなあ、と確かに思う。さすがに泣いてしまった箇所がありましたが、さて、どこだったでしょう。最後の電車シーンには、やっぱりパン! と手を叩いてしまった。陳腐と言われようと、こういうのは好き。

安部公房の『他人の顔』は、私も好きです(と、ページ間resをする)>のぞむさん 読んでる途中でこわくなって、それ以上進めなくなったって友達いたけど。


6(土)
昨日の夜、『氷の家』を読み終わる。3つ感想書いてみて、なんだか、矛盾したこと書いた気がする。むー。

友達Mと待ち合わせて、友達Hのうちへ。フランス人と結婚した新婚さん。駅に迎えに来てくれた二人は、手をつないで参上。でも、彼はお仕事で、私たち二人と握手をしたあと、「もう行かなくちゃ」と電車に乗ってっちゃいました。

チーズを3種類おみやげに買っていって、あとは、彼女の手料理でワインを開けた。とはいえ、結局は、白を1本と赤を半分くらい。

Mは最近「こんな本を読んでいるよー」と、ダグラス・クープランドの 『マイクロサーフス』(角川書店)を取り出して、びっくり。ちょうど今日、手に入れたところだったのさ。

とうとう、「TSUTAYA」でビデオを借りた。毛色の違う2本。俳優ごとに分類されているので、最初わからなくって困った。陳小春じゃないしなあ、とか。店の中では、「だんご3兄弟」が流れていた。私も、取りに行って来て、「ひみつ」の小冊子を手に入れて満足です。くくー。シールまでくれました。ああ。


5(金)
肩のこる仕事をして、ぐったり。今週、電車の中で読み終わったのは、天藤真『完全なる離婚』(角川文庫)、竹本健治『殺人ライブへようこそ』(光文社文庫)。天藤真は、短編集だったので、電車の中でちょこちょこ読むにはちょうど良かった。感想は後日。

明日は友達んちへ遊びに行く。彼女(たち)は、赤・白1ケースずつのワインを発注している・・・。


4(木)
はじめてです。予告なしに書かなかったのは。ちゃんと3日は、あけておこう。記念。

理由は、体調不良でした。

久しぶりに頭痛がして、帰る頃にはかなりひどくなっていて、道のりを思うとそれだけで気の遠くなる思い。悪いことに、吐き気がする。途中下車しながら帰ろう、と山手線に乗ったはいいが、一駅一駅が長くてねー。あと一つだけれど、目白で降りて、少し休もうと決めた。駅長室に行って、「気分悪いので休ませてください、って言ったら休ませてくれるんだろうか」と、とぼとぼ歩いていたら、改札までがやたら長い。改装工事をしてて、どうやら遠回りしてしまったらしい。こんなに長く歩くんだったら、ホームで座っていたほうが良かった、と後悔してたら改札に着いた。楽になれるかも、とトイレに寄るも、やっぱりだめ。あきらめてホームへ戻る。

私鉄に乗り換えて、「立って帰ったほうが楽なのか、座ってたほうが楽なのか」悩みつつ、座っていたほうが、少しは楽だろうとそっちを選ぶ。最初、次の駅にとまるまで10分我慢しないといけない。だましだまし、なんとか耐える。あとは、2、3分の繰り返しで一駅ずつを我慢すればいい。それでも、だましだまし。のどはカラカラだし、手足はだんだん冷たくなる。

やっと自分の駅に降り立ったとたん、立ち上がったせいなのか、緊張が解けたせいなのか、気持ちの悪い唾液が口いっぱいにあふれてきた。とめどなく、じわじわ。ああ、もうこれは家まで保たない、と確信し、でも、駅のトイレよりは駅前のスーパーのトイレがいい、とヘンな意地をはった仕返しがきた。駅から、目の前のスーパーまでの果てしない遠さ。走れないし、普通に歩けない。一気にやってしまいそうで。

幸いにも誰もいなかったスーパーのトイレに駆け込み、そのあとは「マーライオン」。

外でしたことなかったのに。ショックだ。

で、昨日はぶったおれてました。なにもない胃に頭痛薬はまずいか、と思ったけれど、開けたガトーショコラ、見ただけで、うっ。胃には悪いが、薬だけで勘弁してもらった。

寝てるところに、妹から電話。「だんご3兄弟」買ってきて〜、だって。後ろでは、姪が「だんごだんご」と歌っている。しょうがないので、今日の帰り際、お店に寄って予約してきちゃったよ。「なんでワタシが”だんご3兄弟予約したいんですけど”なんて言わなくちゃならないのよ!」と思う。なんでこんな、売れに売れているものを買わなくちゃいけないんだよ。恥ずかしい。ったくもう。でも、「2枚お願いします」と言ってしまった。1枚、自分のぶん。乗りかかった船だ。「だんご3兄弟の秘密」も知りたいしさ。

作詞したのは、「ポリンキー」のCM作った人なんだね。3/15から一週間(?)、「おかあさんといっしょ」で、再び流れるらしいです。

意を決して、「TSUTAYA」に寄ったら、休みだった。気がそがれた。TVで「黒い十人の女」(3/8)、「シャイン」(3/15)をやる。みたい。


2(火)
「BRUTUS」3/15号と、『groovy book review』(ブルース・インターアクションズ)を買った。どう歳を重ねていくか、それは重要です。でも、考えてはないな。結局、なにをしても私だし。どう重ねてくか、じゃなくて、重なってくかだなあ、私の場合は。日々試されてるのかも。

寝る前に飲む薬は、さすがに米粒ほどの小ささではなかった。訂正。今朝の起き抜けは、朦朧。いいなあ、この「もうろう」って漢字。頭がぼーっとしているので、多分この薬は1粒24時間、とにかくいつ何時であっても眠くさせる薬なんだろう。眠いのは、全てに負ける。ああ、さがしものがあるのに、今日もさがせない。

いけない。明日の朝、ひな人形をしまうことに疑問を持ってなかった。しまうのは、あさってだった。ああぼーっとしてる。

もう寝る。


1(月)
高校生の男の子2人、別れ際に「バイバイ」って言ってた。バイバイ? 男の子がバイバイ? 「じゃあな」とか「ほな」(関西?)とかならわかるけど、バイバイかー、妙な気分。私が男だったら、「バイバイ」はつかわないかも。と、書きながら思う。あれー、私、「バイバイ」とも言わないか? 今はなんて言っているだろう。友達相手には、「じゃーねー」「またねー」「はーい」、ってなもんかな。

土・日、花粉症でぐったりしていた間、ミネット・ウォルターズの『氷の家』を知らずに読んでいて、いつのまにか、半分を過ぎていた。

昨日、お昼前ギリギリに、やっとひな人形を出した。「トモちゃんが、決めましたっ。3月3日は桃の日〜っ」のCMをみて、ハッとして。”お供え”は、「コアラのマーチ」のココア&ホワイトチョコにした。

夕方頃、すごい眠くなる。人と話していて、ほんとに半分目が閉じかけたよ。(花粉症の)薬のせいにしよう。飲み薬に限って言えば、寝る前に米粒くらいの小さいやつ1錠だけなのに。あんなに小さいのになあ。


back to top page

99.0299.04