記事No | : 2114 |
タイトル | : Re^6: 九界を具するをもって |
投稿日 | : 2013/06/25(Tue) 17:51:01 |
投稿者 | : 桃青 |
> 天晴れぬれば、地明(あき)らかなり。法華を識る者は、世法(せほう)を得べきか。
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「此れを以て之を惟うに正像に無き大地震大彗星等出来す、此等は金翅鳥修羅竜神等の動変に非ず偏に四大菩薩を出現せしむ可き先兆なるか、天台云く「雨の猛きを見て竜の大なるを知り花の盛なるを見て池の深きことを知る」等云云、妙楽云く「智人は起を知り蛇は自ら蛇を識る」等云云、天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか。
一念三千を識らざる者には仏大慈悲を起し五字の内に此の珠を裹み末代幼稚の頚に懸けさしめ給う、
四大菩薩の此の人を守護し給わんこと太公周公の文王を摂扶し四皓が恵帝に侍奉せしに異ならざる者なり。」
『観心本尊抄』の結びの部分ですね。