Q & A

設計事務所に聞きたい / よくある質問■-■回答１■２■３■４■５■６■７■８■９■10■11■12
　
１.　設計事務所の仕事の内容はどんなことですか？
■■■■一体何をしてくれるところ？

『設計』『見積調整』 『設計監理』

ひとつの建物を建てる際の仕事を大きく分けると、設計・見積調整・設計監理の3つです。どれも大切でひとつとして欠くことはできません。

設計ではお客さんの要望を聞きながら、そして様々な条件を考慮しながら見えないものを形にしていく作業です。人はどこを通るのか、物はどこに置くのか？風はどこから入って来るのか、光はどこから入って来るのか？そして仕上の材料や照明器具、設備機器、スイッチやコンセントの位置のひとつひとつを選択、決定し図面化していきます。図面を描くという作業は設計全体の中の一部にすぎません。（それでも時間はかかります）図面化するのはもちろん大切ですが、むしろ打合せをする時間、そして打合せと打合せの間の時間に設計者と住み手の双方がいろいろ考える時間が重要な場合が多いです。

図面ができた段階でいくつかの施工会社に見積を出します。要望をすべて盛り込むと予算の範囲より少し出ることが多いです。そこで本当に必要なもの、後回しでもよいものなどを考え（悩みます！）金額の調整をして、契約できるようにします。

設計監理では、工事に入ってからは工事がスムーズに行くように、同時にお客さんの要望が図面通りかなうように工事を見ていきます。（手抜き工事をするようなところにはハナから頼みませんが、いろんな誤解やすれ違い、スキマを埋めるのが大切）区切りごとに建主さんも現場に案内します。施工者と建主、この間にはいる第三者的な立場というのが重要な点です。間に入りますが、あくまでも建主の立場で考えます。設計+施工の場合、お金がからみますので設計が施工寄りになるのではと気になりますが、そんな心配ありません。
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