組織~宇宙からの侵略者~

 バリア星人

ばりあせいじん

TV「いちにのさんすう」

三角恐竜の生き残り・リュウを捕える為に、バリア星から来た3人組。強引なおばさん(隊長)・ヨワヨワなボケ親父・ケバいお姉ちゃんという、一見して解る左遷組。「提督」と呼ばれる上司がいるが、地球上空のUFOは多分通信目的で本人は乗っていないと思われる。
何故か途中からリュウと一緒にいる鳥・ミュウに標的を変えるのだが、リュウを狙った理由からしてミュウの首飾りの石が宇宙を支配するスーパーコンピューターの部品であったからだったという、良く言えば「将を射んと欲すれば~」悪く言えば単にスゲエ遠回りなだけの作戦なのであった(基本的に彼等の作戦は遠回りなのだが)。
ミュウの石の秘密が突然明らかにされ、封印されていたコンピューターと共に現れた過去のバリア星人のホログラフに諭され、直前に解雇を申し渡されていた3人組はリュウ達と仲直りをし地球を守る決意をするという最終回のアクロバティックな展開に、全国の子供達がついていけたのかどうかは不明。

どー考えてもダメなんだわ、こいつら(笑)。明らかに失敗する様に動いてるもの。こいつらを送り込んでくるんだから、バリア星の方でもどうせ外れる宝探しのつもりだったんじゃなかろーか。
バリアーカラス、バリアーキノコ、子供を数学嫌いにするボール等、色々な兵器(?)を用意してるけど、「バリアーカラス大明神~」と唱えながらカラスの羽根を水晶玉にかけたり、数を言い当てられると消滅したりと、彼等のテクノロジー自体が科学なのかオカルトなのかよく分からない辺りがアシモフ先生の言葉を思い出させてくれる(笑)。
それはそーとこの番組、結構良いゲスト連れてきてたんだけど、皆口裕子の「かけ算姫」はなんだかえっちだと想像たくましくしていたのは俺だけでしょうか? (/1999)