我が愛犬・清正のお気に入りの可愛い犬のいるおうちがある。土手(にフヨウの花が咲いている池)の向こうの細い道を通り過ぎたところにある。黄昏時、いつもその家の前に行き、生け垣から覗き込んで、相手の犬の動静を覗っている。逢えたときは、戸の隙間越しに鼻を近づけ合って喜びを表し、幸せそうだ。でも、逢えないときも多く、ずっと佇んでから、(わたしに)促されて帰途につく。(相手の犬は、夕刻になると家の中に入れてもらっているようだ。)
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・上: ほとり。
・芙蓉:ここでは木芙蓉のこと。フヨウ。
(後日記:八年後の平成二十八年三月二十八日にも、清正に代わって『暮春思君』「春夜遊行覓犬友,小街香滿木蘭花。待君一刻君難見,香散人歸月欲斜。」を作った。H28.3.28)
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