すのものの「『南総里見八犬伝』を読む」

曲亭馬琴作 小池藤五郎校訂「南総里見八犬伝」(一)〜(十) (岩波書店、1984 年〜 1985 年)を用い、 必要に応じて「旧岩波文庫版」(1937 年〜 1941 年)を参考にした。 なお、岩波文庫の新版(1990 年)は前者を縮小印刷したもののようである。

和暦のあとにカッコにいれて添えた西暦は広辞苑の付録による。

筋書きメモ

年表

新版について

凡例に次のように書いてある。

原本の仮名づかいは「亡父(ぼうふ)」・「滅亡(めつばう)」、 「亀篠(かめさゝ)」・「亀篠(かめざゝ)」等の如くに、 同一の文字についてもしばしば不統一である。 かかる点は、むしろ時代の仮名づかいと、 作者自身の特徴とを知る上から、 原本通りにした。 ただし「人物一覧」には多く用いられている方を振って置いた。

これは旧版をそのまま写したものであって、「主要人物一覧」 をふりがなも含めて現代かなづかいに変更してしまった新版には当てはまらない。 そのことに編集付記で触れていないのは不親切であろう。

新版は全十冊が一月一冊のペースで出たのだが、 その間、これに気づいて岩波書店に告げ知らせた読者が一人もいなかったとしたら、 (私も含めて)怠慢な読者であったと言わねばなるまい。

2001-12-13 (4) 02:30:55 +0900

箱に用いられているのは底本の一部の写真複写と思われる。 算用数字でページを示す。

文章表の絵裏の絵
第一分冊19-20, 19伏姫 12信乃 340
第二分冊71-74犬飼見八 7信乃・見八 182
第三分冊第二分冊の 157-158, 151犬阪毛野 206犬山道節 105
第四分冊第三分冊の 396-397, 407-408荘介 323小文吾 244
第五分冊82-83信乃 50妙椿(と浜路の幻) 393
第六分冊27, 26-27磯崎増松 第九分冊 13妙椿・素藤 210
第七分冊浜路 8犬江仁 15
第八分冊親兵衛 104静峯姫ら 14
第九分冊荘介 240再太郎・木瓜八 139
第十分冊義成 122八犬仙 303


すのもの Sunomono 2001-12-16 (0) 23:18:05 +0900