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Cタンク その2 (4)ワールド工芸

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ワールド工芸

ワールド工芸は汽車会社製の南薩鉄道5号機をはじめ、多数のCタンクを発売しています。
先輪・従輪のない0-6-0のうち、別コーナーにある汽車会社以外を挙げました。全部ではありません。

クラウス1400形 2014年 クラウス1400形 クラウス1400形
2014年 (拡大写真)
トミーテックの本社工場に保存されている、1412号機のナンバーも含まれています。
クラウス1440形 2014年 クラウス1440形 クラウス1440形
2014年 (拡大写真)
なぜか前後のバッファーの左右間隔がかなり異なります。実物は同じですよね…?(自信ナシ)

2013年から展開された、クラウス10形Bタンクのバリエーションで、車体の長いCタンクになっています。ボイラー高が低いためにスマートで、何となくスピート感があります。
クラウスBタンクのシリーズから、組み立て後も動輪を外して軸受けを清掃・調整できるようになり、成功率も上がって心理的な重圧も減りました。
クラウス1400形の組み立て

さて、忘れもしない2017年の4月1日のこと。トミーテックから「1412機関車 製品化決定」との報がありまして、信じられない思いで大喜びしたのですが!
 エイプリルフール企画でした。
おおお、おのれ〜!この日にころりとだまされる自分も許せんのですが、続いてトミーテックにも怒りが沸き上がりましたよもう…。「あなたったら…あなたったら、蒸機ファンの心を、もてあそんだのね〜!」と(笑)。

というわけで、1400形はワールド工芸からは発売されております。

別府鉄道5号機 2014年 別府鉄道5号機 別府鉄道5号機
2014年 (拡大写真)

下廻りの大きさの割に前デッキが長く、先輪・従輪があってもおかしくないようなスタイルです。
動輪は小さく、模型ではタイヤを内側に厚くして、B20形で使われているのと同じプラ輪心が使用されています。
別府鉄道5号機の組み立て

雨宮Cタンク 貝島タイプ 2016年 雨宮Cタンク 貝島タイプ 雨宮Cタンク 貝島タイプ
2016年 (拡大写真)

雨宮20tCタンクです。全長はとても短く、端梁間はこの記事中最短です。
※ただし指定のカプラーが前後に出っ張るため、カプラー間ではトーマモデルワークスの日車Cタンクよりもわずかに長くなります。
動輪も最小ですが、小型モーターがボイラーに完全に内蔵されており、キャブ内がシースルーになっているのがすごいです。ウォームは後ろ向きに付いており、キャブの窓下にはウォームが見えます。
雨宮20tCタンク(貝島タイプ)の組み立て

このほか、ワールド工芸からは別コーナーで紹介した汽車会社製Cタンク各種のほか、「ナスミスウィルソン1100形」「ナスミスウィルソン1220形」などのCタンク(0-6-0)も発売されています。

キットの部類ならCタンクはもう十分な種類が出ているため(先輪・従輪のある形式を含めるとさらにあります)、キット主体の方には枯渇感はなくなっていると思いますが、プラ量産品は途絶えているあたり、1形式で大量に売れるものがないというジャンルなのかもしれません。さすがに、昭和の時代ではありませんものね…。


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