Nゲージ蒸気機関車蒸機の工作>前カプラーをマグネ・マティックカプラーに交換する

D51標準形(新)への前カプラーの取り付け

D51標準形重連

2012.4.18

NゲージにはNゲージ用のカプラーが機能的にベストだと思うのですが、またZゲージ用の#903を使ってみました。場所が狭いので削り合わせが必要でした。

1.基本形 2.KATO 9600 3.リアル・ラインD51 4.KATO EF58他 5.KATO C62北海道形 [6].KATO D51標準形(新) 7.KATO C12


取り付け加工

先台車の周辺がC62に比べて狭いので、無傷でというわけにはいかず、多少の加工がいりました。
ただ、あまり吟味したわけではないので、さらに良い方法があるかと思います。やった一例のみ記載します。

端梁の加工
[1] 端梁のダミーカプラーの穴を切り広げ、#903カプラーが入るようにしました。カプラー解放テコの穴まで削れているのは、しくじったためです。カプラーの幅も慎重に少し削って、この切り欠きに入るようにします。
ダイキャスト先端を削る
[2] ダイキャストブロックの先端部は、下側(写真では上側)から少しヤスリで削って平らにしておきました。ここにカプラーが収まります。
ヤスリがけの前に、ピストン尻棒を抜いておきました。まっすぐ前に引っ張ると外れます。
取り付け穴を開ける
[3] カプラーの取り付け穴はボディーの微妙な位置になります。上側のバネ箱を外してから1.0mm穴を開け、1.2mmネジを切りました。
カプラーの取り付け
[4] カプラー付属の1.2mmマイナスネジで取り付けました。ネジの先に当たるバネ箱の肉厚は内側から少し削りました。
ネジを生かした関係でカプラーが少し出っ張りますが、ダイキャスト側に接着するなどして引っ込めることもできます。
削ったところ
[5] カーブ対策で、カプラーの後方を少し削ってみました。しかし効果は限定的のようです(さらに前方まで削るのは比較的ヤバい)。R282やR249ではたまに先輪が片側浮くことがありますが、概ね良好ですし脱線もしないので深追いしませんでした。
先台車の加工
[6] 先台車上部にある排障器取り付け用の突起は削り取りました。排障器は前方のみカットして、先台車前面にゴム系で貼り付けました。
ほか、前部ステップの一体パーツも左右に切り離し、ゴム接着剤で直接デッキ下に貼りました。
スノープローの加工
[7] Nゲージ用のスタンダード・ゲージと合わせてみたところです。重連時の押し合い・引き合いの状態によっては、多少上下にズレが出ることがあります。

完成

端梁の加工
取り付け後
カプラー取り付けの様子
未取り付け
端梁の加工
取り付け後
カプラー取り付けの様子
未取り付け

手軽さでは付属の重連用カプラーが最も良いと思いますが、バック運転で自動解放を行うなら、このようなマグネ・マティックカプラーは適しています。
Zゲージ用のマグネ・マティックカプラーでも、相手側はNゲージのマグネ・マティックカプラー、KATOカプラー、KATOナックルカプラーのいずれでも構いません。無理につなげば自連形TNカプラーとも未加工で連結できますが、TNとは本当にがっちり連結されてしまうので、あまりお勧めしません。リップシャンクがTNの側面の凹みにはまり込むため、外すとき破損しないよう注意が必要です。


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