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紙で作る9600 その4

ランボードの上側が一通り終わったので、今度はランボード下側の配管と、連結器などを作ります。
おっと、ランボード上側には問題のハシゴがありました。
あまり上手に作れそうもないので、紙の性質をよく想像して省略します。

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カプラーと解放テコ

写真がピンボケで申し訳ありません(図もどんどん雑になってきておりまして…)。
カプラーは、紙帯を3枚張り合わせて作成し、根元を紙帯で囲むようにして端梁に接着しました。
カプラー解放テコは、作りが簡単な片側タイプのものにしました。

カプラーと解放テコ

ブレーキ管

ブレーキ管は1枚の紙で、台枠内側に沿って伸ばしました。ここは色々なタイプのものがあります。
補強のため、ブレーキ管の先端をつなぎ止める鎖のつもりで紙帯を接着し、瞬間接着剤を吸わせて固めてしまいます。

ブレーキ管

ハシゴ

ハシゴは紙で作るかどうか悩んできましたが、ここまで来ますと強度的にも不安がないことがわかってきました。
外枠を作り(大きさを決めるために何枚か試作しました)、瞬間接着剤を軽く吸わせてから、ハシゴの横木を1つずつ接着していきます。最後にもう1枚の外枠を重ねれば完成です。
横棒の長さが少しでも違っていると外見がゆがむので、図のように切り出して幅を揃えました。

ハシゴ

ハシゴを付けたボイラー ハシゴのおかげで、何となく箔がついたように見えます。ちょっと重い感じになるので、紙ではトミックスのもとの表現のように、ハンドレールの下をくぐらせてボイラー表面に沿うように作るのもよい方法だと思います。
それでも、ハシゴは浮かせてみたくなるものかもしれませんが…。
後部ブレーキ管

後部のブレーキ管を表現します。
細い帯を切り出し、何箇所かにスペーサーをのせて、もう1枚を接着します。その後瞬間接着剤を吸わせます。

後部ブレーキ管を作る

後部ブレーキ管を取り付けたところ 前側の配管は、弁装置などが邪魔をしているので省略しました。
冷却管 冷却管もまったく同じように作ります。ブレーキ管もそうですが、0.3mmのケント紙を使っています。腰が強いので楽に作れますし、断面から内部まで瞬間接着剤をよく吸い込んでくれるので、とても丈夫になります。
冷却管を取り付けたところ ちょっと曲がってしまいましたが、動輪上の平面なダイキャストブロックは隠すことができます。
ステップ

前後のステップを作ります。
前側のステップは、先輪のフランジにあたってしまい、取り付け後にデザインナイフで後ろから削っていき、ずいぶん細くなってしまいました。

ステップの構造

分配弁を付けたキャブ下

最後にキャブ後部です。手すりとステップを取り付け、分配弁も紙片を張り合わせて表現しておきました。
瞬間接着剤が付きすぎてボテボテです。

分配弁の作り方

これで機関車は一通り完成したので、前からもう一度見直して、足りない部品を取り付けたり、形のおかしいところを削って修正したりします。
あとはテンダーですが、側板を紙製のものと交換するだけの予定です。


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