テンダーは側板だけを紙で作り直そうと思ったのですが、分解してみると底板と一体の構造になっていて、そこにモーターが固定されていました。
(トミックスの9600はテンダーモーターです)
もったいなくなって、側板だけを切り取る気になれなかったので、床板ごと紙で作り直すことにしました。
もとのプラ製テンダーを参考に寸法を取り、床板を作ります。 |
|
裏側には台車やドローバーがつくので、センターピンの取り付けボスを紙を丸めて取り付けておきます。そのほか、集電線やスプリングの通る穴を開けておきます。 |
|
台車を取り付け、機関車と連結して試運転します。ドキドキしますね。 | |
側板を作ります。後ろの角に丸みがついているので1枚の紙を曲げて作り、補強のために内側3箇所に内張りを付けます。
|
|
後ろ側に給水口・ハシゴ・解放テコなどを取り付けます。ここまでくればもう簡単です。 |
|
前方には石炭皿を取り付けます。この中をユニバーサル・ジョイントやシャフトが貫通するようにするので、実物とは少し形が違います。 ほか、手ブレーキや工具箱の蓋などを貼り付けますが、ご覧の通り相当にいい加減です。 |
|
石炭を作ります。白ボール紙を細く切り、カッターで切り刻み、揉み解して紙の層をバラバラに分解します。 紙が厚いため、粒が大きすぎるものになってしまいました。車体を作っている0.3mmのケント紙でよかったこともあとでわかりました。 |
|
カラーパウダーを撒く要領で盛り付け、水で溶いた木工用ボンドに洗剤を1滴たらし、スポイトでたらして固着します。 溶液の状態により、1滴落としたときに凝集しやすいことがありますが、筆で軽く押さえて形を整えます。 1晩乾かしたら、すき間の空いているところにピンセットで石炭を付け加え、瞬間接着剤を全体にたらして完全に固めますが、一度に大量の瞬間接着剤を流すと発熱が激しく、危険を伴いますので注意が必要です。 |
|
運転室内のバックプレートは、紙片を適当に張り合わせて表現します。 この下をシャフトが貫通するため、上半分程度しか作れません。 |
|
前デッキのつかみ棒は、迷ったあげく、結局紙で作りました。 |
これからいよいよ塗装です。全体の塗装後も、細々とした作業が残っています。