Nゲージ蒸気機関車蒸機の工作>8620(3Dプリンター)

8620(その6) Anycubic Photonによる出力(3)

Anycubic Photonによる8620デフなし

2018.8.22

あまり時間が空くと色々なことを忘れるので、続いて最後の「デフなし」を作りました。これで今回の製作はおしまいです。

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構造・モデルの変更

「デフ付き」では、下廻りの加工を最小限にするため、ランボードに穴を開けてダイキャストの一部(シリンダーブロックの中身)をはみ出させていました。
しかし、「デフなし」ではその部分が見えてしまうので、あきらめてダイキャスト側を切削加工することにして、穴をふさぎました。

デフ付き
前回までのデフ付きです。デフに隠れる矢印の部分に穴が開いていました。
デフなし
デフなしは穴をふさぎました。ついでにシリンダーブロックはランボードに一体化しました。理由はいくつかあります。
ダイキャストブロックの加工

ダイキャスト側は、矢印の部分を新たに削り取りました。

シリンダーブロックの水平造形をやめ、かつランボードに一体化した理由は次のとおりです。…だったと思います。忘れるのでメモ(笑):

造形と組み立て

ボイラー部の造形

ボイラー部の造形条件は前回と同じです。積層ピッチ0.025mm、露光時間6秒/層で、斜め27度に造形しました。

シリンダーブロック側面のリベットが、斜めにカメラぶれを起こしているように写っていますが、本当にこのように造形されています。積層断面のリベットは、積層方向に沿って横長に出る傾向があるためです。

その代わりシリンダーブロック全体のディテールの潰れや膨張は少ないです。前回つながってしまったドレンコックも分離し、潰れていた点検穴も出ています。

バルブギヤー取り付け

シリンダーブロックが上廻りと一体化したため、クロスヘッドもそちら側に付きます。下廻りとの分解の際は、その都度リターンクランクを第二動輪から外します。
取り扱い上スマートではありませんが、やむなくこのようにしました。

試運転

塗装・組み立てを終え、試運転中です。
造形後の別パーツ取り付けをできるだけ減らすため、安全弁と汽笛もボイラーと一体で造形してしまいました。本体の黒塗装後に、その部分を金色で筆塗りしています。

完成

これで作りたかったタイプは一応全部作りました。

Anycubic Photonによる8620形(デフなし)

前方

いつも使っていたトミックスのつかみ棒がとうとうなくなり、種車のC50のつかみ棒(解放テコ・ステップと一体パーツ)をカットして使いました。

ナンバーはまた適当で、実機とのつながりはありません。

煙室扉がちょっと膨張して、元データより大きめに出ています。もう少し小顔にしたかったところです。

非公式側後方

にせ8620 3タイプ

何となく大雑把なものですが、何両も揃うとそれなりに賑わいが出ます。
今後よりよい出力方法があれば出し直すかもしれませんが、どちらかといえば新しいメーカー完成品が登場することのほうを信じます。


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