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(8月13日 有珠山)  [8月13日  北斗星82号]

8月13日


急行「利尻」は、6時ちょうど定刻に、札幌駅に滑り込みました。
次の列車まで時間があるので、大通公園まで散歩して時間を潰したあと、7時35分発、函館行き特急「北斗4号」に乗り込みます。
いつもなら旅行最終日は、函館朝市の買い物で決まりなんですが、今日は函館まで行かず、洞爺で降りて、有珠山に行きます。

久しぶりに乗る「スーパー」ではない、特急「北斗」でおよそ2時間、洞爺駅に着きます。
洞爺では、30分の接続で道南バスの、「洞爺湖温泉行き」に乗り換えます。
このバスを待っているとき、なんと札幌行き「トワイライトエクスプレス」が到着しました。本来なら6時44分に到着しているはず。すでに3時間半遅れています。どうやら、東北地方北部の集中豪雨が原因のようです。
バスは駅を出ると国道37号を室蘭方面に進み、左に曲がって国道230号に入り、およそ15分で、洞爺湖温泉につきます。

ここでさらに30分の接続で、昭和新山行きのバスに乗り換え、洞爺湖の湖岸に沿って走ること15分、昭和新山に到着します。ここに着いてもすぐに乗り換え。有珠山ロープウェイに乗って山頂をめざします。
かなり大型のロープウェイに揺られて、6分。山頂駅につきます。

火口展望台
有珠山、火口展望台。

駅から出ると、眼下に洞爺湖と昭和新山が眺められる、絶景が広がります。
この場所から昭和新山を見ると、緑の大地に、ぽこっと溶岩ドームが形成されている様子が、よく分かります。
有珠山の山頂までは、ここから少し歩きます。ゴムのような素材で出来た、柔らかい地面の斜面。急な所では階段になっており、10分くらいで、火口展望台に着きます。
眼下に洞爺湖、背後には有珠山山頂がそびえ、すごくいい景色です。
火口展望台から見る、噴火口からは白い蒸気が立ち上っており、有珠山が活火山である事を実感させてくれます。
しばらく火口を眺めたあと、ロープウェイで麓に戻ります。

昭和新山
巨大な溶岩ドーム、昭和新山

下に着くと、昭和新山(写真左)の方に近づいてみます。
すぐ側まで行くことは出来ないようですが、地肌がむき出しの山肌からは、噴煙とも蒸気とも言えない白いものが、立ち上っています。今も活動している火山であることを、訪れる人たちに教えているようでもあります。

さて、付近のお土産屋では、いろいろなソフトクリームが売られていますが、そこで「アイスの天ぷら」なるものを発見。
少し迷いましたが、試しに食べてみることに・・・。味の方は・・・・・、「不思議な味・・・・(笑)」
アイスに衣を付けて、油で天ぷら同様揚げているので、確かに衣は熱く、油っこいんだけど、中のアイスがさっぱりしていて、なんとも表現しづらい・・・。

12時半のバスで洞爺湖温泉に戻ります。
洞爺駅に行くバスの時間まで、かなり時間があるので、一度洞爺湖の湖岸をぶらぶらしたあと、洞爺湖温泉バスターミナルの上にある、火山科学館を見学します。
この火山科学館は、前回、昭和52年の噴火を中心とした、有珠山噴火の歴史を、映像や被災した車の展示、火山弾などの展示で、かなりリアルに表現しています。
展示館に入ってすぐ、火山弾で穴だらけになった、虻田町長の公用車が展示してあり、いきなり噴火の恐ろしさを実感させてくれます。
主に昭和52年の噴火の時の、ニュース映像、新聞記事、被災した車両、火山弾、写真などの展示、有珠山火山活動のしくみや、昭和新山誕生の仕組み、そして、噴火の体験ホール。もし、洞爺湖に来て、時間があったらこの「火山科学館」は、おすすめします。一見の価値はあります。

14時10分のバスで、洞爺駅に戻ります。
「北斗11号」まで、1時間以上あるので、得意の時間潰し「周辺ぶらぶら」(笑)
海岸に出て、しばらく海をぼ〜っと眺めたあと、15時43分発の特急「北斗11号」で、札幌に戻りました。

 

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