昨夜は斜里駅で旅行記を仕上げてアップした後、札弦駅近くの道の駅「パパスランドさっつる」まで移動。道の駅に行く前に斜里岳登山道への林道を確認してから、道の駅へ。
朝の斜里岳
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寝たのは0時頃で、しっかりと熟睡出来ました。
一度5時に目が覚めて次に気が付いたときは、5時半でした。。天気は曇りで風が強い。。朝の儀式を終えて、昨夜買っておいた食料で朝食タイム。準備をして一度清里市街のコンビニに立ち寄り、昼食とドリンクを購入して、斜里岳登山道林道入り口を目指します。
これから登る、斜里岳が美しい姿を見せてくれています。
林道は当然ダート路で、それを8kmくらい走り続けて、清岳荘に到着します。すでに数台の車が止まっています。
7時8分、登山届けに記入して出発します。早い人は5時半に出発しています。。
出発地の清岳荘
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しばらく林道を歩き続け・・
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斜里岳登山道入り口
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普通の登山道・・・かと思いきや、少し歩いて先ほどの林道に出ます。この林道をしばらく歩き続けると、斜里岳3.6kmの登山道入り口に着きます。
登山道に入ってしばらくすると、一の沢川と合流します。この先ずっと続く沢登りの始まりであります。
川に沿って渡渉を繰り返しますが、転んだらドボンです・・・(^^;。ルートには赤いスプレーで矢印や、リボンが結ってあるので分かりやすいのですが、渡渉する場所が不明瞭の場所もあり、ポイントを行き過ぎたりして戻ったりも。。
一の沢川と合流します
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斜里岳の山頂が。。。
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出発して40分で、避難小屋か何かの跡地が現れると、六合目。この少し先が、新道と旧道の分かれ道である、下二股。
もちろん旧道ルートを進みます。
避難小屋の跡地?
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ここが6合目
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二股を過ぎて少しすると、「水蓮の滝」。このような滝を7つ見ていきます。水蓮の滝からしばらく歩き続けると、大きな滝が現れてこれが「羽衣の滝」。もちろん、この滝上の方に登ります。
足場の悪い危険な場所には、ちゃんとロープか鎖が用意されています。
水蓮の滝
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羽衣の滝
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羽衣の滝からさらにしばらく渡渉を繰り返しながら歩き続けると、大きな滝が現れて「万丈の滝」。この滝の写真を撮っていると、いつのまにかじいさんが一人、ものすごい軽い足取りで足場の悪い斜面を軽々と登っていきました。目が点に・・・・。慣れた足取りですな。。。
万丈の滝
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ここが7合目
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万丈の滝が七合目になります。
この万丈の滝の横を登っていくのが、一苦労でした。ロープ伝いに・・・。
登りはそれなりにキツイのですが、沢歩きになるので、それなりに歩いていて楽しい♪何度も何度も川を渡りますから。。
「見晴の滝」を通過して少しして「七重の滝」。
見晴の滝
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七重の滝
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さらに沢登りは続きます。時折上を見てみると、目指している斜里岳山頂の姿が見え隠れします。ガスが掛かってる・・・・。
ちなみに気温は15度。川沿いを歩いているので、かなり涼しいです。沢の横に姿を現したのが、「竜神の滝」。
上を見ると山頂の姿が♪
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竜神の滝
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さらに登っていくと、「霊華の滝」。ここが八合目。さらに登ると沢が二手に分かれて、右側のルートを取ります。登っていくと次第に沢の幅が狭まっていき、そのうちに先行していた人たちに追いつきました。。。
霊華の滝。8合目
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だんだんと川は細くなり・・
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沢が細くなって、その沢の源流にあるのが「上二股」。新道と旧道の合流地点であります。
上二股から山頂までは、岩場続きのひたすら登り。沢が無くなったので、熊よけの鈴の音が響き渡ります。目の前には斜里岳の山頂・・・。
そして、この登りから早朝組の下山者とすれ違うことになります。その中に、万丈の滝で先に行ったあのじいさんの姿が・・・(@@。いったい・・・何者???
上二股が川の起点
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上二股から普通の登山道に。。
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ひたすら岩場の登山道を登り続けます。かなりキツイです。。。そのうちに、まさにその物の名前の「胸突八丁」の看板。ここが九合目。山頂までの標高差あと184m。。
この胸突八丁を通過してしばらくすると、急なガレ場が現れてキツイ登りを登り切った場所が、「馬の背」。
先行組の人たちが数人いました。
で、この馬の背、すさまじい風であります。風の通り道ですな。。。そして、山頂まではあと少し。。。。
少し休んで山頂を目指します。最後の登山道も岩場続き。。まさに「よじ登る」という感じの場所もあったり。。。
山頂の手前には、祠があります。小さな鳥居には「斜里岳神社」の文字が。そして、それまでガスっていた景色が、急に晴れ出しました。眼下には馬の背がよく見えます。すでに絶景が広がっており、最後の元気を与えてくれます。
眼下には「馬の背」
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この上が山頂・・・
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祠から最後の登りを歩いて、10時40分、標高1545mの斜里岳山頂に到達しました。ちようど先行の人がいたので、写真を撮ってもらいます。
ただ、山頂は台風並みの暴風が吹き荒れています。時折ガスに閉ざされながらも、眼下には大パノラマが広がっています。
ただ、あまりの暴風で立っていられないので、早々に退散します。ちゃんと二等三角点の写真は撮って。。。
斜里岳山頂到着(^^)v |
眼下に広がる景色 |
二等三角点 |
登りは・・・あれだけきつかったのに、下りはあっという間であります。。。
山頂下のミニ神社で、登りの時よりくっきりとした風景の写真を撮って、馬の背へ下山。
ガスが取れました♪
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眺めは良いです(^^)
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山頂を眺めながら「おにぎりタイム」
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馬の背には、先ほどとは違う顔ぶれの人たちが休んでる。。。
暴風は相変わらず変化なし。木陰に隠れて風を遮ると、そこそこ暑いんですね。ここで、山頂を眺めながら、「おにぎりタイム」とします。
食べている最中も、続々と登山者がやってきて、山頂を目指しています。結構な数の人たちが入っているんですね〜。
昼食タイムを終えて、下山することにします。急なガレ場は、先日の羊蹄山で足滑らせているので、2度も転ぶわけにはいかないので、慎重に下りていきます。ガレ場の下まで下りると、山頂の方はキレイにガスが晴れてる。。。。
ガレ場を過ごすと、岩場続きの登山道を下りていきます。下りるのは楽です。登りの3倍くらいの早さで歩いてる(笑)。
しばらくして「上二股」に到着。沢の源流を見てみますが、なるほど、こんな風ににじみ出ていて、それが積もってあの大きな川になるんですね〜。
上二股から先、下山は新道の方へ
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ここが川の源流起点
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さて、ここから新道の方のルートを歩きます。
この新道、予想以上にアップダウンを繰り返します。ふと、「竜神の池」の文字を見つけ、立ち寄ってみました。
しばらくして現れた「竜神の池」。苔の浴槽に水張った・・・みたいな、不思議な感じの池です。勢いよく水が流れ出していますが、流れ込む川が無いので地中から湧き出しているのかも。。。
竜神の池
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苔の水槽みたい。。
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再び登山道に戻り、歩き続けます。
しばらくして山の頂上に出ると、斜里岳山頂の姿に反対側にもパノラマ風景が♪山頂にいる人の姿も見て取れます。
この新道、まだアップダウンを繰り返します。下りて登って下りて登って、ようやく「熊見峠」を通過。。
パノラマ風景が広がります
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斜里岳山頂の姿も♪
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この熊見峠を通過した後は、今度は一気にただひたすら下っていきます。しかも、半端な角度ではない急坂が、永遠と続く感じ。これ、絶対に登りたくはありません(笑)。
しばらく下りると、沢の音が聞こえるようになりますが、いつになっても沢の姿が見えない。。。
ようやく、沢の姿が見られたら。「下二股」に戻ってきました。
熊見峠
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凄い急坂が延々と。。
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ここまで戻れば、あとはラストスパートであります。
渡渉を繰り返し、川と別れて進み視界が開けると、林道に出ました。。。あとは林道を歩いて、、、、一気に足に疲れが来ましたね・・・(笑)
そして、15時10分、清岳荘に到着して無事に下山しました。
下二俣
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清岳荘に到着。。
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これで、北海道の百名山は五座目になります。
とりあえずベンチに座って、お湯を沸かして紅茶でティータイム。休んだあとは荷物をまとめて、帰路につきます。
時間的に裏摩周まで往復出来るかな・・・とも思いましたが、思っただけで今夜の宿に向けて走ります。
道路から斜里岳の姿を見ること出来ます。ついさっきまで、あの山に登っていたのが信じられない。。。あの山頂にいたんですからね。。。。
紅茶を煎れて一休み
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たった今登ってきた山を眺める。。。
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さて、今夜の宿は斜里温泉「湯元館」です。館内は増築を繰り返したようで、まるで迷路・・・(^^;。管野温泉みたい。。。浴室が2カ所ありますし。。。
宿に入ってすぐに温泉に入ります。植物性モール温泉は十勝川温泉と同じです。そして、綺麗な夕日も見ること出来ました。
明日は、再び移動日です。ま、天気悪いしね。。。
斜里温泉「湯元館」
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キレイな夕日が♪
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本日の走行距離−52km
22時30分作成 |