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107回目・2016 GW春の北海道旅行 旅日記−5
リアルタイム旅日記として作成

 [4月30日 出発〜新日本海フェリー] [5月1日 札幌国際スキー]
 [5月2日 札幌〜紋別〜網走] [5月3日 網走〜ウトロ〜羅臼] (5月4日 羅臼湖)
 [5月5日 摩周・阿寒周辺] [5月6日 阿寒〜糠平〜小樽] [5月7日 新日本海フェリー帰路]

5月4日

 
 昨夜は0時頃までいろいろと話していました。
朝起きて外を見てみると・・・・・・雨が降っています。。。
 今日は、今回の旅行のメインである、8年ぶりの「残雪の羅臼湖ツアー」なのですが、ピンポイントで天気が悪いという・・・・(T^T)
 とりあえず、朝食を済ませて集合場所である、羅臼ビジターセンターへ向かいます。

 天気は・・・空は明るいんですけど・・・雨が。。。
 ビジターセンターに着いて、カッパ着込んだりと出発準備。
今回のツアー、σ(^^;を含めて4名が参加となります。初めての人はおらず、全員が番屋ご主人と交流があるという・・・。
 羅臼湖入り口の天候で中止するか判断するので、9時半にビジターセンターを出発します。
 標高上がると天候は良く・・・・なりません(T^T)。。。。
 羅臼湖入り口に到着。空は明るいですがガスと雨。。。それでも、天候の回復を期待して、羅臼湖を目指すことに。

スノーシューを履いて、羅臼湖入り口を出発します。ルート的には、新しい夏の探勝路と同じコースになります。
 ガスの中、ハイマツ帯の中を進んでいきます。昨日の踏み跡が残っていますが、1人で入ったら遭難しそう・・・・。

 ふと、広い場所に出ます。一面真っ白なガスの中ですが、ここが「三の沼」です。
まだ、全面が雪の中に埋まっています。。。

 相変わらず、ガスに加えて強風が凄まじい。。。時折、飛ばされそうになるくらい。それと、雨。。。それでも、比較的気温が高いので、まだ良いのですが。
 まるで、映画・八甲田山のワンシーンのような、雪歩きが続きます。。

 8年前、五の沼と羅臼湖、地西別岳が一度に見えたポイントも、真っ白なガスの中・・・。


8年前の、左と同じ場所。晴れていればこの景色を見ることが出来たのだが。。。

 真っ白な中に、水溜まりが見えてきました。
五の沼です。まだあまり溶けていないですね。ほぼ雪の中ですが、昨日の暑さで氷溶けが進んだとのこと。。晴れていれば。。。

 五の沼から少し歩くと、広い雪原のような場所にでます。その先にポツンと案内板が雪から顔を出していました。
 新しい、羅臼湖展望台に到着しました。ガスの中です。。。雪解けした湖の側まで近付きましたが、全景は把握出来ませんほど真っ白。。。

 とりあえず、ここでテントを張ってしばらく天候の回復、ガスが晴れるのを待つことにします。強風の中、テントを張るのは大変です。でも、テントに入れば風と雨は凌げます。
 テントの中で、ガイドである番屋のご主人が「ホタテ入りうどん」を作ってくれました。これが、暖かくで美味しかった(^^)v

 1時間ほどテントでガスが晴れるのを待ちましたが、天候は一向に回復せず。。1時間経過したところで、撤収することに。。。強風の中でテントの撤収、そして、出発します。

 後ろ髪を引かれつつ、ガスの中にある羅臼湖を後にします。。
羅臼湖を出発して五の沼を通過し、しばらく歩くと雪原の中に水溜まり。。。「3.8の沼」に到着です。8年前はもっと雪解けが進んでましたが、今年はまだ雪解けが始まったばかり・・・と言う感じ。

 晴れていれば、湖面に逆さ羅臼岳が映り美しい沼なのですが、残念ながらガスの中。。。天気ばかりはどうにもならん。。。。

 「3.8の沼」を後にして、少し歩くと、再び湿原のような水溜まり。。

 ここ、「3.5の沼」です。雪が溶けると沼ではなく草原になる場所で、雪解けのほんの一時期だけ見ることが出来る、それこそ幻の沼ですね。
 タイミングが合わないと見ることが出来ない「3.5の沼」を見ることが出来たのは、とても嬉しい♪

 「3.5の沼」を通り過ぎ、また少し進むと雪原が広がって三度水溜まり。。
 この雪原は「三の沼」と「四の沼」の間にある、小川の流れる湿原帯で「スミレ湿原」と呼ばれる場所ですが、それにちなんで「スミレ沼」。
 ここも、タイミングが合わないと見ることが出来ない沼です。しかも、一瞬だけガスが晴れたし。。。♪

 「スミレ沼」を通過して、ハイマツ帯を突き進むと知床横断道路が見えてきました。迎えの車も停まっています。
 14時10分、羅臼湖入り口に到着。

 結局、最初から最後までガスは晴れることなく、強風と雨も降り続けていました。羅臼湖全景と地西別岳に羅臼岳も見ることが出来ませんでしたが、、、、
その代わりに、タイミング良く「3.5の沼」に「スミレ沼」を見ることが出来ました。
山の神様に「残雪の羅臼湖はまたの機会にしなさい。その代わりに珍しい景色を見せてあげよう」と言われてるような、そんな残雪の羅臼湖ツアーでした♪

 ビジターセンターに戻り、そこで解散となりました。
とりあえず、冷え切った体を温めるために、熊ノ湯に番屋のご主人と入ってきました。ご主人と別れた後、羅臼と言えばヒカリゴケなので行ってみましたが、マッカウス洞窟は落石危険のために、立ち入り禁止となってました・・・(T^T)

 道の駅「らうす」の海鮮工房に立ち寄り、いつも利用する舟木商店でお土産の「ほっけ」を買って発送してもらい、羅臼を後にしました。
 国道335号を気持ちよく走り、標津が近くなって天気が良くなってきました。。
標津から中標津へ、そして今夜の宿である、中標津保養温泉旅館に到着しました。

 この宿は、10月の知床紅葉を見る時に泊まってました。もちろん、日帰り入浴は毎度よく利用している、良い温泉であります。
 明日の道東は晴れるみたい。。。もう一泊羅臼で泊まりたかったな。。。そして、明日の地西別岳スキー登山ツアーに参加したかったな・・・(^^;
                走行距離−93km
                  
23時30分作成

 

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