2000/10/28 (土)
映画祭初日一発目は、「香港映画祭」のオープニング作品
「東京攻略」から始まった。
チケット発売開始から、わずか10分足らずで完売してしまったと言うだけあって、
朝早くから、当日券を買い求める方々で、長い列が出来ていた。

当日券を求めて、朝早くから長い列がっ!

会場となった「渋谷東急」 (824席)

会場の周辺と大混雑のロビー風景
AM:10:20
「香港映画祭」オープニング・セレモニー&「東京攻略」舞台挨拶

イーキンとアベちゃんの間に居る方は、馬楚成(ジングル・マ)監督

「ボク ハ イーキン デス!」と挨拶する鄭伊健(チェン・イーキン)と
一癖二癖あるキャラクターを演じたアベちゃんこと、阿部寛
「東京攻略」 2000年1月28日香港公開 上映時間:100分 ギャガ・ヒューマックス共同配給
2001年陽春 東急系にてロードショー
今年の旧正月に公開され、大ヒットとなった作品を、もう見れるなんて夢のようだ。
思った通り、トニー(梁朝偉)が話す日本語に会場は大爆笑!(拍手喝采!)
私も香港で2回見て来たが、終盤に明かされる登場人物達の正体がわからなかったので
何としても日本語字幕で確認したかった。
が、次に見る予定の映画に間に合わなくなってしまうので、張柏芝(セシリア・チャン)が
出てくる寸前の所で、下の会場(渋谷パンテオン)に、足早に向かうことになってしまう。
(一番肝心な所じゃないかっ!!)
あ〜ぁ ちゃんと、最後まで見たかったなぁ・・・(来年の一般公開まで待たなきゃいけないのか?)
「東京攻略」 オフィシャルサイト
劇場を出て、ロビーで身支度を整えていると、女性に声をかけられる。
「下の会場に行かれるんですか? 私もなんですよ。 間に合いますかね?」
何でもイーキン迷の方だそうで、今年2月に行われた「イーキン・パーティー」や、
8月の「CINE CITY」での、謝霆峰(ニコラス・チェー)の握手会に参加した私をご存知らしく、
「今日1日、がんばりましょうね!」
とおっしゃって下さった。
嬉しいなぁ・・・
20年間、こんなこと言われたことないもんなぁ・・・
いやいや、お互いがんばりましょう!
PM:12:40
ファンタスティック映画祭 2000
オープニングデイ:英雄伝説イーキン・チェン
はぁ〜・・・
なんとか間に合ったぁ!
お互いに、全然関係が無い訳でもないでしょうにぃ〜?
もうちょっと考えてくれよぉ!

例年変わらない、渋谷パンテオン前の風景
焦って、「東京攻略」を抜け出してきたのには訳がある。
この映画祭期間中、最も「貴重な」(だと私は思っている)
羅禮賢(ブルース・ロウ)のドキュメンタリー映画が上映されるからだ。
この後上映される2作品は、一般公開が決まっているから良いものの、
これは、いつまた陽の目を見るかわからない作品なのだから・・・
「猛龍特技」 香港アクション伝説

終始、和やかな雰囲気で行われた舞台挨拶

ニコヤカに質問に答える羅禮賢(ブルース・ロウ)と
監督デビューを果たした中田圭(ナカタ ケイ)さん
「猛龍特技」 香港アクション伝説 2000年 30分 ブルース・ロウ提供
とにかく見れて良かった。
本当に、これは貴重な映像満載である。
各作品で共演した明星のインタビューを交えながら、それを通して、
ブルースの人柄や、彼の映画にかける真摯な「姿勢」と言うものが伝わって来る。
やはりアクション映画を撮らせたら、ハリウッドも香港(映画)には敵わない。
そう痛感した1本であった。
どうにかして、ビデオリリースして欲しい作品!!(頼むよぉ〜!)
そうそう、この映画上映中、頭に来たことを何点か・・・
スクリーンに向かって写真を撮ってる人、やっぱり居ましたね
何にも写らないのに・・・・
ホント、迷惑です!!(やめてちょうだい!)
あと驚いたのが、ある明星が出て来ると
とっさに、「デジタルビデオカメラ」を取り出して、撮影していた人がいました!!
これって、「盗撮」じゃないか?
香港では、こういったものを元にして、「海賊版」をVCDを作っているのだよ!
これにはちょっと呆れました・・・と言うか、ちょっと悲しくなりましたよ。
明かに違法じゃないですか? これって?
当方のHPに遊びに来ていただいている方で、こういった行為をする人は
いないことを願って止みません・・・・

舞台挨拶終了後、ロビーで無防備にウロウロしているブルースを直撃!
「テラダさん! ロビーにブルースが居るよっ! 一緒に行こうよ!」
Nさんが飛んで来て、私にこう言うので、ロビーに行って見ると・・・
な、何をやっているんだ! ブルース!
ダメじゃないか! 無防備にウロウロしちゃぁ!(笑)
思いきって声をかけて見る。(まずは握手!)
「 Hi! Bruce! Say Hello To Japanese fans!」
「ハ〜イ! Hello!」
「我目弟ロ左B計画! 好好目弟ロ厄!」
(B計画見ましたよ! とっても面白かったです!)
「Thank You!!]
ブルースは、とても優しく対応してくれました。
香港の明星って、親しみやすいと言うか
ファンと身近な存在って、皆さんおっしゃるのがよくわかりましたよ。
ホントに、ナイス・ガイでした!!
決戦・紫禁城
超速伝説ミッドナイト・チェイサー
この日は、まさに「イーキン一色」という感じだ。
1日に彼の作品が、3本も上映されるのだから、
ファンにとっては、たまらない日になったことだろう。

カッコイイ男は何をやらせても様になる (う、羨ましい・・・)

舞台挨拶後、ファンタのボードにサインするイーキンと
右の写真の(左)の男性はマネージャーの米高(マイコー)さん

「決戦・紫禁城」 2000年 上映時間:106分 GROOVE&JCA配給
お正月第1弾 キネカ大森 にてロードショー
イーキンや華仔(アンディ・ラウ)も、期待するほど出て来ないのに、何故か香港で大ヒットした作品。(笑)
ワイヤーやCGを使って、それなりに面白く仕上がっているのだが、イマイチ、ピンと来ない。
最近になって、大躍進を遂げている、王晶(バリー・ウォン)の秘蔵っ子、張家輝(ニック・チョン)が
主演(ほとんどこの映画の主役と言っても良い)しているが、非常に下ネタが多く、
作品自体の質を下げてしまった感がある。(正直、観客の皆さん、引いていたんじゃないか?)
また、香港で大人気の台湾のTVドラマ「還珠格格」で一躍人気者になった、趙薇(ビッキー・チャオ)が
この作品で本格的に日本でも紹介されることになった。 日本でもブレイクなるか?!
「超速伝説」 ミッドナイト・チェイサー 1999年 上映時間:109分 Express+JCA配給
2000/11/25日 (土) より テアトル池袋にて レイトロードショー
香港版のタイトルは、「烈火戦車2 極速伝説」である。
そう、劉徳華(アンディー・ラウ)主演の名作、「フルスロットル」の続編という位置付けなのだ。(ですよね?)
しかし、前作と比べてしまうと、やはり質的に見劣りすると言うことは否めない。
監督が、劉偉強(アンドリュー・ラウ)。 この監督、私はあまり好きではない。
どの作品においても、変にトレンディー性、ファション性を助長しているようでならないからだ。
キャスティングも、ほとんど「古惑仔」と変わらないので、新鮮さに欠けるし。
気になったのが、陳豪(チャン・ホウ)が持っていた病原菌は、やっぱりxxだったのだろうか?
もしxxだったら、倫理上、問題じゃないか?(香港映画に倫理を持ち出すなんて、ヤボな話だろうか?・・・ 苦笑)
PM:19:50
香港映画祭
「公元2000」 2000年2月3日香港公開 上映時間:104分 日本公開未定
この映画、香港で2回見て、ストーリーがよくわからなかったので、
ぜひ共、日本語字幕付きで見たかった・・・が、余計によくわからくなってしまった。(笑)
しかし、監督が陳嘉上(ゴードン・チャン)ということもあり、ガン・ファイトは迫力萬点!
特に車一台隔てて、至近距離で撃ち合うシーンは、今までに見たことがない構図で
頭に焼き付いてしまった。
そして、この映画で忘れちゃいけないのが、廬恵光(ケネス・ロー)である。

彼が軍用らしき銃砲で、パトカーをブッ放つシーンは圧巻である。
この映画をご覧になった方は、最も強く印象に残ったシーンだったのではないだろうか?
香港映画史に残る名シーンと言っても過言ではないだろう。(それほど、強烈だったということです。)
また、郭富城(アーロン・クォック)が、しっかりアクションをこなしている点も見逃せない。
数えるほどしか映画には出ていない彼だが、「画面映え」するのだ。
1つ1つのアクションが、ピシッ! ピシッ!とキマル。
が、その他の俳優陣が、皆、ガタイが良く、しっかりした体格のアーロンも、彼らが出て来ると、
小さく見えてしまうのが、なんとも可哀相であった。
個人的には、シンガポールのエージェント役の頼興祥(ジェームズ・ライ)が気になった。(アメ食べる?の人)
廬恵光
「酔拳2」より
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