夢解釈・分析するためのアプローチ ■29■ TOP 01■02■03■04■05■06■07■08■09■10■11■12■13■14■ ドリームワーク

悪夢をみることのメリット?  悪夢と対峙することで、生きにくさを軽減することができます!

ネガティブな感情である「恐怖」を引き起こす悪夢をみることがある。
このときの脳波を調べてみたところ、現実場面で恐怖を感じているときに活性化する「脳の領域」と
同じ部分が活性化していることがわかっている。つまり、夢で感じる恐怖は、実際の恐怖と同じだということ。
現実場面の恐怖というネガティブな「感情」を体験、つまりシミュレーションしているのである。

この「感情」を担当する脳の部位が偏桃体である。
生きるための「知恵」ともいえる「感情」による行動のコントロールをしている。
ここが過剰に活性化すると、いわゆる「パニック」を引き起こす。
そうならないためには、前頭前野による「沈静化」の作用が必要となる。
沈静化のための脳内ホルモンがニューロン間に放出されるという手順を踏む。
悪夢を見ているとき、実際にこの手順が実行されている。

脳は、睡眠中に、「恐怖」に対抗するためのシミュレーションを行い、
必要不可欠な「脳内システム」を駆動しているといえるだろう。これが、悪夢を見るメリットなのかもしれない。

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