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補足 ■29■ TOP ■16■ ■17■ ■18■ ■19■ ■20■ ■21■ ■22■ ■23■ ■24■ ■25■ ■26■ ■27■ ■28■ ■29■ ■30■ ドリームワーク 悪夢をみることのメリット? 悪夢と対峙することで、生きにくさを軽減することができます! ネガティブな感情である「恐怖」を引き起こす悪夢をみることがある。 このときの脳波を調べてみたところ、現実場面で恐怖を感じているときに活性化する「脳の領域」と 同じ部分が活性化していることがわかっている。つまり、夢で感じる恐怖は、実際の恐怖と同じだということ。 現実場面の恐怖というネガティブな「感情」を体験、つまりシミュレーションしているのである。 この「感情」を担当する脳の部位が偏桃体である。 生きるための「知恵」ともいえる「感情」による行動のコントロールをしている。 ここが過剰に活性化すると、いわゆる「パニック」を引き起こす。 そうならないためには、前頭前野による「沈静化」の作用が必要となる。 沈静化のための脳内ホルモンがニューロン間に放出されるという手順を踏む。 悪夢を見ているとき、実際にこの手順が実行されている。 脳は、睡眠中に、「恐怖」に対抗するためのシミュレーションを行い、 必要不可欠な「脳内システム」を駆動しているといえるだろう。これが、悪夢を見るメリットなのかもしれない。 |
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